【大学受験】京都大学の取得できる資格、医療系の入試情報·大学紹介などまとめ！

今回は、京都大学で医療系の資格を取得できる学部を解説します。医療系の仕事に就きたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

京都大学とは

京都大学とは、京都府京都市に本部を置く国立大学です。大学偏差値研究所の「大学偏差値ランキング2022〜2023」によると京都大学の偏差値は72.3で、東京大学に次ぐ堂々の2位を誇っています。

教育理念に「対話を根幹とした自学自習」を掲げ、学生が教員から知識や技術を修得しながら、主体的に学問を深められる環境が整っています。自ら課題を探求し、解決に向けた道を切り拓くための教育が高度で独創的な研究につながっています。

京都大学で取得可能な医療系資格

はじめに京都大学で取得できる医療系資格をご紹介します。

※助産師は、修士課程で助産師国家試験資格を取得できます。

京都大学で医療系資格が取れる学部を紹介

京都大学で医療系資格が取れるのは、医学部です。医学部には、「医学科」と「人間健康科学科」の2学科がありますが、上記の医療系資格が取得できるのは人間健康科学科になります。それでは、学科の詳細についてみていきましょう。

医学部人間健康科学科

人間健康科学科は、京都大学らしく自由を重んじ、大学院との接続を強化した学部教育によって世界をリードする医療人·医学研究者を育成しています。京都大学医学部附属病院やiPS細胞研究との横断的な連携を通して、ビッグデータ医科学や細胞再生医学などの新分野における研究教育を推進しています。

一般選抜で入学した人は、2年次後期に希望と適性に応じて「先端看護科学コース」「先端リハビリテーション科学コース」「総合医療科学コース」の3つのコースに分かれます。特別入試で入学した人は、入学時にコースを選択します。

先端看護科学コース

先端看護学コースは、最先端の看護科学を修めた看護師·保健師を育成するコースです。「健康について科学すること」を教育テーマの中心に、ヘルスプロモーションの考え方を学習し、保健·医療·福祉分野で「健康科学」を実践できる力を養います。教育·研究体制として大講座制を採用しており、3つの講座にて最先端の研究を行っています。保健師は選抜試験を実施し、「保健師選択課程」を履修した学生に国家試験資格が付与されます。

先端リハビリテーション科学コース

先端リハビリテーション科学コースは、先端科学の知見をもつ理学療法士·作業療法士の育成を目指すコースです。「先端理学療法学講座」と「先端作業療法学講座」があり、2年次後期の終了時に希望の講座を選択します。

先端理学療法学講座

先端理学療法学講座は、大学院までの一貫した教育により、研究マインドを持った先端医療を支える理学療法士を育成しています。京都大学医学部附属病院で行われる最先端医療に接しながらの臨床教育が強みで、科学的な根拠のある医療に基づいた判断力と柔軟な対応力を身につけます。

先端作業療法学講座

先端作業療法学講座は、臨床現場で活躍できる作業療法士や作業療法学の進歩と発展に貢献できる研究者を育成する講座です。臨床認知神経科学と脳機能リハビリテーション学の2つの分野が協力することで、問題解決への科学的な視点を養います。また、京都大学医学部附属病院との連携により、臨床につながる教育を行っているのも特徴です。

総合医療科学コース

総合医療科学コースは、総合医療科学のリーダーとして活躍できる研究者·医療者を育成するコースです。大学院進学を見据えたカリキュラム設定により、高い専門性を身につけるための素地を学部から養成し、医学·医療の様々な分野における独創的な学術研究を推進しています。4年次に、「基礎系医療科学講座」「臨床系医療科学講座」「理工系医療科学講座」のいずれかの研究室に配属し、卒業研究を行います。また、所定の講義と実習で構成された「臨床検査プログラム」を履修すると、臨床検査技師の国家試験資格を取得できます。

医学部人間健康科学科で取得可能な資格

人間健康科学科の所定の課程を修了し、卒業及び卒業見込みの人は、厚生労働省が実施する国家試験の受験資格が与えられます。コースに対応した国家資格と2021年の合格率は、以下の通りです。

医学部人間健康科学科の進路状況

続いては、人間健康科学科の進路状況です。ここでは、2020年度卒業者のデータをご紹介します。

京都大学の学部別偏差値と倍率

続いては、京都大学の学部別偏差値と倍率です。ここでは、バスナビの「京都大学偏差値·共テ得点率」と、河合塾Kei-Netの「2022年度 京都大学 出願状況」による一般選抜（前期日程）のデータをご紹介します。

京都大学の入試情報と科目

京都大学の入試情報と科目を確認しておきましょう。ここでは、医学部人間健康科学科の令和4年度選抜要項をご紹介します。詳細については、大学のホームページを確認してください。

医学部人間健康科学科

医学部人間健康科学科では、一般選抜（前期日程）と特色入試、学士入試を採用しています。

一般選抜（前期日程）

一般選抜は学科でまとめて行われ、コースは入学後に選択します。募集人員は、70名です。大学入学共通テストの成績、個別学力検査の成績、及び調査書から総合的に判断されます。定員に対する倍率や大学入学共通テストの得点次第では、第1段階選抜が行われることがあります。

【大学入学共通テストの受験を要する教科と科目】

【個別学力検査の内容】

特色入試

特色入試とは、学生の意欲や志を評価する京都大学独自の選抜方法です。幅広い分野でリーダーシップをとり、社会に貢献できる優れた人材の発掘を目的としています。人間健康科学科を受験する場合は希望のコースに直接入ることができるので、将来やりたいことが明確な人におすすめです。人間健康学科の試験の実施方式は、総合型選抜になります。試験内容は、以下の通りです。

論文と面接の配点は、各100点満点です。

【大学入学共通テストの受験を要する教科と科目】

学士入試

学士入試は、4年制大学を既に卒業し、看護師、理学療法士、作業療法士の資格を目指す人を対象とした入試です。合格したら、人間健康学科の2年次前期に入学します。教養科目は出身大学で修得したと見なし、3年間で大学卒業資格とともに国家試験受験資格が得られます。学士入試は、第1次選抜（書類選考）と第2次選抜（小論文、面接、外部試験の成績スコア）によって総合的に判断されます。募集人員は、以下の通りです。

まとめ

今回の記事では、京都大学で医療系資格を取得できる学部についてご紹介しました。気になる資格や学部があった人は、ぜひ自分でも大学のことを調べてみましょう。

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