新潟大学とは？偏差値・学部や入試情報など基本情報を解説！

「新潟大学への進学を考えているが、特徴などがわからない」「新潟大学の偏差値や就職状況などを知りたい」上記のように考えている受験生の方に向けて、本記事では新潟大学の学部や偏差値、倍率、入試・就職情報などを徹底解説します。これから新潟大学への進学を考えている方は、是非最後までご覧ください。

新潟大学とは？

新潟大学は、1949年に設置された新潟にキャンパスを構える大学です。大学自体は1870に仮病院（共立病院）を設置したところからスタートしており、今でも脳研究など医療分野への研究にも力を入れている大学となっています。『自律と創生』を教育理念に掲げており、教育や研究、社会貢献などの分野から、地域だけでなく世界の発展に貢献する知の拠点としての役割を果たしてきました。

新潟大学の学部

新潟大学には、合計10の学部があります。

• 人文学部
• 教育学部
• 法学部
• 経済科学部（経済学部）
• 理学部
• 医学部
• 歯学部
• 工学部
• 農学部
• 創生学部

人文学部

新潟大学の人文学部は、2020年度から30年続いてきた課程制度を廃止し、プログラム制を導入しました。プログラムは「心理・人間学」「社会文化学」「言語文化学」の3つで、2年次に進級する際にこの3つから主専攻を選び、以降はそのプログラムに沿って学びを深めます。

教育学部

新潟大学の教育学部は、教育学部以外の9つの学部の授業も履修できる点や、スタッフ人数が充実している点などが特徴です。教員1人に対して学生2〜4人程度となっており、きめ細やかな指導を可能にしています。また2022年度より小学校高学年における教科担任制が導入されることなどを背景とし、2021年度入学者から「小学校と中学校」または「特別支援学校と小学校」複数校種の免許を取得することを卒業要件に変更しました。

法学部

新潟大学の法学部は、4年間を3つの教育ステップに分けてカリキュラムを設計しています。ステップは「大学教育開始」「市民社会のルール学修」「学修完成」の3ステップで、高校生の学習から大学生の学習へのシフトから、法学の基礎、実践的学習と丁寧かつ段階的に学習を進めることができます。

経済科学部（経済学部）

新潟大学の経済科学部は、2年次進級時に主専攻プログラムを決定する「レイト・スペシャリゼーション」の体制をとっています。プログラムは「経済学プログラム」「経営学プログラム」「学際日本学プログラム」「地域リーダープログラム」の4つで、3年次からは演習（ゼミ）を中心に専門科目を学びます。

理学部

新潟大学の理学部は、数学と理科の全分野に対応した7つの主専攻プログラムからなります。プログラムは「数学プログラム」「物理学プログラム」「化学プログラム」「⽣物学プログラム」「地質科学プログラム」「⾃然環境科学プログラム」「フィールド科学⼈材育成プログラム」の7つで、理学全般の基礎やフィールド活動など幅広い学習を通して学びを深めるのが特徴です。

医学部

新潟大学の医学部は、「コミュニケーション」「医学の専門的な知識」「倫理観と人間性」「診療の実践」「保健・医療・福祉への貢献」「地域医療と国際性」「リサーチマインド」「自己研鑽・生涯学習」という8つのアウトカム（卒業時に獲得している能力）を設定しています。新潟大学が仮病院からスタートしていることもあり、病院や研究センターなど附属施設が充実しています。

歯学部

新潟大学の歯学部は、6年制の歯学科と、4年制の口腔生命福祉学科から分かれています。昭和40年に日本海側唯一の国立大学歯学部として開設された、日本で3番目に古い歴史を持った歯学部で、環日本海における歯科医学・口腔保健医療福祉をリードする拠点として、様々な実績を残してきました。

工学部

新潟大学の工学部は、「機械システム工学プログラム」「社会基盤工学プログラム」「電子情報通信プログラム」「知能情報システムプログラム」「化学システム工学プログラム」「材料科学プログラム」「建築学プログラム」「人間支援感性科学プログラム」「協創経営プログラム」という9つものプログラムから成っています。理学部との違いとしては、理学部は高校での学習内容を深く掘り下げて学習をするのに対し、工学部では基礎科学を応用して人・社会・地球に役立つ科学技術を創出する方法を学ぶという点があげられます。

農学部

新潟大学の農学部は、平成29年から「応用生命科学プログラム」「食品科学プログラム」「生命資源科学プログラム」「流域環境学プログラム」「フィールド科学人材育成プログラム」という5主専攻プログラムを導入しました。「食料」と「環境」に関する総合的な教育と研究を行っています。

創生学部

新潟大学の創生学部は学生一人ひとりが目標を設定し、課題や専門分野を学んでいく、新しい形の学部となっています。｢課題発見･課題解決能力｣の育成を意識したカリキュラムや、自分にあった専門分野を選択できる「21の領域パッケージ」、少人数教育などが特徴の学部です。

新潟大学の学生数

新潟大学の学部毎の学生数は、以下の通りです。

新潟大学の中でも学生数が多いのは「工学部」です。工学部は5つの分野、9つのプログラムに分かれており、「機械システム工学プログラム」などの工学らしいプログラムから、「人間支援感性科学プログラム」等の医療・福祉等との融合科目を学ぶプログラムなど、幅広い学習領域が設定されています。

また医学部なども人気で、こちらは倍率等などを見ても新潟大学の中でトップクラスの人気・難易度を誇る学部です。

新潟大学のキャンパス所在地

新潟大学は、以下2つのキャンパスを構えています。

五十嵐キャンパス、旭町キャンパスともに駅から徒歩圏内で通いやすいキャンパスです。またキャンパスの最寄り駅までのバスもあり、快適に通学できる環境が整っていると言えるでしょう。

新潟大学の就職情報/大学院進学率

新潟大学の進路状況は、以下の通りです。

（令和2年度卒業生の実績）

（参考：新潟大学 令和2年度職業・産業別就職状況ページ）

新潟大学の進路状況を見ると、就職率が65.9%なのに対し、進学率は26.8%となっています。これは他大学と比較するとあまり偏りがなく、就職と進学のバランスが良い大学となっています。また就職者と進学者の合算（2,186名）を卒業者数で割った「進路決定率」は「92.7%」で、進路を決めて卒業する学生が非常に多いことが分かります。進学率に関しては、文系が全体の5.9%なのに対して、理系は56.6%と非常に高く、文系に比べ理系の方が進学者が多い結果となっています。

新潟大学の学部別偏差値と倍率

新潟大学の学部別偏差値と倍率は、以下のようになっています。

偏差値・倍率ともに高いのは「医学部」と「歯学部」で、他国立大学と同様にこの2つの学部は新潟大学内では難易度が高い学部となっています。一方で「農学部」や「理学部」は倍率・偏差値とも低く、穴場学部となっています。

新潟大学の入試情報や科目

新潟大学の入試科目等の情報は、以下の通りです。

共通テスト

個別学力検査等

まとめ

本記事では、新潟大学の学部や偏差値、倍率、入試情報などを解説しました。仮病院からスタートしていることもあり、医学部・歯学部は難易度が高く、また進路サポートがしっかりとしている大学であることも分かりました。本記事が新潟大学の受験を考えている方の参考になれば幸いです。

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