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受験生が勉強のやる気の出ないときに見てほしいみんなの受験体験記 vol.7 関西学院大学


 

こんにちは!アクシブアカデミーです。

3年生は、いよいよ志望校の入試が近づいてきて戦々恐々としている頃でしょうし、1~2年生も3年生の背中を見ながら、そろそろ自分たちも真面目に勉強しないとと感じているかもしれません。

しかし勉強しなきゃという気持ちとは裏腹に、なかなか気持ちの部分でエンジンがかかってこないこともあるかと思います。

私は高2まで全く勉強せず、高3最初の模試も偏差値40前半を叩き出していたのですが、そこから努力を重ね、第一志望の関西学院大学に無事合格しました。

今回は私の受験生活について、主にメンタルやモチベーションの部分を中心にお伝えしていきます。

少しでも高校生のみなさんのお力になれれば、幸いです。

 

進学先

 

関西学院大学 商学部

 

 

受験前の生活

 

私は土日が終日部活で、3年生になるまで全くといっていいほど勉強をしていませんでした。

日常学習は英語と古典の授業用の予習だけをこなし、復習は全教科ゼロ。

片道80分の通学時間も全く活用できていませんでした。

結果、高3の5月の模試では偏差値が40前半という壊滅的なスタートでした。

 

それでも参考書とスタディサプリの自習中心型の勉強で、最終的には第一志望だった関西学院大学商学部に合格することができました。

 

なぜ受験勉強を頑張れたのか

 

プライド

 

成績が悪かったといっても通っていたのはそこそこの進学校だったので、最低でもMARCH・関関同立レベルには行きたいと思っていました。

元々勉強が得意だったんだから、その得意を手放したくないとの思いで、いざ受験生という立場になったら自然と勉強に向かうことができました。

周りも全く同じような雰囲気で、2年生までは全く勉強しない人が大半だったのですが、3年生になってからは受験生らしくきちんと勉強に励んでいました。

 

上手く自分のスイッチが入るポイントを見つけて勉強できた

 

志望校への想いや、自身の危機感があったりしても、「勉強しなきゃ」という意識だけではなかなか集中して勉強できないということも多いと思います。私も、すぐに集中が切れてしまうタイプでした。なので、自分が自然と集中できるような環境をいろいろと探しました。

みなさんも、家、学校の教室、塾の自習室、図書館、通学中の電車と、たくさんあると思います。

家を取り上げるにしても、リビングなのか自分の部屋なのか、また時間帯でも朝、帰宅直後、寝る前など、シチュエーションはたくさんあります。

いくつか試してみて、自分のスイッチが入るポイントを探し当てましょう。

 

モチベーシの保ち方

 

やる気が出ないときは得意教科

 

受験生になって勉強を重ねていると、最初からエンジンがかからなかったり、勉強の途中で飽きてしまったりしてくると思います。

そうなってきたら、私の場合は、得意科目の日本史に切り替えて勉強をしていました。

得意教科でなくても、例えば国公立志望の人は、直前まで勉強していた教科と全く違う教科(古文→数学)に手をつけてみたり、普段あまり勉強しない教科(公民、理科など)のテキストを開いてみたりするといいかもしれません。

教科や分野をうまく使い分けて、必要なトータルの勉強量を確保していきましょう。

 

娯楽の時間は確保

 

学校では、休み時間のうちに友達とたわいもない会話をしていました。

さすがに受験生にもなると授業も真面目に受けるようになるので、毎度の休み時間はしっかり息抜きに使っていました。

 

また家では、テレビでバラエティー番組や野球を見るのが大好きでした。

どうしても夕方以降に勉強が集中しがちになるので、ご褒美扱いでテレビをつけて娯楽を楽しんでました。

また受験が終わればバラエティーも野球も見放題ということも想像しながら、なんとか勉強を乗り切っていました。

 

勉強することのメリット

 

そもそもなんで勉強なんかするんだろう、勉強することで将来どう役に立つんだろうと疑問に思った人もいると思います。

もちろんこれは答えのない問いになりますが、私なりの考えで2点述べさせていただきます。

 

必要な思考スキルが身につく

 

高校までの勉強で身につくのは、地歴や理科などの知識だけではありません。

1つ例を挙げるなら、現代文や英語、数学では「論理的思考力」が相当鍛えられたはずです。

具体・抽象を行き来して本文の主題を追いかけたり、問題文と選択肢が指し示す意味を並べて比較したりするそのプロセスで、論理的思考力が育まれます。

 

この論理的思考力は、ものごとの事実を正しく捉えることに大きく役立ちます。

将来、仕事で何かの課題を読み解く場面が来た時、例えば日本の自動車市場の現状の把握とその予測といったような仕事では、論理的思考力の有無が考察の精度に直結します。

そしてその仕事の出来が、自身の待遇や会社・取引先、ひいては社会への貢献につながったりするので、高校の勉強も立派に将来につながるのです。

 

目標設計・遂行のスキルが身につく

 

勉強は、目標を立て、そこから逆算して計画・スケジュールを組み、自分の力で遂行していく取組みです。

将来、サラリーマンになろうとアスリートになろうと、このサイクルをきちんと回していくことが、成功につながります。

特に勉強は人の手を借りながらも結局は自分が頑張らないと前進できない分野だと思うので、自分の結果に責任を持って取り組めるいい機会だと捉え、目標達成に向けて頑張りましょう。

 

難関大に行くことのメリット

 

私も就職活動を一通り終えて大学を卒業する身になりますので、私なりに考えた、難関大学に進学するうえでのメリットを3点に分けてご紹介します。

 

周りの学生のレベルが高い

 

まず一定レベルの大学に入れば、真面目に授業を受けられる雰囲気がそれなりにあります(どの大学に行こうと騒がしくなる授業は必ず存在しますが…)。

特に英語など周りのレベルに合わせて学習水準が変わるものや、ディスカッションなどのグループワーク系の授業では学生のレベルが授業の質に直結することになるので、高偏差値の大学であるほど中身のある時間を過ごせる傾向にあるかもしれません。

 

そして高学歴な学生ほど、NPOなどの学外の団体や、長期インターンなど部活・サークル以外の課外活動に励んでいるケースが多いです。そもそも部活やサークル、ゼミ以外にそのような活動があるということを低学年のうちに知ることができるのが難関大のいいところといえるでしょう。

周りにつられて自分も高くアンテナを張り、精力的に大学生活を送っていけるようになるといいですね。

 

先生のレベルが高い

 

難関大になると、研究でかなりの実績を挙げている先生がたくさん在籍しています。

3年生からのゼミ活動や、大学院に進んだ後の研究では高いレベルの指導を受けられることにもつながります。

ただ、研究で成果をあげられている先生が必ずしもわかりやすい良質な授業を開講しているかどうかはまた別問題になってきますので、そのあたりは過度に期待はしないでおきましょう。

 

就職活動に有利

 

就職活動において、学歴の有利不利はある程度存在します。特にエントリーシートなど、応募者の情報が少ない段階では難関大が多少有利にはなってきます。その後の面接などの選考では、旧財閥系企業やインフラ再大手の企業を除いてさほど学歴は作用しないので、難関大に入れたとしても決して就職活動は安泰ではありません。

ただやはり、周りに意識の高い学生が多いことが就活においても大きくプラスにはたらきます。アンテナを高く張っている分、就職活動も取り掛かりが早いので、自分もそれにつられて早め早めの準備に取り掛かることができるでしょう。

 

受験生へのメッセージ

 

3年生、高卒生の方へ。

まずは自分のコンディションを整えましょう。

日々の勉強も入試本番も、それができてこそ中身のある時間が送れます。

 

そして最終的な合否はそれほど気にする必要はないと思います。

上記でご紹介したように、これまでの勉強のプロセスは大学入学後も資産としてしっかりと残り続けます。志望校合格という結果にならなかったとしても、いくらでもその後の人生につなげることができるので、迷わずこのまま努力を続けてください!

 

1~2年生のみなさんは、今からでも充分挽回できます。

私も1年足らずで偏差値を15以上上げた身ですし、3年生を私と同じくらいのスタートラインで迎えたクラスメイトは、もっと勉強を頑張って早稲田大学に現役合格しました。

高校までの勉強は、地頭以上に「努力量」と「戦略」がものを言うと感じています。

高校の勉強はかなり方法論が確立されているので、情報をうまく収集しながら勉強を進めていってください。

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