英語で高得点を取るために必要な根本的な力とその伸ばし方

皆さんこんにちわ。アクシブアカデミー逆瀬川校です。さて、今回は今年度から始まる共通テストの対策について書いていきたいと思います。今回は英語に関して話を進めて行きたいと思います。

１.どんな力が求められるのか  

共通テストはセンター試験と傾向が異なりますのでそれに適した力をまずは基礎力として伸ばす必要があります。具体的には以下の点を伸ばす必要があります。

①長文内での語彙の運用力

②易しめの文章を読み解くための基礎的な読解力

③文構造を正確に掴むための精読力

④文章を速くかつ正確に読むための速読力

⑤大量の長文を時間内に読みための集中力

①について

英語長文を読むにあたってまず大事になるのはやはり英単語と英熟語です。これらがなければ文章の意味を把握することすらできません。しかし、英単語とその意味を１対１で覚えていても英語長文に十分に応用を効かすことができるかと言われればそうではありません。英単語には一つの単語につき複数の意味を持つ語があります。また、それぞれの単語につきその単語の持つニュアンスや背景というのも含まれます。意味を１つ覚えただけではたちうちできないように共通テストの英語はつくられています。文脈によりその単語の持つ意味も変わってくることがあるので意味というよりはニュアンスを掴むことが大事だと思います。ニュアンスというのは英単語の核の部分にあたるものです。その核さえおさえてしまえば意味に縛られることなく十分に応用を効かすことができるようになります。

②について

共通テストの英語長文にあたって最も大事になるのが読解力です。読解力を身につけるためにはある程度の根気と訓練が必要です。では具体的にどのように読解力を上げればいいのか。それにつきましては次回上げる読解力の伸ばし方についての記事を参照してください。具体的な読解力を上げる方法を載せたいと思います。共通テストの英語長文の文章は内容自体は難解なものではありません。しかし、基礎的な読解力を上げる訓練を怠っていれば高得点は望めないでしょう。

③について

英語長文を読む上で大事な読解力に加えてもう一つ重要な力があります。それは精読力です。精読力とは英語の文を１文１文正確に意味を取るための力のことです。精読力がないと文章を読む中で意味が取れなかった文の何がわからなかったをはっきりさせることができず、英語力向上へのステップが困難になります。

④について

優先順位的には精読力のつぎになると思いますが、共通テストの英語は文章量が多いので時間内に読むためにはある程度のスピードが必要です。なのでスピードをつける必要があります。しかし、最初からスピードをつけようと思って雑に文章を読んでいては③で言った精読力をつけることができません。なのでまずは精読力をつける練習を優先させるべきだと思います。ある程度精読力がついたら速読の練習に移ってもいいと思います。

⑤について

解いたことのある人だとわかると思いますが、共通テストの英語は長文の量が半端なく多いです。なので、最後まで体力を持続させるための集中力が必要になります。練習をするときは、ダラダラと読むのではなく、自分が集中できる環境で最大限の力をその都度発揮する必要があると思います。

２.各力を伸ばすための方法

まずはじめに文章を読む上で大事になるのが単語だと言いましたが、意味を覚えるだけでなくその単語が用いられている背景やニュアンスを掴む練習も必要でしょう。また、意味を推測する力も持ち合わせていた方が文章の読解力向上にもつながりなおさら良いでしょう。そこでその練習をするためのおすすめの参考書があります。それが下の速読英単語と速読英熟語です。

これらを用いて練習をすることで単語の意味だけでなく、その単語の使われている背景また単語の推測力をつけることができます。上の２つの参考書は長文の中で単語を覚えていくというスタンスを取るものなので長文を読むことにより文章の読解力を上げることもできますし、多読の練習にもなります。

使い方ですが、まず最初に各ページの左にある長文を読んでみましょう。最初はわからない単語があったり、意味がつかめない箇所もあるでしょう。最初はそれでいいのです。そしておおよそその文章が読めたと思ったら、次にその文章が何を言おうとしているのかという文章の趣旨を読み取ります。これにより、文章を理解するための読解力を身につけることができます。この作業は紙などに書く必要はありません。だいたいこんなことを言っているのだろうと自分がわかればいいのです。次に、一番最初に読んだ段階でわからなかった単語や文章の意味をまずは自分で一度考えて推測しましょう。推測の方法は前後の文脈から判断します。推測ができたら右に書いてある現代語訳をみてその推測があっていたのかを確認します。確認ができたら今度はそれぞれの単語の意味を覚えていきます。最初から完璧に覚えようとする必要はありません。単語は繰り返しが大事です。何回も復習することにより定着させることができます。一通り覚えたと思ったら次にもう一度長文に戻りましょう。そこでは精読の練習をします。各文ごとに文構造を把握していきます。この文には何の構文が使われているのだろうか。このitが示すものは何なのだろうかなどを考えながら読んでいきましょう。一通り全部の文の構造や構文がつかめてと思ったら今度はその文章を何回も音読していきましょう。音読により耳からの情報も得ることができるので五感を有効に使うことができます。最低でも１０回は音読しましょう。これにより速読力がつくので、文章を読むスピードがアップします。集中力を上げる方法はまた別の回で話したいと思います。

ここまで英語の基礎力を上げる方法を書きましたが、上記の方法をたった数回練習しただけではなかなか上達しません。何回も繰り返しが必要です。

以上の方法を何回も練習することで英語の根本的な力を伸ばすことができます。途中で諦めずに根気強く実践していきましょう。