こんにちは。アクシブアカデミーです。今回は、おすすめの国公立大学経済学部をご紹介していきます。
このブログでは、
・経済学部ではどんなことを学ぶのか
・経済学部の就職事情はどうなっているのか
・受験生におすすめできる国公立大学の経済学部
についてそれぞれ順に解説していきます。
「将来は企業に就職しそうだしなんとなく経済学部を見ているけど、具体的に何を勉強する学部なのかはよくわかってない」「受験を意識し始めたばかりで、そもそも全国にどんな大学があるか知らない」「だいたい自分のレベルはわかってきたけど、実際にどの大学を志望校にすればいいか悩んでいる」など、進路について少しでもお困りの高校生・受験生の方はぜひご一読ください。
目次
経済学部について
それではまず最初に、そもそも経済学部はどんな学部なのかについて解説していきます。学習内容とそこで身につく素養、また就職先として大方どんな進路があるのかをご紹介します。
何を勉強する?
経済学部では、 社会全体のあらゆる経済活動を理論的に学習します。企業の活動、消費者の動向、政府の施策、社会のお金の流れなど、様々な事柄を俯瞰してかつモデルとして数式やグラフに表し、現状の理解と未来予測、それにともなって企業や政府はどのような意思決定を下せばいいかを探求していきます。考える対象は必ずしもお金やビジネスのことに限らず、どうしたら国民の幸福が最大化できるか、雇用を増やすためにはどんな施策が有効かなど、扱う問題は多岐に渡ります。なお数学を使う経済学部ですが、入学時点で数学が苦手でも全くもって問題はありません。微積分など高校数学の内容も用いますが、経済学部用の数学を一年次に教わることができます。現に、私立大学を中心に数学の試験なしで入学できる学校が多くを占めているので、苦手意識のある人は入学後の授業でしっかり学び直しましょう。
どんなところに就職する?
まず前提として、文系就職の場合はどの業界へも就職は可能です。例年、経済学部の学生のほとんどは民間企業に就職していきますが、公務員、教職員、大学院進学、起業など他の学部と同じように実際の進路は多岐に渡ります。経済学部での知見は、企業でも公的機関でも活かすことができるものです。なお公務員試験では経済分野も試験範囲になっているので、学部で習ったことをそのまま活かすことができます。
それでは経済学部はどんなことを学び、どんな進路につながるのかを一通り解説させていただいたところで、おすすめの国公立大学の経済学部を5校ご紹介していきます。
※なお偏差値・共通テスト得点率は、河合塾の第1回全統模試を参考に記載しています。またいずれも一般選抜の前期日程での受験を前提とした数値となっています。
一橋大学 経済学部
参考:一橋大学経済学部HP
偏差値:67.5
共通テスト得点率:80%
まずご紹介するのは、一橋大学です。偏差値が非常に高い文系大として知られる大学ですが、一橋大学は旧三商大(一橋大学、神戸大学、大阪市立大学を差し、高等商業学校から大学令で商業大学へと昇格した大学群)のうちのひとつで、日本で最も伝統ある社会科学系研究大学です。
一橋大学は学部間の垣根が低く、他学部の科目を受講することも簡単です。特に経済学部では、法学部との相互連携による「経済学・法学副専攻プログラム」が実施されていて、双方の専門領域をより効率的に履修できる取組みがなされています。
なお経済領域への研究に意欲的で大学院に進みたいという学生は、「5年一貫教育システム」で、学部入学から修士の取得まで通常6年かかるところを5年での卒業を可能にしてくれるシステムです。元々大学院科目を一部意欲的で優秀な学部生に開放している一橋大学ですが、このように短期間で専門知識を究められるよう制度化されているのも魅力です。
また「グローバル・リーダーズ・プログラム」の一環で、経済学の基礎科目から専門科目までを日本語、英語の両方で習得でき、英語ネイティブ教員による英語スキル科目や、アジア新興国やヨーロッパ諸国への短期海外調査など、国際社会で活躍するための土台作りのサポートも充実しています。
神戸大学 経済学部
参考:神戸大学経済学部HP
偏差値:62.5
共通テスト得点率:77%
続いて紹介するのは、神戸大学です。関西では京都大学、大阪大学に次ぐ難関大です。神戸大学も上記の一橋大学と同じく旧三商大で、経済学の分野でも非常に伝統のある学校です。
経済学部では、「IFEEK(5年一貫経済国際教育プログラム)」が特徴的です。これは、神戸大学と海外協定大学での学びを組み合わせて、英語で経済学を使いこなす力を身につけるための特別教育プログラムです。専門性としての経済学の知識、そして専門性を活かすための国際性を養い、日本語と英語の両方を用いた教育がなされます。1年生の後期に20名が選抜され、語学力強化科目や英語による専門科目、またIFEEK独自の演習を2年次に消化します。そして3年生以降で、半年間または1年間ほど、海外の協定校に交換留学をします。帰国後は卒業論文を早期に完成、大学院に進む場合も、学部入学から数えて5年後に修士課程を終えることができます。大学院まで5年間で卒業できるという制度は他の大学でも散見されますが、このように長期留学を挟み、専門性と国際性を高いレベルで習得させることも踏まえての取組みは、非常に貴重でしょう。
大阪市立大学 経済学部
参考:大阪市立大学経済学部HP
偏差値:57.5
共通テスト得点率:72%
続いて紹介するのは、大阪市立大学です。上記の2校と同じく旧三商の一角であり、130年の歴史を誇る伝統校です。
難関大学の大阪市立大学ですが、教員1人当たり学生数が8人という環境を活かし、国公立の中でも際立って少人数教育に力を入れています。先生とコミュニケーションを取るチャンスが必然的に多くなりますし、多様な専門分野に触れることができます。大阪市立大学では4年間の一貫した少人数教育の機会が実施されており、アクティブラーニング、また学術的に経済学を吸収・アウトプットできる機会が豊富です。
例えば、低学年から論文の読解・執筆についてのノウハウを学ぶことができるのが当学部の特徴でしょう。1年の後期から「論文演習」という科目で、経済学の文献を読み解き、執筆します。そして2年後期には「修了論文」が課されていて、各自が立てたテーマに関する調査・考察結果を学術論文の形式でまとめます。
そして3年生からのゼミは「専門演習」へと移行し、それぞれの専門分野に興味を持つ学生とともに学習します。
滋賀大学 経済学部
参考:滋賀大学経済学部HP
偏差値:55.0-57.5
共通テスト得点率:64-73%
続いてご紹介するのは、滋賀大学です。関西有数の難関大学で、近江商人で栄えた街というバックグラウンドを活かし、経済学部はここの看板学部です。
滋賀大学の経済学部は受け入れ学生数が1学年400人を超え(京都大学の経済学部は240人、大阪大学は200人ほど)、これは国立大学では最大規模です。ゆえに教員の数も多く多様な学問領域を学べるため、学生の関心のある分野に対して幅広く、また深く探究することができます。
そして滋賀大学の経済学部で特徴的なのが、「政策ービジネス革新創出人材プログラム」です。普段の経済学部の学習に紐付けて、データサイエンス学部の専門科目を学びます。滋賀大学では全学的にデータサイエンス分野の習得に熱が注がれていますが、その象徴とも言えるのがこのプログラムです。目的としては、政策や企業戦略に関わる課題に対し、数理的な分析に基づいて科学的にアプローチできるスキルを育むために、何名かの学生が選抜されて実施されます。
【不安】成績が伸びる勉強できていますか?
高崎経済大学 経済学部
参考:高崎経済大学経済学部HP
偏差値:55.0
共通テスト得点率:67%
最後にご紹介するのは、高崎経済大学です。
群馬県高崎市の公立大学で、経済学部と地域政策学部の2つの学部を有しています。受験の難易度としては、近隣の北関東の国立大学と遜色ありません。
高崎経済大学の経済学部は、地方の公立大学という特色を活かし、地域の企業や行政と連携した取組みが盛んです。
カリキュラムとしては、低学年時の基礎科目が充実していて、日本語リテラシー(文章の読み方・書き方など)、経済学の理解に必要な数学、また外国語の教育など、分野幅広く教養を固めることができます。
そして2年秋以降は全学生が少人数のゼミに所属することができ、研究のテーマ設定から問題解決までを主体的に考え発信しながら、他の学生や担当教員と相互的に学びを深めていきます。
学生と教員やスタッフとの距離が近く、教育や就職支援など手厚いサポートを受けられるのが高崎経済大学の魅力です。
まとめ
いかがでしたか。経済学となると、馴染みのない統計や数式がたくさんでてきて難しそうといったようなイメージが浮かぶかもしれませんが、実は企業活動や政治、さらには私たちの生活と、かなり具体的なレベルで密接に関係があります。ですので将来のお仕事でも非常に幅広く応用させることのできる学問と言えます。
また国公立大学では経営学部を設けていないところが多いですが、そのような大学のほとんどは経済学部の中に経営学科を設けています。ですのでどうしても実ビジネスと近いことが学びたい、ゆえに経営学部や商学部に絞って受験校を探しているという人でも、経済学部のカリキュラムで充分にそれらの内容を学ぶことはできますので、前向きに検討してみてくださいね。
国公立は併願不可!!大学選びは慎重に
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