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【公募制推薦】愛愛名中/南愛名中に公募制推薦で合格するためには?評定や試験内容を解説!

この記事では、愛知県の私立大学である、愛愛名中の公募推薦について解説していきます。愛愛名中とは、日本の大学群のひとつで、愛知大学、愛知学院大学、名城大学、中京大学の4大学を指します。また場合によって、南山大学も含みますので、本記事では南山大学を加えた5大学として解説を進めていきます。愛愛名中は私立大学の大学群で、日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)に次ぐ難易度とされています。以降、各大学の特徴について紹介し、基本的な知識を備えたうえで、公募推薦とは何かについて補足していきます。続いて、各大学の公募推薦の募集状況について、データを見ながら解説を進めます。大学選びの参考になるよう、順序立てて話を進めていこうと思います。丁寧に解説していきますので、最後までお付き合いください。

愛愛名中/南愛名中とは

愛知大学

愛知大学は、愛知県の私立大学で、1946年に本間喜一が中心となり設立されました。第二次世界大戦の終結に伴い、中華民国に接収されることになった東亜同文書院大学が前身ともいえるとされています。「世界文化と平和への貢献」、「国際的教養と視野をもった人材の育成」、「地域社会への貢献」の3つを建学の精神として掲げており、校風としても国際的、都会的な雰囲気のキャンパスです。就職率も約98%と高く、中でも公務員輩出率が高いのが特徴となっています。

愛知学院大学

愛知学院大学は、愛知県の私立大学で、1876年に、曹洞宗により創立された曹洞宗専門支校が前身となっています。1948年に愛知学院に改称しており、曹洞宗の学問書として「寺 院」から、学園ではなく学院と名乗っています。「行学一体・報恩感謝」を校訓としており、禅教育を基礎とした社会人の養成を志向しています。

行学一体とは、人間形成と学識は一体であり、知的な理解だけでなく心身を傾け、真に学問を体得する態度のことを、報恩感謝とは、自然や生きもの全てから恩恵を受けており、これを自覚、感謝し社会に尽くすことを指しています。

名城大学

名城大学は、愛知県の私立大学で、10学部を擁する中部圏最大の総合大学です。1926年に田中壽一により開設された名古屋高等理工科講習所が前身となっています。2014年に赤崎勇教授および天野浩元教授がノーベル物理学賞を受賞、2019年に吉野章教授がノーベル化学賞を受賞したことでも有名です。穏健中正を立学の精神としており、謙虚にものごとの本質をつかみ、節度をわきまえ、豊かな包容力と平衡感覚をもち、抜群な実行力で誰からも信頼される人材の育成を目指しています。

中京大学

中京大学は、愛知県の私立大学で、学校法人梅村学園が1954年に設立した中京短期大学が前身となっています。校訓として「真剣味」を掲げており、「真」は「知育(学力)」を意味し、「剣」は「体育(体力・スポーツ)」を、「味」は「徳育(人間力)」を意味しています。学術と並んでスポーツによる教育に重点を置いた大学となっており、両道に興味のある方も多いのではないでしょうか。

南山大学

南山大学は、愛知県の私立大学で、神言会宣教師ヨゼフ・ライネルスが1946年に設立した南山外国語専門学校が前身となっています。1949年に南山大学と改称しています。南山大学は西日本で唯一のカトリック総合大学で、「人間の尊厳のために」という教育モットーを掲げています。

人間としてのかけがえのない価値や権利をしっかりと把握し、これを尊重しつつ生きていく人間になるように、という願いが込められています。国際的な校風で、多数の外国人学生が在籍しているため、将来を見据えて興味を持たれた方は詳細を調べてみてください。

公募推薦とは

この記事では公募推薦について解説していきますが、その前に推薦型の受験全般について述べていきます。推薦型の受験方法として、以下の3つがあります。

  • 指定校推薦
  • 総合型選抜
  • 公募推薦

 

ここではそれぞれの詳しい説明は割愛しますが、公募推薦はこの3つの受験方法の中のひとつです。大学側が求める条件を満足すれば、募集している全国すべての大学を受験できる推薦入試制度となっています。大学側が求める条件としては様々ですが、多くの大学は面接と小論文が課され、追加で小テストや学力試験が求められる場合も見られます。

また、推薦での試験となりますので、「評定」と呼ばれる高校生活を評価する指標が用いられます。評定の計算方法は、高校1年生から3年間の、出願するまでの間の履修科目の成績(5段階)を平均したものになります。また、試験の点数がもとになりますが、定期試験以外の要素も入ります。

具体的には、「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」が評価されます。推薦試験を目指していく場合、高校の早い段階で、試験に加え、毎日の生活面でも評価されることを覚えておくと有利になるでしょう。

指定校推薦との違い

公募推薦と間違えやすい入試制度として、「指定校推薦」があるので、簡単に公募推薦と比較して違いを解説しておきます。

指定校推薦は、大学側から指定を受けた高校の生徒しか出願ができません。信頼や実績がある高校から一定数を受け入れるようなイメージですね。そのため、指定校推薦の場合は、ほぼ確実に合格できます。一方、公募推薦は、大学側の出願基準を満たせば、だれでも応募できますが、選考の際に一定の成績を収めなければ、合格できるとは限りません。

公募推薦の流れ

ここでは公募推薦の準備から合格までの流れについて、一般選別と比較しながら解説していきます。まず、共通する大まかな流れとしては、希望する大学を選び、その大学に出願し、選考日に試験を受けて、合否通知がある、という流れになります。

出願日については、一般選別が12~3月なのに対し、公募推薦は比較的早く9~11月となっています。このため、「秋受験」と呼ばれることもあります。選考日も同様な傾向で、一般選別が1~3月なのに対し、公募推薦は比較的早く10~11月での選考です。合否判定は、一般選別が1~3月に、公募推薦は11~12月には伝えられます。

試験制度としては、公募推薦の説明の章で触れましたが、一般選別が、本試験の点数のみでの選考であり、基本的にはその点数以外を評価項目に入れていません。一方、公募推薦では、高校生活での成績面と生活態度などを総合した「評定」が考慮され、学力以外の要素についても求められることが特徴としてあげられます。

項目公募推薦一般選別
出願日9~11月12月~3月
選考日10~11月1月~3月
試験制度の特徴・高校生活の評定を考慮・学力以外の要素も必要・本試験の点数のみで選考 ・試験点数以外は評価されない

愛愛名中の学科別公募推薦一覧

ここでは、愛愛名中の各大学について、学科別の公募推薦の募集状況を一覧にして、解説を進めていきます。

愛知大学

愛知大学の公募推薦の募集は、すべての学科が対象となっています。評定は3.0~3.5となっており、今回紹介した大学の中では平均的な数値となっています。選考方法は、書類、面接、学力試験となっており、学力試験は、英語、国語、その両方のいずれかが受験する学科によって課されます。

マークシート方式となっているようです。評定が基準以上となるよう、日々の学習を継続して基礎力を付けていきましょう。一方で、書類の整備や、面接についても、担当の先生によく相談し、計画的に対策していきましょう。

学部学科評定出願期間選考方法
法学部法学科3.0~3.511/1~11/9 選考11/20書類、グループ面接、学力試験
経済学部経済学科3.0~3.511/1~11/9 選考11/20書類、グループ面接、学力試験
経営学部経営学科 会計ファイナンス学科3.0~3.511/1~11/9 選考11/20書類、グループ面接、学力試験
現代中国学部現代中国学科3.0~3.511/1~11/9 選考11/20書類、面接、学力試験
国際コミュニケーション学部英語学科 国際教養学科3.0~3.511/1~11/9 選考11/20書類、面接、学力試験
文学部学部総合3.0~3.511/1~11/9 選考11/20書類、面接、学力試験
地域政策学部地域政策学科/公共政策コース 地域政策学科/健康・スポーツコース 地域政策学科/食農環境コース3.0~3.511/1~11/9 選考11/20書類、面接、学力試験

愛知学院大学

愛知学院大学の公募推薦の募集は、すべての学科が対象となっています。評定は3.0~3.3となっており、今回紹介した大学の中では平均的な数値となっています。選考方法は、適性検査と小論文、もしくは面接となっており、適性検査は、薬学部では化学基礎・化学(高分子化合物除く)に関する問題が、それ以外の学科では、英語、国語の基礎問題がマークシート方式で課されます。課題文設問型小論文の形式のため、文書構成をすべて考えなくても設問に答える形で対応できそうです。

受験する学科によっては、面接もあるため、担当の先生によく相談し、練習を重ねていきましょう

学部学科評定出願期間選考方法
文学部歴史学科 日本文化学科 英語英米学科 グローバル英語学科 宗教文化学科3.5~3.811/1~11/5 選考11/13小論文、適性検査
心身科学部健康科学科 健康栄養学科3.0 3.011/1~11/5 選考11/13小論文、適性検査
商学部商学科3.011/1~11/5 選考11/13小論文、適性検査
経営学部経営学科3.0~3.311/1~11/5 選考11/13小論文、適性検査
経済学部経済学科3.0~3.311/1~11/5 選考11/13小論文、適性検査
法学部法律学科 現代社会法学科3.0~3.3 3.0~3.311/1~11/5 選考11/13小論文、適性検査
総合政策学部総合政策学科3.0~3.311/1~11/5 選考11/13小論文、適性検査
薬学部医療薬学科3.311/1~11/5 選考11/13適性検査、面接
歯学部歯学科3.311/1~11/5 選考11/13小論文、面接

名城大学

名城大学の公募推薦の募集は、すべての学科が対象となっています。評定は公式の情報には記載がありませんでしたが、指定校推薦の情報などから推定すると3.5前後と考えられます。選考方法は、学力調査と書類、面接となっており、学力調査は、受験する学科によって英語、数学、小論文など細かく分かれているため、詳細は、学校に配布されている要綱を確認してください。面接は科によってグループ面接と個人面接で分かれます。薬学部については両方が課されるため、希望の学科に課される形式に応じて、担当先生と共に、対策を進めてください。

学部学科評定出願期間選考方法
法学部法学科11/1~11/9 選考11/28書類、グループ面接、学力調査
経営学部経営学科 国際経営学科11/1~11/9 選考11/28書類、グループ面接、学力調査
経済学部経済学科 産業社会学科11/1~11/9 選考11/28書類、グループ面接、学力調査
外国語学部国際英語学科11/1~11/9 選考11/28書類、グループ面接、学力調査
人間学部人間学科11/1~11/9 選考11/28書類、グループ面接、学力調査
都市情報学部都市情報学科11/1~11/9 選考11/28書類、グループ面接、学力調査
理工学部数学科 電気電子工学科 材料機能工学科 応用化学科 機能工学科 交通機械工学科 メカトロニクス学科 社会基盤デザイン工学科 環境創造工学科 建築学科11/1~11/9 選考11/28書類、面接、学力調査
農学部生物資源学科 応用生物科学科 生物環境学科11/1~11/9 選考11/28書類、面接、学力調査
薬学部薬学科11/1~11/9 選考11/28書類、個人+グループ面接、学力調査

中京大学

中京大学の公募推薦の募集は、すべての学科が対象となっています。評定は3.0~3.2となっており、今回紹介した大学の中では比較的低い数値となっています。選考方法は、学力調査と書類、小論文となっており、学力調査は、受験する学科によって英語、国語、数学など細かく分かれているため、詳細は、学校に配布されている要綱を確認してください。面接は課されないようですので、面接が苦手な人にとっては助かる選考方法かもしれません。

面接がない分、文章力が差別化につながりますので、担当先生と共に、文書対策を進めるといいと思います

学部学科評定出願期間選考方法
国際学部言語文化学科複言語・複文化学専攻 言語文化学科英米学専攻 国際学科国際人間学専攻 国際学科国際政治学専攻 国際学科国際経済学専攻3.011/1~11/11 選考11/27書類、学力調査、小論文
文学部歴史文化学科 日本文学科 言語表現学科3.0~3.211/1~11/11 選考11/27書類、学力調査、小論文
心理学部心理学科3.011/1~11/11 選考11/27書類、学力調査、小論文
経済学部経済学科3.0~3.211/1~11/11 選考11/27書類、学力調査、小論文
経営学部経営学科3.0~3.211/1~11/11 選考11/27書類、学力調査、小論文
総合政策学部総合政策学科3.0~3.211/1~11/11 選考11/27書類、学力調査、小論文
現代社会学部現代社会学科社会学専攻 現代社会学科コミュニティ学専攻 現代社会学科社会福祉学専攻 現代社会学科国際文化専攻3.011/1~11/11 選考11/27書類、学力調査、小論文
工学部機械システム工学科 電気電子工学科 情報工学科 メディア工学科3.0~3.211/1~11/11 選考11/27書類、学力調査、小論文
スポーツ科学部スポーツマネジメント学科 スポーツ健康科学科 トレーナー学科 スポーツ教育学科 競技スポーツ科学科3.011/1~11/11 選考11/27書類、学力調査、小論文

南山大学

南山大学の公募推薦入試は行っておらず、全て指定校制となっています。ご自身が通う高校が指定校になっているか、また、試験の詳細等について、高校の担当先生に確認してください。

公募推薦の準備ポイント

ここでは公募推薦を受けるにあたって、準備すべきポイントについて解説していきます。ポイントとしては以下の3つです。

志望校についての知識を深める

志望校について学校資料やインターネットなどを活用し、調査することで、この志望校が本当に自分に合っているかを確認できたり、面接での応答の際に、裏付けとして知識を付け加えたりできる効果があります。ぜひ一度時間をかけて知識を深めてみてください。

評定をあげる

評定の重要性は先に述べた通りで、評定点数が一定の基準に達していないと合格は難しいです。評定をあげるには、高校生活での態度に気を付ける必要がありますが、中でもお勧めなのは、授業中やそれ以外の場でもいいので、先生に質問をすることです。質問をすることで、問題意識をもって取り組んでいると判断されて、評定値の向上につながると思われます。

面接、小論文の想定練習をする

多くの大学の選考方法に、面接、小論文どちらか、もしくはどちらも含まれます。面接は想定される質問が学校に蓄積されている場合が多いので、先生に相談し、練習相手になってもらうと効果的です。小論文についても、ある程度の「型」を習得した上で、先生に添削してもらうことで質の向上が図れます。

おわりに

本記事では、愛愛名中の各大学の公募推薦の募集状況ついて詳細に説明し、また、指定校推薦と公募推薦の違い、および公募推薦の流れと準備ポイントについて述べていきました。愛愛名中のそれぞれの大学について、公募推薦の状況の違いについても触れ、選考方法の違いを一覧にすることで、あなたのイメージとの相違点がわかりやすいように構成しました。大学選定の際の参考にできる情報となるように書かせていただきました。記事の内容が役位立てば幸いです。

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