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産近甲龍の指定校推薦ってどんなの?流れや知っておくべきポイントを解説!

大学受験を考えている人にとって、どの大学に行くのかはもちろん、どの入試方式で受けるかというのも重要になってきます。同じ大学でも、ある方式がダメでも別の方式だったら手が届くことだってあるからです。今回は、産近甲龍の指定校推薦をピックアップして解説します。流れや注意すべきポイントをおさえて、合格を目指しましょう!

産近甲龍とは?

産近甲龍という単語は関西圏では有名ですが、他の地域の人からしたら何を指すのかわからないかもしれません。産近甲龍とは、関西圏にある4つの私立大学の頭文字をとって作られた言葉です。偏差値や難易度が同じぐらいの4つの大学を1つのグループにまとめて、産近甲龍と呼びます。

それぞれ、産=京都産業大学、近=近畿大学、甲=甲南大学、龍=龍谷大学を指します

大学·学部にもよりますが、偏差値はだいたい40~55程度で、全国的に見て中堅レベルの大学群です。関西でトップの私立大学群である関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)に次ぐグループとなります。関東で言うところの日東駒専と考えればいいでしょう。

 

各大学の紹介は次の通りです。

京都産業大学

キャンパスは京都市に1つあるのみ。しかし、1つのキャンパス内に10学部を収容しているため、敷地はかなり広大です。自分の学部以外の授業も文理関係なく受けられるので、学びの幅を広げることができるのが大きな魅力。


近畿大学

全国で毎年志願者数トップを獲得しています。全国から志願者を集めるその規模は大きく、関西のマンモス校とも呼ばれているほどです。授業や学校施設において最先端のしくみをどんどん取り入れているため、学生から人気を集めています。


甲南大学

「ミディアムサイズの総合大学」というキャッチフレーズを持つ、少人数教育重視の大学です。少人数制を活かし、就職活動においてもキメ細かなサポートを行っています。東京にも大学のネットワークを構えているため、ここを拠点に関東での就職活動を展開することもできるのが魅力です。


龍谷大学

仏教系の大学という点が全国的にも知られています。しかし、和の精神が強いのかと思いきや、国際化にとても力を入れており、外国人留学生の数も多いです。豊富な留学プログラムは、自分に合った留学を実現させてくれるでしょう。

公募推薦と指定校推薦の違い

次に、受験方式について見てみましょう。ここでは、数ある受験方式の中から指定校推薦について詳しく説明します。「推薦って1つだけじゃないの?いくつもあるものなの?」「指定校推薦のメリットは?」と、他の推薦入試との区別がややこしいと感じている人も多いのではないでしょうか?

まずは公募推薦と指定校推薦の違いについて整理しておきましょう

公募推薦とは?

大学の定める条件を満たし、自分の高校の校長の推薦があれば出願できます。全国のどの高校からでも出願できるのがポイントです。公募推薦はさらに、成績重視の一般選抜と、スポーツや文化活動の実績が武器になる特別推薦選抜に分けられます。定期テストで好成績を取れている人や、部活動などで目覚ましい活躍がある人におススメの受験方法です。

指定校推薦とは?

公募推薦との決定的な違いは、出願できるのがその大学から指定された高校の生徒のみ、という点です。ですので、どんなに成績が良くてもそもそも自分の高校が指定校でなければ、この方法は使えないということです。指定校推薦の場合、1つの高校から推薦できる人数は限られており、希望者が多い場合は校内で選抜されます。

選考基準には3年間の好成績に加え、課外活動での成果や普段の生活態度なども含まれます。勉強も日常生活も…となるとハードルが高く聞こえるかもしれませんが、実は高校の校長からの推薦があればまず合格できるのが指定校推薦の大きなメリットでもあります。確実に生徒を確保したい大学と、入学させたい指定校との信頼関係で成り立っている制度だからです。また、入試内容はだいたい小論文や面接なので、一般入試のように各科目の試験を受けなくてもいいところも魅力です。

産近甲龍の指定校推薦について知っておくべきポイント

指定校推薦の大枠がわかったところで、次は産近甲龍を指定校推薦で受けるにあたって知っておいた方がいいポイントを確認しましょう。

評定平均とは?

指定校推薦に限らず、一般に推薦入試の出願では「評定平均」が必要になります。評定平均とは、いわゆる内申点だと考えればわかりやすいでしょう。全科目の成績(5段階)を足し合わせ、科目数で割った数値のことを評定平均と呼びます。

例えば、国語:3、数学:2、理科:3、社会:4、英語:5 の成績の場合、全ての数値を足すと17ですね。これを科目数の5で割ると、17÷5=3.4となり、この3.4が評定平均の数値となります(ここでは簡潔化のため5科目のみで計算しています)。ちなみに、評定平均値は小数点第2位以下は四捨五入されます。例えば、3.75の場合は3.8という具合です。

また、中には5段階ではなく10段階で成績をつけている高校もありますが、その場合は5段階に換算して提出することになります。換算方法は高校ごとに定められていて全国一律ではありません。例えば、10段階のうち9と10が5になる学校もあれば、8、9、10が5になる学校もあるのです。単純に10までの数字を2つずつに区切るのではない、ということですね。自分の学校が10段階評価の場合は、一度先生に換算方法を確認してみるといいでしょう。

 

5段階・10段階にかかわらず、評定平均は自分でも計算出来るようにしておきましょう。自分の評定平均値を頭に入れておくと、次に何をすべきかが見えてくるようになります。基本的に推薦入試では、出願時に高校1年から高校3年1学期までの評定平均が求められます。3年生の1学期までとなっているのは、推薦入試の出願が秋には始まるためです(詳しくは「産近甲龍の指定校推薦の流れ」で述べます)。

 

さらに、2022年度からの新学習指導要領では、「知識·技能」「思考力·判断力·表現力」「学びに向かう力·人間性」の新たな3観点が習得されているかどうかを見られるようになります。評定に大きく関わってくるので、より積極的な授業態度が求められるでしょう

そしてぜひ知っておいてほしいのが、成績だけが評定を決める基準にはならないということです。勉強以外の課外活動の実績や、出席日数などの生活態度もチェックされるため、日頃から部活動や授業に積極的に取り組む必要があります。見逃しがちなポイントでもあるので、日頃から意識するようにしたいですね。

産近甲龍に合格するために必要な評定平均は?

それでは、産近甲龍に合格するにはどれぐらいの評定平均があればいいのでしょうか?産近甲龍の評定平均基準値はおよそ4.0前後となっています。ですので、これよりも高い評定を取る必要があります。この4.0という数字はあくまでも目安で、大学や学部によっても異なるので、必ず先生に確認を取りましょう!

また、いくら基準値を満たしていても、自分以外の応募者の評定の方が高ければ、校内選考は通りません。ですから、ライバルに差をつけられるように、基準値ギリギリではなくできる限り高い評定を目指してください。

産近甲龍の指定校推薦の流れ

大学入試のピークと言えば年明けからですが、指定校推薦のスタートは夏からが一般的です。校内選考から合格までの流れは以下のようなものです。すべての高校·大学に当てはまるわけではありませんが、このようなスケジュール感を意識しておくといいでしょう。

6月:大学の募集要項が発表される

7月:3年生の期末テストが終わり、評定平均が確定

9~10月:校内選考

11月:出願

11~12月:選考・合格発表

以上のように、12月にはもう合格発表というのが指定校推薦です。他の生徒がいざ、これから入試!という時にはもう全て終わっており、進路が決まった安心感を早めに得られるのは魅力的ですね。

大学や学部ごとの推薦枠の数は?

産近甲龍の指定校推薦枠は目安としては1~3人程度ですが、大学によって異なります。また、学部によっては枠を設けていなかったり、前年まではあったのに今年からはなくなっている、なんていうこともよくある話ですので、必ず確認するようにしましょう!

産近甲龍の指定校推薦で合格するためにやっておくこと

自分の高校が産近甲龍の指定校になっているか確認する

言うまでもありませんが、評定平均云々の前に絶対確認しましょう。志望する学部までチェックしてください。いざ出願という時に実は指定校ではなかった、ということにだけはならないように…。

1年生から好成績が取れるようにしておく

先ほども述べましたが、評定平均は1年生·2年生の全ての評定、3年生の1学期の評定で計算されます。第一発目の定期テストから評定に反映されるので、一般入試のような追い込みはあまり意味がありません。高校生活の途中から頑張っても、それまでの成績が悪ければ希望の評定平均を得ることは難しいでしょう。よって、1年生の時からしっかりと点数を取っていくことがとても大切になります。苦手科目·分野は早めに克服しておきたいですね。

 

また、見落としがちなのが、英数国理社の5教科以外の「副教科」。体育や情報など、勉強とはあまり関係のない科目でも評定にはカウントされるので、キチンとおさえるようにしましょう。とはいえ、たとえ1度くらい失敗したとしても、絶望する必要はありません。定期テストは年に5回あるので、それ以外のテストで挽回すればカバーが効きます。ただし3年生に関しては、1学期の2回のテストのみで評定が決まってしまうので、気合を入れて取り組みましょう

勉強以外の課外活動にも積極的にチャレンジする

評定の評価には、課外活動の実績や生活態度なども含まれます。部活動を頑張ったり、地域のボランティア活動や検定試験に取り組んだりと、勉強以外のことにも積極的にチャレンジしてみましょう。実際、指定校推薦の面接では、「部活動でどんなことを学んだか?」「高校生活で力を入れたことは?」など、課外活動に取り組んだ目的やそこから得た学びなどが問われています。

日頃から自分が達成したい目標·成長させたい部分を意識して課外活動に取り組んでみてください。また、遅刻や正当な理由のない欠席は言うまでもありません。マジメに学校生活を送りましょう。

まとめ

いかがでしたか?楽に見られることが多い産近甲龍の指定校推薦ですが、実際は入学直後から努力を必要とされる受験方式なのです。しかし、不安に駆られる必要はありません。校内選考を通りさえすれば合格はほぼ約束されているので、見方を変えれば目標を設定しやすい方式とも言えるからです。

まずはどのように評定平均が決まるのかを頭に入れておきましょう。知識があることで、「うっかりミス·知らなかった」を防げますし、テストで失敗してしまった時でもその後どうカバーすればいいかを判断できるようになります。夢のキャンパスライフを目指して、今からモチベーションをあげていきましょう!

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