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【大学受験】模試の判定は信頼できる?活かし方・捉え方を解説


大学受験に向けて模試を受けるたびに気になるのは、志望校の合格判定ではないでしょうか?

 

A判定が出れば嬉しく安心するかもしれませんが、E判定だった時には不安になったり、落ち込んでしまうかもしれません。

 

結論からお伝えすると、模試の判定の捉え方は時期によっても変わりますし、判定結果をどう活かしていくかが重要です。また、模試の後には復習を必ず行い、弱点を克服することで志望校合格へ近づきます。

 

本記事では、模試の判定結果の見方や信頼度について、また、模試の上手な活かし方についてお伝えしていきます。

 

判定結果に一喜一憂することなく、大学合格に向けて着実に進んでいきましょう。

 

模試の判定はAからEまでの5段階

模試では素点や偏差値とは別に、志望校の合格可能性についてAからEの5段階で評価が行われます。

 

予備校ごとでパーセンテージは異なりますが、河合塾では以下の判定基準を採用しています。

 

判定合格可能性
A判定80%以上
B判定65%
C判定50%
D判定35%
E判定20%以下

 

 

他社の模試でも、B~D判定はパーセンテージが異なるものの、A判定が合格可能性80%以上、E判定が合格可能性20%以下ということは変わりません。

 

そうなると、E判定を取ってしまったら、この世の終わりのように感じるかもしれません。しかし、実際は受験者の5~6割がE判定となるため、それほど珍しいことではないのです。

 

判定の信頼度は模試によって異なる

模試の判定結果は、どのくらい信頼できるものなのでしょうか?

 

結論としては、判定はある程度は信頼できると言えます。しかし、A判定だから絶対に合格できるわけでもなく、E判定だから確実に不合格というわけでもありません。

 

また、受験する模試によっても信頼度が変わってきますので、以下で解説していきます。

 

受験者の母集団で模試の判定は大きく変わる

模試の判定は、どの会社の模試を受けるかで大きく変わってきます。

 

一般的によく知られている3つの模試を見てみましょう。

 

・進研模試

・全統模試(河合塾)

・駿台模試

 

進研模試は、高校などで団体受験する模試で、原則個人では受けることができません。河合塾の全統模試と駿台模試は、大学進学を目指す人が受験します。

 

進研模試は、大学受験をしない人も高校で一斉受験するため、受験者の学力レベルは上記3つのテストの中では最も低くなります。

 

つまり、進研模試を受けた時に、もっとも高い偏差値と合格判定が出る傾向があるわけです。3つの中では駿台模試が最も難易度が高いと言われているため、受験者のレベルは高い順に、駿台模試→全統模試→進研模試と考えてください。

 

そのため、進研模試で偏差値70が出た場合、河合塾の全統模試では60、駿台模試では55となったり、合格判定は進研がA判定なのに対し、河合塾や駿台ではC判定と出たりするのです。

 

このことから、模試の合格判定は、あくまでも参考程度にとどめておいた方が良いといえるでしょう。

 

大学別模試は判定信頼度が高い

大学受験生が受ける模試の中では、大学別模試が最も信頼度が高いと言われています。

 

一般的な全国模試は、国公立大学から私立大学まで、さまざまな大学を第一志望にする生徒が受けるため、母集団が幅広くなってしまい、信頼度が下がってしまうからです。

 

しかし大学別模試では、その大学を受験する人だけが集まります。そのため受験者の母集団も絞られ、出題される問題も本番の入試に近いため、判定結果の信頼度が高くなるのです。

 

このように、判定結果の信頼度が高い大学別模試ですが、もしA判定が出ていたとしても、100%合格する保証はありません。試験日当日まで、油断せずに勉強を続けましょう。

 

模試判定から見る合格可能性の捉え方

A判定~E判定までの結果は、どのように捉えたらよいでしょうか。合格可能性について、それぞれの判定別に解説していきます。

ランク別の捉え方

まずは、A~E判定の解釈の仕方について説明していきます。

A・B判定

A判定は合格可能性が80%以上、B判定は合格可能性が65%とかなり高い数字です。とくにA判定が出た場合、もう合格は間違いなしと思う人もいるかもしれません。

 

たしかにA判定の場合、合格に限りなく近い位置にいるのは間違いありませんが、決して気を緩めることなく、コツコツと勉強を続けましょう。

 

A判定でも20%、B判定でも35%の人が不合格になると考えると、決して安心できる状態ではありません。ほかの受験生が日々努力を続け、どんどん追い上げてくることを考えると、気を緩めてしまったら不合格の可能性が高くなると考えてください。

 

とくに、特定の科目だけで点数を稼いでいる場合は要注意です。得意科目はこれ以上伸びる可能性が低いため、ほかの受験生が力をつけてくると、成績が下がってしまいます。

 

苦手科目がある場合は、志望校でよく出題される分野を中心に、早めに克服に努めることが重要です。

C判定

合格可能性50%のC判定。まさに、どちらにも転ぶ可能性がある判定です。つまり、これからの頑張り次第で合格のチャンスが十分にあると考えましょう。

 

とくに、部活動に打ち込んでいた高校3年生が夏の段階でC判定なら、十分合格の見込みがあります。その後、勉強時間を確保できるため、伸びしろが大きいからです。

 

秋以降にC判定が出た場合には、B判定に近いC判定なら、そのまま受験をお勧めしますが、D判定に近いC判定の場合は、志望校変更も考えたほうが良いでしょう。

 

そうは言っても、志望校に対する気持ちがどれだけ強いかによっても変わってきます。浪人も辞さない覚悟であれば、D判定に近いC判定であってもチャレンジした方が良いでしょうし、確実に合格を狙うのであれば、やはり志望校を再考したほうが良いとなります。

 

いずれにしても、C判定は合否のボーダーライン上です。今まで以上に勉強量を増やすことができるのか、自分自身の意識を変えることができるのかなどを考えて、受験校を決定していきましょう。

 

D・E判定

D判定は合格可能性が35%、E判定は合格可能性が20%以下とかなり厳しい数字です。

 

夏までの模試であれば、その後の努力次第では逆転合格の可能性もあります。とくに部活動に打ち込んでいた高校3年生の場合は、時間的な余裕ができるため、合格の可能性があるのです。

 

しかし、11月以降の模試でD・E判定になってしまった場合は、合格はかなり厳しくなってくるため、志望校を再考したほうが良いでしょう。

 

それでも、どうしてもチャレンジしたい場合は、正答率をチェックし、確実に正解すべき問題を見直したり、苦手単元の克服に取り組むなど、学習計画の見直しが必要です。

 

合格のためには、相当な努力が必要になりますが、志望校合格に向けて強い気持ちを持ち続け、努力を続けることができれば、逆転合格の可能性も出てきます。

 

学年別の捉え方

同じA~E判定でも、その捉え方は学年によっても異なります。現役生である高校3年生、そして2回目以降の受験となる浪人生に分けて解説します。

高校3年生

高校1,2年次は判定結果をまったく気にする必要はありませんでしたが、高校3年生で受けた模試の判定は、志望校合格の可能性に影響してきます。結果を真摯に受け止め、必要な行動を起こしていきましょう。

 

具体的には、夏までは判定結果が悪くても、あまり気にする必要はありません。もちろん、最初から良い判定が出るに越したことはありませんが、現役生は受験モードに本格的に切り替わる秋以降に、グンと成績が伸びる傾向があるからです。

 

しかし、高校入学時から勉強に打ち込んでいる、あるいは部活動も特にしておらず、勉強時間が夏以降に増えるわけでもないという場合は、伸びしろがあまり期待できません。

 

この場合は、秋以降に学力が伸びるとは限らないため、あまり楽観的に考えないほうが良いでしょう。

 

そして、11月の模試でD、E判定が出てしまった場合は、残念ながら合格可能性は限りなく低くなります。浪人覚悟でチャレンジするかどうかを考え、場合によっては志望校再考が必要となるでしょう。

 

浪人生

浪人生の場合、高校3年生よりも1年間余計に学習しています。

 

そのため、模試の判定結果も現役生よりもシビアに捉えましょう。A判定、悪くてもB判定が当然という意識で模試を受け、その成績を1年間ずっと維持する覚悟が必要です。

 

高校3年生は、部活を引退し、受験勉強に集中できるようになると、グングン成績を伸ばしてきます。秋以降になると、一気に成績が上がることも珍しくありません。

 

すると、いつもと同じペースで勉強している浪人生は伸びしろが少ない分、成績が下がってしまいます。

 

以上のことから、浪人生は夏休み前の模試でも、最低C判定以上を狙ってください。そして、たとえA判定が出ていたとしても、決して気を緩めずに受験当日まで勉強し続けましょう。現役生の追い上げに負けないためには、ひたすら努力あるのみです。

 

模試判定の上手な活かし方

模試の判定が出たら、「良かった」「悪かった」で済ませてはいけません。模試は、今後の学習について大きなヒントを与えてくれるからです。

 

以下で、模試の上手な活かし方についてお伝えしていきます。

模試の結果を分析して弱点を把握する

模試の結果が出たら、判定や偏差値を見て終わりにせずに、間違った箇所を必ず確認してください。ほかの受験者の正答率も合わせてチェックしましょう。

 

間違えた原因がケアレスミスなのか、それとも内容を理解できていなかったのかによっても、その後に取るべき対策は異なります。

 

次に出題されたときには、間違いなく正解できるようにしていくことが大切です。間違った問題を分析し、苦手単元があれば見直しをしていきましょう。

 

苦手分野を見直す際には、必要であれば高校1年、2年のレベルまで立ち返ってください。焦って早く先に進もうとしても、基礎がしっかりしていなければ、問題は解けません。

 

まずは基礎的な内容をきちんと理解し、基本問題を確実に正解できるように演習することが大切です。

 

模試の解き直しを行う

模試を受けたら、まずは当日に解き直しを行いましょう。模試の問題は、各社が研究を重ねて作成したものですので、質が高く、本番でも似たような問題が出題されることもあります。

 

前述したように、結果が返却されてからの復習も大切ですが、受験後の記憶が新しいうちに解き直しをしておくことで、さらに理解度が上がり、成績アップにつながります。

 

時間がなくて解けなかった問題はもちろん、「なんとなく」解いたら正解した問題もしっかり見直してください。解説を読んで理解できない場合は、塾や学校の先生に質問することも忘れずに。

 

模試は、「受けたら終わり」ではなく、「解き直しまで含めて模試」と考えましょう。

 

まとめ

本記事では、模試の合格判定の見方についてお伝えしてきました。模試の判定にはある程度の信頼性がありますが、そうは言っても、判定はあくまで目安にすぎません。

 

志望校合格を成し遂げるためには、模試の判定を冷静に分析した受験校選びと、模試を上手に活かし、その後の学習に役立てていくことが大切です。

 

皆さんの努力が報われ、志望大学に合格できるよう願っています。

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