滋賀大学とは?偏差値・学部や入試情報など基本情報を解説!


今回の記事では、滋賀大学という国公立大学について、大学情報・入試情報・就職情報などを網羅的にまとめてご紹介していきたいと思います。受験を考えられている方にとっては、大変参考になる情報かと存じます!滋賀大学の受験を検討される方は、必見です。

滋賀大学とは

滋賀大学とは、その名の通り滋賀県に拠点を置く国立大学です。すぐ近くには琵琶湖があり、開放感あふれる学び舎で、滋賀県内を中心に関西圏の受験生で国公立受験を望まれる方にはよく選択肢に入ってくる大学です。関西では一定名の知れた大学でもありますし、後述しますが「特化した何かの専門知識」を身に着けやすい大学でもあります。真面目な気風が比較的強く、誠実に勉学に向き合いたい方にも向いている大学だと言えますね。

滋賀大学の学部紹介

滋賀大学の学部は、大きく分けて3つです。教育学部・経済学部・データサイエンス学部となっています。他の大学でも聞き馴染みのある学部から、一風変わった学部まで様々ですが、滋賀大学における学びは一定、他の大学と差別化が目指されている点で注目しておくべきです。

教育学部

例えば教育学部ですが、こちらは入試の区分こそ分かれていません(副教科など実技を伴う教師過程のみが分かれていて、後の過程は入試段階では区別がなされていないケースがほとんど)が、一部で「環境教育課程」というコースがあります。

こちらは滋賀県の、関西地方でも特筆すべき豊かな自然を活かし、琵琶湖での課外体験なども積極的に行われ、自然に対する素養を高めるというカリキュラムが用意されています。自然環境に特化した学ぶコースは全国の大学を見てもほとんどなく、滋賀県で学ぶ「意味」というのを存分に与えてくれます。

経済学部

次に経済学部ですが、こちらもなかなかクセが強いです。というのもほとんどの大学では経済学部の中でも特定の学科に分かれて、専攻分野を掘り下げていくのですが、滋賀大学ではこちらも入試の際に一切の区別がありません。経営・会計・ミクロ経済学・マクロ経済学といった経済に対するあらゆる知識を学部内で体系的に学ぶことができ、非常に多種多様な講義が用意されています。非常に総合性の高い学部であり、広く遍く社会で有益な知識を身に着けることができます。

この点は非常に面白く、後述しますが、社会に出てからの潰しもききやすいですし、単純に自分の見識・可能性を大きく拡充できます。大学で経済学を学ぶ気概が強い方にとっては、これ以上ない舞台であるとも言えるかもしれません。

データサイエンス学部

最後にデータサイエンス学部ですが、こちらは聞きなじみがないかもしれません。というのも、昨今のデータ・AI的なハイテクの潮流を受け、2017年に建てられた新進気鋭の学部であるからです。

これからの世の中でいわゆるビッグデータを扱う場面は非常に増え、多くの方の憧れの職業の一つでもあるコンサルタントの方でも重視される力です。若年層が減っていく日本の未来で、数字やデータを駆使して生産性を上げて働くことが重要になってくることは言うまでもなく、今後の社会においてますます必要不可欠性が伸びてきそうな注目学部でもありますね。

滋賀大学の学生数(男女比)

滋賀大学の生徒数は、2021年データで3440人になっています。内訳で言うと男性が2160人、女性が1280人。比にすると、6割2分程度が男性になっています。国公立大学ということで、一定は男性が多い傾向にありますが、滋賀県の比較的よい立地にあるという点、そもそも関西圏であるという点、学びのカリキュラムが充実している点などを踏まえ、女性の方の受験も盛んな大学であると言えます。

滋賀大学の所在地(キャンパス)

滋賀大学のキャンパスは、彦根市と大津市に二つ。どちらに転んでも、滋賀県内で学べることには変わりなく、比較的都心部であるとも言えますので、利便性は高めです。

 

メインキャンパスとなるのは、彦根市馬場1丁目1番1号に所在の方です。こちらには大学の統括組織や、経済学部・データサイエンス学部の研究設備が包括的に含まれています。こちらは彦根駅から専用の直行バスが運行されており、通学の予定も組みやすいです。そこから10分程度ですので、交通の便も良いと言えます。

 

もう一つの大津キャンパスはと言うと、こちらは大津市平津2丁目5番1号に所在しています。教育学部のメインキャンパスとなっていて、教育学部を志望される方は注意が必要です。アクセスには石山駅からバスで約10分程度の毛色になりますが、最も理解しておくべき点は専用の直行バスがないという点です。学生数も少なくなるので仕方のないことではありますが、例えば交通の乱れや混雑状況のあおりを受けてしまう可能性も。メインキャンパスに比べると、やや利便性が下がる点は理科をしておきましょう。

滋賀大学の就職情報/大学院進学率

次に皆さんが気になる、卒業後の進路のお話です。まずは大学院進学のお話からです。

大学院進学

令和2年度(2020年度卒業者のデータ)を参照しますと、卒業生が858人。そのうちで大学院進学をされたのは、41人でした。卒業生のうち約4パーセント程度しか大学院への進学をするわけではなく、控えめな数字になっていますね。要因としては、まず理系的な学問が少ないという点。大学院へ進学されるのは、やはり理系の方が多くなる傾向がありますが、教育学部・経済学部はあくまで文系色の強い学部。特に滋賀大学の経済学部は就職にも強さを誇る学部ですので(後述)、わざわざ大学院に駒を進められる方が少ないのですね。

実際に大学院進学者の方の内訳を見ても、理系色の強いデータサイエンス学部からは実に21人が大学院に進学。大学院進学者のうち、半数以上を占めています。

就職事情

では就職事情についてもお話を広げていきたいと思います。卒業生が858人とお話をしました。その中で就職決定をされたのは756人で、大学院進学者を差し引いた実に大学全体で92パーセントの方は進路が確定していると言えます。ある程度安心できる数字ではないでしょうか。学部ごとに進路を細かく掘り下げていきます。

教育学部

教育学部ですが、こちらは言うまでもなく教員になられる方が最も多いです。就職決定者の219人のうち、162人が教員になるという入学時の目標を達成していて、かなり高い数字であると言えます。しかし、滋賀大学の教育学部のカリキュラムは教師になることだけを前提としたものではありません。

障がい者学習に特化したカリキュラムも例えば用意されていて、その知識を活かして福祉や介護の道に進まれる方も少なからずいるのです。実際に進路内訳を見ても、その道を選ばれた方が教師に次いで二位の占有率を誇っています。自分の学びを就職後に活かしやすい学部であると言えますね。

データサイエンス学部

次いでデータサイエンス学部ですが、こちらも学科内だけで見ると就職決定者の方が圧倒的に多いです。(大学全体の比で見ると大学院進学をされる方が多いだけ)

一番の進路として多かったのは、イメージ通り、情報通信業界。就職決定者70人のうち、29人がその業界に内定されたようです。次に、メーカーなどの製造業。こちらは管理部門としての役割、あるいはデータ工学の知識を活かして、電子機器やプログラミングの設計などにも直接的に携わることができ、活躍の間口が広いということなのでしょう。これらの就職者が大半を占めているというのが現状です。

経済学部

最後に経済学部ですが、こちらからは467人の就職決定者が輩出。経済学部全体で525人の卒業生がいますので、多くは就職ということになるわけです。

滋賀大学の経済学部は、勉学に特に明るい印象があり人事担当者からの受けも良いとの評価です。偏差値などを考慮しても「割のいい」待遇を受けられることが多いかもしれませんね。就職先を見ても、メーカーから金融、サービス業まで非常に幅広く、どのような業種にも内定者を輩出しています。これは広い業界から評価を受けていることの裏返しでもあり、

一定のオススメができます。勉学を真摯に頑張った分のリターンは受けられます。滋賀大学全体に共通する傾向として、自分の力を入れたことがそのまま進路に活かしやすいという点は非常に魅力的ですね。

滋賀大学の学部別偏差値と倍率

次に滋賀大学の各学部の偏差値と倍率についてお話をしていきたいと思います。

教育学部

まずは教育学部です。教育学部の偏差値は、45.0~50.0となっています。偏差値のが低く出ているのは、やはりと言うべきか実技を伴うような、専門的な教育科目の学科。音楽・美術・体育は低めになっています。一方、それ以外の文系科目・理系科目はどちらも偏差値50.0になります。倍率は学部全体で2倍台後半となっていますが、先ほども紹介した副教科系の学科はばらつきが。

音楽・美術は昨年度1倍で非常にイージー、体育は定員が少ないため3倍台と高く表示されています。

経済学部

次に経済学部ですが、こちらは偏差値にして55.0~57.5程度。数字の面でも門戸の広さと相まって、滋賀大学の看板学部と言っても差支えないでしょう。学科ごとのばらつきもほとんどなく、全体的に高いレベルが担保。ですが倍率は全体で3.6倍と思っていたより低くはないですが、学科の方向性によって人気は上下。全体としては

3倍台前後と安定しているのですが、何と言っても夜間学科があるのが滋賀大学の経済学部の特徴。学科の色も相まって、こちらは流石に人気になりづらく、倍率も1倍台中盤。一部の方は選択肢に入れてみてください。

データサイエンス学部

最後に、データサイエンス学部です。こちらは偏差値52.5~55.0となっています。実際問題、学科は一つなのでこの違いは前期と後期の違いということになります。

倍率は前期が2.0倍、後期が3.2倍となっています。全体の倍率は3倍台前後となることがほとんどですが、後期が引っ張り上げている側面もあるので、前期の方は少しだけ気が楽ですね。

滋賀大学の入試情報や科目

最後の項目として、入試情報と科目を取り上げていきたいと思います。なお、全ての情報を網羅的に完全に取り扱うことは不可能ですので、さらに調べてみたい点は、公式ホームページなどをご覧くださいね。

教育学部

まずは教育学部からです。教育学部は前期と後期に大きく分かれていて、その中でも文系・理系に分かれます。細かい所属・専修は入学が確定してから決められるのが面白いポイント。

前期は文系・理系ともに5教科7科目。一般的な文系・理系の国公立大学の違いで、社会・理科の解答科目数の違いだけですね。二次試験はどちらも二教科。英語はどちらも必須で、文系なら国語、理系なら数学が追加されます。さらに障害児教育コースでは、面接型の入試が。こちらは二次試験が英語+面接になります。

そして、前期の括りには副教科の実技科目も含まれています。こちらも二次試験の内容が異なってきて、外国語+志望教科の実技が。実技の配点は英語の二次試験の3~4倍に設定されていますので、避けては通れません。

後期は文系・理系ともに共通で、5教科7科目~受験が可能。二次試験は小論文のみになります。共通テストの得点率は60パーセント前後で安定していますが、音楽・美術は人気が低迷しており、50パーセントです。

経済学部

次に経済学部です。滋賀大学の経済学部は入試が少しイレギュラー。というのも、国公立でありながら科目数が少なめから受験可能だからです。国語・外国語の選択型と、数学・外国語の選択型があるのです。その中でもA方式・B方式に分かれるのです。

A方式はなんと、必須二科目に一科目を追加して、なんと三教科の受験が可能。B方式は、一般的な国公立受験とほぼ同じスタイルです。共通テストの得点率はというと、こちらも自ずと上下してきます。

 

ちなみに「選択型」とされている科目は二次試験でも課されるのです。ちなみにA方式とB方式は併願が可能で、5教科以上の受験をされた方は、A方式・B方式のどちらか順位が高い方で合否を出してくれます。

後期はレギュレーションから全く一緒。定員も多いことから、共通テストの得点率は爆上がりするわけでもないです。おおよそ5パーセント前後の増加率で、後期なのに少し狙いやすくもあります。

データサイエンス学部

こちらは、学科が一つなので極めてシンプル。前期も後期もレギュレーションが概ね一緒で、国語・数学が必須の5教科7科目。前期は数学と英語の二教科が二次試験となっているのですが、後期は英語と総合問題という少し謎の出題が。データサイエンス学部は新設の学部で過去の傾向も少なめでどうも対策が取りづらいです。

こちらは一概にこの対策をしてください、とも言いづらいですが、過去のデータなら就職試験のSPIや玉手箱的なデータ読み取りの問題が中心となっています。余裕がある方は過去問を中心に、対策をしておいてもよいかもしれません。

共通テストの得点率は、前期が65パーセントで後期が73パーセント。

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました。滋賀大学についてよく理解できたのではないでしょうか。これを参考に、受験を検討されてみてください。

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