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大学受験に失敗したらどうする?その後の選択肢やケア方法を紹介


「大学受験に失敗してしまった・・お先真っ暗だ」と、辛い気持ちになっていませんか。志望校に合格できなかったことは、とても辛く悲しいことでしょう。しかし、だからといって人生が終わるわけではありません。

 

世の中には、大学受験に失敗したことをキッカケに、その後の人生が大きく良い方向に変わった人もたくさんいます。自分がどう生きていくかをしっかりと決めることで、その後の人生を素晴らしいものにしていくことができるからです。

 

この記事では、大学受験に失敗してしまった場合の進路や、辛い気持ちを引きずることなく、前向きに進んでいく方法についてお伝えしていきます。

「大学受験に失敗=人生が終わり」ではない

大学受験に失敗したからといって、人生が終わりと言うことは決してありません。

 

大学受験に失敗したことをキッカケに、自分が本当に進んでいくべき道を見つけることができた人もたくさんいます。

 

以下で、大学受験に失敗したからといって、劣等感を感じる必要がない理由についてお伝えしていきます。

大学受験で第1志望に合格する人は10人に1人

受験塾を全国展開している武田塾によると、大学受験で第1志望に合格する人は全体の10%です。つまり、10人に1人しか第1志望に合格できません。

 

何を失敗、成功とするかにもよりますが、もし第1志望に合格しなければ失敗と考えるのであれば、10人中9人の人生は終わりなのでしょうか?

 

もちろん、そんなことはありません。第1志望の大学以外の進路を選んだ90%の人たちも、自身の目標に向かって前向きに人生を送っています。

 

有名人を例に挙げると、俳優の向井理さんは、明治大学農学部生命科学科を卒業しています。

 

獣医学部を目指していましたが、現役、一浪時も合格できなかったそうです。しかし、進学した明治大学では遺伝子に興味を持ち、研究に打ち込みました。

 

その結果、「第29回国際動物遺伝学会議・2004年ベストポスター賞」を、アジアでただ1人受賞したのです。

 

このように、第1志望以外の大学に進学しても、夢を持ち前向きに進んでいくことができます。

 

大学受験の失敗が自分の人生を見つめ直すキッカケになる

希望する大学に合格できず、失敗したと感じる気持ちはとても辛いものです。しかし、その失敗が自分の人生を見つめ直すキッカケになると考えてみてはどうでしょうか。

 

文部科学省の発表によると、日本の高校進学率は98.8%(令和2年度)。つまり、ほぼ全員が高校へ進学するため、周りの同級生と同じように当然のように高校に通ってきた人が多いでしょう。

 

しかし、高校を卒業するとそれぞれが異なった道へと進みます。文部科学省によると、令和2年度に大学(短大を含む)へ進学した人は58.6%、専門学校へ進学した人が24%でした。このほかにも、就職をした人、海外留学をした人などさまざまなケースがあるでしょう。

 

このように、それぞれが選んだ道へ進んでいくこの時期に、「将来どう生きていきたいのか?」と、自分に向き合い考える時間を持つことができるのです。

 

スンナリと希望の大学に合格してしまったら、自分の人生を見つめ直すことはしないかもしれません。

 

そう考えると、これからの長い人生について、真剣に考えるチャンスができたのはむしろ良いことと言えるでしょう。

 

大学受験に失敗!その後の進路5つとメリット・デメリット

残念ながら大学受験に失敗してしまった場合、その後の主な進路5つについて、メリットとデメリットを交えて解説していきます。

浪人する

大学受験に失敗した場合、最も多くの人が選ぶのは浪人することです。

 

浪人は決して珍しいことではありません。マイナビ進学によると、大学入学時に19歳以上の割合は21.8%と、約5人に1人は現役入学ではないのです。

 

【浪人するメリット】

浪人するメリットとしては、以下の3点があります。

 

・たっぷり時間をとって勉強できる

・編入学と比較すると、受験できる大学の選択肢が多い

・将来や自分自身について考え直す事ができる

 

学校行事や部活動があった高校生活とは違い、勉強の時間をたっぷり確保できるのが大きなメリットです。

 

そして、専門学校や滑り止めの大学から編入する場合には、受験資格を満たしているかどうか制限がつく場合がありますが、浪人の場合はどこでも自分の好きな大学を受験できます。

 

また時間がたっぷりあるため、将来どう生きていきたいのかや、自分自身の適性についても考え直すことができます。

 

【浪人するデメリット】

浪人するデメリットには、以下の3点があります。

 

・予備校に通う場合は費用がかかる

・時間があるため気分が緩み、モチベーションの維持が難しい

・不安や焦燥感からメンタル面がつらくなる

 

予備校に通う場合は費用がかかります。苦手科目だけを履修して自習室を利用するなどの使い方もできますが、すべての科目を履修すると、少なくとも年間で100万円程度はかかってしまうでしょう。

 

しかし自宅で勉強をする宅浪を選ぶと、精神的に病んでしまったり、勉強のペースをつかめない場合もあるため、安易に宅浪を選ぶことはお勧めしません。

 

また、いつでも勉強できると思うと気持ちが緩み、モチベーションの維持が難しいというデメリットもあります。

 

そして、「次回は必ず志望校に合格できるのだろうか?」と不安になったり、「今の成績だと合格できない」と焦ったりして、逆に勉強に手がつかなくなる人もいます。

 

浪人を選ぶのであれば、こういったメンタル面の不安や焦りと上手に付き合っていくことが大切です。

 

大学進学して仮面浪人する

第1志望ではない大学に進学して、大学生活を送りながら、翌年志望校に再受験をすることを「仮面浪人」といいます。

 

【 仮面浪人するメリット】

仮面浪人するメリットは、以下の2点です。

 

・翌年受験に失敗しても、進学先の大学に残れる

・通った大学が気に入れば、その大学を4年で卒業できる

 

もし、翌年の受験に失敗してしまった場合も、当初進学した大学にそのまま在籍し続けることができます。

 

また、当初通った大学がもし気に入れば、予定を変更して再受験はせずに、4年間で大学を卒業することも可能です。

 

浪人の場合とは異なり、「もし志望校に落ちたら行き先がない」という不安に駆られることがないのは、大きなメリットと言えるでしょう。

 

【仮面浪人するデメリット】

仮面浪人するデメリットは、以下の3点です。

 

・大学生活も受験も中途半端になってしまうリスク

・交友関係に時間を使えずに学内で孤立、もしくは友人との付き合いに忙しくなる

・予備校を利用する場合は大学費用に加えて費用がかかる

 

大学に通いながら受験勉強をしなくてはならないため、大学の学業も受験勉強も中途半端になってしまう可能性があります。

 

また、時間に余裕がないため大学で友達を作るのが難しくなって孤立してしまうかもしれません。逆に、大学でできた友人との付き合いに忙しくなり、受験勉強がおろそかになる人もいるでしょう。

 

大学生活と受験勉強のバランスを上手に取れるかどうかが、大切なポイントです。

 

また、予備校を利用する場合は、大学の学費に加えてさらに費用がかかります。経済的な負担が大きくなるのもデメリットと言えるでしょう。

 

専門学校に進学して大学編入を目指す

大学受験に失敗したら、専門学校に進学して大学編入を目指す方法があります。

 

【専門学校から大学編入を目指すメリット】

専門学校から大学編入を目指すメリットは、以下の3点です。

 

・専門的な知識や技術を身に着けることができる

・編入すれば4年で大学を卒業できる

・進路が変わった場合、専門学校を2年で卒業して就職も可能

 

専門学校で学ぶことで、専門的な知識や技術を身に付けることができます。もし大学編入を希望しない場合は、2年で専門学校を卒業し、大学に進学した場合よりも早く就職することが可能です。

 

また、専門学校から大学に編入した場合、4年間で大学を卒業できます。浪人した場合は最低でも5年間かかるため、時間的にも費用的にも大きなメリットです。

 

【専門学校から大学編入を目指すデメリット】

専門学校から大学編入を目指すデメリットは、以下の2点です。

 

・希望大学によっては、短期大学卒業の資格が必要な場合がある

・専門学校と編入の勉強の両立が大変

 

編入を希望する大学によっては、短大卒の資格が必要な場合があります。例えば上智大学、学習院大学、明治大学、立教大学、中央大学などです。

 

この場合専門学校在学中に、短期大学の通信教育課程を履修し卒業しなくてはなりません。また、専門学校の勉強に加えて大学編入の勉強も必要なため負担が増えます。

 

専門学校によっては大学編入コースを提供しています。編入試験の対策方法も熟知しており、適切なサポートを受けることもできるため、大学編入に特化したコースがある専門学校を選んだ方が良いでしょう。

 

就職もしくはアルバイトをする

大学受験に失敗した場合、就職もしくはアルバイトの道に進むこともできます。しかし、明確な理由がある場合以外はお勧めしません。

 

【就職もしくはアルバイトをするメリット】 

就職もしくはアルバイトをするメリットは、以下の2点です。

 

・早く自立することができる

・経済的な負担がない

 

浪人や専門学校進学とは違い、就職もしくはアルバイトをする場合は、経済的な負担がかかりません。逆に収入を得ることができるため、早く自立することが可能です。

 

【就職もしくはアルバイトをするデメリット】

就職もしくはアルバイトをするデメリットは、以下の2点です。

 

・大卒に比べて給与が低い

・アルバイトの場合、正規雇用ではないのでキャリアアップに繋がりにくい

 

高校卒業してすぐに就職した場合、専門学校卒や大学卒に比べると給与が低くなります。また、アルバイトの場合は正規雇用ではないので、将来的なキャリアアップにはつながりにくいでしょう。

 

浪人中にアルバイトをするのであれば、生活リズム的にもプラスの効果があります。しかし、大学受験をあきらめて完全就職をするのは、よほどの理由がある場合以外は避けたほうが賢明です。

 

海外留学する

大学受験に失敗して海外留学をする場合は、基本的には大学進学を目的とする正規留学を行いましょう。

 

語学留学やワーキングホリデーの場合は、帰国した後に就職、進学する場合に高卒扱いになってしまうため、苦労するケースがほとんどだからです。

 

また、もともと海外留学を進路のひとつとして考えていたのであれば良いですが、大学に合格できなかったからという逃げの理由で留学するのはお勧めしません。

 

【海外留学するメリット】

海外留学をするメリットには、以下の3点があります。

 

・グローバルな視点を身に付けることができる

・英語力が上がる

・学位を取れれば就職に有利

 

海外の大学に正規留学をすることで、英語力はもちろん、さまざまな国の学生と付き合うことでグローバルな視点を身に付けることができます。

 

近年、グローバル人材の必要性が叫ばれていることもあり、海外の大学で学位を取れれば就職にも有利になるでしょう。

 

【海外留学するデメリット】

海外留学をするデメリットは、以下の2点があります。

 

・費用が高い

・語学留学だと大学に入れず、高卒のまま帰国する危険性がある

 

海外留学は、費用がとても高額です。

 

奨学金の有無にもよりますが、アメリカの場合、学費と生活費を合わせると年間250万~700万程度必要です。予定通りに4年間で卒業できない場合もあるため、経済的に余裕がないと厳しいでしょう。

 

また、なかなか英語力が上がらないため大学に入学できず、語学学校に居続けなくてはならないケースもあります。

 

現地の大学に入学できても、成績が悪く退学になった場合、帰国時には高卒のままとなってしまうため注意が必要です。

 

大学受験に失敗した気持ちを切り替える4つの方法

大学受験に失敗すると、悔しい、恥ずかしい、辛いといった感情に襲われるのも無理はありません。

 

「周りの友人が合格したのに、自分だけ落ちてしまった」とショックを受け、もうどうしたら良いか分からなくなり、落ち込んだり引きこもってしまう人もいます。

 

マイナスな気持ちを抱くのは悪いことではありません。しかし、長い期間ショックを引きずることなく、前向きに気持ちを切り替えていく4つの方法をお伝えしていきます。

 

友人や知人に話を聞いてもらう

親しい友人や知人に、正直な気持ちを打ち明けてみましょう。ひとりで悶々としていても、前向きにはなれません。しかし、人に話すことで心の中を整理することができ、話し終えたころには少しすっきりするでしょう。

 

ただし、話をする相手は選んでください。無理やりアドバイスを押し付けてくるような人に話をすると、余計にストレスがたまるからです。

 

規則正しい生活を送る

毎日、規則正しい生活を送ってください。

 

起床時間、食事の時間、就寝時間はできるだけ一定にしましょう。朝起きたらカーテンを開け、日光を浴びます。そして毎日、散歩やストレッチ、ジョギングなど運動をしてください。

 

規則正しい生活を送ると、うつや引きこもりを防ぐことができます。生活習慣を整え、規則正しい生活を送りましょう。

 

大学受験に向けて努力した自分を認める

大学受験に向けて、一生懸命努力した自分を認めて、褒めてあげてください。

 

残念ながら、志望校合格という結果にはつながりませんでした。しかし、たとえば勉強を始めた当初は40だった偏差値が、受験時には60まで上がっていたとします。

 

頑張って勉強をしてきたことで、確実に学力が上がったのです。たとえ不合格でも、自分自身が成長したことを認めてあげましょう。

 

1年後のポジティブな自分を想像する

ぜひ、1年後に前向きに過ごしている自分を想像してみましょう。

 

来年の今頃は、どこでどう過ごしていますか?これからの1年をポジティブな気持ちで過ごすことで、人生は確実に良い方向へ向かっていきます。

 

自分がどうなりたいかを決めて、行動を変えることで結果も付いてきます。「こうなりたい姿」を想像してみてください。

まとめ

本記事では、大学受験に失敗してしまった場合、その後の進路について主な方法を5つ取り上げ、メリットやデメリットについてお伝えしてきました。

 

また、大学受験に失敗してしまった場合の気持ちの切り替え方についてもお伝えしました。

 

志望校に合格できなかったことはとても辛いかもしれません。

 

しかし、人生はこれからです。将来的に、「あの経験があったからこそ、今がある」と言えるように、気持ちを切り替えて今後の人生を素晴らしいものにしていってください。

 

最後に、アメリカの思想家であるエマーソンの言葉を贈ります。

「偉大な栄光とは失敗しないことではない。失敗するたびに立ち上がることにある」 

 

皆さんが、希望の進路に向けて前向きに進んで行かれることを願っています。

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