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看護師を目指すならどっち?大学と専門学校の違いを解説!


病気やケガに見舞われた患者に対して治療などの医療行為に関わったり、患者の機能回復や社会復帰に向けてサポートしていくことが看護師の仕事です。医療技術の発展、社会の高齢化が進むにつれて医療関連職種の需要はますます高まっていくことが予想されており看護師という職種も例外ではありません。看護師の仕事は人の生命にも関わる職種であるため高度な専門性と高い倫理観が求められます。そのような人材となるためにどのような学校で看護学を学ぶかがとても重要です。とは言っても大学に専門学校、短期大学と選べる進路は様々です。ここでは看護師になりたいけど進学先はどうすればいいの?大学と専門学校はどちらを選ぶ方がいいの?といったギモンに対してまとめて解説します。

看護師になるには?まずは全体像を解説!

看護師になるには国家資格である看護師国家試験に合格し資格取得しなければなりません

看護師国家試験の受験資格者は「文部科学大臣の指定した大学において看護師になるのに必要な学科を修めて卒業したもの」「文部科学大臣の指定した学校において3年以上看護師になるに必要な学科を修めたもの」と厚生労働省ホームページに明記されています。

要約すると国から認められた看護師養成課程のある学校を卒業したものでないと看護師国家資格の受験資格はないということです。一般の4年制大学や短期大学を卒業したのみでは看護師の受験資格はありません。

看護大学と専門学校の違いは?よくあるギモン5選!

ここでは看護師になるうえで大学と専門学校はなにが違うのか?気になるギモンを比較しながら解説していきます。

最短の年数は?看護師になれるまでの期間を比較

ここでは高校卒業後からの最短年数について紹介します。高校卒業後に最短で看護師を目指せるのは「看護短期大学」または「看護専門学校などの看護師養成所」で3年間の看護師養成課程を修了して看護師になるルートです。一方で看護大学に進学すると4年制となるため短期大学や専門学校と比べ1年遅れます。

専門学校では看護師になるために集中した実技や実習を学びます。大学では看護師になるための実技や実習に加えて一般教養も学ぶため1年間の差がでてきます

身につけられるスキルや技術の違いは?カリキュラムを比較

養成課程のカリキュラムを比較する前にそもそもの大学や専門学校の目的を理解しておくと違いがわかりやすいでしょう。大学の目的は専門分野の知識やスキルを身につけるだけでなく、一般教養科目についても学ぶことで社会人として基礎となる力を養うことを目的としています。実践的な実技や実習だけでなく「なぜそうなるのか?」の理論を重視した考え方が身につけられるように学習カリキュラムが組まれていることが特徴です。

一方で専門学校の目的は卒業までに即戦力の人材を養うことを目的にしていますそのためカリキュラムは実技や実習が主体となっており看護師になるために特化したものとなっています。厚生労働省から定められている看護専門学校を含む看護師養成所では3年間で23単位以上(1単位45時間)つまり1,035時間の臨地実習を行うこととされています。3年間の期間で実践的なカリキュラムを組みますので過密なスケジュールになります。

経済的な負担はどのくらい違う?学費を比較

看護師になるまでに大学と専門学校でどのくらいが学費が違うのかを比較して紹介します。看護大学でも国公立か私立かで卒業までにかかる費用は大きく異なります

国公立大学の入学金と授業料は文部科学省により標準額が282,000円と535,800円とされています。公立大学は志望する大学が居住県内なのかどうかで入学金が変わってくること、国立大学の中でも大学によっては多少授業料が上乗せされている大学もあります。

看護学部はその他の費用として実習用品代や保険料、後援会費などが必要でこちらも大学によって必要な費用は前後します。概ね国公立大学では看護師になるまでには250万~300万円の学費が必要です。

私立大学では大学によっての差はさらに大きくなります。学費が安い大学では4年間の学費は350万円ほどですが学費が高い大学では700万円以上必要となりますその一方で専門学校は卒業までの学費は100万~300万円となります。必要な授業料が3年間と大学より1年間短いこと、公立の専門学校を選択すればさらに学費を抑えながら看護師を目指すことができます。

このように学費は一定の相場はあるものの大学によって大きく金額が異なりますので事前に調べておくことが必要です。

大学入学金授業料その他費用卒業までの合計
国立看護大学282,000円535,800円20万~30万円250万~300万円
公立看護大学28万~56万円535,800円20万~30万円250万~300万円
私立看護大学25万~50万円60万~110万円40万~80万円350万~800万円
看護短期大学30万~40万円70万~90万円20万~30万円250万~400万円
看護専門学校1万~30万円15万~50万円15万~30万円150万~400万円

取得できる資格は看護師資格だけ?卒後にとれる資格を比較

看護大学と専門学校を卒業して得られる共通の資格は看護師国家試験の受験資格です看護大学では4年間の養成課程を修了すると「学士」の称号が得られるのに対して、専門学校では「専門士(医療専門課程)」の称号が得られます。

卒後に得られる国家資格の受験資格も比較していきましょう。

看護大学では4年間の養成課程の中で保健師養成課程や助産師養成課程が履修できる大学もあります。つまりは大学卒業後に看護師国家試験と保健師国家試験、または看護師国家試験と助産師国家試験を同時受験しダブルで資格取得できるのが看護大学で得られる受験資格の魅力です。

注意点として保健師や助産師の養成課程は学部内で選抜制をとっている大学が多い点です。学部内での成績上位者しか履修することができないこともありますので大学学部内の募集課程も併せて確認しておきましょう。

一方で3年制の専門学校卒業で得られる国家試験の受験資格は看護師国家試験のみです保健師や助産師になるには保健師助産師の養成学校、または看護大学の専攻科や大学院に進学し養成課程を修了する必要があります。

入学難易度が高いのはどっち?偏差値や倍率を比較

志望する大学や専門学校によって合格に必要な偏差値は大きく異なってきます。ここでは大学または専門学校の入学選抜を受験する上での準備や過去の合格倍率から全体観を紹介します。大学や専門学校ごとの詳細は志望する学校の過去データを調べることが必要です。

まず難易度が高い志望校として上がってくるのは国公立大学の看護系学部でしょう。

国公立大学の入学選抜には大学共通テストが用いられています。そのため5教科7科目と広い範囲の教科科目の試験対策をする必要があります。また大学個々の個別学力試験も行われているため志望大学に応じた試験対策も必要です。国公立大学の中でも大学によって入学難易度に大きな差がありますので過去の偏差値も併せて調べることが必要です。

例えば、国立大学である名古屋大学の医学部保健学科の看護学専攻の倍率は2021年が1.8、2020年が1.6、共通テストのボーダーライン得点率63%で偏差値が52.5となりますまた公立大学である三重県立看護大学の倍率は2021年が3.2、2020年が4.4、共通テストのボーダーライン得点率は56%に偏差値は50.0~52.5となります。合格倍率だけでみると公立大学の三重県立看護大学の方が高いですが単純に比較できるものではありません。対策が必要な試験内容、共通テスト得点率、受験生の学力などをトータルで判断して志望校を選んでいきましょう。

一方で看護専門学校では入学選抜の試験対策は大学と比べると対策する範囲は狭いです。専門学校での学力試験の「国語」「数学」「英語」「生物」から2教科から3教科の対策となります。専門学校により「数学」や「生物」の組み合わせが異なりますので対策する教科を絞るためにも志望校は早めに決定した方が有利になります。その他の選抜として小論文や面接試験が設置されている学校が多いのでここは別途対策が必要です。

看護大学と看護専門大学、結局どちらがいいの?

これまで大学と専門学校の違いを解説してきましたが結局はどちらがおすすめなの?と思う受験生も多くいるのではないでしょうか。ここでは大学と専門学校を総合的に見ると結局どちらがいいのかについて紹介していきます。

幅広い進路選択ができる看護大学で看護師を目指すのがおすすめ!

看護大学の最大のメリットは4年間の在学期間中に看護学の理論から実践的な実技や実習を通して社会で活躍できる看護師を養成するカリキュラムが組み込まれていることです。高齢化と医療の進歩に伴い近年はより質の高い看護師の需要が高まってきています。大学での看護師養成は一般教養から専門知識やスキルと幅広く教養を受けた人材が養成されるカリキュラムが魅力です。

在学期間中に看護師以外にも保健師や助産師を目指したいという学生もいるでしょう。看護大学では3年次の課程選択によって卒後同時に資格取得が可能です。このように看護師だけでなく医療に関わって幅広く進路を決めたい人にとっては大学で看護師を目指すことはおすすめです。

まとめ

ここまで看護師になるためには大学と専門学校のどちらがいいか?全体像と具体的な違いについて紹介してきました。看護師になる課程で様々な進路選択がありますがどこの大学または専門学校を志望していくかの進路選択がとても大切となってきます。志望校選びに悩んでいる受験生にとって本記事が参考になれば幸いです。

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