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2019年度 大阪市立大学の国語 過去問分析とおすすめ参考書


こんにちは!

アクシブアカデミーです。

このブログでは、人気大学の2019年度の入試問題を教科ごとに解説し、対策法と対策に使える参考書を紹介していきます。

今回は大阪市立大学の国語についてご紹介します。

大阪市立大学の国語 傾向と対策

本大学は文学部とそれ以外の学部で試験時間と大問構成が異なり、文学部は大問3問構成で大問3に古文漢文の問題があります。

それ以外の学部は上記から大問3を除いたものとなっており試験時間は90分となります。大問1つごとに40分程度かけられるため余裕があるように見えますが問題はいずれも字数制限なしの記述問題が主要な問題となっており、実際は配分が難しいです。

センター試験とは全く異なる問題を解くことになるのだというイメージはもっておかなければ初めて過去問を解く時に驚いてしまいます。

大学の出題傾向が特徴的なため過去問研究が一番効率的な勉強法となります。

3年の夏休みの間などの早めの期間に一度過去問に触れておくと今後の勉強方針が定まりますので、一度解いてみると良いでしょう。

問題ごとの分析

大問1 市川政憲「ひとつのメッセージ あるいは、震災後の「近さ」と隔たりについて」

例年通り大問1は随想問題でした。評論文よりも分かりにくい表現が増えるため筆者の主張がわかりにくくなりがちな問題です。問題文はそこまで長くはないですがやはり独特な表現が多く、つまりどういうことをいっているのかの理解に苦戦してる学生が多いことでしょう。しかし、もちろん大学側が「どういうことか」という問で問題にしやすい箇所でもあります。文章を精読することでそういった表現がわかりやすく言い換えられていないか何度も確認してみると良いでしょう。また、一般に随想は同じことを表現を変えて何度も繰り返した文章となっています。そういった性質を踏まえて、文章全体で読み込むことが正しい解答への近道となります。

大問2 宗教学から見た生死学

漢字と言葉の意味についての知識問題以外は先程の大問と同様の問題構成ととなっております。毎年本大問は評論の文章が用意されます。内容はそこまで難解な文章ではなく、大問1よりも解きやすいでしょう。国語が苦手な受験生は、基本的にテーマが決まっており解答しやすいこの大問から対処していくと良いでしょう。やはり本大学も評論文はテーマ文の域を逃れず、キーワード集などによる対処が主になってきます。大学入試で採用されがちなおおよそのテーマは抑えておき、初見の文章でも文構成を予想できるようにすれば本大学の問題には対処することが可能なレベルとなります。

大問3 古文 漢文

文学部志望の受験者限定の問題となっております。古文は、保元物語からの出題です。平安時代末期の保元の乱でやぶれた源為義が、戦った相手である源義朝に助けを求める話です。主語と述語を明らかにしながら丁寧に読み進めていくとそこまで詰まることもなく理解できたのではないでしょうか。

センター試験を解くことができるレベルであれば難なく解ける問題でしょう。しかし、問題数が多いので最初に問題数を確認し、1問に付きだいたいどれくらい時間を割けるかは事前に確認しておくと良いでしょう。

 漢文は貞観政要からの出題です。人材登用を望む唐の太宗が、なかなか登用しない臣下の心構えを改めさせる話です。本問題も基本的な知識があれば完答ができる問題だったので、問題を間違えた人はなぜそれを間違えたのかをよく確認しましょう。また、最後の問題は全体の内容理解についての問題なので先に確認しておくと設問ごとに問題を解いてまた読み直すような二度手間が起こりません。やはり先に問題文を読んでおくことが効率的な解答方法でしょう。

大阪市立大学 国語 対策 参考書紹介

<語彙> 現代文キーワード読解

現代文の評論に頻出の単語が簡潔にまとめられており、初見の単語でも理解しやすいような構想になっています。また、紹介された単語が使われた文章が次頁に書かれてあり、文章においてどのように使われるかということを明確に確認しやすいキーワード集です。修学者の学力を問わず読んだその瞬間から効果が期待できる優れた参考書です。ぜひ何度も繰り返し読み込みましょう。

<理解本> 現代文と格闘する

タイトルから分かる通り、見せかけの解法テクニックやパターンなどではなく本質的な理解をしたいという方向けの参考書です。小論文はどのように読むのか、評論や小説はどのように読むのかなどを事細かく丁寧に、更にわかりやすく記されている参考書です。この一冊を行えば他に参考書はいらないでしょう。基本的に他の参考書に載っている内容はこの参考書に載っているからです。しかしその頼もしいまでの情報量からも分かる通り、圧倒的に内容量がディープです。この問題集で国語の勉強は全てだと思ってモチベーションを保ち、途中で諦めることなく勉強を続けていきましょう。

古文 呼んでみて覚える古文単語

この参考書に載っている単語は派生語などを含めて覚えておきましょう。そうすれば文章を時間を書けることなく解くことが出来ます。本大学は問題数が多く、時間との戦いとなります。単語を覚えておけばそれだけ有利に試験を進められるでしょう。

漢文 センター試験過去問

問題の難易度はセンター試験と同様のレベルです。現代文とは異なりセンター試験対策を通じて二次対策に直結する科目なのでこちらで問題演習を積んでいくと良いでしょう。出題された知識問題はすべて覚えるようにしておくと効率が良いです。

<傾向の対策> 過去問

傾向と対策においても記述したとおり、本大学は出題傾向がはっきりしていて大学の特徴が顕著です。字数制限がないので何をかけばいいのかがわからないといったこともあると思いますが解答スペースから逆算して大体の必要な文章量を把握しておきましょう。本愛学は記述量が多めの大学です。大体20前後で一つの解答要素となっているので解答欄から要素の大体の個数を抑えておくと解きやすくなります。ですから過去問はノートに書くときでも事前に解答欄の枠組みを記入しておくと勉強がはかどります。

プラスα 京都大学の過去問

出題傾向がにており、本大学よりも難易度が高い問題が揃っているため、演習に最適です。この大学の問題を解くことで過去問を消費せずに擬似的に過去問対策をすることができます。過去問以外にすることがない、過去問を早期のうちに消費しすぎるともったいないと考えている受験者たちはおすすめです。

まとめ

国語はやはり文系の二次試験であるという印象を受けました。特に現代文は難易度がセンター試験よりも遥かに高く、問題数も多いため速読力もつけていかなければなりません。これらは一朝一夕の勉強で身につくことはありません。日頃から本や新聞を読むなど活字に触れ、語彙を身につけ主張を理解する能力を育てていく必要があります。

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