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共通テスト日本史Bの対策と問題傾向・時間配分まで徹底解説!


大学受験で文系志望の受験生にとって日本史B(社会)の受験対策はとても重要です。特に難関大学を目指す場合は、共通テストで高得点を目指す必要があります。今回は、大学入学共通テスト日本史Bの対策と問題傾向を中心に解説していきます。この記事を読んで、日本史Bの受験対策の参考にしてください。

大学入学共通テスト 日本史Bの問題の難易度と出題傾向

文系学部を志望する受験生の多くは、社会の選択で日本史Bか世界史Bのどちらかを選択します。中でも日本史Bを選択する受験生が60%以上を占めています。馴染みのある日本史に人気が集中していますが、決して問題が簡単という訳ではありません。ここでは、日本史Bの難易度と出題傾向をセンター試験と比較していきます。

【共通テスト日本史Bの難易度】

  • 2020年度センター試験の平均点 65.5点
  • 2021年度共通テストの平均点 64.3点

2021年の共通テストは、これまでの出題傾向が変わることが予想されていました。施行調査でもセンター試験とは異なる傾向の問題が出ています。共通テスト本番の出題内容を見ると、教科書主体の受験対策で対応できる難易度です。教科書と資料集などを用いて、基礎学力を充実させるのがもっとも重要なポイントになります。

【共通テスト日本史Bの出題傾向】

共通テストは全科目において、国語力を必要とする出題が増加することが予想されていました。共通テスト日本史Bは用語の暗記に加えて、全体的な内容把握が重要になります。政治史・教育史・宗教史・文化史といったそれぞれのテーマについて単独ではなく時代背景や他の時代との違いや比較を理解している必要があります

共通テスト 日本史Bの出題内容と配点

2021年度共通テスト日本史Bの全体的な出題傾向や難易度がわかったところで、少し細かく出題内容や配点にも注目していきます。

  • 第1問 貨幣の歴史
    • 配点 18点 平均点 10.8点

貨幣というひとつのテーマに絞って、会話形式を取り入れた出題です。センター試験でも出題される傾向の問題なので、難しくはないと判断できます。グラフや絵図を使った内容は、共通テストの目的でもある国語力の中でも「読み取る力」を試している問題です。

  • 第2問 日本における文字使用の歴史
    • 配点 16点 平均点 10.6点

日本史の中でも重要なテーマのひとつになる「文化史」からの出題です。この問題は、共通テストの今後を示す重要な出題形式になります。中国王朝に関する地図や時代の流れを理解している必要があります。難しい問題ではありませんが、思考力や考察力が試される内容になっています

  • 第3問 中世の都市と地方との関係
    • 配点 16点 平均点 12.2点

荘園を中心に文化や政治経済の歴史に関する出題になります。全体的に基礎学力が試される内容になっています。日本史の受験対策の基本でもある教科書の熟読で、充分に対応できる問題です。日本史Bで高得点を狙う受験生は確実に解きたい出題になります

  • 第4問 近世社会の儀式・儀礼
    • 配点 16点 平均点 12.8点

「江戸城の模式図」「武家諸法度」「江戸時代の外交」といった江戸時代の問題です。全て教科書をしっかり読み込んでいれば解ける問題になります。正答率を考えると難関大学を目指す受験生は、確実に得点を重ねておきたい問題です。中堅大学を考えている受験生にとっても得点源になるレベルになります。

  • 第5問 景山英子の人物史
    • 配点 12点 平均点 7.5点

景山英子(福田英子)に関する出題です。景山英子は、江戸時代末期から昭和初期に社会運動家として活動した「東洋のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた人物になります。出題形式はセンター試験と同様のスタイルですが、得点率はそれほど高くありませんでした。これまでの知識力を試すタイプの問題です

  • 第6問 農地改革
    • 配点 22点 平均点 16.0点

学校の授業風景を想定したスタイルの出題です。スライドや文献を利用した発表スタイルを意識した共通テストらしい傾向になっています。思考力を求められる問題もありましたが、基本的なレベルの問題です。出題形式は新しいスタイルなので、今後も採用されることが予想できます

共通テスト 日本史Bの対策

共通テスト日本史Bは、事前に予想されていたような出題形式は少なかったというのが印象的です。試行調査で出題された問題の難易度が高かっただけに受験生にとっては良い方向になったのかもしれません。日本史Bの対策は、教科書や資料集を中心にした学習がもっとも効果的です。一問一答も必須ですが、時代の流れや比較に慣れておく必要があります。

日本史B 大問別の対策と勉強方法

  • 第1問 貨幣の歴史

貨幣の歴史といったひとつのテーマに沿った出題傾向はセンター試験を引き継いだ印象のある問題です。史料に関しても、定番の内容なので決して難問ではありません。基本的な対策方法は教科書レベルで対応できますが、これまで以上に資料集などのグラフを読み取る力をつける必要もあります。

  • 第2問 日本における文字使用の歴史

古代文化史はセンター試験時代頻出問題になっていますが、問1にある中国王朝の流れに地図を用いているところや問4の傾向は共通テストらしい内容です。センター試験時代は、基本的に文章による出題が基本でした。共通テストは史料やグラフ・地図などが頻繁に使用されているので、教科書と資料集の活用方法が重要になります。

  • 第3問 中世の都市と地方との関係

中世の経済と文化に関する問題です。問1の問題は史料を読み取る出題形式ですが、慎重に読めば難しい問題ではありません。問2以降は教科書中心の対策で問題ありませんが、文化史に関しても年代を覚えておく必要があります。縦軸(事柄)と横軸(年代)を意識した受験対策が理想です。

  • 第4問 近世社会の儀式・儀礼

江戸時代からの問題です。江戸城の模式図や史料を利用した出題形式ですが、内容的には基礎学力を試す問題になります。日本史Bの中でも江戸時代が含まれる近代社会は頻出問題といえる範囲です。教科書や資料集を中心に基本学力を身につけることをオススメします。

  • 第5問 景山英子の人物史

共通テストの特徴はないものの特定の人物にスポットをあてた出題は、知識量が得点差につながります。日本史Bには多くの人物が登場するので、注意が必要です。教科書を読んで、一問一答などを利用する方法は基本です。ゆとりがあれば、個々のおこなったことや関連人物も覚えて置くと幅広く対応ができます。

  • 第6問 農地改革

授業形式を意識した問題です。スライドや文献調査などを利用した発表スタイルのセンター試験には少ない出題形式になります。思考力や類推力を必要とする共通テストらしい問題です。難易度的には教科書中心の受験対策で充分ですが、今後を考えると出題形式に慣れる必要があります。

日本史Bの勉強方法

共通テストの日本史Bは教科書を中心とした内容ですが、出題範囲の広さを考えるとスケジュール管理が重要になります。受験までの前半期は、教科書を中心とした基礎学力を定着させることが大切です。日本史Bでありがちな、インプットだけで満足をしないようにしてください。

日本史Bの時間配分

共通テスト日本史Bの出題傾向は古代史から近代史まで範囲が広いうえに、どの時代もバランス良く出題されるので的が絞りにくいのが本音です。6問ある大問の配点よりも小問の配点を約3点と考えて目標点に合わせて時間配分も考慮する必要があります。特に80%以上が目標の受験生は、6問~7問しかミスが許されないので時間配分が重要になります。共通テスト日本史Bで高得点を目指すには、基本的に全ての問題を解けるはやさが必要になります。特に史料を利用した問題は、慣れることが重要です。

日本史B オススメの解く順番は?

共通テスト日本史Bは、基本的に順番に解く習慣をつけるのが理想だといえます。特に80%以上の得点を考えている受験生は、時間内に解ける感覚を身につける必要があります。共通テストの出題特徴は、史料を読み取る力が求められる問題が多くなっています。しかしながら、必ずしも難問というわけではありません。今後の出題傾向にもよりますが「新傾向の問題=難問」というわけではないので、トータル的に時間内に解く実力をつける必要があります

共通テスト 日本史Bの目標点数

難関大学の合格を考える場合は、どの科目も80%以上を目安にする必要があります。難関国公立や難関私大は85%~90%以上がボーダーになることも少なくありません。

私立大学の「上智大」「東京理科大」「明治大」「青山学院大」「立教大」「法政大」「中央大」「関西学院大」「関西大」「同志社大」「立命館大」を目指すのであれば、80%~85%を目標にする必要があります。国立の「東京大」「京都大」「北海道大」「東北大」「名古屋大」「大阪大」「九州大」や私立の「早稲田大」「慶應大」を目指すのであれば、90%以上が必要です。

  • 日本史Bが得意な受験生 90点以上
  • 日本史Bが苦手な受験生 80点以上

大学入学共通テスト日本史Bで9割を目指す!オススメの問題集と参考書!

共通テスト日本史Bで90%以上の得点を目指すには、基本的な学力の土台ができていることが重要になります。教科書と資料集を中心にインプットをすることが最初の目標です。

  • 流れが見えてくる日本史図鑑

日本史は、全体的な流れを理解する必要があります。全体的な流れをわかりやすく理解するのにオススメです。マンガやイラストが多いので内容的に不安に思われやすいですが、教科書で理解しにくい場所のサポート的な役割にも利用できます。

  • 山川 日本史一問一答

日本史の基礎学力の定着に必要なアウトプットの基本は一問一答がオススメです。その中でも定番といわれている山川の日本史一問一答は必須の問題集になります。

  • 日本史用語集

日本史Bの受験対策の中心は、教科書と資料集による学習です。常に側において欲しいのが、日本史用語集になります。

  • 日本史史料一問一答

共通テストは、センター試験時代よりも「史料」を用いた出題が増加することが予想されます。通常の一問一答と共に史料の一問一答もおさえておくことをオススメします。

  • 過去問題と模試

センター試験や各予備校実施の模試の振り返り学習は必ずおこなってください。出版社や主催社に関しては、個々の好みもあると思いますので特に指定しません。

 

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特に国公立大学志望の方は共通テストの対策が必須になります。アクシブアカデミーでは難関国公立コース」では基礎から合格できるレベルまで学力を上げることができるコースとなっています。共通テストから各大学の2次試験対策も行っています。気になる方は下記リンクをご確認ください。

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