こんにちは。アクシブアカデミーです。今回は、おすすめの私立大学経営学部・商学部をご紹介していきます。
このブログでは、
・経営学部・商学部ではどんなことを学ぶのか
・経営学部・商学部の就職事情はどうなっているのか
・受験生におすすめできる私立大学の経営学部・商学部
についてそれぞれ順に解説していきます。
「将来は企業に就職しそうだしなんとなく経営学部を見ているけど、具体的に何を勉強する学部なのかはよくわかってない」「受験を意識し始めたばかりで、そもそも全国にどんな大学があるか知らない」「だいたい自分のレベルはわかってきたけど、最終的にどの大学を志望校にすればいいか悩んでいる」など、進路について少しでもお困りの高校生・受験生の方はぜひご一読ください。
目次
経営学部・商学部について
それではまず最初に、そもそも経営学部・商学部はどんな学部なのかについて解説していきます。学習内容とそこで身につく素養、また就職先として大方どんな進路があるのかをご紹介します。
何を勉強する?
経営学部・商学部では、企業経営やビジネスについて理論的に学んでいきます。マーケティングや会計、生産管理、人材開発など、学ぶ領域は非常にバラエティに富みます。学問間でかなり毛色が違うので、それぞれ授業を受ける中で相性の良さそうな専攻を2年次や3年次に選ぶことができます。また経済学部に比べて、具体的・実践的な内容にスポットを当てるので、とっつきやすく、飽きにくいのが経営学部・商学部の特徴とも言えるでしょう。
どんなところに就職する?
まず前提として、文系就職の場合はどの業界へも就職は可能です。民間企業、公務員、教職員、大学院進学、起業など他の学部と同じように進路は多岐に渡ります。ただ例年、経営学部・商学部の学生のほとんどは民間企業に就職していきます。企業の就職活動で有利というわけでは全くもってないのですが、自身が応募する企業を選ぶ上では、学部で得た知見が活きるケースは多いです。健全な財務状況であるか、主力事業はこれから伸びる市場であるかなど、経営体質や戦略面などを批判的に見た上で企業選びをできる素養が身についているので、そういった面では就職に多少プラスがはたらく学部といえるでしょう。
それでは経営学部・商学部はどんなことを学び、どんな進路につながるのかを一通り解説させていただいたところで、おすすめの私立大学の経営学部・商学部を6校ご紹介していきます。
※なお偏差値・共通テスト得点率は、河合塾の第1回全統模試を参考に記載しています。またいずれも一般選抜の前期日程での受験を前提とした数値となっています。
1.立教大学 経営学部
参考:立教大学経営学部HP
偏差値:65.0
共通テスト得点率:82-90%
立教大学の経営学部は学習領域の区分けを、「マネジメント」「マーケティング」「アカウンティング&ファイナンス」「コミュニケーション」としています。この最後のコミュニケーションというのが立教大学のいちばんの特徴でしょう。
中でも本学部の象徴的なプログラムを以下2つご紹介しましょう。
ビジネスリーダーシッププログラム(=BLP)
社会が求める人材像から逆算して、「他人に想いを馳せ、主体的に行動し、周囲をまとめてチーム全体で成果を上げることがてきるスキル」の育成を目指します。
1年次のリーダーシップ入門に始まり、プロジェクト実行とスキル強化を春秋交互に実施して段階的にリーダーシップを養成していきます。
春学期のプロジェクト実行では、1年次よりビジネス課題をベースにチームで企画を練っていきます。秋学期のスキル強化では、まず1年次では論理思考を学び、2年次では討議やグループークの中でリーダーシップを理論付け、それに伴い自己理解を深めてコミュニケーションスキルを養い、論理思考を実践で使えるレベルに昇華させるといったプロセスになります。
これらの取組みは文部科学省からも極めて高い評価(教育GP選定、中でも全国で特に優れている15の取組みにランクイン)を得ており、外部からの評価も高いことが伺えます。
バイリンガルビジネスリーダープログラム(BBL)
国際経営学科のコア・カリキュラムである、「バイリンガルビジネスリーダープログラム(=BBL)」は、英語で経営学を学習できる力をつけることを狙いとしたプログラムです。
1年次と2年次で英語コミュニケーションの基礎を段階的に習得し、2年秋のタームからは、専門科目の先生と英語教育の先生との連携のもと、やや易しめの英語で専門科目を学習していきます。
3年次からの講義は、易しめの英語で受講するコースと、英語圏の大学と同じレベルの英語で授業が展開されるコースとを選択できます。
なお海外からの留学生の受け入れも積極的なので、3年次以降の授業は留学生が半数近くを占めていることもあるようです。
2.中央大学 国際経営学部
参考:中央大学国際経営学部HP
偏差値:60.0
共通テスト得点率:68-84%
続いてご紹介するのは、中央大学の国際経営学部です。この学部は昨年2019年4月に始動したばかりの新設学部です。
名前の通りグローバルをかなり強く意識した学部で、全授業の7割近くが英語で実施されています。加えて中国語での授業も豊富です。最先端の経営学もビジネスモデルも、実社会では英語の概念で研究、実用されていることを背景に、「英語で経営学を学ぶことが、世界ビジネスへの近道」という思考のもと教育環境を整えています。これは立教大学経営学部のBBLとも同様の狙いでしょう。
またその英語に対してもフォローアップ制度が充実しているのも安心材料です。
そして授業は単に教員が大勢の学生に向かって語りかけるだけの形の講義ではなく、チュートリアル授業という型で、大教室でも10人以下のグループに区切ってディスカッションやワークショップ、また補助教員やアシスタントが複数名フォローに回って学生ー学生、学生ー教員間でのコミュニケーションを活性化させています。
なお1年次に海外短期留学が必須になっています。アジアや北米諸国に赴き、英語での講義、ディスカッション、企業訪問などを経験します。
3.東京理科大学 経営学部
偏差値:57.5-62.5
共通テスト得点率:74-79%
なんと理系大学である東京理科大学にも、文系の経営学部が存在します。
そもそも経営学自体、数量的・実証的アプローチが必要な学問です。現にノーベル経済学賞の受賞者も、過去工学や理学の分野の研究を経験しているというケースが多くあります。
そこで東京理科大学では理系大学である知見を活かして、新しい視点から経営学を科学していくという考えのもと教育をされています。
特徴的なのはビジネスエコノミクス学科です。現代では世の中を情報をデータとして収集できるようになり、IT化の進展でそれらデータの量は非常に膨大なものになっています。ゆえに膨大に膨れ上がったデータを正しく読み解くことが、ビジネスを成功させるカギになっているのです。そのスキルを、情報工学系の学部とは一線を画し、ビジネスの文脈で学習ができるのがこの学科です。
なお他の私立文系同様、英国社の3教科で受験可能なので、気になる人は理系大学だからと警戒せず検討をしてみましょう。
4.立命館アジア太平洋大学 国際経営学部
偏差値:55.0-57.5
共通テスト得点率:69-84%
次にご紹介するのは、立命館アジア太平洋大学です。通称「APU」と呼ばれています。立命館大学は関西を拠点にしていますが、こちらの大学は大分県別府市にキャンパスを構え、アジア諸国を中心とした数多くの留学生を抱える国際色豊かな大学です。
2016年のデータでは、国際経営学部だけでも68の国籍の学生が在籍していることから、普段の大学生活の中で多様なバックグラウンドの留学生と触れ合うことができるでしょう。
そんな環境だけでもすでに魅力的なAPUですが、国際経営学部では、グローバル企業のマネジメントやマーケティング、また国際経済の理解など「ビジネス」の側面を具体レベルに落とし込んだ授業やワークショップがふんだんに組み込まれています。将来日本のグローバル企業で海外事業を展開するとき、あるいは外資系企業の一員として他地域のカンパニーと連携をとるときなど、国際社会を意識したなかでの実務で活かせる場面が多く来るかもしれません。
【不安】成績が伸びる勉強できていますか?
5.産業能率大学 経営学部
参考:産業能率大学経営学部HP
偏差値:50.0-52.5
共通テスト得点率:59-68%
東京の自由が丘に位置する小規模な大学です。名前の通りビジネス分野に重きを置いた大学で、教員も半数以上が企業で働いたことのある経験をお持ちのようです。
2年次以降に存在するコースがかなりユニークで、「ホスピタリティコース」では、サービス業を想定したコミュニケーション力や状況判断力などを理論的に学習することができます。接客のノウハウなどは自分で考えるか周りの同僚を盗み見て参考にするといったようなことでしか身につけられなかったりしますが、このように属人的になりやすいものをきちんと体系化された学問として学べるのは非常に魅力でしょう。他には商品やサービスのアイデアをきちんとビジネスとして形にするための理論や、経営の上でのリーダーシップの理論など、他の大学ではそうそう学習できないような具体的な内容を学ぶことができます。
また経営学部とは別の話になりますが、情報マネジメント学部では「スポーツマネジメントコース」を設置していて、湘南ベルマーレや横浜DeNAベイスターズとの産学連携プログラムがあります。
6.立命館大学 経営学部
参考:立命館大学経営学部HP
偏差値:57.5
共通テスト得点率:72-86%
続いて、関関同立の一角である、立命館大学の経営学部をご紹介します。経営学部は、京都のメインキャンパスではなく、大阪の茨木キャンパスに設置されています。
経営学部の特徴的な取組みとして、「インテンシブプログラム」があります。経営学の高度な専門性を備え、またグローバルな人材を養成するための取組みです。
アジア・中国ビジネスプログラムでは、近年成長著しい中国を中心としたアジアのビジネスについて学びます。中国やタイへの留学、またはアジア諸国の企業に訪問し、国際ビジネスの感覚を養います。
産学協同アントレプレナーシップ教育プログラムでは、産業界や官公庁と連携し、起業家育成に向けての取組みがなされています。普段の授業では実際の企業から講師を派遣してもらい、講義を受けます。また企業から提示された模擬課題やケーススタディに取組むことで、実ビジネスの感覚を身につけます。
会計キャリアプログラムでは、公認会計士や税理士を志す学生向けに、日商簿記1級合格をサポートする取組みです。ダブルスクールをすることなく、特別授業を用いて現役での1級獲得を目指します。
まとめ
いかがでしたか。上記に挙げた大学にも面白い取組みをされているところはたくさんあります。なお商品企画系やビジネスコンテストなどは、経済学部や社会学部などの他の学部でのゼミ活動などに取り入れられていることが多いです。入学後の取組みに興味のある方は、カリキュラムや産学連携プロジェクトなど大学情報を幅広く調査をしてみましょう。
また以下の2つの記事では、私立大学の経済学部、国公立大学の経営学部・商学部についてまとめてあります。ビジネス分野に関心のある受験生の方は、ぜひご一読ください。
https://axiv-blog.com/2020/07/08/economics-shiritsu/
https://axiv-blog.com/2020/07/04/commerce-national/
私立大学の入試形式は多様!!志望校選びで結果が決まる
私立大学は大学や学部によってかなり入試形式に差があります。受ける必要がある科目や特定の科目だけ配点が高いなど、様々な入試形式が実施されています。
・3教科の均等配点で受験
・英語だけ配点が2倍で高くなっている
・2科目だけでの受験が可能 etc
このような入試形式の差があるため、志望する学部や得意科目に合わせた志望校選びをすることで合格率を上げていくことも重要となります。アクシブアカデミーでは、1:1の個別授業+志望校選びや出願時のサポートなど、総合的な受験サポートを実施しています。
・一人ひとり合わせた学習計画
・推薦入試での志望理由書を添削指導
・受験の願書提出サポート
・夢や目標に合わせた受験校提案
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