「自分の高校にはどの大学の指定校推薦がある?」「評定はいくつ必要?」と検索しても、今年の正確な条件がWebで見つかるとは限りません。指定校推薦は年度ごとに変わるため、公開されている過去実績と、現在の校内公示・大学の募集要項を分けて確認することが重要です。
目次
指定校推薦は「検索で出た情報=今年の条件」ではない
指定校推薦について調べると、
- 過去の高校ブログ
- 学校案内
- 入試FAQ
- 塾や受験情報サイト
- SNS
など、さまざまな情報が出てきます。
しかし、その中に、
「関西学院大学○名」
「評定○以上」
と書いてあっても、現在の自分の学年に同じ条件が適用されるとは限りません。
大学・学部・人数・校内基準は年度によって変わる可能性があります。
宝塚周辺校でも公開方法はそれぞれ違う
周辺高校の公式情報を見ると、指定校推薦の公開方法は学校によって異なります。
| 学校 | 公開されている例 | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| 宝塚東高校 | 2023年の進路指導で制度の考え方を説明 | 2026年度の校内基準そのものではない |
| 県立西宮高校 | 2026年8月28日の行事予定に「指定校推薦公示」 | 毎年同じ日とは限らない |
| 仁川学院 | 令和6年度実績として170を超える大学の推薦枠を案内 | 現在の枠数へそのまま読み替えない |
| 雲雀丘学園 | FAQで関関同立約30名、産近甲龍約20名など概要を掲載 | 掲載欄から対象年度・学部条件までは確認できない |
| 報徳学園 | 令和7年度実績として150校・1000名枠以上 | 「毎年変更あり」と明記 |
つまり、Web検索は制度の概要を知る入口として使い、最終確認は学校内で行う必要があります。
指定校推薦は「自分に与えられた枠」ではない
宝塚東高校が過去の進路指導で説明している通り、指定校推薦は個人に最初から与えられた権利ではなく、大学などから高校へ与えられた推薦枠です。
そのため、
「自分の評定が大学の条件を超えている」
↓
「自動的に推薦を使える」
とは限りません。
同じ大学・学部を希望する生徒が複数いれば、学校内で選考が行われる場合があります。
高校側にも推薦者としての基準があります。
まず学校公式サイトで「年度」を確認する

最初に見るのは、自分の高校の公式サイトです。
検索するときは、
「高校名 指定校推薦」
だけでなく、
「高校名 進路」
「高校名 学校案内」
「高校名 年間行事」
「高校名 進路指導」
なども確認してみましょう。
ここで見つけた情報には必ず、
何年度の情報か
をメモします。
例えば仁川学院の「170を超える大学」という案内は令和6年度実績です。
報徳学園の「150校1000名枠以上」は令和7年度実績で、学校自身が毎年変更すると明記しています。
過去実績としては参考になりますが、2026年度の自分の出願条件そのものではありません。
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次に校内の「今年度公示」を確認する
最も重要なのが、在校生向けに学校から公示される今年度の情報です。
県立西宮高校の2026年8月行事予定には、8月28日に「指定校推薦公示」と掲載されています。
これは、
高校によって指定校推薦を公示する時期が決まっている
ことを示す具体例です。
ただし、宝塚周辺のすべての高校が8月28日に発表するわけではありません。
学校ごと、年度ごとに違います。
高3になったら担任や進路指導部へ、
「今年の指定校一覧はいつ公示されますか」
と聞いておきましょう。
「推薦を希望する」と「推薦が決まる」は別
指定校推薦では、少なくとも次の段階を分けて考える必要があります。
1.推薦を希望する
生徒が大学・学部を確認し、校内で希望を出す段階です。
この時点では推薦者に決まったとは限りません。
2.校内選考を受ける
同じ枠に複数の希望者がいる場合など、学校が定める方法で推薦者を決定します。
選考方法は学校によって異なります。
3.高校から推薦される
校内選考を通過して、高校の推薦者になります。
4.大学へ出願する
高校から推薦を受けたあと、大学が定める出願手続きを行います。
書類、面接、小論文などが課される場合もあります。
「校内推薦が決まった=すべて終了」と考えず、大学側の募集要項を確認しましょう。
高校で確認することと大学で確認することを分ける
面談前に次のような表を作っておくと便利です。
| 項目 | 高校で確認すること | 大学公式で確認すること |
|---|---|---|
| 推薦枠 | 今年、自分の希望大学・学部に枠があるか | ― |
| 対象 | 自分のコース・学科から希望できるか | 出願資格 |
| 評定 | 校内希望・選考に必要な条件 | 大学が求める評定条件 |
| 欠席等 | 学校独自の条件があるか | 大学側に条件があるか |
| 資格 | 英検などを校内選考で使うか | 出願資格・加点条件 |
| 人数 | 今年の校内推薦可能人数 | ― |
| 選考 | 希望者が複数の場合どう決めるか | ― |
| 専願 | 他方式との併願を校内でどう扱うか | 大学側の専願条件 |
| 日程 | 校内希望締切・選考日 | 出願・試験・手続締切 |
| 推薦決定後 | 校内で必要な学習・手続 | 入学前教育など |
「評定はいくつですか?」だけで終わらせず、一つずつ確認すると漏れを減らせます。
評定や欠席日数をネット情報から推測しない

指定校推薦を調べると、
「評定4.0あれば大丈夫」
「欠席○日以内」
といった情報が見つかることがあります。
しかし、それが自分の高校・大学・学部・年度の条件とは限りません。
報徳学園の学校案内のように、年度付きで一部条件を公開している学校もありますが、それを宝塚東高校や県立西宮高校の条件として使うことはできません。
同じ高校でも大学ごとに条件が違う可能性があります。
数字は空欄のまま学校へ確認するほうが安全です。
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推薦枠が公式サイトにない=推薦がない、ではない
公立高校などでは、最新の指定校推薦一覧を一般公開していないこともあります。
検索して見つからなかった場合でも、
その高校に指定校推薦が存在しない
とは言えません。
在校生向けの校内資料だけで案内される場合があります。
高校選びの段階で気になる場合は学校説明会で、
「指定校推薦はどのような時期に在校生へ案内されますか」
「過去の利用状況を確認できますか」
などと質問するとよいでしょう。
指定校の多さだけで高校を選ばない
「500名以上の枠がある」
「1000名枠以上ある」
という数字は大きく見えます。
ただし、
- 自分の希望大学が含まれるか
- 希望学部が対象か
- 自分のコースから利用できるか
- 条件を満たせるか
- 希望者が何人いるか
によって利用できるかは変わります。
枠の総数だけで高校を選ぶのではなく、一般選抜を含めて希望進路へ向かえる学習環境かも確認しましょう。
推薦が決まった後も勉強は終わらない
過去の宝塚東高校の進路指導では、指定校推薦者は学校の代表であり、推薦後も授業や学習に前向きに取り組む必要があると説明しています。
これは2026年度の全校共通ルールを示すものではありませんが、
推薦が決まったら高校生活の勉強をやめてよいわけではない
という点は重要です。
大学によっては入学前課題や資格取得、学習プログラムが設定される場合もあります。
進学後の授業へつながる英語・数学などは継続して勉強しておきましょう。
高1・高2でもできる確認

指定校推薦は高3になって初めて考えるものとは限りません。
高1・高2では、
- 興味のある学部を調べる
- 評定を安定させる
- 欠席・遅刻を含め学校生活を整える
- 英語資格などを調べる
- 一般選抜でも必要な基礎学力をつける
ことができます。
ただし、
「この大学の指定校を絶対に使う」
と早い段階から一つに決めすぎないほうがよいでしょう。
自分が高3になる年度に同じ枠があるとは限らないからです。
よくある質問
去年あった指定校推薦は今年もありますか?
あるとは限りません。
大学・学部・人数などは年度によって変更される可能性があります。
今年度の校内公示を確認してください。
学校の推薦者になれば大学には必ず合格できますか?
推薦後も大学への正式な出願や選考があります。
必要な書類・面接・小論文などは大学の募集要項を確認してください。
高校のホームページに大学名が載っていません
一般公開していない可能性があります。
担任または進路指導部へ、今年度の案内時期と確認方法を聞いてみましょう。
指定校推薦を考えるなら一般選抜の勉強は不要ですか?
早い段階で不要と決めるのはおすすめできません。
推薦枠・校内選考結果は確定するまでわからないため、一般選抜も含めて進路を選べる学力を維持しておくほうが選択肢を残せます。
まとめ|今年の情報は「学校内」と「大学公式」で確認する
宝塚周辺の高校でも、指定校推薦について公開されている情報は、
- 過去の進路指導
- 学校案内に掲載された年度別実績
- FAQの概要
- 学校行事予定
などさまざまです。
検索で見つけた大学名や枠数をそのまま今年の情報として使わず、
学校公式の公開情報
↓
今年度の校内公示
↓
担任・進路指導部
↓
希望大学の公式募集要項
の順で確認しましょう。
そして、
推薦を希望する段階
校内選考
高校からの推薦決定
大学への出願・選考
を分けて考えることが大切です。
最新の条件を自分で確認できれば、「去年の情報を信じていた」「学部が対象外だった」といった行き違いを防ぎやすくなります。
出典・参考資料
兵庫県立宝塚東高等学校「進路指導室だより23」
https://www2.hyogo-c.ed.jp/weblog2/takarahigashi-hs/?p=2890
兵庫県立宝塚東高等学校「指定校制推薦希望者集会」
https://www2.hyogo-c.ed.jp/weblog2/takarahigashi-hs/?p=1854
兵庫県立西宮高等学校「2026年8月行事予定」
https://www.hyogo-c.ed.jp/~kennishi-hs/life/month/august.html
仁川学院中学・高等学校「カルティベーション/カルティベーションSコース」
https://www.nigawa.ac.jp/junior-high/high/education-system/curriculum/cultivation-course/
雲雀丘学園中学校・高等学校「よくあるご質問」
https://hibari.ed.jp/admissions/q_a.html
報徳学園高等学校「学校案内2027」
https://www.hotoku.ac.jp/pdfs/guidance_senior.pdf



