英語が苦手で面倒をかけてしまったスケジュール管理
―――受験お疲れさまです。受験生活はどうでしたか?
「長いようで短かったですね。振り返ると、初期は思っていた以上に成績が伸びなくて。でも、後半につれて先生方がサポートしてくれたので、すごく心強かったです。人生経験としても、すごく重要な期間になったと思います」
―――先生のサポートが心強かったというお話でしたが、個別授業はどうでしたか?
「僕の場合、英語と国語で先生が分けられていました。お二人とも大学生で、ご自身が専攻していらっしゃる教科を担当してくれたので、その学問の奥の深さを教えていただきました。“なぜそうなるのか?”だけだったら面白くないので、僕の興味に合わせるように関心を深めてくれて、モチベーションがすごく上がりましたね。すごく工夫されていたと思いました」
―――先生と一緒に1週間どんな感じで勉強するかという勉強の予定も立てていたと思います。英単語を覚えるのが苦手だったと思いますが、そういうことも考慮して予定を立てていましたか?
「英単語を覚えることが苦手で、すごく迷惑をかけたと思っています。独断でやりたい勉強を優先してしまって暴走してしまうことが初期にあって……。でも、先生は文句を言わず、それに合わせる形で予定を作ってくださいました。
自分のペースに合わせつつ“このままだったら、どういうことになってしまうのか?”という忠告も込みで全体的に管理していただきました。先生は自分のことのように考えて管理してくださって、とてもありがたかったです」
地理を封印して軌道修正
―――受験生活の中でつらかったことはありますか?
「自分の独断で勉強してしまう癖があって“このまま暴走したらマズいよ”ということで、すごく好きな地理を封印されていた時期がありました。その時にモチベーションを失ってしまって、しかも、同時にすごく苦手な英語を重点的にやっていて……。英語は伸びないわ、地理はできないわ、という感じで、少ししんどい部分はありました。
それと、学校で周りが指定校推薦や連携校推薦でどんどん決まっていったので、自分だけが勉強をしていました。『周りに流されてしまったら大学に行けないかも……』という緊張感とうらやましさがあって、しんどかったです」
―――モチベーションはどうやって復活させたんですか?
「決めた予定に沿って暴走せず勉強しました。その結果、地理を戻していただいたので、モチベーションも戻りました」
―――やれることをやって、自分の力で取り返したんですね。
―――自習室にはよく来てくれていましたよね。自習室を使ってみてどうでしたか?
「アクシブアカデミーに入る前は、そもそも学習意欲がありませんでした。以前通っていた塾では自習室に行っても寝ているだけだったんです。正直、行っている意味がない。
でも、アクシブは他の自習室と違って、受験生の皆さんが切羽詰まったような感じで、いい意味でずっとピリピリしています。みんなが緊張感を持って勉強に臨んでいたので、自分もやらないといけないと思いました」
『もういいよ……』と思うほどの面接練習
―――AO入試で合格しましたが、アクシブでのAO入試対策はどうでしたか?
「正直、AO入試での合格実績が謳われている感じがなかったので、最初はとても不安でした。ですけど、教室長の小林先生をはじめとした先生たちがアドバイスをしてくださいました。具体的には、作文の基礎について『こういう言葉を使い回すとあまり良くない』と教えていただきました。
僕の受けたAO入試は2段階ありました。1段階目の課題レポートでは、まず原案を教室長の小林先生に持って行って修正していただきました。だいぶ修正されて返ってきたので、自分の実力で合格するのはしんどかったと思います。
1次に無事合格できて、2次の対策をする時には1週間くらい学校を休みました。その1週間、教室長の小林先生が付きっきりになってくれて。作文の添削と面接練習を『もうやらんでいいんじゃないかな』と思うくらいまでやってくれました。とてもありがたかったですし、心強かったです」
―――AO入試は特殊ですもんね。AO入試や推薦入試にチャレンジしてみて、どうでしたか?
「正直、合う・合わないがあるので、誰にでもおすすめすることはできないです。受験校選びで学歴を重視している人がいると思います。そういう人にはしんどいかなという印象があります。
一方、ある程度、自分のやりたいことが決まっている人にはおすすめできます。僕もそうでしたが、やりたいことが決まっている人は自分が得意な教科で志望校に行ける確率を上げられる面があるので、AO入試や推薦入試はそこがいいところです」
―――もともと地理が得意でしたよね。得意を極限に活かした入試方式だったと思います。ここまでピッタリはまる入試方式を見つけられたのは良かったですよね。
『無理だろう』と思っても希望を捨てないで!
―――AO入試や推薦入試について「どうせ出願できないだろうな」と諦めている人もいると思います。そんな受験生にメッセージはありますか?
「僕も最初は『立命館は無理だろうな』と思っていました。もともと立命館大学よりもワンランクもツーランクも低い大学を志望していたのですが、教室長の小林先生や朝倉先生にいろいろ調べていただいて『地理ができるなら立命館大学があるよ』と言われました。『いや、無理だろう』と思ったのですが、AO入試があることを知って、それに間に合うような勉強スケジュールを全体的に調整していただきました。
なので『無理だろう』と思っている人も、希望を捨ててはいけないと思います。人生において実力は必要だと思いますが、運も必要なものです。希望が少しでもあれば、挑戦することが大事だと思います」
―――最初は「さすがに成績が足りなくてAO入試は受けられないと思います」と言っていましたよね。結局、一緒に調べて受けられることが分かりました。できるならチャレンジしてほしいですよね。
大学で大好きな地理を専門的に学びたい!
―――どんな大学生活を送りたいですか?
「僕はひとりっ子で、大学がどういうところなのかあまり分かっていません。なので、心配はあります。でも、一番興味のある地理を専門的に学べることが楽しみです。昔から落書きで地図を描いていました。それを学問として学べる環境なのですごく期待しています」
―――やりたいことを思う存分学べる大学に行けるので、いいですね。最後に、ひと言意気込みをお願いします!
「留年しないように頑張ります!」
―――これからも頑張ってください!たまには顔を出してくださいね。