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関西大学の英語の空所補充問題攻略方法!2019年度の過去問で解説します!


関西のトップ大学群の「関関同立」の一角である関西大学。

多くの受験生が目指している大学かと思いますがとりあえず関関同立を目指していけばたどり着くという訳ではありません。

関関同立の中では比較的難易度が低いと言われがちですが、関西大学に特化した対策をしなければ合格することは難しいでしょう。

この記事では関西大学の英語攻略法について解説したいと思います。

関西大学の英語の特徴・出題形式・難易度

関西大学の英語の特徴や出題形式、難易度などを解説していきます。

①出題形式

出題形式は、会話文と読解問題の組み合わせた問題1問と、長文問題2題の計3題です。4択の英文法問題などは出題されず、読解問題が主となります。ただし、読解問題の中には文法や語法、熟語などの知識が必要な問題は複数ありますので注意が必要です。

②出題の難易度

関西大学の英語は、おおよそセンター試験前後のレベルの知識が必要になります。それぞれの大問すべてにおいて長文問題が出題されているため、一般的な私大同様読解のスピードと文全体に渡る広い内容理解が求められます。

また内容理解については、ディスコースマーカー(ThereforeやHoweverなど)の理解を意図した問題が多くありました。それらに印をつけるくせをつけると、文構造や内容理解に繋がります。常に各パラグラフを意識した読みを心がけましょう。

③試験時間

試験時間は90分です。長文が多いため速読が求められます。英文の和訳問題は出題されませんので、正確に読むことよりも速読を意識した方がいいでしょう。

この記事では2019年度の全学部入試の英語を題材に解き方をお伝えします。

前提として、関西大学の英語は選択肢を消去法で解くことが大事です。消去法で問題を解く練習は常にしていきましょう。それでは解説に入ります。

空所補充問題には3つのタイプがある

空所補充問題には3つのタイプがあります。そのタイプは

①知識型:文法や熟語の知識を使うもの

②文脈推測型:コンテクストから推測するもの

③知識・推測のミックス型:タイプ①と②の両方を求めるもの

の3つになります。

<関西大学の英語の空所補充問題の特徴>

・文脈推測型(タイプ②)は前後1〜2文に必ず根拠がある!

・タイプ②・③の問題が大半を占める。

・長文の全体的な精読より、空所のある文・加えてその前後の文の精読が求められる。

というところです。なんとなく文脈を読んで正解っぽいものを選ぶのではなく、

どのタイプに分類できて、どうやって消去法をしていくかを意識して問題をといていきましょう。

<関西大学の英語の空所補充問題の対策>

・文を精読できるようになる。(文法面・語彙面)

・文の流れから空所を推測することができるようになる。

・速読できるようになる

この3つを意識することは必須となります。

一文一文正確に訳すことも必要ですので、英文解釈力を高め、文法や語彙力を高める必要があります。

また、空所を推測する力はが必要になってきますのでそこは練習を重ねることが必要となってきます。速読しながら推測するのはなかなか大変ですが、正確に文構造を捉えて訳せるようになれば速読の練習を実施していきましょう。

2019年度の過去問を使って関西大学の英語の空所補充問題を解説

関西大学の過去問を開いて記事を読み進めてください。3つのタイプを意識しながら解くことが大切!

(1)タイプ③の問題。

vote for 〜 ⇨ 〜に投票する(賛成投票)

vote against 〜 ⇨ 〜に投票する(反対投票)

同文の空所直前部分に「continue to protest」「抵抗し続ける」とあることから、

反対の意味を持つ(c) against を選択すること。

(2)タイプ③の問題。

dismiss A as B ⇨ AをBとして片付ける

という熟語を知っていれば解答できる。

答えは(c) as。(難易度高)

(3)タイプ②の問題。

空所と同文の後半部分に「1995年から2012年の間に」という記述が見受けらる。

これから、空所直後の「two decades(20年間)」という期間より短いことがわかるので 答えは(d) less。

(4)タイプ②の問題。

文脈から推測できる意味と選択肢を照らし合わせて考えてみると(c) potential が最適。

(5)タイプ①の問題。

空所の後ろにある「people from traveling」という部分をみると、答えは(d) discourage だ とわかる。

motivate A to do ⇨ 「Aにdoする動機を与える」

deny doing ⇨「〜することを否定する」

(動名詞だけを目的語に取る動詞として覚えるものの一つ)

(6)タイプ②の問題。

「Buddhist temples を尊敬しない中国人がゴミをポイ捨てする」とい    う文が空所前部の「impolite tourists」から推測することができる。

同じ様な意味を表すのは(b) disrespecting のみ。

(7)タイプ②の問題。

文脈から、我々日本人は他国の観光客に比べて「思慮深い旅行者」であることを誇らし げに感じていることがわかる。よって(a)。

(日本人以外の国の人が本文ではあまりよく言われていないことをヒントに考える)

(8)タイプ③の問題。

「make up for A」⇨「A(損害など)を埋め合わせる」

文脈から意味を推測すると、「木々が損害の埋め合わせをする」という意味の文にするの が一番適切なので答えは(a) make up with。(難易度高)

(9)タイプ②の問題。 

この問題も、文脈から推測すると(b) bring in を「連れてくる」と訳すことができればこれ が解答だとわかる。

(10)タイプ②の問題。

長文全体を概略してみると、観光業界に政府が関与するという内容の話になっている。このことがわかっていたら答えは(a) government 一択。

(11)タイプ③の問題。

空所の後ろにある「to do」と文脈から、

「be reluctant to do」⇨「〜したがらない」という熟語を思い出すことが出来れば解答で   きる。答えは(c) reluctant。

(12)タイプ②の問題。

空所の後ろの部分を見てみると、観光政策を実行している国の例が挙げられている。

多くの国が観光を規制しているという状況を理解できていれば答えは(d) exeptions。

(13)タイプ③の問題。

20年前に中国人が海外旅行を許可されたことと、中国人が旅行者数でも金遣いでも首位にランク付けされていることは(c)でも(d)でもない。

後続文が現在形なので、(b)nowが適切。

(14)タイプ②の問題。

文中では、もっと多くのビザを外国に供給してもらうことと外国に恩恵を与えることは交 換条件になっている。これがわかれば(a) in return for が最適。

(15)タイプ②の問題。

空所の前の部分を読むと、ビーチや森と同じくらい街や社会も影響を受けるという意味が 読み取れる。この「自然と社会の関係」がわかっていれば、(d) as well 一択。今回の場合は「影響を受ける対象が自然だけではなく社会も」対象になっている。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

関西大学では大問2の長文に空所補充が15問出てきておりました。こちらでしっかり得点するためには3つのタイプを意識しながら、解くことが大切です。

また、文脈推測型は前後の1〜2文に根拠があるケースがほとんどのため、空所の前後を精読することを意識していきましょう。練習さえ積めば確実に解けるようになってきます。

注意点としては、空所補充だけの練習をしていては本番では内容一致も同じ長文で聞かれますので、はじめは空所補充問題をしっかり解けるようになり、直前期には過去問を使ってどちらも一緒に解く練習はしておきましょう。空所補充だけを意識しすぎて、内容一致ができないということのないようにしていきましょう。

関西大学の英語攻略法は以上です。がんばって合格を勝ち取ってください!

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