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共通テスト地理Bの対策と問題傾向・時間配分まで徹底解説!


共通テスト地理Bの位置づけは、世界史Bと日本史Bよりも暗記量が少ないことから国公立文系の2教科目や国公立理系の選択科目として選ばれることが多いようです。今回は、社会の受験者数が日本史Bに続いて2番目に多い共通テスト地理Bの対策と問題傾向を解説していきます。地理Bを選択する予定の受験生は参考にしてください。

大学入学共通テスト 地理Bの問題の難易度と出題傾向

共通テスト地理Bは、ある程度の得点を狙うには日本史Bや世界史Bよりも有利だと言われていますが、高得点となると話しは違ってきます。ここでは、共通テスト地理Bの難易度と出題傾向を説明していきます。平均点や出題内容をみながら難易度を考えていきます。

【共通テスト地理Bの難易度】

  • 2020年度センター試験の平均点 66.35点
  • 2021年度共通テストの平均点 60.06点

平均点だけを見るとやや問題が難しくなっていると判断できます。問題が長文化していることから読解力も必要なことがうかがえます。もともと地理Bは資料・地図・グラフを用いた問題が目立ちますが、共通テストになって仕様も新しくなっています。

【共通テスト地理Bの出題傾向】

2021年度の共通テストは科目によって出題傾向の変化にバラツキがありました。地理Bは全科目の中でも共通テストを意識した出題傾向の変化が見えます。共通テストは全体的に知識量に加えて、思考力・判断力などが求められるようになります。徐々に変化をする科目も多いと思いますが、地理Bは来年度以降も同様の傾向になることが予想できます。

共通テスト 地理Bの出題内容と配点

2021年度共通テスト地理Bの全体的な出題傾向や難易度がわかったところで、少し細かく出題内容や配点にも注目していきます。

  • 第1問 世界の自然環境
    • 配点20点 平均点12.0点

多くの資料と会話文を用いた自然環境に関する出題です。単純に暗記をしているだけでは解けない問題だけに第1問目としては、難易度がやや高めになります。参考資料が多いだけでなく、文章を読み取る力と授業を想定した共通テストらしい出題形式は特徴的だといえます

  • 第2問 産業
    • 配点20点 平均点10.4点

農業・漁業・工業といった産業全体が小問ごとに出題されました。問題の難易度は標準レベルですが、工場の立地に関する問題は共通テストの特徴になります。参考資料の中には頻度の少ないものもありましたが、冷静に読み取る力があれば解ける問題です。工場立地の問題は、立地に対する原則の理解度が決め手になります。

  • 第3問 都市と人口
    • 配点20点 平均点11.5点

世界の都市や地域の人口に関する資料を用いた出題になっています。基本的にセンター試験でも見られる内容なので、標準レベルの難易度です。問5のような空き家問題に関する出題です。共通テストは基本的な知識に加えて考える力を求める出題が増えると言われていますので、今後も類題が出題する可能性があります。

  • 第4問 アメリカ合衆国の地誌
    • 配点20点 平均点11.8点

アメリカ合衆国をテーマに幅広い分野から出題されています。使用している図などの読み取りがポイントになりますが、難易度は標準レベルです。共通テスト特有の基礎知識に加えて、他の力を要する出題です。今回は考察力を求める内容でしたが、この形式は今後も変わらず出題されると考えられます。

  • 第5問 京都府宮津市の地域調査
    • 配点20点 平均点16.4点

京都府の人口に関することや通勤分布図を見て解答する問題です。共通テストを意識した形式ではありますが、難易度は低めの内容になっています。センター試験の傾向に共通テストの新しい出題形式を加えたような内容になっています。知識量に加えて考察力が求められる問題です。

共通テスト 地理Bの対策

共通テスト地理Bは、今後も広範囲からの出題になることが予想できます。地形や気候に関する基本知識は、できるだけ早い時期に身につける必要があります。共通テストへの対策は、自然環境や産業問題に関することを理論的に考えることが重要です。2021年度の工場立地の問題のように知識として内容を理解していれば、解ける問題あります。

独特の出題に対応する対策も必要になります。特に問題の長文化や授業形式をイメージした問題は今後も継続して出題されることが予想できます。ここからは、共通テスト地理Bの対策について説明をしていきます。2021年度の出題内容を基本に対策方法を紹介します。

地理B 大問別の対策と勉強方法

  • 第1問 世界の自然環境

自然環境の知識だけでなく、生活への影響に関することも理解しておく必要があります。自然災害に関しても、単に資料を見るだけでなく原因などにも注目したいところです。長文と複数の資料を利用した出題形式は、共通テストの特徴といえる問題です。知識に加えて問題の形式に慣れることも重要な対策につながります。

  • 第2問 産業

小麦の生産量は農業、漁業生産量の分布図は漁業、工場の立地は工業、商業施設の立地に関する統計は商業といった各ジャンルからまんべんなく出題されました。知識として理解していることも重要ですが、グラフや分布図など資料から考察して答える学力を身につける必要があります。

  • 第3問 都市と人口

世界の人口100万人以上の都市や日本国内は東京都の人口に関する出題です。出題形式や難易度は、センター試験と大きな差はありません。対策方法のポイントは、各グラフの違いや特徴を理解するとともに人口であれば、そのときの社会情勢などにも注目すると高得点を目指すことが期待できます。

  • 第4問 アメリカ合衆国の地誌

地誌に関する出題は、センター試験でも出題されています。センター試験が自然環境や産業などの知識を問う問題に対して、共通テストは少々目線が異なるのが特徴です。2021年度はアメリカ大統領選挙に注目した傾向の問題でしたが、比較的解きやすい形式でした。今年以降も変わったテーマに注目する出題が予想されます。

  • 第5問 京都府宮津市の地域調査

特定地域の調査から考察力を試す出題になります。試行調査でも同様の出題形式があったので、事前対策ができている受験生にとっては容易な問題だと思います。現在と過去の違いを様々な資料やグラフを用いた出題は今後も継続することが予想できるので、資料を見るときは時代ごとの流れにも注目することをオススメします。

地理Bの勉強方法

共通テスト地理Bの特徴は、日本史Bや世界史Bよりも暗記量が少ないのが特徴のひとつです。目標点が70点~80点までは容易でも90点以上は難しいのも地理Bの特徴になります。出題範囲が広いだけでなく、まんべんなく出題されるので早い段階で基本知識を身につける必要があります。資料に関しても教科書や時事などと比較して理論的に理解しておくことをオススメします。

地理Bの時間配分

共通テストの地理Bは、センター試験よりも時間配分が難しくなっています。長文と多くの資料を利用している問題が多いので、短時間で問題の意図を読み取る必要があります。国公立理系で社会の比率が引く目の受験生は、慎重に得点を重ねるようにするのがポイントになります。出題形式も知識よりも思考力や考察力を求める問題も多いので、理系の受験生にもチャンスがあるはずです。センター試験のときよりも問題数は少なくなっていますが、全体的に資料の利用や出題形式の変更がありますので、考える時間は長くなるはずです。過去問題や模試を利用して、時間配分を感覚的につかむようにすることも重要です。時間ロスを防ぐためにも資料集などを頻繁に利用しておくことをオススメします。

地理B オススメの解く順番は?

共通テストの地理Bはマークシート方式なので、基本は第1問から順番に解いていくことをオススメします。ただし、ひとつの問題に時間をかけすぎると後半が苦しくなるので、注意が必要です。問題を飛ばすときは、マークミスがおきないように工夫をしなければなりません。マークミス対策を自分なりにできているのであれば、得意な分野から解くのもひとつの方法です。最初に全問の範囲を確認して、解く順番を決め手も良いと思います。高得点を考えている受験生は、原則最初から順番に問題を解くことをオススメします

共通テスト 地理Bの目標点数

難関大学の合格を考える場合は、どの科目も80%以上を目安にする必要があります。難関国公立や難関私大は85%~90%以上がボーダーになることも少なくありません。

私立大学の「上智大」「東京理科大」「明治大」「青山学院大」「立教大」「法政大」「中央大」「関西学院大」「関西大」「同志社大」「立命館大」を目指すのであれば、80%~85%を目標にする必要があります。国立の「東京大」「京都大」「北海道大」「東北大」「名古屋大」「大阪大」「九州大」や私立の「早稲田大」「慶應大」を目指すのであれば、90%以上が必要です。

  • 地理Bが得意な受験生 90点以上
  • 地理Bが苦手な受験生 80点以上

大学入学共通テスト地理Bで9割を目指す!オススメの問題集と参考書!

共通テスト地理Bは70点~80点が目標であれば、日本史Bや世界史Bよりも達成しやすいです。一方、90点以上だと地理Bの方が難しいといわれています。オススメの参考書や問題集を紹介する前に「教科書」と「資料集」は、共通テストの基本作りに必須になるので充分に活用してください。

  • 新詳地理資料 COMPLETE 2021

共通テスト地理Bは、図やグラフなどの資料を用いた問題が多くなっています。普段使いの資料集が受験生におオススメできる一冊です。

  • 共通テスト過去問研究 地理B

共通テストの歴史は浅いですが、過去問題は必ず繰り返し解くことをオススメします。出版社は、個々の好みで問題ありません。

  • 実力をつける地理100題

地理には良質の問題集が少ないと言われていますが、幅広い範囲と学力に対応している一冊です。

  • 共通テスト地理B集中講義

共通テスト用の一冊として特にオススメできる一冊です。知識だけでは高得点が狙えない共通テストを意識しているので、テーマごとに資料を多数利用しています。

  • 地理B一問一答

これまでのセンター試験にも本書の内容が出題されている一冊です。基礎力を充実させるならオススメできます。

 

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他科目の対策

国公立大学おすすめのコース

特に国公立大学志望の方は共通テストの対策が必須になります。アクシブアカデミーでは難関国公立コース」では基礎から合格できるレベルまで学力を上げることができるコースとなっています。共通テストから各大学の2次試験対策も行っています。気になる方は下記リンクをご確認ください。

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