【英語】北海道大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?


この記事では北海道大学の英語入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。東京大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

北海道大学の英語について

北海道大学の英語はとてもオーソドックスな問題形式をとっており、長文読解、英作文、会話文問題とバランスのよい出題が特徴です。奇抜な問題やとびぬけた難題は出題されませんが、標準〜やや難レベルの骨のある問題が中心になっています。読み書き全てにおいて穴のない総合的な英語力が必要です。

試験概要

【配点 : 150点/750点】

大文系の前期入試はいずれの学部も共通テスト300点、個別試験が一科目150点で三科目受験する必要があるため合わせて450点の合計750点の試験となります。(医学部、歯学部のみ面接点75点が別途加わる)大問および小問ごとの詳細な配点は公開されていません。

 

【試験時間:90分】

北海道大学の英語は90分です。北大英語はいずれの大問も長文からの出題となるため分量が多く、時間的制約は比較的厳しくなっています。自分に適した問題に対する取り組み方は人それぞれですが、英文法や文構造を問うものが中心で答えやすい空欄補充問題の大問4を先に済ませたり、英作文が得意な受験生は英作文の大問3を終わらせてから、一般的な長文読解である大問1,2に時間をかけるやり方が一般的です。一つの小問、大問に時間を使いすぎず、事前に決めていた時間配分に従って時間管理をしながら解き進めていくようにしましょう。

例:大問4(15分)→大問3(20分)→大問1(25分)→大問2(25分)

 

【出題傾向】

  • 第一問:長文読解
  • 第二問:長文読解 
  • 第三問:英作文
  • 第四問:長文空欄補充(文法中心) 

 

・長文読解

長文二題はいずれも600〜700語程度であり、二題合わせると1300語ほどの文章を読む必要があります。文章の難易度は比較的易しく、単語、文法ともに基本的な知識事項について十分に精通しているかが問われます。英文和訳、内容説明、内容一致問題が中心のオーソドックスな長文読解問題です。まず問題文を8〜10分程かけて一度読み終えた上で、各傍線部や空欄周辺を振り返る方法が理想的です。時間に押されている状況であれば、言い換えや空欄など読みながら解答できる問題を読解中に解くということも考えられますが、内容について問う問題が多いことからも文章の全体像をつかんだ上で解答する解き方が最適だと考えられます。

・英作文

例年、穴埋め型の短文英作文二題と70〜100語程度の自由英作文一題の計三題の構成となっています。穴埋め型の短文英作文は、約400語の問題文を読んだうえで自分の言葉で内容を説明したり、要約したりするものとなっています。本文中の表現をそのまま使わないよう指摘があるため、自分で英文を書く能力が必要とされます。自由英作文は問題文に対し同意、もしくは反対の立場から根拠を複数述べた上で自分の意見を記述する比較的一般的な形式となっています。立場については賛成か反対か、問題文の指示で固定される場合もあります。

・長文空欄補充

会話文を読んだうえでその要約文について穴埋めをする問題形式になっています。空欄の数は通常12個で、それぞれ選択肢から単語を一つ選択して記号で答える形ですが、一つの空欄について四択から選択する場合と一つの語群の中からそれぞれ空欄に適するものを選択する多肢選択式が取られる場合があります。速さは求めつつも文意は的確にくみ取ることが大切であり、その上で品詞や語系に注目した語法、文法的な分析を行う必要があります。標準レベルの出題がほとんどですが、迷った問題は一度保留してできるものから解いていくようにしましょう

北大英語の具体的な対策方法

北大英語は比較的オーソドックスな出題が中心であり、基本的な知識事項を穴なく抑えたうえで、それらの知識を長文読解をスムーズにこなせるような実践的な知識に昇華させていく必要があります。それを可能にするのはたくさんの演習であり、またその過程で自分の読解がうまくいかなかった要因をその都度解消していくことが大切です。

長文読解

北大英語では長文が全ての大問で出題される為、長文読解力は最も重要なファクターと言えます。出題される問題文は難解すぎるものではありませんが、そもそも長文読解自体多くの受験生にとって躓きやすいポイントの一つであり、北大レベルの読解力を身に着けるためには長期的かつ効果のある学習が必要です。(こちらも参照→ https://axivacademy.com/subject/english/185696

  • 単語

知らない単語が多い場合、スムーズな読解ができないばかりかそもそも文章が読めないという事態に陥ります。北大英語の読解で求められる英単語は標準レベルのものがメインなので、まずは市販の単語帳を使い標準レベルの単語をきちんと抑えましょう。市販の単語帳を用いて最低限の単語について確認できた後も日々の問題演習の中で自分の語彙力をアップデートしていくことを忘れないようにしましょう。文章中に出てきたわからなかった単語はそのままにせず、自分で単語帳を使ってそこに書き込んでいくようにしましょう。

  • 文法・英文解釈

文法も同様に、標準レベルの知識を完璧にしておくことが大切です。共通対策も合わせて基本的な文法参考書を用いて一通り文法を確認したのちは、読解の中で知識を確認、更新していきましょう。読めなかった部分は徹底的に確認することが大切です。長文読解の演習レベルを上げていくと、基本的な文法はわかっていてもなかなか読みづらくなっていくものです。そういったときに役に立つものが英文解釈というジャンルです。文中の単語について品詞単位で細かく役割、関係を考えていく練習は、長文読解に大きな効果をもたらします。文章を正しく読めるようになると、迷いも少なくなり読むスピードも早くなります。

  • 演習

長文読解の得点率を上げるには、実際に十分な量の長文演習を行うことが大切です。始めは難易度の低い文章から始めていき、段階的に演習素材のレベルを上げていくと効果的に対応力を伸ばすことができます。また、始めは精読を重視した読解を行い、最終的には二次を意識して時間制限を書けるようにしましょう。前述したとおり演習はその前提である、単語、文法の確認作業としても使用し、知識の拡充を忘れないようにしましょう

英作文

北大英語の英作文は受験生間でも対策に差が生まれやすく、得点を左右しやすい分野です英作文は手薄になりがちな分野ではありますが、きちんと時間を取って対策する必要があります。北大英語の英作文は文章の内容を自分の言葉で再度説明する、つまり書く内容はすでに決められているほぼ英訳といえるものと、自分の意見を根拠と併せて述べる自由英作文のどちらも出題されます。

まずは英訳から始め、自分で英作文をすることに抵抗がなくなったら自由英作に移りましょう。英作文のコツはいくつかありますが、講義形式の参考書を用いてそれに沿った対策をするのが良いでしょう。自由英作文ではそれに加え、意見を述べるのに最適な形式を学んだりできるだけ簡単な表現を使えるよう意見を工夫したりするなど様々なテクニックも必要になりますが、こちらもやみくもに文章を書くのではなく、市販の参考書を用いた勉強を進めていくとよいでしょう。また学校の先生や添削サービスを利用出来ればなおよいですが、答案を自分で添削をするようにして地道に改善していきましょう。

空欄補充問題

こちらも基本的な英語長文がベースにあることは確かですが、一般的な長文読解とは違い部分部分の文法、語法要素が問われる問題です。従って空欄と離れている部分は速読で文意を読み取り、空欄の文章に時間をかけて考察する必要があります。

基本的な問題内容は文脈判断・語法・文法がメインですこちらは共通対策も兼ねた基本的な文法・語法を知識として確定させることでかなり高得点が狙える大問であることが多く、基本的な文法・語法問題集から過去問演習をかさねることで十分な対策ができると考えられます。文章量が多いので速読についても意識しておきたいところです。英文を前から読むことを意識して時間制限を設けた長文読解を行うことや、それが難しくとも長文読解で使用した文章を繰り返し読み返すことが効果的です。

最後に

北大英語の対策は以上になります。いかがでしたでしょうか?北大英語は国公立二次においてはスタンダードな問題形式であり、きちんと自力を反映しやすい良問が出題されやすくなっています。受験生の皆さんは時間的にも精神的にもつらい時があるかもしれませんが、基本から焦らず段階を踏んで学習を進めていきましょう!合格を目指して頑張ってください!

 

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