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【必見】文系の各学部と 国公立大学での実際の学校生活


「お父さんに、文系行くなら国公立大学でなくて、早稲田に行けって言われました。どうしてでしょう?」

「私は将来何したいのかわからないけど、国公立大学しか進学できません。文系なのですが、大学でどんな勉強ができますか?」

このように悩んではいませんか?

・経済的な理由で国公立大学しか進学できないけれど、将来どうしたらいいか分からず、文系・理系また学部選びで迷っている。

・なんとなく文系を選び、なんとなく国公立大学を志望しているが、これでいいのか迷っている。

このようなお悩みは日々私達の校舎にも届いています。今回は、国公立大学の文系学部に通っていた人の体験談を交えつつ、お伝えします。

国公立大学にある主な文系学部のご紹介

さて、早速国公立大学にある主な文系学部のご紹介をしていきます。

法学部

法学とは、人々がともに生きていく中で、どのようなルールがあればよいか考える学問です。なんとなく弁護士をイメージした方もいるかもしれませんが、どんなルールが必要なのかを学んでいく途中で、法律を学ぶという過程をへるのかもしれません。法学部では、憲法や民法、商法、民事訴訟法などいわゆる六法をはじめとする様々な法律を学びます。

法学部出身の方は、裁判官や検察官などの専門的な職業につきたいと考え、司法試験を突破するために法科大学院に進学する方もいます。それ以外にも国家公務員を目指したり、銀行や証券会社などの民間企業に進むケースも多いです。

経済学部

経済学部では、社会のお金の流れについて勉強します。私達は日々生活する中で、ご飯を買う、仕事をしてお金を稼ぐなど様々な取引等をしています。それらの経済活動のすべてを、科学的に研究するのが経済学です。経済学の思想的背景や歴史について学んだり、経済の動きや仕組みを分析し、今後の政策に役立てるのも経済学の分野の1つです。

経済学部の就職先は一般企業等の就職が多いです。会社の種類も、サービス業・金融関連・製造関係など多岐にわたります。経済学を学ぶことで、論理的思考力やコミュニケーション力が見につくため、それらを就職活動で活かすこともできます。

文学部

文学部とは、人間の心や歴史や文化について、様々な面から考えることで、自分自身を客観的にみます。その上で、文学部で学ぶ知識を活かし、他者と共生するためのコミュニケーションスキルを身につけ、他者を理解する力を身につけます。文学部では主に、哲学や歴史学、文学等を学びます。学校によっては芸術学や心理学を学べるコースを開講している大学もあります。

就職先では、マスコミやサービス業などの一般就職をする方や、教員や公務員になる方も多くいます。

 教育学部

教育学部とは、主に教員になる方が通う学部だと思われがちです。あながち間違っていないのですが、教育学部とは教育のあり方について勉強する学部です。教員になるために必要な指導法や、学級運営などを学ぶだけにとどまらず、教育制度や児童心理学なども学びます。

就職先は教員になる方が多いですが、それ以外にも民間の教育関係の企業に就職する方や、教育行政や政策に関わるために公務員を選択する人もいます。

国公立大学の文系学部の偏差値一覧

一口に文系といっても、様々な学部があり、学科となると更に多くの種類があります。

続いて、国公立大学の文系学部の偏差値の調べ方をお伝えします。Benesseのマナビジョンのサイトには、2019年度入試対応 国公立大学・学部の偏差値一覧があり、国公立大学・学部の偏差値が確認できます。国公立大学の理系学部だけでなく、文系についても偏差値が載っておりますのでよければ参考にしてみてください。

参考:Benesse マナビジョン

【体験談】文系で国公立大学に通うメリット・デメリット

最後に実際に文系の国公立大学に通うメリット・デメリットについてBさんへのインタビューを交えながらお伝えします。

※インタビューに答えてくれたBさんが話してくれた大学生活の記事です。よければこちらもお参考にして下さい。

私の大学自慢「北大に通っている私の大学自慢聞いてください!」Vol7 北海道大学

Q1 今日はインタビューを受けていただきありがとうございます。簡単に自己紹介をお願いします。

はじめまして。北海道大学文学部を卒業したBです。現在は、NPO法人で保育士をしながら、夜間部の大学院(大学院では臨床心理学を学んでいます。)で勉強しています。

そうなのですね…。大学出たあとに、大学院。理系だと、大学院に行く方も多いイメージですが、文系でも行かれる方がおられるのですね。色々聞きたいことがあります。今日はどうぞよろしくお願いいたします。

Q2 Bさんは首都圏出身と聞いています。わざわざ国公立大学、北海道大学に進学した理由を教えてもらえませんか?

はい。北大を進学した理由として、自分が文系か理系かよくわからなかったこと、大学等で勉強した上で、自分のやりたいことを最終的に決めたいという理由から、北大を選択しました。自分はもともと理系だったため、自分の強みも活かせるのではないかと考え、北海道大学を受験しました。

また、親元を離れて一人暮らしをしてみたい、自立したいという思いがあり、その旨を両親に伝えると、「一人暮らししたいなら、経済的に行かせられるのは国公立大学だ」と言われたことより北海道大学を志望しました。

なるほど!確かに、高校生の間に、自分のやりたいことを決めるのは難しいですよね…。また、親元を離れて一人暮らしをする際、確かに経済的な話がネックになりますね。国公立大学だと文系でも、私立大学の文系に行くよりも安いですし、国公立大学を目指す方もおられるかもしれませんね。

Q3 大学ではどんな生活をしていたでしょうか?国公立大学の文系ってどんな授業があるのですか?

普通の大学生だと思います。笑 学校に行って、ボランティアに行って、バイトをして、という生活です。

私は、1年間勉強したあと、文学部に進学を決めました。もともと心理学には興味があって、教育学部の心理コースに行くか、文学部の心理コースに行くか高校生の頃から迷っていました。ただ、教育学部の心理コースに行く人の中には、臨床心理士等を目指す方もおられ、そんな同級生と関わるたびに、意識の高さや人間性の高さに気後れしてしまいました。例えば、臨床心理士というと、スクールカウンセラー等になる方も多いのですが、教育学部の心理コースに進学していった同級生は、心優しく、芯の強い方ばかりで自分は「こんな人にはなれないな…。」と感じたこと、文学部の授業が思いの外面白かったことから、文学部に進学しました。

文学部の中で面白かったのは、ロシア文学史や英米文学史でした。各国との関係性や国の状況と、有名な著作の性格やその時の時代背景などを踏まえて、有名な作品を読み進めていくのですが、作品を読み、クラスメイトとディスカッションする中で新たな視点に触れることができとても有意義な時間だったと感じています。また、専門の授業では、動物実験も含めた心理学実験等にも参加しました。自分で仮説を立てながら、実験し、結果をグラフ等にまとめ、考察する一連の流れで、思考力や表現力がついたなと感じました。

文学部ということで、語学等を学ぶ機会もありました。授業によっては、オールイングリッシュで行われる授業があり、各国の留学生と仲良くなる機会もありとても楽しかったです。私はその授業を通して中国人の友達と仲良くなり、よくホームパーティ等をしました。私の大学の文学部はよほどのことがなければ落とさない科目ばかりです。北大の文学部は「あそぶんがくぶ」と影で言われるほどなので、単位を取ること、卒論を取ることは大変ではありませんでした。授業にはしっかり行き、ゼミ活動をし、合間にボランティア活動をしながら過ごしました。

私はサークルはしていなかったのですが、ボランティア活動をしていました。月に何回か、発達の偏りのある子どもたちと遊んだり旅行につれていくボランティアをしていました。子どもたちの関わりの中で、彼らが少しずつできることが増えていくことを見守り続けられる喜びや、子どもたちの新鮮な視点などに触れられ、とても楽しかったと感じています。これらの経験は現在の仕事選びにもつながっています。またボランティア活動を通じて知り合った方に、「学校に行けていない子がいるのだが、家庭教師をお願いできないか?」と言われたことをきっかけに家庭教師のバイトもはじめました。

ありがとうございます。中々面白そうな生活をしていたのですね!

Q4 卒業後の進路について、Bさんはどのように決め、就職活動をしていましたか?

私は家庭教師の経験やボランティアの経験等を通して、いつか大学院に戻って臨床心理学を勉強し臨床心理士になりたいと漠然と将来を思い描くようになりました。

その反面で、家庭教師等の経験から、「人と関わる仕事は荷の重い仕事である」と感じていたので、一旦は「自分の経験になりそうな会社でかつ、裁量ののありそうな会社に就職しよう。その後お金をためて、大学院に戻ろう」と考えました。いずれ会社をやめて大学院に戻るつもりだったので大手の企業も狙っておらず、卒論や大学の勉強はきちんとしたかったため4年生の冬まで就職活動はしませんでした。卒論執筆後、1月から一気に就職活動をはじめ、3ヶ月程度で就職先を決めました。

※私の周りの学生は、公務員【地方上級・国家公務員】などを目指していた方や教員志望が多かったため、上記の私の考え方には「私にはできない…」という評価でした。笑

その後、紆余曲折あり、仕事をし、大学・大学院に通うお金をため、もう1度勉強し直したいと大学に入り直しました。その大学も卒業し、現在、NPOで働きながら夜間部の大学院に通っています。長い時間がかかったけれど、北大に通っていた頃に描いた夢が叶いつつあるなと感じています。

一般論をいうと、やはり北海道から就職をする、道内で就職する場合は、強豪となる学生が少ないので、就活は比較的楽です。しかし、東京や大阪に就職しようとすると、面接や会社説明会のたびに、飛行機等で移動するするので、時間もお金もかかります。そのため、大学3年生の間にほとんど単位を取り終えて、大学4年生のときに、1次的に東京に住んで就職活動をしている先輩もいました。

すごい…。私の周りにはあまりいないタイプです。なんだか良い刺激になります。笑

Q5 文系の国公立大学に進学して良かったなーと思うことがあれば教えて下さい。

個人的に、大きい国公立大学に通っていたため、いろんな学部の方、いろんな国出身の方と知り合えたことはよかったなと感じています。

自分が北大卒業後に何かを意思決定する際に、この大学で出会ったたくさんの人との関わりから決めることもあります。特に中国から留学してきた友達との関わりで、自分が中学の頃に思い描いていた理想だった、「良い高校に進学して、良い大学に行って、良い就職先に就職して…」という考えが、1つの価値観で、絶対的ではないのだと感じました。自分は「よくあらねばならない」と縛られていた時期があり、しんどかったのですが、北大に進学してたくさんの方と出会えた経験から、少し自分は楽になれた気がしました。

これは国公立大学には関係ないのかもしれませんが、大きな総合大学に進学することで、多様な方と知り合えるというのは、自分の人生にとってもプラスだなと感じます。また、「一人暮らしをしたい」という私のワガママをいって家族には負担をかけてしまいましたが、学費がやすかったため、親の負担は少しは減らせたかな?と思っています。

ありがとうございます。すごく良い経験をしたのですね。

Q5 文系の国公立大学に進学して微妙だったなと思うことがあれば教えて下さい。

個人的には、就活の際にはあまり困らなかったのですが、大学在籍時に勉強していた勉強会等が東京や大阪で開催されることが多く、その勉強会に行くために、交通費が必要となったのが残念でした。就職活動もですが、自分のスキルアップ等をする勉強会や研修、学会等も東京や大阪等の大都市圏で開催されることが比較的多く、地方国公立に進学する際は、その点も注意するとよいかもしれないと感じています。

確かに地方国公立大学あるあるですね。色々お話いただきありがとうございました。

国公立大学のメリット・デメリット

メリット1 学費等が安い

国公立大学の文系の学部の学費は、4年間で総額250万前後だそうです。

一方私立大学の文系の学部の学費は、4年間で大体400万円だそうです。そのため、4年間で約150万円程度の開きが生まれます。何より経済的に安いので、ご家庭の懐的にもお得ですね。

メリット 2 生徒数が私立に対して国公立大学は少ないため、生徒同士の距離が近い

こちらに関してはBさんはインタビュー内で言っていませんでしたが、一般的に私立大学に比べ、国公立大学の方が学生数が少ないので、生徒同士の距離が近くなる場合があります。また、大学の授業も、学生数が少ないことから、ディスカッション等の生徒同士が関わることのできる授業も多くあります。大学のよくある一斉授業以外の授業も多くとてもおもしろいと別の文系の国公立大学に通う友達から聞きます。

デメリット 1 都内に用事があるときに、地方国公立大学だと旅費等のお金がかかる

今回インタビューに協力してもらったBさんも言っていたように、首都圏や関西の国公立大学に進学せず地方国公立大学に進学すると、就活や研修の際の旅費がかかります。

デメリット 2 就活が大変

今回インタビューを受けてくれたBさんの友達は、公務員志望や教員志望だったため、一般企業に就職した方はあまりいなかったため、就活の苦労についてはあまり語られませんでした。しかし、文系の場合、難関私立(早稲田・慶応など)に進学したほうが、OBのつながりが強かったり、私立の方が国公立に比べ就職の支援体制も万全です。そのため、文系の国公立大学に進学した場合、大学生一人ひとりが考えて動かなくてはなりません。

まとめ

最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。最後に今回の内容をまとめます。

①国公立大学の文系学部は様々あり、法学部・経済学部・文学部・教育学部など細分化されています。

②国公立大学の文系の偏差値一覧には、Benesseのマナビジョンのサイトを見てみてください。

③文系で国公立大学に進学するメリットとして、学費が安い、生徒同士の距離が近いなどがあります。

国公立大学受験はセンター試験も2次試験も必要になるケースが多く、大変ですが、その分経済的に家庭の負担が少なくなるなどメリットも大きいです。

 

志望校選びは早い段階から相談することが重要

国公立大学や私立大学をどちらを選択するか悩む受験生は少なくはありません。志望校選びに時間をかけすぎてしまうと、やるべく受験勉強に集中できない可能性があるため、早い段階から納得して志望校を決定することが重要です。

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