「浪人を決意したけれど、どれくらいの費用がかかるのか不安…」
「大手予備校の料金が高すぎて、どうにか費用を抑えられないか悩んでいる」
そんな悩みを抱えている方は少なくないでしょう。
浪人生活を送るにあたって、予備校にかかる費用は避けて通れない重要なポイントです。
そこで、今回は大手予備校5社の料金比較と、費用を抑えるための具体的な方法についてご紹介します。
しっかりと費用感を把握し、無理のない浪人生活を送るための参考にしてください。
目次
浪人にして予備校にかかる費用は1年間で「約150万円」
浪人生活において、予備校にかかる費用は1年間で約150万円が一般的な目安です。
この費用には、授業料をはじめ、模試の受験料や夏期・冬期講習の費用が含まれます。
大手予備校の場合、授業料は約70万~80万円、講習費用が20万~40万円、模試の受験費用が数万円程度かかります。
しかしながら、地域やコース、選択するカリキュラムによって、実際の費用は異なることもあるでしょう。
次の項目では、各予備校別の費用目安を詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
予備校費用の目安
まず、予備校費用についてです。
もちろん通う予備校やコースによって異なりますが、大体の額で言うと以下の内訳になります。
参考:浪人で必要な費用の内訳は?予備校の相場や費用を抑える方法なども解説 – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX
模試の受験費については、駿台や河合塾では「塾生は無料」となっているケースも少なくありません。
そのため、あくまでも目安と捉えておくと良いでしょう。さらに分かりやすくするために、大手予備校5社を例に出して解説します。
今回は、以下の5つの予備校を取り上げました。
駿台 河合塾 代々木ゼミナール 四谷学院 東進ハイスクール
参考:駿台の高卒/浪人生クラス 大学受験予備校/学習塾
夏期講習のご案内|大学受験予備校 駿台予備学校
駿台模試・学力判定テスト|大学受験予備校 駿台予備学校
浪人で必要な費用の内訳は?予備校の相場や費用を抑える方法なども解説 – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX
参考:学費・入塾手続き方法 | 大学受験科 | 大学受験の予備校・塾 河合塾
受講料・お申し込み方法 | 夏期講習(高校生・高卒生) | 大学受験の予備校・塾 河合塾
東大理類アドバンストコース | 東大理類オンライン講師個別指導プラスコース | 東大理類コース | 関東 | 高卒生 | 大学受験科 | 大学受験の予備校・塾 河合塾
浪人で必要な費用の内訳は?予備校の相場や費用を抑える方法なども解説 – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX
参考:代々木ゼミナール 2023|大学受験科【本部校】
代々木ゼミナール(予備校) | SAPIX YOZEMI GROUP模試 受験料について
浪人で必要な費用の内訳は?予備校の相場や費用を抑える方法なども解説 – 受験情報ブログ|高田馬場のコーチング型大学受験学習塾STRUX
参考:高卒生コース 学費・料金のご案内 | 四谷学院 | 公式サイト ng_guide_j_2025.pdf
参考:東進ハイスクールの学費は高い?パターン別に年間料金を算出 – 合格応援隊
浪人でかかる費用はどれくらい?大手予備校5社の料金を徹底比較 | お金マニュアル
受験料の相場
次に、受験料について確認していきましょう。
受験料は利用する入試方式や大学の種類によって異なりますが、以下に一般的な受験料を提示します。ぜひ参考にしてください。
私立の医学部・歯学部や医科単科大学は、他の学部に比べて受験料が高く、1校あたり6万円以上かかることも珍しくありません。
浪人生は現役生以上に確実な合格が求められるため、「浪人したのに全て不合格」という事態を避ける必要があります。
そのため、現役生よりも多くの大学を受験する傾向があり、結果として受験料の負担も大きくなりがちです。
私立大学を数校に加えて国公立大学も受験する場合、受験料だけで合計10万円以上かかることもあります。
さらに、地方の大学を受験するとなれば、移動のための交通費や宿泊費も負担しなければなりません。
寮費や生活費がかかるケースもあり
予備校の中には、浪人生向けに寮を運営しているところもあります。
地方から上京して寮に入ったり、一人暮らしをしたりする場合、学費とは別に生活費が必要になります。
例えば、東京の難関大学を目指す地方の受験生の中には、難関大対策に特化した全寮制予備校に通う人や、大手予備校のある都市で一人暮らしをする人もいます。
予備校と提携している寮は比較的安い場合もありますが、それでも年間150万〜200万円以上かかることが一般的です。
また、提携寮がない場合は自分で住まいを確保しなければならず、短期滞在ならホテルやマンスリーマンションを利用するケースもあります。
その場合、費用がさらに高くなることも考えられます。
浪人にかかる費用を抑える方法3選
ここまで浪人にかかる費用について解説してきましたが、「具体的な費用は分かったもののできるだけ費用を抑えたい…」「費用がかかるから諦めようかな…」という方も多いことでしょう。
ここでは、浪人にかかる費用を安く抑えるための方法をいくつか紹介します。浪人生活における費用負担を軽減するための具体的な方法は、以下の3つが揚げられます。
1. オンラインサービスや通信教材で学習する
従来の予備校に通う代わりに、オンライン学習サービスや通信教材を活用することで、学費を大幅に削減できます。
例えば、スタディサプリやZ会などのオンラインプログラムは、年間数万円から利用可能で、予備校の授業料と比較して経済的です。
ただし、自己管理能力が求められるため、計画的な学習が重要となります。
参考:【浪人を最安値で乗り切る方法】浪人生がスタディサプリで受験勉強するメリット・デメリット | 【公式】アクシブアカデミー|大学受験の1:1個別予備校
2. 予備校で受講する科目を苦手分野に絞る
全科目を予備校で受講するのではなく、自分の苦手な科目や重点的に学習したい分野に限定して受講することで、費用を抑えることができます。
例えば、英語や数学などの苦手科目のみを予備校で学び、他の科目は独学やオンライン教材で補うといった方法です。これにより、授業料を半減させることも可能です。
3. 奨学金や特待制度を利用する
予備校では、成績優秀者向けの特待生制度や奨学金制度を設けていることが多いです。これらを利用することで、授業料の一部または全額が免除される場合があります。
また、日本政策金融公庫が提供する「国の教育ローン」などの公的な教育ローンを活用することも検討できます。
ただし、これらの制度には応募条件や審査があるため、事前に確認が必要です。これらの方法を組み合わせることで、浪人生活にかかる費用を効果的に抑えることができます。自身の状況や学習スタイルに合わせて、最適な方法を選択してください。
予備校を選ぶ際のポイント
浪人生活を送る上で、予備校選びは非常に重要な決断です。適切な予備校を選ぶことで、学習環境や指導方法が自分に合い、効率的な学習が可能となります。
一方で、選択を誤ると、時間や費用の無駄になりかねません。予備校選びの際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
1. 自分の学習スタイルと相性の良い指導方法を選ぶ
予備校には、集団授業、個別指導、映像授業など、さまざまな指導方法があります。
自分がどのような学習スタイルで効果的に学べるかを考え、それに合った指導方法を提供している予備校を選ぶことが重要です。
2. 志望校への合格実績とカリキュラム内容を確認する
志望する大学への合格実績が豊富な予備校は、効果的な指導法やカリキュラムを持っている可能性が高いです。
また、志望校の入試傾向に合わせたカリキュラムが組まれているかも確認しましょう。
3. 施設やサポート体制をチェックする
自習室の有無や、質問対応のサポート体制など、学習環境が整っているかを確認しましょう。
浪人生であれば、1日中予備校にいることが考えられます。
その中で、学習に適した環境でないとストレスを感じてしまったり、集中できなかったりします。
予備校の環境として、周辺に遊んでしまう場所はないか、自習室は満足に使えるかどうかをチェックしておきましょう。
特に浪人生は、精神的なサポートも重要です。メンタル面での支援があるかどうかもポイントです。
学習方法が分からなくなったときや、どうしても不安になってしまったとき、頼れるチューターなどが在籍しているだけでもかなり成績がよくなりますよ。
4. 費用とコストパフォーマンスを考慮する
予備校の費用は大きな負担となります。
自分の予算内で、最も効果的な学習ができる予備校を選ぶことが大切です。
また、奨学金や特待生制度など、費用を抑える方法があるかも調べてみましょう。
5. 複数の予備校や塾の体験授業を実施してから決める
体験授業を受けることで、実際の授業内容や雰囲気を直接感じることができます。
しかし、体験授業は予備校が魅力的に見せるために工夫されている場合が多いため、1回の体験授業だけで決めるのは避け、複数の予備校や塾の体験授業を受けて比較検討することが重要です。
ただし、あまり多くの体験授業を受けると、選択肢が増えすぎて迷ってしまう可能性があるため、2~3校に絞ることをおすすめします。
これらのポイントを踏まえて、自分に最適な予備校を選ぶことで、浪人生活を有意義なものにすることができます。
参考:浪人生が予備校に行くべき理由と選び方|予備校に行かない場合の注意点とは(2024年最新) | 坪田塾【公式】個別指導の学習塾
浪人でかかる費用はどれくらい?大手予備校5社の料金を徹底比較 | お金マニュアル
まとめ
浪人生活に必要な費用は約150万円以上かかり、大きな負担となることもあります。
しかし、事前にしっかりと計画を立て、選択肢を検討することで、費用を抑える方法もあります。
大手予備校の料金を比較し、オンラインサービスや通信教材、または必要な科目に絞った受講などで無駄な費用を減らすことが可能です。
奨学金や特待制度を活用するのも有効な手段です。
最も重要なのは、自分に合った学習方法を見極め、無理なく続けられる環境を整えること。
浪人生活を充実させるために、費用面でも賢く選択していきましょう。