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アクシブ本部ブログ

高3秋からの受験勉強で大切にしていたこと

アクシブアカデミー本部で働く東大生・難関大生による受験経験をご紹介!

今回のテーマは「秋からの受験勉強で大切にしていたこと」

T先生 東京大学教養学部文科二類 東京大学教養学部教養学科地域文化研究分化アジア日本研究コース

秋からは苦手な科目に時間を割くのはやめました。

私の場合は国語と数学が苦手だったので塾の映像授業と手に入った過去問を解ききることだけを考えてやっていました。それ以外の参考書、テキストに関してはあまり使っていなかったような覚えがあります。反対に、得意な科目に関してはさらに多くの時間を割くことに力を注ぎました。

感覚的には苦手科目:得意科目が1:3くらいです。また、秋以降には大手予備校の大学ごとの実践模試が連発するのでそこで成績を残すことだけを考えていました。

そのため学校の定期テストや宿題はほとんど考えず大学に向けての勉強だけ考えていました。秋の終わりからは本格的に過去問を解くことに集中しました。

東大は過去問が豊富で25年分くらい入手できるのでこの時期からやる必要があったと思います。

また、国立大学を受験する人にはセンター試験も必要だと思いますが、これは夏までに本番で必要とする点数に近いレベルまで点を取れるように仕上げ、秋以降はあまり考えないようにしました。

形式を忘れないように週に一回ほどは時間を取りながら勉強しておき、1月に入ったころから再開し、本番一週間前はセンター試験モードに入りました。

K先生 東京外国語大学 言語文化学部 西南ヨーロッパ第2フランス専攻

英語が難しい大学を多く受ける予定だったので秋以降はとにかく英語を読みまくりました。

自分が受ける大学の過去問題はもちろんだけど、それ以外にもいろいろな大学の赤本を学校から持ってきて毎日毎日読み続けました。

そうやっていると自分の家にだんだん読み終わった赤本が自分の家に積まれていくんだけど、それを見て英語の自信が湧いたのを覚えてます。

読んでいるとき意識していたことは、流し読みになっていなくて内容がきちんと理解できているか、読解速度、あと単語です。

分からなかった単語は読みながらリストアップして、その日のうちに絶対に覚えていました。 秋以降は夏休み前と違って演習に取り組んでいくことがめちゃくちゃ増えます。だから、集中力が持続して勉強できる時間と、休憩する時間の区別をしっかりすることが大切だと思います。

特に俺にとってはご飯の時間がいい息抜きになっていました。いつも同じ塾の友達と時間合わせてコンビニ行ってご飯食べていたんだけど、勉強の話なんか全然しなくてほんとに受験生かってくらい盛り上がって喋って笑ってました。

毎日この時間だけはちゃんと息抜きできて、そのおかげで勉強へのモチベーションが下がらなかったり、集中してできていたんだと思います。

一番大事にしていたことは、基礎の確認です。

ずっと演習問題とか、世界史だったら年号から、教科書に乗っていないような単語まで暗記しようとしていたんだけど、それでもどの教科も基本単語とか文法とか絶対に抜けちゃいけない部分ていうのがあって、そこが抜けていると感じたときにはすぐに確認、暗記し直していました。

少しでも思い出せないことがあるとすごく不安になって勉強に手が付かなくなってしまうので、気になったことはすぐ確認が大事だと思います。

H先生 お茶の水女子大学 文教育学部芸術・表現行動学科舞踊教育学コース

受験校の過去問を中心に、英国(二次試験の受験科目)の記述の特訓です。

8月の模試で目標に届かなかったので、かなり焦っていました! しかも私の場合、第一志望より併願のほうがレベルが高いといったことになっていたので、早めに第二志望の対策をするために第一志望の過去問は9月と10月で10年分終わらなきゃいけなかったんです‼

だからといって過去問は限られた年数分しかないので、基本的に問題にかかる時間の2倍は復習の時間をとって、受験大学の出題の癖の分析やそれに対する自分の得意不得意の把握などもやっていました。(ちなみにセンターレベルはたまにⅡBをやって確実にするのと世界史がとにかくひどかったので記述以外はほぼ世界史をやっていました。マークがある程度安定していたのがかなり救いでした。)

秋以降で大切なのは、夏に上げた点数を絶対に落とさないことです!!

過去問も増えてきて一つ一つ時間のかかる勉強なのに、学校が始まってとにかく時間がないので学校の休み時間に塾で終わらなかった問題の解き直しをするといいと思います。(本当にわからないときは友達に教えてもらったりすると、息抜きにもなります!)

あと、センターでしか使わない副教科はとにかく時間がもったいないので学校の授業をめちゃくちゃ聞いて復習に使っていました!

学校によって違うと思いますが、授業がまだちゃんとある人は、寝てしまうのが一番損です!笑

息抜きも必要なんですが、やらなきゃというのと夏が終わってしまったという焦りでとにかく必死だった記憶しかないです…。

でも塾の校舎に高校の友人が多かったので、行き帰りに少し話しながら帰るのは息抜きでした!

美味しいものを食べながらやったりして、とにかく時間と体力を無駄にしないような息抜きの仕方を考えられるといいと思います。

あと、今思えばすごい必死だったなと思うこととしては、実技の練習で疲れてしまうことが多かったので、どうしても寝そうなときは少し賑やかな休憩スペースで立って勉強していました…。

周りにはそういう子が多かったので意外といいんだと思います…笑

秋は夏で燃え尽きた子と先が見えて焦る子にはっっっっっきりわかれて、かつどちらが最終的に受かっていくかは本当に予想通り綺麗にわかれていたので、とにかく時間を無駄にしないこと!それに尽きます‼‼

M先生 東京外国語大学 言語文化学部 マレーシア語専攻

秋からは二次試験の勉強、特に記述の勉強を中心にしていました。

冬はセンターの対策を、センター後は私立の対策もしなきゃいけなくて、記述の練習をする時間が足りないと思い、秋は記述ばかりやっていました。

自分は外国語を大学で学びたかったのもあり、受験校はどこも英語の配点が高かったので英語中心にやっていました。

二次試験の勉強をするとき、自分が受ける大学の過去問はもちろんですが、出題傾向や出題分野の似ている大学の過去問も解きました。

二次の過去問を解く上で大切にしていたことは、周りの先生を上手く利用することです。記述問題は自分で採点するのが難しいので、必ず学校の英語の先生や塾の先生に採点してもらって、間違えた問題は納得行くまで説明してもらいました。

また、どんな問題を解くときも絶対に時間を測って、時間内に解く練習をしました。自分は性格上試験になると緊張してテンパるのは分かっていたので、過去問は制限時間よりも短い時間を設定して解いていました。

各大問ごとに何分時間をかけていいのかを自分の中で決めたり、どの問題から解くのか考えたり、試験の作戦も練るのも大事だと思います。他に、自分の受けた大学では英作文の問題やリスニングのテストがありました。

英作文は、記述問題と同じで自分で採点できなかったので、学校にいるネイティブの先生に採点してもらっていました。もちろん英語で質問して英語で説明してもらってました。秋からのしんどい時期に数少ない楽しい時間でした。

リスニングは、短期間でどうにかなるものではないと思っていたので秋ぐらいから本格的に勉強を始めました。毎日決まった時間、リスニング教材や過去問をやったりネイティブの先生からもらった音源を利用していました。

他に大切にしていたことは、夏までに積み上げたものを無駄にしないことです。文法や単語や熟語はやっぱりやらないと忘れていくので、過去問を解いていても空いた時間には文法書や単語帳は絶対に読んでいました。

でもあまり時間は取りたくなかったので、スピード上げて短時間に一気に読み直すようにしていました。 メンタルの部分で、自分の高校では10月と11月に模試を毎週のように受けて毎週結果が返ってきていました。

判定はほとんどDやEばっかりで正直メンタルやられそうでしたが、志望校変えると甘えてしまうと思ったので一度も変えませんでした。

本番取れればいいやって思っていい意味であまり模試の結果は気にしすぎない方がいいと思います。

K先生 東京大学大学院情報学環・学際情報学府 文化・人間情報学コース

とにかく、過去問以外の新しいものには手を出さないことにしていました。市販のものよりも学校や塾の教材の方が使い慣れていたし、下手に他のものに手を出して不安になるのが怖かったからです。

秋以降はアウトプット中心になっていくので、その中で出来なかった問題や不安に思った事柄について、自分の手元のテキスト・問題集で復習をして、もう一度解いてみて…の繰り返しだったと思います。受験が近くなり、焦るあまりにあれこれと新しい本を買う人がいますが、私は「これが一番いい!」「こっちの方が合格しやすい!」みたいな噂は信じていませんでした。

信頼できるものなら、なんでも良いから徹底的にやること。テキストには、過去問などで得た知識や情報を全て書き込んで、自分だけのものにしていくことを大切にしていました。

スケジュール感としては、9月から国公立・私大の過去問を解きつつ、不足していると思う教科・単元のインプットを並行して行い、12月後半からセンター対策、センター後に二次試験対策の最終確認という感じです。

センター対策とその他の勉強とは一緒の時期にはやってなかったと思います。 気持ちの面では、集中を切らさないために、好きな教科(数学・物理)と嫌いな教科(国語・社会)を交互にやって、萎えないように…というのは気をつけてました。

逆に、何かがあって落ち込んだり不安になったら、好きな教科だけやる日もあったような記憶があります!特に国語は現代文が嫌いだったので、集中力の高い午前中に解いて、先生に提出してしまうと、「自分偉い!」という気持ちになっていました笑

K先生 東京大学文科一類 東京大学法学部第一類(総合コース)

優先順位を定めて勉強することです。部活の引退や高校生活最後の行事が終わって、受験に本腰を入れる時期になってくると思います。そんな中今まで、あまり受験勉強に力を入れてなかったら、秋の模試の結果が悪くて、落ち込むかもしれません。

でも、それはある意味当たり前のことです…!浪人生などに比べたら、勉強時間が少ないのは当たり前ですから。だからこそ、秋から入試まで、大切なのは、「どの科目に」「どれくらいの時間を割くか」決めることです。

そのためには、私はまず、自分が受験に必要な科目の自己分析を行いました。数学はかなり得意で問題を解くのが楽しかったので、一日1時間、リフレッシュ代わりに。古文がいまいちなのは、古語不足によるものだったので、通学中や寝る前に古語をやる。英語と世界史が苦手だったので、毎日どちらも演習から暗記までそれなりに時間をとって、優先順位を高くしてました。

他には、週に一度、日曜日に調整日を設けて、その週で出来なかったことは、調整日で間に合わせるようにしてました。そして、余った時間は優先順位が高い科目(私の場合、世界史と英語)をやっていました。

あまりモチベが上がらない時は、人目がある場所(寝ないところ!、カフェや学校のラウンジ)に、スマホを持たないで勉強道具と筆記用具だけ持っていくのがおすすめです!

あとは、さんざん書いておいてあれですが、ネットや周囲の人たちが、勉強法やらモチベアップやら色々なアドバイスがあると思います。しかし、全てに惑わされてはいけないです。「めっちゃ優秀な人がやっていた勉強法」は必ずしも「自分にあった勉強法」ではありません。

これもあくまでおすすめなので、自分にとって一番効率の良い勉強法を導き出すのが一番です!

N先生 法政大学 経営学部 市場経営学科

英語はある程度固まっていたので、秋からは苦手だった世界史と数学に多くの時間を割いていました。

世界史はやらないとすぐに忘れてしまったので、今日はこの時代と決めて毎日一問一答をやっていました。一問一答だけやっていると流れが分からなくなってしまったので、そこは流れ図をつかって補っていました。

数学は青チャートを繰り返しやっていました。11月ごろはセンターの予想問題集を定期的に解き、時間配分など練習していました。

予想問を解いていく中で、自分の苦手をみつけて、そこを埋めていくようにしました。

K先生 東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻

秋は体調を崩しやすい季節なので、手洗いうがい・早寝早起きをとにかく徹底しました。

それぞれの科目が佳境に入ると思うので、もう一周ずつ基本・標準レベルの問題集を説いた。

併願校を決定した。 特別秋から勉強方法や態度を変えるようなことはしていない。毎日決めたことをやる。

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