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GMARCHの指定校推薦で合格するには?2021年度からの変更点も踏まえて解説

指定校推薦だと、GMARCHに入りやすい?」このような疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。GMARCHに指定校推薦で合格するのは、狭き門です。2021年度からの大学入試改革により、指定校推薦も大きく変更され、それに伴った対策をしなければなりません。この記事では、GMARCHの指定校推薦の流れやGMARCHの指定校推薦で合格するためにやるべきことについてご紹介します。2021年度からの大学入試制度変更に伴う指定校推薦の変更点についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください

GMARCHの指定校推薦とは?総合型選抜(旧AO)と公募推薦との違い

指定校推薦(学校推薦型選抜の指定校制)とは、大学が指定した特定の高校の生徒のみが出願できる入試制度です。高校側が成績や生活態度を考慮して、推薦する生徒を選びます。GMARCHの指定校推薦の枠は、高校ごとに1~3つほどしかありません。高校入学時からの日々の積み重ねが評価されるので、こつこつと努力する必要があります。

推薦枠を勝ち取るのは大変ですが、指定校推薦の結果は12月には出るので、一般入試を受けるよりも早く進路が決定します。従来の指定校推薦は、面接と小論文で合否が決定され、よほどのことがない限りほぼ合格していました。しかし、2021年度の大学入試制度の変更により、しっかりと試験対策をしないと不合格になる可能性があります。

総合型選抜とは

総合型選抜とは、小論文や面接、適性検査を通して、生徒の適性を見極める入試制度です。

大学独自の基準に合致する生徒に進学してもらうために、入学を志願する生徒の個性や能力、熱意などから、総合的に判断します。出願基準や推薦状などは必要なく、誰でも出願できます。指定校推薦との違いは、高校からの推薦か自薦かという点です。AO入試のように、大学型の学生像(アドミッション・ポリシー)にどれだけあっているかで合否が決まるという点は同じです。

公募制推薦(学校推薦型選抜)とは

公募推薦とは、大学からの出願要件を満たして、学校長の推薦を得られれば、どの高校の生徒でも出願できる入試制度です。公募推薦には「一般推薦」と「特別推薦」があります。

一般推薦は、大学の出願要件を満たせば、誰でも出願できる推薦入試のことです。特別推薦は、部活動で実績を残した人や生徒会活動、地域奉仕活動で活躍した人が出願できる推薦入試のことで、「スポーツ推薦」「文化活動推薦」「課外活動推薦」などがあります。指定校推薦との違いは、各大学が高校を指定校に定めるか定めないかという点がありますが、指定校制も公募制も同じ学校推薦型選抜となります。

2021年度から大学入試制度が変更?指定校推薦も変更の対象に

2021年度から大学入試制度が大きく変わり、「大学入試センター試験」が廃止され、「大学入学共通テスト」へと変更されました。今後は、新たな大学入学者選抜実施要項に従った入試が実施されるようになります。

入試制度の変更は、AO入試や指定校推薦も対象です。今までのAO入試や指定校推薦では、ほとんどの大学で学力試験を行っていませんでした。しかし、その学力を問わないことが「学力不足」を生じさせていると、文部科学省は指摘しています。そのため、今後は指定校推薦でも、学力や技能を測る試験が実施されます。指定校推薦を考えている方は、変更点についてしっかり把握しておきましょう。

GMARCHの指定校推薦の変更点

指定校推薦は、「学校推薦型選抜」という名称に変更され、学力を構成する3要素を多面的・総合的に評価する入試制度に変わります。

 

学力を構成する3要素

  1. 基礎的・基本的な知識・技能
  2. 知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現する ために必要な思考力・判断力・表現力等の能力
  3. 主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度

この3要素に基づいて、指定校推薦は学力や技能を問う形式に変更されました。とくに大きな変更のあった調査書、推薦書、評価項目について解説します。

調査書

調査書は、これまでのような評定平均だけではなく、学力以外の面も評価対象になりました

たとえば、学習状況の様子、学校内外における活動の状況、部活動、ボランティア活動、留学・海外経験、取得した資格や検定、表彰の記録など、さまざまな取り組みも記載されます。高校生活において、このような課外活動も大学入試対策の1つになるということです。

推薦書

学校長による推薦書は、上記の3要素に関する評価を記載することが必須となりました。また、「努力を要する点」の記載も求められ、長所だけに重点を置かない形式になります。学習面だけではなく、学校での生活態度についても評価項目に追加されることになるため、日々意識する必要があります。

評価項目

大学教育を受けるために必要な学力を評価するため、以下2点の少なくともいずれかの活用が必須となりました。

各大学が実施する評価法

  • 小論文
  • プレゼンテーション
  • 口頭試問
  • 実技
  • 教科・科目のテスト
  • 資格・検定試験の成績 など

 

大学入学共通テスト
今までは、書類や面接、小論文による評価のみで、大きな問題がない場合ほとんどが合格でした。しかし、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」に関する評価が求められ、多面的な評価になったことで、評価が低い項目があれば不合格となる可能性も上がっています。小手先の対応だけでは、難しくなってくるでしょう。

GMARCHの指定校推薦を受ける流れ

それでは、GMARCHの指定校推薦を受ける流れを見ていきましょう。一般的なスケジュールは、大学の募集要項の確認から、校内選考、出願の提出、試験、合否発表まで、3年の6~12月に行われます。

指定校推薦の募集要項を確認する

6月から7月末までに大学から指定校推薦の募集が出ます。どの大学の指定校推薦枠があるのか、受けたい大学の推薦枠の人数、出願要件などを確認します。推薦枠は毎年変わるので、必ず確認するようにしましょう。

大学によっては、要件の1つに欠席日数があることも。あまりに欠席日数が多いと、進学しても留年や退学するかもしれない人であると判断されてしまいます。

校内選考を通過する

10月までには推薦を受ける生徒が決まります。校内選考が始まるまでに、指定校推薦を受けたいことを先生に伝えましょう。

校内選考の審査基準は非公開となっていますが、主に「評定平均」によって選抜が行われます。評定平均は、全科目の5段階評価を足し合わせ、科目数で割ると算出できます。1、2年次と、3年次の1学期の成績で判断されるので、1年のころから定期試験で常に良い成績をキープし続ける必要があります。校内選考を通過する評定平均基準は大体3.8~4.5で、GMARCHだと最低でも4.0は必要でしょう。

同学年に優秀な人が多ければ、選ばれるのは難しくなります。同学年の学力によるので、校内選考を突破できる確実な評定平均というものはありません。高校によっては、生徒会や部活動の実績、学業以外で成し遂げたことなどが考慮されることもあります。高校生活の全般において、先生から「推薦に値する生徒」であると認識されなければなりません。

試験を受ける準備をする

11月以降に大学に入学願書を提出します。その大学を志望する理由や、高校時代に頑張ったことや将来やりたいことなどを書きます。大学で何を学んで、将来にどう活かしていくのかを考えておく必要があります。書類を提出したあとは、試験対策を行います。大学によって試験内容は異なるので、大学に応じた対策が必要です

試験を受ける

11月下旬に試験を実施し、12月に合否が発表されます。大学で試験を受けたあとに、合格通知が大学から高校に送られてきます。

GMARCHの指定校推薦で合格するためにやるべきこと

大学入試制度の変更により、指定校推薦で合格するためにやるべきことも変わります。早めに取り組むほど、他の人と差をつけることができます。指定校推薦でやるべきことは、以下の通りです。

  • 英語の勉強
  • 勉強以外の課外活動
  • 小論文・面接・プレゼンテーション対策

英語の勉強

指定校推薦を受けるために勉強は大切ですが、なかでも英語は重要です。大学入学者選抜実施要項にも、指定校推薦の評価項目の1つとして英語資格の活用に関する記載があります。英語の勉強としては、TOEICがおすすめです。大学入学後の英語授業のクラス分けや、単位の振替でTOEICの点に応じて英語の単位がもらえるなど、TOEICは役に立つことが多いです。

勉強以外の課外活動

調査書には、評定平均値だけではなく、勉強以外の取り組みも詳細に記入されるようになります。そのため、部活動や委員会活動に積極的に取り組んだり、資格取得など自分の得意なことに挑戦したりすることも、評価の1つです。また、ボランティアや高校生でも参加できるワークショップ、シンポジウムなどに参加してみるのもおすすめです。他の生徒がしないようなことをすると、リードできるでしょう。

小論文・面接・プレゼンテーション対策

今までの指定校推薦の試験は、ほとんどの大学が小論文と面接のみでした。しかし、入試改革によって、プレゼンテーションや口頭試問が行われる大学もあります。付け焼き刃的な対策では不合格となる可能性があるので、しっかりと対策して挑みましょう。

  • 【小論文】

さまざまなテーマに基づいた論述や議論に対して、即座に考えを組み立てて、回答しなければなりません。志望分野に関係するニュースや情報にアンテナを張って、自分の考えをまとめる練習をしておきましょう。

  • 【面接】

志望理由や高校での取り組みなどについて聞かれることが多いようです。過去の質問などから、答える内容を決めておくと安心です。先生や友人、家族に模擬面接をしてもらいましょう。

  • 【プレゼンテーション】

内容やスライドなどの資料の形式は大学によって異なります。話す内容や資料は事前に用意できるので、しっかり準備しておきましょう。本番と同じ環境で練習しておくと、緊張が和らぎます。

まとめ

この記事では、GMARCHの指定校推薦で合格するためにやるべきことや、指定校推薦の流れについて解説しました。指定校推薦の枠を勝ち取るには、高校に入学したときから努力し続ける必要があります。受験を意識してからでは遅いです。大学入試制度の変更をしっかり把握して、指定校推薦に向けて早めに備えましょう。

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