こんにちは!アクシブアカデミーです。
このブログでは、人気大学の2019年度の入試問題を教科ごとに解説し、対策法と対策に使える参考書を紹介していきます。
今回はMARCHの一角、青山学院大学の英語について、過去問を用いて解説します!
目次
青山学院大学 傾向と対策 英語
青山学院大学の英語は例年、大問4問で出題され、試験時間は80分です。
記述による解答はなく、マークセンスでの選択式で出題されます。
出題形式としては例年、長文読解問題が2題・文法や語彙問題が2題で構成されています。文法・語彙問題のなかのどちらかに会話文問題が含まれています。
英語の勉強(長文・文法・会話)が全て万遍なく出題されており、受験者の総合的な英語の実力が点数に出やすいバランスの良い試験となっています。
出題内容としては大問1の長文は内容説明と年度によっては主題問題、大問2の長文は空所補充が出題されています。大問3.4では語句整序・短文空所補充問題が出題されています。会話文では発言に関連した問題が出題されています。
大問1で出題される長文の文量が多いため、読むことにかなりの時間がかかるかも知れません。しかし構成している文は比較的わかりやすく、語彙に関しても難しくないので比較的易しい長文をいかに速く正確に読むことができるかが鍵となっています。
文法・語彙問題は問題数は標準、難易度も全体でみると標準でした。一部難易度の高い問題が見受けられますがそこに苦戦して時間をかけすぎないように解ける問題を確実に正解できるようにしましょう。大問1の長文の長さを鑑みると、文法問題を速く、正確に解くことができるようになっている必要があります。文法問題は大半の問題が高校レベルの文法知識で対応できるものになっています。文法も偏りなく勉強しましょう。
大門1 創造性を育てること
大問1の長文はかなりの分量があります。語彙のレベルは高くないものの、経験なしにこの長さの長文を読むのは難しいと思います。文の最初から最後まで万遍ない範囲から問題が出題されています。ゆっくり読みすぎると時間不足、速く読んでも内容が理解できていなければ読み直さなければいけなくなります。
読解速度、内容理解の両方の能力が偏らないようにしなければなりません。
両方高いレベルにもっていくことができるのが一番ですがそれができない人がほとんどだと思います。対策としては、問題を先に読んで文章を読むことがおすすめです。試験では長文が完璧に読めなくても問題を解くことが出来れば点数を獲得することができるので、それぞれにあった解き方を見つけて対策しましょう。
この長文は創造性をテーマに2人の心理学者の見解について記述してある長文でした。
創造性は「大創造性」と「少創造性」の両方があり、子供は「少創造性」をそだてることが必要だという内容の文章になっていました。
エジソンやレオナルド・ダ・ヴィンチなど歴史上有名な人物についての言及もあり、文章中には私達の身近な内容についての記述もあったりなど一般教養で理解できる文もあったため、全体的にわかりやすい内容になっていました。
問題は、内容説明問題があったので問われている部分の内容をしっかりと理解しておく必要があります。しかし問題自体の難易度は高くなかったため、長文の内容が理解できてさえいれば高得点を取ることもできると思います。
大問2 有名画家モーゼスおばあちゃん
この長文は「モーゼスおばあちゃん」として知られている画家の女性についての長文でした。
問題は空所補充問題が出題されていました。解答の中には一見イディオム的に適切でないようなものもありましたが、そういう問題は文法や構文などに注意して、それらをヒントに消去法で解答を導き出して行きましょう。
難易度はそれほど高くなかったため、文脈での意味を理解しながら考えることが出来れば解答に困らずに取り組むことができるでしょう。
大問3〜4 文法問題&会話問題
大問3の文法問題は語句整序問題が出題されていました。和文が与えられていないものの、問題として問われている文法事項は標準的な基本問題ばかりだったので高得点を取ることが必要です。大問4の文法問題も短文の空所補充問題で難易度も標準的だったため、高得点を取ることが必要です。会話問題は、文法問題集の後ろに載ってあるような会話文特有の口語表現や英熟語表現の意味を問う問題も見られるため、会話だけに絞らず、会話表現・英熟語などのイディオム表現など偏りなく満遍なく勉強する必要があります。
会話文では会話している内容を想像しやすいトピックだったため、想像しながら解答していくことが出来れば解答しやすくなります。
青山学院大学の英語を突破するために必要な参考書
英単語ターゲット1900
英単語の知識がないと英語の試験を解くことができません。
1文に2語以上わからない単語が含まれているとその文章を正確に読むことは非常に難しくなります。文脈や知識から推測することは慣れてくればできるようになりますがそれもある程度の語彙知識があって初めてできることです。
MARCHに合格するためにはこの単語帳に載っている単語のほとんどを覚えておく必要があります。それ以外にも、新しい単語と出会ったら必ず覚えましょう。
また、青山学院大学は空所補充問題として語彙力を試す問題も多く出題されています。
一度わからなかった単語は次出てきたらわかるように復習しましょう。
英熟語ターゲット1000
長文を難しくさせる要因の一つに熟語の存在もあります。
熟語で使用される前置詞(ex. take care ofのof)の中には、前置詞の意味だけでは対処しきれないものも多く存在します。熟語は単語と同様、覚えることで初めて点数を取る準備ができるものです。単語と同じくらい重要なので確実に覚えましょう。
他にも、後ろに来る語の品詞が決まっている熟語もあります。(ex. in order to do)
英熟語はそれ自体の知識を求める問題も青山学院大学の英語では出題されています。
( )A or B のように”or”という前置詞から( )内の語を解答させる問題は青山学院大学に限らず他大学の入試でも頻繁に出題されています。
この参考書で熟語→意味、意味→熟語の両方でアウトプットできるように学習しましょう。
スクランブル 英文法・語法
青山学院大学の英語では、文法問題として2つの大問があります。
それ以外にも試験問題のあらゆるところで文法などに関する問題もあります。
この参考書にはかなりの量の文法問題が掲載されています。各問題に解説も載っているため、その答えになる理由まで説明できるようになることを目標として勉強しましょう。
文法・語法・イディオム(熟語)・会話のように分けられています。
青山学院大学の英語の試験では会話文の問題も出題されます。
この参考書の後ろにある会話文のパートもしっかり勉強しておきましょう。
間違えたところなどは何度も繰り返して学習しましょう。
解説を見てもわからない・そもそもその文法事項についてわからないという場合は
「Forest」という文法書がおすすめです。
過去問
過去問は受験校の攻略に一番効果的な参考書です。
基礎がある程度できたら過去問に取り組み、傾向を確認しましょう。
過去問を解いた後は、正答率の非常に低い問題を除いて完璧にわかるようになるまで復習することが大切です。
正答率の非常に低い問題は繰り返し出題されることが少なく、多くの受験生が間違える問題です。その問題を解けるよりも他の受験生が正答する問題を確実に正解することの方が大切です。
自分がよく間違える問題の傾向などを見つけたりして重点的に復習しましょう。
また、青山学院大学の英語は1問目にかなりの分量の長文が出題され、時間配分も意識しながら解く必要があります。過去問から対策することは必須になります。
問題として多く出題される空所補充問題・同意表現問題は知識で解答できるものと、文脈などから推測して解答するものがあります。
後者に関しては過去問などを教材に沢山取り組んで慣れることが大切です。
特に自分の知らない単語に関する同意表現問題に対応できるように対策しましょう。
新しい知識・よく間違えるものはノートなどにまとめて覚える。
これは参考書の紹介ではないのですが、英語を勉強する上ではじめてみた単語や熟語、表現、どうしてもわからない解釈・文法事項はノートなどにまとめて目にする回数を増やすようにすることがおすすめです。
目にする回数を増やすと覚えやすくなりますし忘れにくくもなります。
何より自分がわからない・できないことがまとめられているので一番勉強になります。
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