南山大学外国語学部ドイツ学科に合格!
――合格おめでとうございます。受験生活は、どうでしたか?
「旧帝塾の先生方には、本当にお世話になりました。『そこまでしてくれるの?』と思うくらいサポートしてもらったおかげで、勉強を続けられたと思います。入塾したばかりのころは、僕が塾の時間をうっかり忘れてしまったり、その時間に寝てしまったりしていたので……。そんなときでも先生は『塾の時間だよ。起きて』と連絡してくれました」
――そうですね。慣れてきてからは、ソウエイさんの授業がある日には「今日は授業だよ」と、あらかじめ連絡するようにしていました。
「そのおかげで、物事を続けられない自分でも最後まで通い続けることができたと思います。授業を休んでしまったときに、素早く計画を修正してくださったこともありがたかったです」
東大合格者の先生に教わったことは……?
――そもそも、旧帝塾に入塾しようと思った理由は何だったんですか?
「自宅から通えそうな塾がなかったので、オンラインの塾を探していました。旧帝塾以外にも良さそうな塾が1つあったけれど、そこは旧帝国大学に合格している先生がいなかったんですよね。そのころ僕は旧帝大を目指していたので、その大学に合格した先生の下で学びたいと思って旧帝塾に入りました」
――旧帝塾で授業を受けてみて、どうでしたか?
「一番印象に残っているのは授業で、東京大学に合格したフウト先生と日本史について語ったことです。一方的に教わる形式ではなくて、意見交換するように勉強したのが印象的でした。フウト先生は、受験生だったときに日本史を勉強していたそうです。なので、『年号を覚えるには、こういう語呂合わせもあるよね』『この戦国武将が言っていること、やばくない?』みたいな話ができて、おもしろかったです」
受験生へのメッセージ
――これから受験の人たちに向けてメッセージをお願いします。
「大学受験は第一志望に合格することが一番の目標ですが、その過程で得られるものも見てほしいと思います。僕は第一志望に合格できなかった一人です。だからこそ大学受験の過程で得られたものが、大学の肩書以上に今後の生き方に大きく関わるのではないかと考えました。
僕のように第一志望に合格できなくても、そこから挫折をどう克服するかについて学べます。不合格を取り返しのつかない失敗と捉えるのではなく、人生の選択を少し変える形でリレーしようと考える。そうすると、いい失敗ができたと捉えることができるので、多少の失敗を恐れず、力を尽くして頑張ってほしいと思います」
――どういう大学生活を送りたいですか?
「僕はドイツ語学科に入ることになりました。ドイツはニーチェやカントといった哲学の巨匠たちが住んでいた国です。もともと僕は哲学科を志望していたので、哲学が学べない分、ドイツ語をマスターして、哲学の巨匠たちの本を原書で読みたいと思っています」
――4年間、頑張ってくださいね。応援しています。