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スマホゲーム依存症part11

こんにちは!

アクシブアカデミー 東陽町校の及川です!

今回はスマホゲーム依存症についてお話していこうと思います。

スマホゲーム依存症part10の続きとなりますので、まだ読んでいない人はそちらを先にお読みください。

樋口進さんの著書 ”スマホゲーム依存症” を参考にお話します。

 

オンラインの時間を作る

 

スマホゲーム依存から回復するための効果的な方法は、普段から常に持ち歩いているスマホから物理的に距離を取り、意識的にオフライン(インターネットやネットワークなどに接続していない状態)の時間を作ることです。

しかし、24時間完全にスマホを断つのではなく、毎日の生活の中で、スマホを使わない時間を作っていく、という方が現実的です。

例えば、アルコールやギャンブルなどへの依存の場合には、依存の対象を完全に断つことが明確なゴールとなります。

しかし、スマホゲームをプレーするためのスマホは、私たちの生活と非常に密接に関わっており、これを完全に断つことはまったく現実的とは言えません。

 

スマホゲーム依存症part9の中でも紹介した通り、自分が日々、どのくらいスマホゲームに没頭しているかを知ることが、回復へのスタートラインです。

そしてスマホゲームのプレー時間や使用リズムを見直し、どのタイミングで、どの程度であれば、スマホゲームをやらずに過ごすことできるかを探っていきます。

ご家族と同居されている方の場合には、パートナーや親など、家族の協力が大きな助けになります。

例えば、あなたがスマホゲーム時間を減らしたいと思い、そのための努力を続けているとしましょう。

そんなあなたの目の前で、家族の誰かがスマホでお気に入りの動画を楽しそうに見ています。

あなたは「自分もスマホゲームがやりたいな」と、感じてしまうかもしれません。

キュー(きっかけ)に過剰に反応して、欲求をコントロールできなくなるのが依存の特長でした。

そのため、依存からの回復には家族全員の協力体制が必要になってきます。

家族全員スマホを使わないという取り組みは、本人が自制心を働かせやすい環境を生み出します。

スマホゲームをやらないことへの目的意識も明確になってきます。

 

スマホの使用を制限されることに関して、依存者が最も嫌がるのが、オンライン上の仲間と連絡が取れなくなることです。

オンラインゲームで他のユーザーと繋がりながらプレースていることも多いため、「自分がゲームに参戦しないと迷惑がかかる」「自分だけ後れをとる」と考える傾向があります。

また、スマホゲームだけでなく、SNSで友人と常にメールでやりとりをしている方の場合は、相手のメールに対して、すぐに返信できないことに強いストレスを感じる傾向があります。

でも、「うちにはスマホを使ってはいけない時間がある」という家族ルールがあることを、相手に知ってもらうように仕向けていくことで、この問題を解決した依存者もいます。

一人暮らしをしている成人の方の場合には、残念ながら、本人が自分でルールを決めていくしかありません。

ただ、依存の傾向を持つ方が、自分自身を律していくのは困難であるのも事実です。

そこで、おすすめなのが、ジョギングやスイミング、ジムでのトレーニングなどの運動習慣を、生活の中に取り入れることです。

当たり前のことと思われるかもしれませんが、これが意外と有効なのです。

 

第一に、スマホゲームをしていた時間を別の活動に置き換えることができます。

第二に、物理的にスマホを手にできない時間を、比較的たやすく生み出すことができます。

第三に、スマホを目につかない場所(ジムのロッカーなど)に隔離することで、「ゲームしたい」と思わせるキュー(きっかけ)を遠ざけることができます。

さらに健康維持までできてしまうのですから、言うことなしです。

このようにして、日常生活の中のスマホゲーム時間をいくらかでも短くすることができたら、次はいわゆる「スマホ断ちツアー」などに参加してみるのもいいでしょう。

スマホ断ちツアーとは、文字通りスマホを使わずに過ごすことを目的とした活動で、昨今注目を集めています。

これには、「スマホ利用の注意点」といった講習がセットになったNPO法人などが主催するものの他、「半日スマホを手放して、古都・鎌倉を散策しましょう」といったイベント感覚のものもあります。

何よりも重要なことは、スマホゲーム時間を減らすことを本人が自ら決め、そして実際に「減らせた」と実感することです。

この達成感が、回復への流れを確かなものにしてくれるでしょう。

 

「オフラインタイム」は夜間がおすすめ

いかがでしたでしょうか?

今回は自分でできる対処法についてお伝えしました。

次回 ”スマホゲーム依存症part12” では今回の続きで「依存かな?と思った時に自分でできる対処法」についてお話していきます。

 

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