成績アップのコツは反復練習
―――第1志望合格おめでとうございます。一生懸命頑張ったおかげですね。ぜひ、受験で大切にしていたことを教えてください。
「問題を繰り返し解き直すことは大事だと思います。例えば、古文上達をやった時に学校の授業でやっているように復習やってみようって思い付いたんです。特に古文の品詞分解を解き直ししました。アクシブで先生に毎回毎回“これって反語ですか?疑問ですか?”とか、いろいろ質問しまくって品詞分解を繰り返し解き直していたら、成績が急激に上がりました。解き直すことは古文に限らず、どの科目でも大事です。
あと、分からなかったら先生にすぐに聞いていました。質問がメッチャ多かったと思います。自分でも少し考えるんですけど、無理と思ったら駆け込むみたいな(笑)。すごくしょうもない質問もたまにあったんですけど。でも、自分で5分考えて無理って思ったら聞いた方が早いって判断します」
―――確かに質問はすごく多かったね。細かいところも聞いてくれた気がします。
「あと、メンタル的にブレなかったのは強いと思いました。勉強したいことが決まっていて学部も絞っていたので、併願を勧められても絶対にしませんでした。意志の強さは後々重要になったと思います。自分はこの専門について学びたい、よし!みたいな感じで踏ん張れましたね」
児島惟謙に憧れて法学部の道へ
―――高校2年生から通ってくれていますが、志望校はどうやって決めましたか?
「志望校はアクシブで相談しながら決めました。合格した関大はお母さんが教えてくれました。それから関大の法学部のホームページで児島惟謙が創設者と知ったんです。児島惟謙になりたいと思って法学部に決めました(笑)」
―――児島惟謙になりたい……?
「児島惟謙は昔の裁判官です。国家が処刑しろと命じた人に対して、違憲だと主張して正当性を持って裁きました。中学校の資料集の端っこに書いてあって、すごいと思っていたんです。その人が関大を建てたと聞いて、取りあえずよく分かっていないけど法律を勉強しようと思って法学部に決めました。そのときにカズユキ先生が法学部なのでいろいろ教えてくれました」
―――いつの時期から受験を意識して勉強を始めましたか?
「本格的に勉強をやろうと思ったのは3年生になった時ですね。それまでは冬だったので、ずっとスキーをしていました。その頃は課題だけをやっていた状態です。自分しっかりけじめを付けようと決めて、修学旅行が終わったら受験生っていう気持ちで修学旅行に行って、受験モードに切り替えたのを覚えています」
12月末、スランプ状態に……
―――受験を通して印象に残っているプラスな出来事はありますか?
「過去問を解いて国語が85%取れた時とか、目に見えて成績が上がった時はうれしかったです」
―――点数を出すことでマイナスの面もあると思うけど、点数を出した方がいい?
「点数を見ないと自分の位置が分かりません。国語の高得点は何回か取りました。メッチャうれしかったです。その後下がったんですけど、それは置いておいて(笑)。解いていると、解けるようになった実感が湧くんです。成長していると実感することができました」
―――しんどかったことやつらかった時期はありましたか?
「英語の長文をひたすら勉強していて、英語の長文力が上がってきた時に公募だったんです。だから、正直ちょっときついと思っていて。でも、公募に落ちたことに関しては、正直何も思いませんでした。結果を見てちょっと安心したくらいです。公募で女子大を見に行って、自分には女子大は向いていないと感じました。
公募の結果は、不合格・不合格・不合格だったので、しんどかったんですけど。でも一般じゃないし、まだまだじゃんって思ってたんです。11月だったので、あと2カ月ちょっとあると思って前向きでした。
一番つらかったのは、この点数だったら絶対いけるって言っていたのに、12月の末に点数がガーンって下がって、やればやるほど合格最低点にたどり着かない時が一番きつかったです」
自分を客観視してスランプ脱却
―――しんどかったとき、どうやって乗り越えましたか?
「すごく不安な時はトイレに駆け込んで、ネットで『受験前 点数 下がる』と調べました(笑)。周りに自分と同じ状況の人はいるのかなと思って調べて。あとはタクト先生とか、英語のユリナ先生とか、いろんな先生に相談しました。ユリナ先生は受験2日前まで下がっていたと体験談を話してくれたんです。『もうやるしかない。自信を持ってやった方がいい』って言ってもらって、気持ちが落ち着きました。
それから、自分の立ち位置を客観視するためにプライドを捨てました。自分はこの学校までいけるからとか、そういう考え方をやめて現実を見るようにしました。そうしていなかったら本当に受かっていないと思います。
自分が今どの科目の点数が取れて、この点数だったらどれくらいまで取らないとダメなのか、どれくらいまで伸ばさないとダメなのかを考えて、無になりました(笑)。それが一番難しかったと思います。私は通っている高校で勉強を頑張っていることを誇りに思っていたんです。厳しいことだけど、それを捨てないと無理でした」
―――なかなかしんどかったと思いますが、よく頑張りましたね。
勉強時間を逆算して1日13時間の猛勉強!
―――しんどいことも乗り越えて受験勉強を継続してきたわけですが、継続するコツはありますか?
「私は中学の時から誰よりも早く塾に入って、誰よりも遅く塾から出ることを意識していたんです。でも、アクシブに入ってから、圧倒的に勝てない人が1人いました。私は現役なので、浪人生には勝てないじゃないですか。しかも、その人が来る時間は7時ですよ。それをお母さんに言ったら、女子には7時は無理って言われました(笑)。
だから、人ではなく自分と比べることを優先しました。先週よりも時間を増やそうとか。アクシブでは何時間勉強したかを記録して数字で把握できるので、モチベーションに繋がっていました。
受験期のラストスパートの話になるんですけど、ひたすら勉強して1日に13時間くらいやっていました。1日12時間では少ないと思っていたので。1週間で合計88時間です。1日に何時間やるかを逆算して8時半に入って22時に帰ると決めたんです。勉強した時間が分かるのは強いと思います。今日はこれだけやってたけど寝ちゃったし、もうちょっとやらないとヤバイなとか、反省にも使っていました。なので時間を見るのは大事だと思います」
―――勉強時間を把握することが大事だということですね?
「そうです。特に学校がある時は1回帰ったら終わりだと思っていたので、そのまま来ていました。帰ったら絶対に終わります。アクシブは、自習室がいつでも使えるところがメリットじゃないですか。家だと誘惑がいっぱいある状況で、例えばお茶を取りに行こうとしたらテレビがついていて気になっちゃったとか、よくありますよね。
そんな誘惑がないのは自習室しかありません。学校帰りで疲れているけど、自習室に行くことで切り替えがしっかりできました。部活が終わってから塾に入ると、今から勉強しないとダメだと勝手に切り替わるので、継続できていたと思います」
アクシブが精神的な支えになっていた
―――他にアクシブのオススメポイントはありますか?
「個別なので良かったです。個別は個別でも、何か他と違うんですよね」
―――何が違ったと思いますか?
「アットホームなんです。すごく雰囲気が柔らかい感じで、入りやすかったですよね。アットホームなので何でも聞けるし、親身になってくれる。大人数の生徒の中の1人というより1対1な感じでした。メンタル面の土台が崩れなかったのは、そのおかげだと思っています。
あとは、自習室です。月火水木金土日の朝7時から22時まで、これは本当に強い。受験生にとって、すごくありがたいことだと思います」
―――どんな人にアクシブをオススメしたいですか?
「まず、勉強の計画が立てられない人です。1週間でこれをやろうとか、分からないんですよね。お兄ちゃんやお姉ちゃんがいたら分かるかもしれないんですけど。大学受験のノウハウが分からないので、先生と一緒に1週間の予定を立てることで、何をしたらいいのかが分かりやすくなりました。だから、自分で何をやればいいか分からない人にはすごくオススメだと思います。
あとは、1対1なのでメンタル的に支えになってくれます。親身に自分の話を聞いてほしい、自分のことをもっと知ってほしい、今の自分の立ち位置をもっと教えてほしいと思う人には、すごくオススメだと思います。私自身がそうでした」
受験生にメッセージ
―――受験生に向けて、アドバイスをお願いします。
「自信をなくす時期があると思うんですけど、自分の立ち位置や現実をしっかり見て踏ん張るしかないです。勉強すればするほど身に付くことはたくさんあるので、それを実感して、できれば勉強を楽しいと思って。
受験期間に本当に大丈夫なのかなって私は思ったので、自分を信じるのは難しいと思うんですよ。今、私から言えるのは、間違いのない努力をすれば結果は付いてくるということです。これは私がすごく実感して、うれしかったことなので、信じて努力してください。楽して受験するのは無理なので頑張るしかないと思います。頑張れ!」
―――ありがとうございます! 1年半頑張ってくれて、最後は第1志望に合格しましたね。本当にお疲れ様でした!