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大学受験用証明写真に適した服装は?制服はOK?他の気をつけるべき項目も徹底解説!


いよいよ受験シーズンに突入し、ここから共通テスト、個別試験(2次試験)と慌ただしい1ヶ月がスタートします。大学受験の願書を準備する段階になり、いよいよ受験が現実味を帯びて来ました。そうそう、願書に必要な大学受験用証明写真の準備は終わりましたか?今回の記事は、大学受験用証明写真について、その用途や写真を撮る前にチェックしておくこと、また写真に相応しい服装や髪型・メイク、どこで撮影するかなどについてお伝えします。

大学受験用証明写真の用途と重要性

大学受験用証明写真は何に使うの?

大学受験用の証明写真は、受験する大学に提出する願書に貼るために必要なものです。

また、大学によって様々ですが、出願時の写真を入学後に学生証の写真として使用することがあります。

大学受験用証明写真の重要性

願書に貼られた証明写真は、受験当日にそこにいて受験をする人と、出願者が同一人物であるかの確認に使用されます。

つまり、本人であることに間違いないことを証明し、替え玉受験などの不正な受験を防ぐという非常に重要な意味を持っています。

また、学校推薦型選抜や総合型選抜(AO入試)、医学部一般入試など、面接試験がある場合、事前に提出された証明写真が参考資料として利用されるため、第一印象を決める重要なポイントとなります。

もちろん、顔写真が合否を左右することは基本的にありません。

ですが、印象が合否に少なからず影響を与える面接試験を設けている以上、出来るだけ好印象の方が加点評価に繋がると思われます。

常識的で、受験に相応しい証明写真を準備することで、受験に対する真剣な姿勢や社会人としてのマナーを示すことができます。

写真を撮る前にチェックしておくこと

出願指定大学の入試要項をチェックする

大学受験用証明写真を撮る前に、まず出願予定大学の入試要項をチェックしましょう。

複数校を受験する場合には、それぞれチェックが必要です。

具体的には

  • 写真の規格
  • 写真の背景
  • 撮影のタイミング
  • 服装指定の有無

などです。

写真の規格

各大学やそれぞれの試験の指定された規格やサイズを事前に確認しましょう。一般的に大学受験用写真のサイズ比率は、「横3cm×縦4cm」の3:4です。

写真データについても「横450px×縦600px」の3:4を使用しましょう。

また、web出願する場合はファイルサイズのサイズ上限と形式を必ず確認しましょう。学校ごとに、ファイルサイズは10MBまで」100KB以上5MB以下であることなど様々だからです。

上限を超えると受け付けてもらえない(アップロードできない)ため、いざ出願という時になって慌てないために、必ず確認しておきましょう!

写真の背景

背景は一般的には、無地で淡い色の白やライトブルーが奨励されています。ですが、ここでも大切なのは、まず自分が出願する大学の募集要項を確認することです。

学校側から指定があった場合は指定された色で撮影しましょう。

撮影のタイミング

証明写真は直近出願前3ヶ月以内に撮影されたものを使用することが基本です。出願時期は写真スタジオが混み合うことが予想されるため、納期が遅れて慌てることが無いよう早めに準備しておくことをお勧めします。

服装指定の有無

結論からいうと、大学からの指定がない限り制服を着用しても問題はありません冠婚葬祭時、学生は制服で参列することからもわかるように、制服は学生にとっての正装だからです。

しかし、ここで注意すべきポイントが一つ。中には願書出願時に使用した写真をそのまま大学の学生証に使用する大学があるということです。

 

例えば、同志社大学の場合。

参考URL:同志社大学 2025年度入試要項

入試要項には高等学校の制服の写真でも受け付けるが、奨励しないという旨の記載があります。

 

そして、慶應義塾大学に関しては

参考URL:2025年度 慶應義塾大学 一般選抜要項

選抜要項に高等学校等の制服で撮影されたものは使用できませんと明確に記載されています。

 

次に法政大学。

参考URL:法政大学 入試要項

入試要項には、写真は入学後に学生証として卒業時まで利用するため、服装等については十分に配慮したものにすること。(制服、私服は問いません)と記載してあります。

このように私立大学では各大学ごとにより、制服姿での写真を受験用証明写真とみなすか否かの基準が異なるため、撮影をする前に必ずチェックしておきましょう。

一方、国立大学については、証明写真の服装についての統一的なルールは無いようです。

合格後に送付する入学関係書類学生証用写真貼り付け台紙があるので、出願に制服の写真やデータを使用しても学生証の写真は別のものを用意することが可能です。

大学受験用証明写真に相応しい服装・髪型・メイクは?

大学受験用証明写真において服装や髪型、メイクは受験生としての清潔感や誠実さを伝える大切な要素です。

以下のポイントを押さえながら選びましょう。

服装

ひとつ前の項目で説明したように、まず自分が受験する大学の入試要項を確認しましょう。

特に指定がなければ、学生服でも構いません。

ただし、例え指定がなくても入学後、学生証の写真として使用される可能性があることを念頭に起き、「高校の制服姿の学生証を、大学の4年間持ち歩きたくない!」という方は、制服の写真を使用することは、避けた方がいいでしょう。

私服の場合は、Tシャツやトレーナーなどのカジュアルな服装はNGです。当然ですが派手な服もNGです。

シャツとジャケットにネクタイ、ブラウスにジャケットなどキレイ目な服装を心がけましょう。

忘れてはいけないのが、清潔感とサイズ感

年季が入っていて、襟元がよれてしまっているものや変色しているものはだらしない印象を与えます。また肩の位置がズレている・袖の長さが長い(短い)といったサイズがあっていないものも要注意です。

入学式用のスーツを早めに購入して、それを着用するのが一番確実かもしれません。

また撮影前には襟やネクタイが曲がっていないか、最終チェックを!

髪型

男性女性関わらず、顔がはっきりと見えるように髪を整えましょう。女性は髪が長い場合、後ろでまとめておきましょう。

また、前髪で目や顔の表情が隠れてしまうと、本人かどうか確認できません。現に、前出の慶應義塾大学一般選抜要項には両目の瞳が確認できることというチェック項目があります。

前髪が目にかかる場合は、ピンやヘアスプレーでしっかり留めておきます。髪色が明るすぎる場合は、受験生らしく落ち着いた色に戻すことをおすすめします。

また、学校推薦型選抜や総合型選抜(AO入試)など、面接試験がある場合、願書の顔写真は担当面接官のあなたに対する第一印象になんらかの影響を与えます。

もちろん、顔写真の印象だけで合否が左右されることはありませんが、明るすぎる色や金髪などは、一般的に面接官にがあまり良い印象を持たないようです。

ここは冒険せず、無難に暗目の髪色で臨みましょう!

メイク

女性は特に写りが気になってしまいますが、基本的にはノーメイク、もしくはナチュラルメイクを心がけましょう

そんな人はいないと思いますが、キラキラのラメ入りアイシャドーやツヤツヤすぎるグロスはNGです。

印象が変わってしまうようなカラーコンタクトやバサバサ過剰なつけまつげなどもNGです。

また、生まれた時からSNSが生活の一部であり、画像加工に抵抗がないZ世代の皆さんですが、「メイクができないならせめて…」と加工を施すのももちろんNGです。

眼鏡

当日、本人確認にも使われる証明写真。

受験当日に眼鏡をかける予定があるならば、眼鏡をかけた状態の写真を取りましょう。

眼鏡のあり、なしで本人確認に時間がかかってしまったり、本人だと認識してもらえないなどのリスクを避けるためです。

大学受験用証明写真、どこで撮る?

証明写真を撮る時、写真館や写真スタジオにお願いするか証明写真機(スピード写真)を利用するか、はたまた自撮り(セルフ撮影)か?

悩まれる方も多いでしょう。

4者のメリットとデメリットを表にしてみました。

 メリットデメリット
証明写真の撮影に特化した写真館・クオリティーが高い
・プロが表情や身だしなみなどアドバイスをしてくれる
・大学受験に見合ったメイクやペアセットのプランがある
・スーツやネクタイのレンタルプランがある
・写真の補正や撮り直しができる
・web出願用データの取り扱いがある
・写真スタジオスピード写真に比べ、撮影できる場所が少ない
・写真スタジオ、スピード写真より、コストがかかる
写真スタジオ(チェーン店)・規模が大きい分、価格が写真館より安価である
・撮影の手順がマニュアルかされており、スムーズに撮影してもらえる
・写真の補正や撮り直しができる
・web出願用データの取り扱いがある
・プロのカメラマンでない店員さんが撮影する
証明写真機(スピード写真)・数が多く、すぐに撮影できる
・24時間対応可
・コスパが良い
・web出願用データも取得できる
・自分で角度や姿勢、表情や身だしなみを調節しなくてはならない
・修正や撮り直しができない
自撮り(セルフ撮影)・格段に安価
・照明や背景の準備や調節が難しい
・自分で角度や姿勢、表情や身だしなみを調節しなくてはならない
   

料金

証明写真の撮影に特化した写真館:写真館により様々ですが、メイク付きプランで約1万円の価格設定が多いようです。

参考URL:受験写真のスタジオインディ

 

写真スタジオ:各スタジオにより様々ですが、一般的には4枚1組1,600円程度です。

参考URL:カメラのキタムラ

 

  • 証明写真機(スピード写真):駅やショピングセンターなどに設置されている証明写真機は、6枚セットで約700~1000円のものが一般的です。
  • 自撮り(セルフ撮影):スマートフォンのアプリ機能を使い撮影した写真を、コンビニのコピー機で証 明写真としてプリントアウトする方法は、1枚200円程度が主流です。

自撮り(セルフ撮影)はコストを抑えたい場合や時間がない場合に対応できますが、写真館やスタジオでのプロの撮影と比較すると、その出来上がりの差は明らかです。

そもそも自撮り(セルフ撮影)自体を許可していない大学も存在します。

 

証明写真機(スピード写真)はいたる所で見かけ、また24時間いつでも利用可能であるため、忙しい受験生にはありがたい存在です。

また、最近の機種はデータ取得対応機能付きのため、web出願にも安心して使用できるでしょう。

しかし、自分が動いて位置を微調整する必要があったり、角度や影、表情など、いざプリントアウトされて出てきたものを見ると、「あれ?なんか微妙におかしいな」と感じることも。またそう感じても、撮り直しには再度同じ金額を支払わなくてはなりません。

 

写真スタジオ(チェーン店)は背景やサイズの変更も可能なので、「一般的でない、特殊なサイズに変更したい」という場合も対応ができます。撮影の手順がマニュアル化されているため、プロではない店員さんでもスムーズに撮影してもらえます。

証明写真の撮影に特化した写真館は、基本的に予約が必要ですが、プロのカメラマンが撮影してくれ、表情や角度など細かなアドバイスをしてくれます。また店舗によってはスーツやネクタイの貸し出しも行っています。

結論。

つまり、多少コストがかかっても「安心安全早い」が揃った写真スタジオや、プロのカメラマンが受験に相応しい最高の1枚を撮ってくれる証明写真の撮影に特化した写真館にお願いするのが良いと思います。

トラブルを避けるためには?

さあ、入試要項をしっかり確認し、身だしなみに配慮して、完璧な証明写真が撮れたところで、大学受験用証明写真の準備における最終トラブルを防ぐためのポイントを2つご紹介します。

  • 大切な証明写真が折れたり汚れたりしないように、クリアファイルに入れて保管しておきましょう。
  • 願書の出願期限は各大学によって様々です。自分が出願する大学の入試要項で締切日を必ず確認し、余裕を持って準備を開始しましょう。
  • インターネット出願登録を完了しただけでは、出願をしたことにはなりません受験料を支払い、入試要項で指定されている全ての書類を出願期間内に速達書留郵便で受験する大学に送付して初めて出願が完了となります。

まとめ

いかがでしたか?

大学受験用証明写真は、受験生の印象を左右する重要なものです。

規格や服装、髪型、表情など、細部にこだわることで、受験への真剣な姿勢を示すことができます。

今回ご紹介したポイントを参考に、納得のいく証明写真を準備し、受験本番に向けての最後のラストスパート、頑張ってください。

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