三重県で看護師を目指すならこの大学！三重県立看護大学についてまとめて紹介

三重県で看護師を目指す受験生にとってまず第1志望の候補となりますのが「三重県立看護大学」ではないでしょうか。ここでは三重県立看護大学の特徴と入学をするのにおさえておくべきポイントを紹介します。この記事を読むことで三重県立看護大学を目指す受験生が具体的に何を準備しておけばいいのか？このような疑問が解決できるでしょう。

三重県立看護大学の特徴は？

看護師だけじゃない！保健師の国家試験受験資格の取得も必修

三重県立看護大学は在学中の4年間で看護師と保健師の国家試験受験資格の取得を必修としてカリキュラムを組んでいます。多くの看護系の大学は看護師試験の受験資格は必修となっていますが保健師は必修ではありません。大学によっては保健師課程履修コースを選択しなければ受験資格を取得することができません。またそもそもの保健師課程の履修に定員のある選抜制をとっている大学もあります。

このように大学によって保健師国家試験受験資格の取得できるかどうかは様々です。三重県立看護大学では少なくとも看護師と保健師の両方の国家試験受験資格が得られます。さらには助産師や養護教諭免許も選択科目によっては取得できるカリキュラムになっています。将来どのような職種に進むのかを在学中に時間をかけてゆっくりと考えたい学生にとっては大きな魅力になります。

単科大学だからこその魅力！充実したサポート体制で総合大学にない授業がある

単科大学の強みとして看護学を学ぶのに特化した制度や支援を実施できるところにあります。「チューター制度」学生数人に1人のチューター（担当教員）がつくことで授業でわからなかったことの補完や就職対策など幅広く相談することができる体制が整っています。また国家試験対策としての模擬試験や補講なども手厚く実施されています。

「国際看護実習」や「卒後研修」が組み込まれていることも特徴的です。国際看護実習はタイのマヒドン大学とイギリスのグラスゴー大学と交流し講義や施設見学を行う実習も組み込まれています（近年は新型コロナウィルス感染症の影響で中止になっています）。卒後研修では学生自身が見出したテーマを実際にデータ収集し分析します。そこから導きだされた考察を報告書としてまとめ履修生全員が研究結果を発表する機会があります。

看護学部の学費は？

三重県立看護学部の4年間で必要な学費は270万円～290万円ほどになります。この内訳は「授業料」「入学料」「その他必要な諸経費」となります。国公立大学の授業料は年間535,800円と決まっています。初年度のみ入学料が必要になりますが「三重県の住民」「三重県以外の住民」で異なります。「三重県の住民」は188,000円「三重県以外の住民」は376,000円となります。加えて必要な諸経費（学生保険や後援会、教科書、実習教材など）として合計300,000円ほどが必要となります。これら全てを合計すると4年間では270万円～290万円の学費となります。

看護学部の入試科目は？

三重県立看護学部の入試選抜は「一般選抜」と「特別選抜」があります。「一般選抜」は大学共通テスト個別試験の結果から合否を判定されます。「特別選抜」では学校推薦が募集枠の大半を占めています。全ての選抜において面接試験が組み込まれています。

大学共通テスト入試が必須の「一般選抜」

募集枠が最も多い「一般選抜」は大学共通テストの受験が必須です。大学共通テスト入試と大学個別試験があり合計点で合否が判定されます（後期日程の大学個別試験は面接のみです）大学共通テストでは「国語」「地理歴史・公民」「数学」「理科」「外国語」の5教科の入試が必要です。

前期・後期日程ともに大学共通テストで必要な教科と科目名は下記となります。

前期日程の一般選抜と地域枠を併願する際は下記の個別学力検査の成績が判定に用いられます。

大学共通テスト入試の必要がない「特別選抜」

特別選抜には「学校推薦型選抜」「帰国生徒選抜」「社会人選抜」「地域推薦型選抜」「指定校推薦型選抜」「東紀州地域指定校推薦型選抜」と多様な型式があります。ここでは募集枠の最も多い学校推薦型選抜で必要な入試教科と科目を紹介します。

看護学部の入試難易度は？

三重県立看護大学の偏差値は47.5～50.0となります。全国にある同じ看護系の国公立大学と比較しても低い偏差値となっています。大学共通テストのボーダーライン得点率は前期日程が54％～57％です。後期日程が62％となっていることも目安にするといいでしょう。入試倍率は一般選抜が2020年は4.4で2021年が3.2でした。学校推薦選抜では2020年が2.9で2021年が2.6でした。中でも一般選抜の後期日程では2020年で6.3、2021年で5.8とやや高くなっています。

看護学部の就職情報と得られる資格は？

卒業生の就職先情報

ここでは2022年3月卒業生の就職先を紹介します。就職希望卒業生の8割以上は看護師として大学附属病院または国公立私立病院に就職をしています。三重県内での就職者割合は全体の56％で卒業生の多くは県内の病院に就職をしています。

主な県内の就職先としては三重大学附属病院、三重県立総合医療センター、鈴鹿中央総合病院、伊勢赤十字病院などがあり県内基幹病院に就職しています。県外では名古屋市立大学附属病院や藤田医科大学附属病院、トヨタ記念病院など愛知県での就職者も27％います。また保健師としても全体の14％が就職をしており三重県だけなく近隣の都道府県にも就職しています。

看護師国家資格の合格率は全国平均以上

学生全員が「看護師国家試験受験資格」「保健師国家試験受験資格」を取得することができる三重県立看護大学の合格率を紹介します。三重県立看護大学の2017年から2021年の過去5年間での看護師国家試験合格率は97.1～100％でした。全国の合格率は94.3～96.3％ですので高い合格率といえるでしょう。また三重県立看護大学の保健師国家試験合格率は82.5～96.0％に対して全国の合格率は85.6～97.4％です。看護師国家試験合格率は全国水準より高い傾向にありますが、保健師国家試験合格率は全国と同等の結果でした。また助産師国家試験の合格率は90.0～100％で毎年10名もの受験者がいます。

まとめ

ここまで三重県立看護大学の特徴と入学をするためにおさえておくべきポイントを紹介してきました。看護師や保健師を目指しているがどこの大学にすれば良いのか？また地元の三重県で看護師を目指していきたいが三重県立看護大学がどのような大学なのかわからない。このような疑問の解決に役立ったのではないでしょうか？三重県立看護大学のことをもっと知りたいと思った受験生は大学のホームページも併せて確認してみてください。

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