「立命館大学を受けることに決めました。合格点はどれくらいでしょうか?」
「立命の化学すごく難しいです…。どう対策すればいいでしょうか?」
あなたはこうお悩みではありませんか?
立命館大学は、日本全国から学生が集まってくる有名私大の1つです。そのため、関西に居ながら、日本の地方の方と知り合えるきっかけがあり、多様な価値観に触れられます。今回はそんな多様的な立命館大学の化学について、過去問分析をもとにおすすめの参考書等をお伝えします。
あなたの少しでも力になれれば幸いです。
目次
立命館大学入試 傾向と対策 化学
大問4題で、マーク式と記述式の併用です。学部個別配点方式の理科2科目型の場合は120分になりますが、それ以外では1科目で80分となります。どちらにせよ、時間は短いと言えるので簡単な部分でつまずかないようにしましょう。
難易度としてはやや応用的なものが多いです。基礎的な問題は確実にとり、応用的で思考を要する問題にじっくり時間をかけ少しでも点数が取れるように対策しましょう。
大門1 理論・無機化学 反応熱と中和滴定
前半は、例題レベルの反応熱の問題です。ヘスの法則などは図に書いて整理するとわかりやすいので反応熱の計算がややこしくなったら一度図に起こしてみるとよいでしょう。そのときに、正と負の値の処理に戸惑わないようにしておきましょう。
後半は、中和滴定の問題です。水酸化ナトリウムと炭酸ナトリウムが同時に入っているという状況で一見すると難しいように見えますが、こちらも状況を整理することさえできれば簡単でしょう。沈殿を生成させることによって不純物を取り除くことによって物質量を測定する方法はよく出ます。このときも、溶液中に何があって、何と何がどの比率で反応しているかを図などを用いて簡単に書いておくと見落としがなくて済みます。
大門2 理論・無機化学 浸透圧とコロイド
よくみる浸透圧の問題ですが、温度をU字管の温度を上げたり、栓をしたりと見慣れない動作が入ってきて、戸惑った受験生も多かったと思います。この様な時にも焦らず、公式を思い出してください。ファントホッフの浸透圧の公式には温度や圧力といった関係のある状態量が含まれています。さらに溶液が力(圧力)のつりあいで止まっていることを思い出せれば、そう難しくはないでしょう。応用的な問題も基礎的な式から解けることが多いので、焦ることなく自分の知識を思い出してみましょう。
大門3 有機化学 エステルの構造決定
与えられた条件から未知の物質の構造を考え出す問題です。
水によく溶ける、鏡像異性体を持つなどの条件が、どのように構造を決めるかを知っておかなければなりません。言ってみれば、与えられた条件を簡単な言葉に言い換えて構造に反映していくだけの問題です。何度も問題を解いてなれておきましょう。
設問をみてみると、構造決定の問題の間に、それとは関係のない問題が挟まれています。
この様な問題に目を奪われて何を問われているのかがごちゃごちゃにならないようにしましょう。
難易度としては、Bの構造を決定するのが少し難しかったため全体としても難しかったと言えるでしょう。その分子のみで縮合重合という設問内のキーワードを言い換えて、カルボキシ基とヒドロキシ基をあわせもつということが判断できるかが鍵でした。
大門4 有機化学 アルコール・フェノール・エーテル類の構造決定
こちらもまた、構造決定の問題でした。大問Ⅲとは異なり、こちらは誘導も丁寧で比較的容易に解ける問題でした。
アルコール・フェノール・エーテルはよく比較され構造決定の問題として出されるのでその性質の違いを覚えておく必要があります。
類題への対策として、構造決定のときに分子式が同じで性質が異なるカルボン酸とエステル、ケトンとアルデヒドなどの性質の違いをおさえておくとよいでしょう。
また、化合物の名称を答えさせる問題もありますので、アセチルサリチル酸や、フェノールキシレンなどよく出る慣用名(規則に従わない古くから使われている名前)は覚えておくようにしましょう。
立命館大学の化学対策 参考書紹介
つぎに参考書のご紹介です。
<理論本> センター試験 化学の点数が面白いほどとれる本
化学は、問題演習を通して得られる知識・経験を使って解くことのほうが圧倒的に多いので、理解するための参考書は教科書・資料集のみでも大丈夫だと思います。
しかし、どうしても公式や暗記事項を覚えられないという人のためには、この参考書を使って、基礎的な事項を覚えてしまいましょう。センターの内容ではありますが、理論的なことはしっかりと書かれてますので、これで基礎的な事項を確認しておきましょう。
<問題集>
有機化学演習(駿台文庫)
有機化学専門の参考書です。
レベルは少し高いですが、立体異性体の問題や構造決定などやや思考力を必要としてくる立命館大学の有機化学を突破するためには有機化学専門の参考書を一度解いてみることをおすすめします。もし、難しすぎてできないという人は、一度、重要問題集のA問題から戻ってやってみましょう。
実戦化学重要問題集ー化学基礎・化学(数研出版)
入試レベルの問題が多くあります。A問題の問題は必ず解けるようにならなければいけません。B問題・演習問題は少し難しいですが、立命館大学で高得点を取るためにはやっておくほうがよいでしょう。高分子化合物の問題など、やや、難しすぎる問題もあるのでどうしても解けない問題は残しておいて、他の部分を先に固めておくことをオススメします。
まとめ
①理解1科目型の場合、80分で大問4題。マーク式と記述式の併用と少し時間が厳しいです。
②有機化学は構造決定など思考を要する問題も多く、個別に対策をしておくことをおすすめします。
③重要問題集を使うといいが、難しすぎる問題は、一度飛ばしてもいいので全体を理解することが大切です。
一人で勉強するのは難しい、どう対策していいかわからない等でお困りでしたら、ぜひアクシブアカデミーまでお問い合わせください。
相談は無料ですので、お気軽にご連絡ください。
立命館大学の学部ごと偏差値
・法学部 57
・産業社会学部 52~54
・国際関係学部 58~60
・文学部 54~58
・映像学部 53
・経営学部 56
・政策科学学部 56
・総合心理学部 56
・グローバル教養学部 ※新設学部のため不明
・経済学部 56
・スポーツ健康科学部 54
・食マネジメント学部 53
・理工学部 51~57
・情報理工学部 51~52
・生命科学学部 55~56
・薬学部 58~59
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