金沢大学

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金沢大学とは

石川県金沢市にある国立大学。

通称キンダイ。「キンダイ」というと関西圏の方は多くが「近畿大学」を想像すると思いますが、石川県ではおそらく「金沢大学」を想像するケースが多いのではないでしょうか。

「メイダイ」といって、多くの人が「明治大学」を想像しますが、愛知県民は「名古屋大学」を想像するのと同じですね!

 

学域について

金沢大学では、学部・学科ではなく学域学類に分かれます。

学域は大きく分けて3つ!

学域学類
人間社会人文学類
法学類
経済学類
学校教育学類
地域創造学類
国際学類
理工数物科学類
物質化学類
機械工学類
フロンティア工学類
電子情報通信学類
地球社会基盤学類
生命理工学類
医薬保健 医学類〈6年制〉
薬学類〈6年制〉
医薬科学類〈4年制〉
保健学類/看護学
保健学類/放射線技術科学
保健学類/検査技術科学
保健学類/理学療法学
保健学類/作業療法学
融合先導科学類

※融合学域は2021年新設申請中の学域

 

2018年から文理ともに一括入試を始めています。最初は後期日程で実施していましたが、今年から前期日程に変わりました。

前期一括で入学した場合、1年生では教養と基本的なことを学び、2年生で専門的なルートに進むため、「受験時までに学びたいことが漠然としていて決められない」、「幅広く学びながら自分のやりたいことを見極めたい」という方は一括入試を受けることをおすすめします!

 

所在地について

金沢市内に大きく分けて2つキャンパスがあります。

メインキャンパスは、角間キャンパス

どの学域がどのキャンパスで学ぶかはこちらの通り!

角間キャンパス宝町キャンパス鶴間キャンパス

人間社会
理工
医薬保健(1年次)

医薬保健(医学類)

医薬保健
(保健学類は1〜4年次)

 

就職について

金沢大学内定企業ランキング(大学HPの30年度就職先一覧より)

企業名人数と県内かどうか
国立大学法人金沢大学附属病院39名 県内
石川県庁25名 県内
石川県金沢市役所22名 県内
(株)北陸銀行14名
福井県庁11名
財務省国税庁金沢国税局8名 県内
富山県庁8名
(株)PFU8名(大学院) 県内
本田技研工業(株)8名(大学院)
(株)NTTドコモ8名(大学院) 県内
(株)北國銀7名 県内
澁谷工業(株)7名 県内
(株)小松製作所7名(大学院) 県内
(株)金沢村田製作所7名(大学院) 県内
日本ガイシ7名(大学院)
国立大学法人金沢大学附属病院7名(大学院) 県内
財務省国税庁関東信越国税局6名
長野県庁6名
社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院5名 県内
(株)小松製作所5名 県内
アイシン・エィ・ダブリュ工業(株)5名
国土交通省北陸地方整備局5名
愛知県庁5名
石川県警察5名 県内
富山県富山市役所5名
(株)福井村田製作所5名(大学院)
パナソニック(株)5名(大学院)県内

 

ランキングをみると圧倒的に石川県内で就職する人が多いことがわかります!

全体の54%が北陸三県に就職しているという状況です。

そのなかでも、石川県庁や石川市役所の金大比率を調べてみると、非常に高くなっています。

県庁や市役所で働きたいなら金沢大学に行くのがおすすめです!

 

偏差値と倍率

偏差値

学域偏差値
人間社会52.5〜57.5
理工52.5〜57.5
医薬保健50.0〜65.0
融合
文系一括55.0
理系一括57.5

 

文系一括と理系一括については、入試の科目数が少ないため偏差値は高くなりそうです。

 

倍率(前期のみ)

学域倍率
人間社会1.3〜1.9
理工1.5〜1.9
医薬保健1.2〜3.6
融合

 

倍率は大体1.5〜3倍と、国公立のためそこまで高くありません。

 

攻略法

今年の入試からの変更点

一般的な後期入試が無くなったため、前期や推薦入試で決めていく必要があります。

 

KUGS特別入試について

総合型選抜・学校推薦型選抜・英語総合選抜の3つからなる入試方式です。

KUGSとは・・・・?

金沢(K)大学(U)グローバル(G)スタンダード(S)の略です!

定員は2〜20名と多く人数を取っており、狙ってもいい入試方式だと思います。

学類によって共通テストを課すもの、課さないもの、小論文の有無など変わってくるため、よく調べてみてください!

KUGSは、金沢大学のプログラムを受け、レポートを提出することで受験資格がもらえます。夏頃に提出と時期が早いため、高1、2年生で金沢大学に行きたいと考えている方は、KUGSについてしっかりと調べましょう!

 

一般入試について

文系一括と理系一括入試が特徴の1つです。

<文系一括>

共通テスト

英語

国地歴公数理

合計

200点

2科目100×2点

400点

二次試験

英語

総合問題

合計

200点

400点

600点

 

総合問題は今年1発目となるため、詳細は不明ですが、今までの後期入試にあった総合問題をみると小論文形式と英語を使っていました。そのため、小論文の対策は必須!

小論文が苦手で嫌だな・・・と思うかもしれませんが、共通テストで科目が少なくなるので、私立専願の人でも国公立を視野に入れることができます。私立メインで考えておいて、国公立を滑り止めに持っていくという発想も可能です!

 

<理系一括>

共通テスト

英語

数学

合計

200点

200点

400点

二次試験

理科(物or化)

合計

600点

600点

 

理系でこんなに科目を減らして受けられる大学は、ほぼありません!

理科の配点が非常に高くなっています。

文系同様、科目数を減らした状態で受験できるのは、かなり特殊です。

 

<一般選抜>
学類によって配点がバラバラなのが特徴です。そのため対策の仕方が全然違ってきます。

例えば、法学類と経済学類を見てみます。

前期一般選抜 法学類

共通テストの配点
国語50点
地歴公民2つ150点
数学50点
理科基礎50点
英語100点
合計400点

 

二次試験の配点
国語150点
数学150点
英語300点
合計600点

 

法学類では、英語の配点が高いので、理論上は英語は国語の倍の勉強時間を使ってもOKという形になります!

 

前期一般選抜 経済学類

共通テストの配点
国語100点
地歴公民2つ200点
数学100点
理科基礎100点
英語100点
合計600点

 

二次試験の配点
国語300点
数学300点
英語300点
合計900点

 

経済学類では、英語400点/数学400点/国語400点と英数国が同じ配点なので、満遍なく勉強が必要になります。

 

英語が得意な人たちは法学類、国語や数学が得意な人たちは経済学類に行った方が受験としてはやりやすいです。

 

ポイント

全体的に、個別比率が60-70%くらいなので、二次試験の対策をしっかりと時間をかけて行うことがポイントとなります!

 

また、調査書を点数化するとありますが、ほぼ点数化されないのでそれほど気にしなくても大丈夫です。

 

英語は英作文が肝になるため、早い段階から英作文の練習をしておくことが必要になります。

 

金沢大学の入試傾向に対して、現状からどうアプローチしたらいいか、どうしたら合格点を取れるかに関しては、AXIVでも無料受験相談を承っていますので、ぜひ相談に来てください!!

 

受験情報

金沢大学の科目・配点・偏差値・倍率・合格最低点・受験日程などの情報を学域別に記載しています!

融合学域

人間社会学域

理工学域

医薬保健学域

一括入試文系

一括入試理系

 

過去問分析

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英語
国語
文系数学
理系数学
物理
化学

 

英語

2017〜2020年

問題形式記述、選択式
大問数3題
時間90分
和訳
英作文◯(1題)
その他、発音

 

大問番号内容設問数
1長文9
2長文9〜10
3英作文1

 

<傾向>
試験時間90分に対し、長文2題・英作文1題の計3題が出題されています。
長文は英問英答になっており、各大問質問に対し英語で記述する問題が4〜5問、本文の内容一致問題や語彙問題等が4〜5題、そして30語程度の意見陳述問題が出題されています。また、英作文は80〜120語とやや長めのものが毎年出題されています。

 

<対策>
長文については、単語や文法など基礎的な知識を固めたのちに取り組みましょう。
設問で英語での記述を求められる設問が毎年出題されているため、答えを英語で簡潔にまとめる練習をし添削してもらうと良いでしょう。英作文については、1題だけとはいえかなり本格的なものなので短い字数から書き始めだんだんと長めの語数に慣れていきましょう。他の国公立大学を含めた過去問や英作文問題集を適宜利用し、自分の解答は必ず添削してもらい次に繋げるようにしましょう。

 

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国語

2017年〜2020年

問題形式記述のみ
大問数3題
時間90分
評論
小説◯(2019のみ)
古文
漢文

 

大問番号内容設問数
1評論(2019のみ小説)9
2古文4
3漢文4

 

<傾向>
試験時間90分に対し大問3題、現代文・古文・漢文1題ずつの構成となっています。選択問題はなく全問記述問題の典型的な国公立大学の入試問題になっています。

現代文は漢字書き取り5問、記述問題4問で内容説明や理由を問う問題が多いです。古文・漢文は共に文の内容説明や人物を答えるもの、現代語訳、漢文については書き下し問題も出題されています。また、漢文では毎年漢字の読みを問う知識問題も見られます。

 

<対策>
現代文に関しては、本文の内容を理解し設問に対し要素の過不足なく・簡潔にまとめる能力が求められます。そのため、日頃から記述メインの長文問題集や本文の要約など「実際に書いてまとめる」練習をしておきましょう。また、漢字の書き取りが毎年出題されているので忘れずに対策しましょう。

古文・漢文については、単語・漢字・文法・句法などの基本的事項を固めたのち記述メインの長文問題集や過去問をどんどん解いていきましょう。現代語訳や書き下しなどは細かな部分まで見落としのないよう注意しましょう。

 

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文系数学

2017年〜2020年

問題形式記述(解答過程含む)
大問数3題
時間90分

 

内容2020201920182017
ⅠA数と式
確率・場合の数
整数
論理・命題
統計
ⅡB図形と方程式
二次関数
三角関数
指数・対数
複素数
微分積分
平面ベクトル
空間ベクトル
数列

 

<傾向>
数IIの微分積分を頻出分野として、数IA・IIBから計3題出題されます。基本的には各大問につき小問が3~5題あり、それらが誘導になっていることが多いです。難易度は標準的ですが、すべて解答過程を含めた記述式であり、ボリュームとしては多いです。一つの大問にかけられる時間も30分と短いため、スピーディに解答する必要があります。

 

<対策>
教科書や標準レベルの問題集で典型問題をしっかり身に着けましょう。金沢大の文系数学はボリュームとしては多いものの標準問題がほとんどのため、典型問題がどれだけ定着させられているかが鍵になります。これらの問題を身に着けたあとは過去問演習を通じ、特に小問の誘導に乗れるように訓練しましょう。またすべての演習において、記述答案を素早く簡潔に、論理的に作成することは心がけておきましょう。

 

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理系数学

2017年〜2020年

問題形式記述(解答過程含む)
大問数4題(総合問題4題)
時間120分

 

内容2020201920182017
ⅠA数と式
確率・場合の数
整数
論理・命題
統計
ⅡB図形と方程式
二次関数
三角関数
指数・対数
複素数
微分積分
平面ベクトル
空間ベクトル
数列

極限
複素数平面
二次曲線
極座標
微分積分

 

<傾向>
数IIIの微分積分や複素数平面を中心に、数IA・IIB・IIIから計4題出題されます。小問があるかどうかは大問によって異なり、3~4問程度の小問があるものもあれば誘導なしで大問一問のみの場合もあります。いずれにせよ記述式ということもあり、問題のボリュームが大きいため時間的にはタイトです。難易度は標準レベルですが、複数分野の融合問題が出題されることも多く、特化した対策が必要となります。

 

<対策>
まずは教科書や標準レベルの問題集で典型問題の解法をすぐ思いつく水準まで演習を積みましょう。その後は融合問題への対策として、過去問や応用レベルの問題集に取り組むと良いです。また金沢大は答案の記述欄が大きく、論理的で適切な答案を作る必要があるため、普段から答案の記述を丁寧に正しく書けるように意識しましょう。過去問演習の際は各設問の難易度を見極め、時間内に最も効率良い順序で問題が解いていけるように訓練を積みましょう。

 

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物理

2017年〜2020年

問題形式記述(結果のみ)
大問数人間社会:3題(大問1~3)
理工:5題(大問1~5)
医薬保健:3題(大問3~5)
総設問数各大問につき小問が10問程度
時間人間社会:60分
理工:100分
医薬保健:2科目120分

 

大問番号内容
2020201920182017
1波動(光の干渉、光電効果)原子(放射性崩壊と半減期)波動(音のうなり)原子(光電効果)
2波動(ドップラー効果)波動(薄膜の干渉)電磁気(電磁誘導)熱力学(気体の分子運動)
3力学(水平投射)力学(ばねの運動と遠方投射)熱力学(気体の状態変化)力学(台と小球の相互運動)
4電磁気(磁束の変化と荷電粒子の円運動)熱力学(二つのシリンダーにおける気体の状態変化)波動(波の反射)電磁気(変圧器の原理)
5熱力学(断熱変化、循環過程)電磁気(コンデンサーと静電エネルギー)力学(斜めの断面で接した二物体の運動)波動(マイケルソン干渉計)

 

<傾向>
例年全分野からまんべんなく出題されています。問題数に対して時間はやや短く、また問題も標準レベル以上のものが多いため、全体的に難易度の高い試験となっています。見慣れない状況を問題文を読んですぐに解釈する思考力、ミスなく素早く解く計算力が両方とも必要とされるので、しっかり念入りに対策を行う必要があるでしょう。他の大学ではあまり出題されない原子分野なども他の分野と並んで出題されるので、教科書の内容を隅々までもれなく身に着けておく必要があります。

 

<対策>
計算問題が主ですが、図示問題や論述問題なども年によっては出題されており、深い理解が問われます。普段の演習時からただ漫然と問題を解くのではなく、その背景にある物理現象をしっかりと意識しながら解くようにしましょう。教科書や標準レベルの問題集を一冊マスターした後で、余裕があれば応用レベルの問題集も一冊取り組むと良いです。また計算力も必要とされるので、特に過去問演習の段階になったら時間配分を意識しながら解きましょう。

 

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化学

2017年〜2020年

問題形式記述
大問数人間社会:4題(大問1~4)
理工:6題(大問1~6)
医薬保健:4題(大問1~4)
総設問数人間社会:約40問
理工:約60問
医薬保健:約40問
時間人間社会:60分
理工:100分
医薬保健:2科目120分

 

大問番号内容
2020201920182017
1理論(物質の状態)理論(状態図、結晶格子)理論・無機(イオン化傾向、電気分解)有機・理論(炭化水素の反応)
2無機(金属元素)有機・理論(炭化水素の異性体、陰イオン交換樹脂)有機・理論(フェノールの誘導体)理論(マンガンとその化合物、電池)
3有機・理論(エステルの元素分析、構造決定、異性体の構造)無機・理論(ハロゲンの性質と反応、溶解度積)理論(中和滴定)理論(混合気体、気液平衡)
4有機(薬品の化学、核酸の構造)有機(医薬品、酵素の性質)有機(医薬品)有機・理論(高分子化合物)
5有機・理論(ゴムの製法と構造)理論(ハーバー・ボッシュ法、アンモニアの性質、電離平衡)理論・無機(酸化還元、反応速度)理論・無機(周期表の特徴、典型元素、遷移元素)
6理論(反応熱、結合エネルギー)有機(シクロヘキサンの構造、油脂)有機(三大栄養素)理論(オキシンの分配平衡)

 

<傾向>
理論、無機、有機からまんべんなく出題されます。難易度としては一部思考力を必要とする難問も出題されますが、基本的には教科書レベルの基礎知識や典型問題をしっかり身に着けていれば解ける問題が多いです。解答形式はすべて記述であり、計算問題、論述問題、図示問題など、多様な形式が見られます。記述量も比較的多いため、試験時間はややタイトでしょう。

 

<対策>
理論分野では他分野に比べて思考力を問う応用問題が出題されやすいですが、教科書の知識や典型問題がしっかり身についていたら十分に対処ができるものとなっていますので、まずは基礎を着実に固めましょう。無機・有機についても同様に、教科書の知識を漏らさず覚えることが重要です。試験本番では論述問題や図示問題が課されるので、応用問題集や過去問で十分な演習を積むほか、日頃の演習から背景にある知識や原理をしっかり意識するようにしましょう。

 

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