こんにちは。アクシブアカデミーです。
今回は、おすすめの国公立大学・建築学科をご紹介していきます。
このブログでは、
・建築学科ではどんなことを学ぶのか
・建築学科の就職事情はどうなっているのか
・受験生におすすめできる国公立大学の建築学科
についてそれぞれ順に解説していきます。
「なんとなく建築学科に興味があるけど、どんなことを勉強するのかイマイチ想像がついていない」
「受験を意識し始めたばかりで、そもそも全国にどんな大学があるか知らない」
「だいたい自分のレベルはわかってきたけど、実際にどの大学を志望校にすればいいか悩んでいる」
など、進路について少しでもお困りの高校生・受験生の方はぜひご一読ください。
目次
建築学科について
それではまず最初に、そもそも建築学科はどんな学科なのかについて解説していきます。学習内容とそこで身につく素養、また就職先として大方どんな進路があるのかをご紹介します。
何を勉強する?
建築学科では、人々が生活する上で、安全で、快適で、また創造性ある空間をつくっていくため、建築デザインや設計、施工技術などを学んでいきます。意外にも扱う領域は広く、例えば上記に挙げたような建築デザインでは、都市の文化的背景を鑑みて外観を考案したり、また高い機能性を実現するため行動心理学の理論をもって内装を設計したりと、決して理系の範囲にとどまらず、文系の領域、特に上記のような人文学系の教養を学んでいく必要があります。現に最近創設された私立大学の建築学部では、多くが必ずしも理系科目を必要としていません。現在では文理を超えた学問領域として、多くの学生に門戸が開かれています。
どんなところに就職する?
建築学科を卒業すると、大半の学生が建築関係の業種、例えば総合建設業やハウスメーカー、不動産、設計事務所などに就職します。建設業は行政の中で扱うことも多いので、国土交通省や地方自治体など公務員としての就職もあります。
また建築関連は取得できる資格が多く、卒業後も踏まえると一級建築士やインテリアプランナーなど希少価値の高い職を狙うことが可能です。
それでは建築学科はどんなことを学び、どんな進路につながるのかを一通り解説させていただいたところで、おすすめの国公立大学の建築学科を5校ご紹介していきます。
※なお偏差値・共通テスト得点率は、河合塾の第1回全統模試を参考に記載しています。またいずれも一般選抜の前期日程での受験を前提とした数値となっています。
こちらもおススメ:【大学受験】建築学の学べる大学一覧
横浜国立大学 都市科学部 建築学科
まず最初にご紹介するのは、横浜国立大学都市科学部・建築学科です。前身の横浜高等工業学校建築学科から数えて100年近い歴史を誇る名門です。国内最高水準の質を誇る設計教育体制をはじめ、構造性能や建築環境を体感できる実験施設も充実しています。1年次から建築領域の専門科目を履修し、中でも建築デザインの分野に力を入れて教育しています。2年次・3年次の「デザインスタジオ」という科目では、全学生に個別作業スペースを用意し、学内の教員および第一線で活躍する建築実務家によってレクチャーがなされ、建築設計に対する素養から思考展開力・表現力の習得を目指します。
入試について
参考:横浜国立大学入試情報
偏差値:62.5
共通テスト得点率:79%
横浜国立大学の建築学科の定員は70名で、うち61名を一般選抜で募集します。共通テストと個別学力試験の配点は900:1200で、共通テストは5教科7科目、個別学力試験は英語、数学、物理、化学の4科目となっています。
千葉大学 工学部 総合工学科 建築コース
参考:千葉大学工学部総合HP
続いては、千葉大学の建築コースをご紹介します。建築コースは工学部総合工学科の中に設置されています。横浜国立大学の建築学科と同じく、前身の東京高等工芸学校時代から続く伝統があります。
千葉大学の建築コースは2003年、建築系で初のJABEE(日本技術者教育認定機構)認定を受けていて、現在もなお更新・継続中です。JABEE認定を受けた建築コース、旧建築学科の卒業生は、国家資格である技術士の資格試験の第一次試験が免除されるようです。
【不安】成績が伸びる勉強できていますか?
入試について
参考:千葉大学入試情報
偏差値:60.0
共通テスト得点率:71%
千葉大学の工学部は、一般選抜・前期日程において、共通テストと個別学力試験の配点比率は1:2に設定されています。個別学力試験の科目は英語(300点)、数学(300点)、物理(200点)、化学(100点)で、それぞれカッコ内のはいてんが割り当てられています。共通テスト英語のリーディングとリスニングの比率は、センター試験時代と変わらず4:1です。
大阪市立大学 工学部 建築学科
参考:大阪市立大学工学部HP
続いてご紹介するのは、大阪市立大学の建築学科です。文系学部に伝統を誇る大阪市立大学ですが、工学部の中に建築学科が存在しています。建築デザイン、環境工学、防災など多様な専攻分野を構えています。中でもユニークなのは、都市計画研究室のコミュニティデザインの領域でしょうか。都市や地域を活性化させる住民全体のまちづくりや、建築単体を超えた都市空間のデザインといったテーマに取り組んでいます。日々動き続けている都市そのものが研究対象なので、フィールドワークを積極的に展開し、実証的研究を進めています。
入試について
参考:大阪市立大学入試情報
偏差値:55.0
共通テスト得点率:72%
建築学科の入学定員は34名です。共通テストと個別学力試験の配点は400:600で、共通テストは5教科7科目、個別学力試験は英語、数学、物理、化学の4科目となっています。
東北大学 工学部 建築・社会環境工学科
参考:東北大学工学部HP
続いてご紹介するのは、東北大学工学部の建築・社会環境工学科です。旧帝大らしく、建築周辺の領域は幅広く取り揃えています。そしてそれら多くの選択肢を活かすために、専攻が分かれるのは2年次の後期で、それまでは共通科目として各専門科目を自由に学ぶことができます。また積極的に海外の大学、機関、専門家との連携をはかっていることが特徴的で、海外大と共同で取組む設計スタジオを開設したり、定期的に各国持ち回りでのワークショップを開催したりしているようです。
入試について
参考:東北大学入試情報
偏差値:60.0
共通テスト得点率:76%
東北大学は2021年度入学試験募集要項について、まだ公表をしておりません。工学部についても昨年からの変更点は発表されていません。
2020年度の情報から、建築学科の入学定員は107名、うち75名を一般入試で募集しています。センター試験と個別学力試験の配点は450:800で、センター試験は5教科7科目、個別学力試験は英語、数学、物理、化学の4科目です。
名古屋大学 工学部 環境土木・建築学科
参考:名古屋大学工学部HP
続いてご紹介するのは、名古屋大学工学部の環境土木・建築学科です。名古屋大学も千葉大学の建築コースと同様、JABEEの認定を2007年に受けていて、現在も更新・継続中です。また2011年に竣工した名古屋大学ES総合館は、工学部施設整備推進室や建築系教員が中心となって基本設計を行いました。機能性とデザイン性を高いレベルで実現している設計、また自然環境システムでの環境負荷低減の設計など、最先端の技術・ノウハウが詰まっています。
入試について
参考:名古屋大学入試情報
偏差値:60.0
共通テスト得点率:74%
名古屋大学も、2021年度の入試体系をまだ一部公表しておりません。2020年度の情報から、環境土木4建築学科は80名の入学定員、うち72名を一般入試で募集しています。センター試験と個別学力試験の配点は600:1300で、センター試験は5教科7科目、個別学力試験は英語、数学、物理、化学の4科目です。
まとめ
いかがでしたか。建築学科、また建築を専攻できるコースを一定程度以上の規模で設けている大学はそう多くありません。加えて工学部などへの入学以降、研究室の定員の問題で、希望しても人数オーバーで建築の専攻に進むことができないといったケースもあります。学部・学科の専攻の枠組みをしっかりと精査しながら、受験校を決めていきましょう。
国公立は併願不可!!大学選びは慎重に
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