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東大生が実践している勉強法!
東大生がまず意識しているのはメタ認知です。
メタ認知というのは、自分が認識していることを客観的に意識することです。
俯瞰や客観視とも近い概念です。
これの何がいいのかと言いますと、よくテスト前の勉強で英単語をただただノートに書き写し続け、何百回も書き続けたことを誇りに思っている方もいます。
しかし、その何回も書いたからテストの成績も良いかと言われるとそうではありませんよね。
単純な暗記に頼る勉強法では実際の効果は非常に少ないことが言われています。
そこで重要になってくるのが客観的に自分の状況を把握することで、勉強つまりは記憶の方法にも戦略を立てることです。
記憶のストラテジーは様々なものがあります。
つまりただただ勉強するのではなく、勉強方法を確立してから勉強に臨む方がいいです。
その方法には色々とありますが、PQRST法や忘却曲線を利用した間隔伸長法などがあります。
また、書いたり読んだり図を書くような視覚的なイメージだけでなく、読み上げたり聞いたりするような言語的な情報の二つを併用した覚え方も実践されています。
これらの方法はそれぞれ特徴がありますので、次の段落でどのようなものかを紹介していきます。
実際の勉強への活かし方
PQRST法は、previewとquestion、readとstateにtestの4つの頭文字をとっています。
日本語では、予習と質問、熟読と記述そして検証と言われてます。
方法としては、まずは覚えたいテキストをざっくりと読む予習という段階を行う勉強です。
次に、キーワードを意識しながら自分で質問を作り、そして熟読の段階ではその問題の答えを探るようにしながら丁寧に読み、記述の段階で書き出します。
検証ではそれがあっているのか確認し、間違っているならなぜかを復習する段階です。
このように、同じテキストでも意識しながら読むことで記憶の定着を促します。
また、この方法は短期的な記憶や暗記には役立ちますが、長期的にはだんだんと忘れることが言われています。
それが忘却曲線です。ただし、数日後、数十日後などと間隔を延ばしながら復習すると記憶は長期的に保存されやすいと指摘されています。
それが忘却曲線を利用した間隔伸長法です。
さらに、記憶には視覚的な記憶と言語的な記憶の2種類があると言われています。
覚える際に、視覚を利用したイメージを書き出し、かつ繰り返し口に出して耳からも情報を聞いて覚えるような視覚と聴覚を併用した勉強法も重要です。
科学的根拠
そもそも記憶の段階には、情報を脳の中に取り込む符号化と、その情報を記憶に入れ込み次に引き出すまで保管する貯蔵という段階があります。
そして、それらの情報を必要な時に呼び起こす想起の3つの段階からなります。
この観点から考えると、一つのことでも多くの情報を伴う符号化ほど記憶痕跡が残りやすいことが挙げられます。
さらに、何度も何度も想起を繰り返すと記憶は強化されることが言われています。
そのような根拠をもとに、博士の方々によってPQRST法や忘却曲線を意識した間隔慎重法などの論文が数々報告され、科学的根拠が伴うようになってきました。
さらに、一般健常者だけではなく、健忘症を呈す高齢者や、事故によって記憶を司る部位に損傷を起こし後遺症に記憶障害を認める対象者に、これらの方法をリハビリテーションの一環として行われるようになりました。
また、記憶は視覚的記憶と言語的記憶の2種類があると言われています。
それぞれの情報が脳の中でたどる経路は違います。
視覚的イメージは脳の中でも右の側頭葉に貯蔵されやすく、言語的な情報は左の側頭葉に貯蔵されやすいです。
つまり、視覚的と聴覚的な情報の両方を併用することで、脳の左右に貯蔵できるため多くの情報を保存できます。
まとめ
これらの実践方法には汎化効果も認められています。
汎化効果とは覚えたこと以外も覚えやすくなるという効果です。
つまり、これらの方法に熟知しておくと普段からその方法を意識するようになり無意識に実践できます。
東大生のノートやまとめ方、勉強の仕方が綺麗と言われることが多いです。
東大生だから綺麗なのではなく、様々なストラテジーを実践していくうえで勉強方法がスマートになり、その結果として東大生になったという方が正しそうですね。
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