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アクシブアカデミーです。
このブログでは、人気大学の2019年度の入試問題を教科ごとに解説し、対策法と対策に使える参考書を紹介していきます。
目次
青山学院大学 傾向と対策 国語
青山学院大学の国語は例年
・文学部(日本文学科・史学科・比較芸術学科)は現代文2題と古文1題の計3題、
・それ以外の学部学科は現代文2題
で、全問マークシート方式、試験時間は70分です。
現代文は例年、評論2題で出題されています。
本文の内容の理解を問う問題、漢字や文学史などの知識を問う問題、空所補充問題などがバランス良く出題されています。また、語彙に関する問題も出題されるため、日頃からなんとなく意味はわかるけど正確に意味を把握できない語彙に出会ったときは見逃さずに辞書などを活用して調べておきましょう。
現代文は全体的に選択肢に紛らわしいものはほとんどなく、実力を測るのに適した良問が多いです。しかし、現代文は難易度に差があるので過去問などを解いて時間配分しましょう。
古文はジャンルに制限がなく、様々なジャンルの文章が出題されています。設問も、古語や古文常識に関する知識を問う問題・文法問題・敬語問題・文章読解問題など様々なジャンルの設問が出題されています。
選択問題は、紛らわしい選択肢があまり見受けられないです。本文の内容を適切に読解することができれば標準的な難易度に感じられると思います。基本的な古文の能力はもちろん必要ですが、文章全体を把握する力・与えられた文を正確に現代語訳する力などを重点的に勉強しておきましょう。試験時間はシビアではないものの余裕があるわけではないので、過去問に取り組む際に時間配分を意識して取り組みましょう。
大問1 現代文(評論)
トラクターに関する文章で構成された大問でした。
本文の内容は標準的で整理しやすく、本文の内容を正確に理解しながら読み進めていくことができれば設問の大半の解答もしやすい大問でした。漢字の問題も3問出題され、故事成語の意味を問う問題も出題されたため、基本的な内容と絡めて受験生の能力を問ういい大問でした。知識で解答する上記の問題以外の問題は本文中からはっきりと根拠を見つけることができるものばかりだったので文章読解を正確にすることができていれば正答しやすいと感じました。
大問2 現代文(評論)
食文化をめぐる哲学に関する文章でした。難易度は大問1と同様に標準的なものでしたが、食文化という身近な内容に関する文章だったため、本文を読みながら自分の主観が入らないように注意する必要があります。
本文の内容は標準的で読みやすく、普通に読み切ることは可能ですが比喩表現がかなり使用されていたので文字通りの意味で読み進めるのではなく、それらの比喩表現に注意しながら読み進めていく必要があります。
内容に関する設問は傍線部周辺とのつながりや文脈から選択肢をある程度絞り込むことができるため、それらのテクニックもうまく活用しましょう。
大問3 古文
黒川春村の「塵袋前書き」からの出題でした。
高校古文で頻出かつ有名な文章ではないので古文知識をフルに活用することはできなかったように感じますが、難解な文章ではないため、問題は解きやすかったと思います。
古文単語として「いかで」「てしがな」「にしがな」「ゆくりなし」などの重要な単語が問われていて、暗記事項を確実に済ませておくことが必要になります。
文法も音便に関する問題や係り結びに関する問題など、割と基本的なことを問うものが多かったため、全体的に読解に関する設問がメインというよりも基礎的な暗記や理解事項の知識を問う設問でした。語彙力をあげて試験にのぞみましょう。
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