成城大学とは?偏差値・学部や入試情報など基本情報を解説!


成城大学とは

成成明学獨國武の大学群の1つです。

成成明学獨國武の偏差値はこちらです。

大学偏差値
成城大学52.5~62.5
成蹊大学47.5~60.0
明治学院大学52.5~62.5
獨協大学47.5~60.0
國學院大學50.0~60.0
武蔵大学50.0~60.0

 

成成明学獨國武の中では上位に位置しています。

 

学内で国際交流が盛んな大学です。

留学生サポート役として日本の生活の支援をしたり、交換留学生が日本や成城大学に早く慣れていけるように、留学前からサポートできます。また、キャンパス内で年100回英会話レッスンができるのも特徴的です。

留学も盛んに行われています。長くて9ヶ月ほどの長期留学から2~4週間の短期留学まで揃っています。また、マレーシアでのインターンシップも行われています。

留学先として、アメリカ・ヨーロッパ・アジア・オセアニアの各地に17校あります。短期語学研修実施校は10大学あります。

成城大学の学部について

 

学部学科
経済学部

経済学科

経営学科

文芸学部

国文学科

英文学科

芸術学科

文化史学科

マスコミュニケーション学科

ヨーロッパ文化学科

法学部法律学科
社会イノベーション学部

政策イノベーション学科

心理社会学科

 

4学部あり、全てが文系学部になっています。

 

成城大学の学生数

※2020年度現在

学部学生数男女比率
合計
文芸学部4981,1631,66130.0%70.0%
社会イノベーション4096921,10137.1%62.9%
法学部6485331,18154.9%45.1%
経済学部9586801,63858.5%41.5%

 

男女比については、文芸学部・社会イノベーション学部は約7割が女性になっています。

法学部と経済学部は約5割が女性となっています。文芸学部と社会イノベーション学部の学生数が多いため、全体としては、女性が多くなっています。

成城大学の大学の所在地

成城大学のキャンパス

経済学部

文芸学部

法学部

社会イノベーション学部

成城学園前駅から徒歩4分

 

キャンパスは1つだけで、成城学園前駅から徒歩4分と好立地にあります。

 

成城大学の就職について

就職率は96.6%(2020年度実績)です。(全国平均89.5%)

卒業生満足度は98.3%と高い水準です。(2019年度卒業生アンケート)

就業力育成・認定プログラムを4年間実施していて、一人ひとりの個性にあったキャリアサポートをしているため、就職率も高くなっています。

 

就職先

就職先人数
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)6名
明治安田生命保険相互会社5名
株式会社船井総合研究所4名
株式会社マクロミル4名
大樹生命保険株式会社3名
日本年金機構3名
株式会社横浜銀行3名
三井住友信託銀行株式会社3名
東京海上ホールディングス株式会社3名
富国生命保険相互会社2名
株式会社高橋書店2名
株式会社神奈川銀行2名
株式会社みずほフィナンシャルグループ2名
株式会社オービックビジネスコンサルタント2名
楽天グループ株式会社2名

 

成城大学の偏差値と倍率

学部偏差値
文芸学部52.5~57.5
社会イノベーション学部55.0~62.5
法学部55.0~57.5
経済学部55.0~57.5

偏差値が全学部で55前後くらいです。

一番偏差値が高いのが、社会イノベーション学部の心理社会のA方式2教科型で、偏差値62.5となっています。

成城大学の倍率

2021年度 S方式

学部倍率
文芸学部2.2~4.3
社会イノベーション部3.0~3.8
法学部3.8
経済学部2.6~2.8

 

2021年度 A方式3教科型

学部倍率
文芸学部2.1~3.0
社会イノベーション部2.8~3.4
法学部3.4
経済学部4.1~4.2

 

2021年度 A方式2教科型

学部倍率
文芸学部2.2~4.2
社会イノベーション部14.8~22.7
法学部
経済学部

 

倍率は、社会イノベーション学部の心理社会学科A方式2教科型が、一番高く22.7倍で、偏差値も62.5と一番高くなっています。逆に文芸学部国文学科A方式3教科型は、倍率2.1倍と低いですが、偏差値は55と成城では、標準くらいです。2020年度も3.2倍となっており、そこまで差はありませんでした。

 

成城大学の攻略法

2022年度入試の変更点

全学部統一選抜(S方式)と、学部別選抜(A方式)に出願したが、新型コロナウイルス感染症に羅患した、地方自治体による外出自粛要請等により、やむを得ず、試験日に試験会場に来ることができなかった等の理由で受験ができなかったものを対象に追試験が実施されます。

A方式の追試験のみ実施です。S方式で受験できなかった場合は、A方式の追試験を受験することになります。

 

追試験日程:2022年3月4日

 

追試験申請期間:2022年2月8日10時~2月14日12時

 

合格発表日:2022年3月10日(1回目)、2022年3月17日(2回目)

 

科目や配点はA方式と同様です。

 

出願時に選択した科目は、変更不可です。

 

英語と数学の範囲は、A方式と同様ですが、文芸学部の国語(国語総合)は、近代以降の文章に変更です。

 

成城大学の入試方式について

特徴:受験回数が各学部で2回とチャンスが少ない。

他学部も併願すると、全5回受験可能です。

 

日程受験日備考
S方式2/2英語と国語の2教科受験
A方式2/4~2/7

2教科型と3教科型があります。

社会イノベーション学部:2/4

文芸学部:2/5

経済学部:2/6

法学部:2/7

 

S方式は英語と国語の2教科で受験可能です。

A方式は2教科型と3教科型があります。3教科型は全学部で実施されますが、2教科型は社会イノベーション学部と、文芸学部のみの実施です。3教科型と2教科型は併願できます。

2/4~2/7実施されますが、1日1学部のみ実施されます。

配点

学部別選抜(A方式)

A方式(3教科型)
科目/学部英語

現代文

現代文+古典(文芸学部)

地歴/政経/数IAIIB合計
社会イノベーション200点100点100点400点
文芸学部

300点(英文学科)

150点(英文学科以外)

150点100点

550点(英文学科)

400点(英文学科以外)

経済学部150点100点100点350点
法学部150点150点100点400点

 

英語は、長文問題が2問、文法問題が1問、英作文が1問という構成になってます。英作文が社会イノベーション学部では出題されません。マーク形式+記述で、記述の問題が多く出ます。

 

国語は、ほとんどの学部で現代文ですが、文芸学部のみ古典が出題されます。古典は基本的に古文の内容が出ますが、年度によっては、漢文が出題されるため、漢文も対策する必要があります。マーク形式+記述で、記述の問題が多く出ます。

 

日本史は、全時代が満遍なく出題されます。苦手分野は、早めに対策する必要があります。

マーク形式+記述で、記述の問題が多く出ます。

 

世界史は、日本史同様に、全ての時代から出題されます。100字程度の論述問題を出題されることがあります。

 

地理は、統計やグラフ、地形図を使った問題など幅広く出題されます。マーク形式+記述で、記述の問題が多く出ます。

 

政治経済は、時事問題が多く出題され、教科書に載っていない用語も問われることがあります。日頃から新聞やニュースを見る習慣をつけていきましょう。

 

数学は、数IAIIBの範囲から基礎的な内容が出題されます。証明問題が多く出題されます。

問題数が少なく、1問辺りの配点が高くなっています。ミスが致命傷になる可能性があるため、見直しなどできる時間も確保するようにしましょう。

 

どの学部・学科も英語の配点が高くなっているため、英語をしっかりと対策する必要があります。

 

A方式(2教科型)

社会イノベーション学部・文芸学部

科目/学部英語

現代文

現代文+古典(文芸学部)

合計
社会イノベーション200点100点300点
文芸学部

300点(英文学科)

150点(英文学科以外)

150点

450点(英文学科)

300点(英文学科以外)

 

範囲や出題傾向は、3教科型と同様です。こちらでも、英語の配点が高くなっています。文芸学部は、英作文が必要になるため、英作文までしっかり対策する必要があります。

 

全学部統一選抜(S方式)

科目/学部英語現代文+古文合計

社会イノベーション学部

(政策イノベーション学科)

(心理社会学科)

250点150点400点
文芸学部国文学科100点150点250点
文芸学部英文学科200点100点300点

文芸学部

(芸術学科)

(文化史学科)

(マスコミュニケーション学科)

(ヨーロッパ文化学科)

100点100点200点

経済学部

(経済学科)

(経営学科)

200点150点350点
法学部法律学科100点100点200点

 

全学部で、2教科で受験可能です。A方式では、ほとんどの学部で国語は現代文で受験できましたが、S方式では、全ての学部で現代文と古文が出題されます。

社会イノベーション学部・文芸学部英文学科・経済学部は、英語の配点が高いので、英語をしっかりと対策する必要があります。

文芸学部国文学科は、逆に国語の配点が高いので、国語をしっかりと対策する必要があります。法学部は、均等配点なので、英語と国語どちらもしっかりと対策する必要があります。

 

共通テスト利用入試(3教科型)

社会イノベーション学部

科目/学部英語国語地歴/公/数/理合計
社会イノベーション300点150点150点600点

 

英語はリーディング200点のリスニング100点で圧倒的にリーディング重視の配点です。

国語は、色々な得点パターンがあり、現代文+古文+漢文200点満点を150点、現代文+古文で150点、現代文+漢文で150点、現代文のみで150点です。古文漢文が苦手な方もしくは、勉強する時間がない方は、現代文だけでも受験することが可能です。

 

文芸学部

科目/学部英語国語地歴/公/数/理合計
国文学科150点200点100点450点
英文学科250点100点100点450点
芸術学科150点150点100点400点
文化史学科150点150点100点400点
マスコミュニケーション学科150点150点100点400点
ヨーロッパ文化学科200点150点100点450点


英語は、国文学科・文化史学科・マスコミュニケーション学科は、リーディングのみで150点満点に換算します。英文学科は、リーディング200点、リスニング100点の合計300点満点を250点満点に換算します。芸術学科は、リーディング400点、リスニング100点の合計500点満点を150点満点に換算します。ヨーロッパ文化学科は、リーディングのみで200点満点に換算します。

 

どの学科もリーディング重視ということがわかります。特に顕著なのが、国文学科・文化史学科・マスコミュニケーション学科・ヨーロッパ文化学科で、リスニングはなく、リーディングのみで決まるため、リスニングをやる時間が削れ、リーディングのみに時間を割けます。

 

国語は国文学科・芸術学科・文化史学科は、現代文・古文・漢文の受験になり、マスコミュニケーション学科・ヨーロッパ文化学科は、現代文・古文の受験になり、英文学科は現代文のみの受験です。芸術学科と文化史学科は、現代文・古文・漢文の200点満点を150点満点に換算します。国文学科は、国語は一番配点が高いため、国語が得意な方には有利な配点です。


経済学部

科目/学部英語国語地/公/数/理合計
経済学部150点100点100点350点


英語は、リーディング100点、リスニング100点の200点満点を150点に換算します。他の学部学科と異なり、リーディングとリスニングが1:1の配点になっています。英語が他の科目に比べて高いこともあり、リスニングはしっかりと対策しないといけません。


法学部

科目/学部英語国語地/公/数/理合計
法学部250点150点100点500点


英語はリーディングが100点満点を200点満点に換算し、リスニングが100点満点を50点満点に換算します。国語は現代文・古文で150点満点です。英語はリーディングの配点が高いので、リーディング重視で対策していくと良いと思います。

 

共通テスト利用入試(4教科型)


経済学部

科目/学部英語現代文地/公/数/理から2科目合計
経済学部150点100点200点450点


英語はリーディング100点とリスニング100点の合計200点満点を150点満点に換算します。リーディングとリスニングを割合が1:1の点と、他の科目に比べて、英語の配点が高いことから、リスニングもしっかりと対策する必要があります。国語は現代文だけなので、古文や漢文に時間を割かなくて済みます。

 

法学部

科目/学部英語現代文地歴公民から1科目数学理科から1科目合計
法学部250点100点100点100点550点

 

英語はリーディングが100点満点を200点満点に換算し、リスニングが100点満点を50点満点に換算します。国語は現代文のみで100点満点です。英語はリーディングの配点が高いので、リーディング重視で対策していくと良いと思います。国語は現代文だけなので、古文や漢文に時間を割かなくて済みます。

 

成城大学の共通テスト利用入試の倍率とボーダー

前期3教科型

学部・学科ボーダー倍率
文芸学部|国文学科333.00/450(74.0%)2.4倍
文芸学部|英文学科340.83/450(75.7%)2.7倍
文芸学部|芸術学科310.80/400(77.7%)3.2倍
文芸学部|文化史学科298.75/400(74.7%)2.2倍
文芸学部|マスコミュニケーション学科300.00/400(75.0%)2.5倍
文芸学部|ヨーロッパ文化学科332.00/400(83%)2.3倍
社会イノベーション学部|政策イノベーション学科296.33/400(74.1%)2.4倍
社会イノベーション学部|心理社会学科304.66/400(76.2%)3.0倍
法学部|法律学科348.00/500(69.6%)1.9倍
経済学部|経済学科273.50/350(78.1%)3.8倍
経済学部|経営学科267.50/350(76.4%)3.3倍

 

一番倍率が低く、ボーダーも低いのが法学部法律学科になります。倍率は2021年度が1.9倍で、2020年度が2.1倍とそこまで変わりありません。逆に倍率が一番高いのが、経済学部経済学科で3.8倍です。2020年度も4.1倍と高倍率になっています。ボーダーも80%近く取らないいけないので、ハードルが高くなっています。

 

前期4教科型

 

学部・学科ボーダー倍率
経済学部|経済学科352.00/450(78.2%)2.2倍
経済学部|経営学科352.00/450(78.2%)2.0倍
法学部|法律学科371.00/550(67.5%)1.3倍


前期3教科同様、倍率・ボーダーともに低いのが、法学部法律学科です。2020年度も1.4倍と

低いので、共通テスト利用入試では、3教科4教科ともに法学部法律学科が穴場ということがわかります。

 

成城大学の総合型選抜

 

学部学科出願資格1次試験2次試験
経済学部

評定:3.8以上

英検2級以上相当

書類審査(調査書

志願理由書

活動報告書

外国語検定試験の成績証明書)

小論文

個別面接

文芸学部英文学科・ヨーロッパ文化学科英語外部検定試験

書類審査(調査書

志願理由書

外国語検定試験の成績証明書

本人写真)

面接
文芸学部マスコミュニケーション学科評定:3.7以上

書類審査(調査書

自己評価書

志願理由・学習計画書)

面接
法学部2022年3月高等学校を卒業見込みの者

書類審査(志願理由書

卒業見込み証明書か卒業証明書)

1次試験(文章読解力審査)

面接:資料分析力・表現力審査
社会イノベーション学部英語外部検定試験のスコア書類審査(志願理由書、卒業見込み証明書か卒業証明書)、英語の基礎学力審査、論述審査書類審査・面接審査

 

経済学部のその他出願資格

文芸学部英文学科・ヨーロッパ文化学科の出願資格

社会イノベーション学部の出願資格

経済学部・法学部・社会イノベーション学部は、他大学も併願可能です。学力審査や小論文や面接試験があるので、成城大学への志望度が高いもしくは、一般選抜に向けての勉強に支障が出ないなら受験も可能だと思います。

 

まとめ

学部は文系学部のみの構成になっています。文系学部が多いからか、女性比率は高くなっています。

1年時から就職の方に力を入れていて、就職率が96.6%、満足度が98.3%と高水準になっています。

1学部の受験回数は2回と少なめなので、志望度が高い場合は、他学部の併願や、共通テスト利用や総合型選抜も視野に入れて、受験されると良いと思います。