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共通テスト化学の対策と問題傾向・時間配分まで徹底解説!


共通テストの化学は、理科の中でもっとも多くの受験者数をほこる科目です。理系学部志望の受験生は物理・化学か生物・化学という選択が多いのが主な理由になります。今回は、共通テスト化学の対策と問題傾向を解説していきます。この記事を読んで共通テスト化学の受験対策の参考にしてください。

大学入学共通テスト 化学の問題の難易度と出題傾向

共通テストの化学は、大学入試で理系学部を志望する受験生の多くが選択する科目です。英語・国語・数学を除けば、受験者数がもっとも多くなっています。ここでは、大学入学共通テスト化学の問題の難易度と出題傾向を説明していきます。センター試験との比較や共通テストの出題傾向を知ることは、重要な受験対策のひとつです。

【共通テスト化学の難易度】

  • 2020年度センター試験の平均点 54.8点
  • 2021年度共通テストの平均点 57.6点

2021年度共通テスト化学は、センター試験よりも難易度は上昇している内容でした。問題のレベルに加えて計算量も多くなったので、時間配分も難しかったはずです。試行調査である程度予測はできた受験生もいたと思いますが、他の科目と比較すると難易度は上がっていると考えられます。

【共通テスト化学の出題傾向】

共通テストという目線で考えると良問の多い出題傾向だといえます。出題範囲も全体的に出題されていますし、難易度も個別試験レベルの問題もありました。共通テストの特徴といわれている「思考力」「読解力」「解析力」を試す出題が多かった印象があります。受験生の目線で見ると対策方法に影響がでる内容になりました。

共通テスト 化学の出題内容と配点

2021年度共通テスト化学の全体的な出題傾向や難易度がわかったところで、少し細かく出題内容や配点にも注目していきます。

  • 第1問 結晶格子・蒸気圧
    • 配点 20点 平均点 11.9点

小問1~2は通常レベルの問題ですが、小問3はこれまでにない8択でした。難しい問題ではありませんが、共通テストを意識している傾向がうかがえます。小問4は難易度こそ標準レベルですが、出題形式は共通テスト仕様になっています。後半の問題は、計算量が多いので時間を必要とする問題でした。

  • 第2問 光化学・電池・熱化学
    • 配点 20点 平均点 11.7点

光工学に関する問題は、久々の出題でしたが容易な問題です。電池に関する問題は、数段階にわかれる計算がポイントになります。熱工学に関する問題は、水素結合の数を求める部分が需要になります。全体的に難易度は高くありませんが、正確な計算能力が求められます。

  • 第3問 電気分解・金属の性質・錯体
    • 配点 20点 平均点 8.8点

第3問は、小問2の「すず」と「鉛」が同族元素であることを知っていると簡単に解ける問題です。知識量を試す問題ですが、理系受験生であれば解ける問題になります。小問3は、読解力と考察力を求める問題になっています。第3問は、初見のものが多いので、一見むずかしく感じる受験生も多いと思いますが、対応は可能なはずです

  • 第4問 有機化合物・高分子化合物
    • 配点 20点 平均点 10.7点

第4問は問題の難易度こそ難しくはありませんが、解くために時間がかかる構成になっています。特に小問3は時間と手間がかかるので、冷静な対応が必要です。小問5は化学の知識が必要なことに変わりはありませんが、小学校で習う算数の知識を利用するところは共通テストらしさが出ています。

  • 第5問 グルコースに関する総合問題
    • 配点 20点 平均点 11.7点

第5問はグルコースに関連する問題ですが、方眼紙が用意されているところは共通テストの特徴になります。難関大学を目指す受験生にとっては、標準レベルの問題です。小問2は、与えられた情報を正確に読み取る力が求められる問題です。全体的に見てもやや難しい印象のある問題だけに、今後も注意が必要になります。

共通テスト 化学の対策

共通テストの化学は、化学対策と同時に共通テストで求められている内容に慣れておく必要があります。特に思考力・読解力・解析力・計算力の向上は重要です。図や表などの資料を多く利用する問題も、共通テストでは定番になることが予想できます。日頃から資料集などを確認しておくことをオススメします。化学の学力はもちろんですが、数学的な思考や国語の読解力が必要になる問題も出題される可能性が高くなっています。理系志望の受験生は特に国語力の向上に注意が必要です。

化学 大問別の対策と勉強方法

  • 第1問 結晶格子・蒸気圧

結晶格子の問題は、比較的これまでにも出題されている傾向の問題なので特に問題はありません。蒸気圧に関しては、選択式から数字を選ぶスタイルになっています。化学の中に数学的な知識や国語力を要する出題は、今後も頻出する可能性が高くなることが予想されます。グラフや表を自分で作成する練習も加えることをオススメします。

  • 第2問 光化学・電池・熱化学

第2問は、計算能力を試す問題が多く出題されています。計算の順番や正確に答えを出せる力を養うことが必要です。センター試験よりも図や表といった資料が多く利用されている印象あります。資料を読み取る力と計算力が必要になる問題が定番になると考えられます

  • 第3問 電気分解・金属の性質・錯体

第3問の小問1はこれまでと同じ対策方法で問題ありませんが、小問2と小問3は少し考えかたを変える必要があります。初見の用語や物質などが登場すると、それだけで難しく感じてしまうこともあります。知識量は重要ですが、解答のヒントを読み取る力をつけることをオススメします

  • 第4問 有機化合物・高分子化合物

第4問は全体的にセンター試験と大きな変化がない出題形式になっています。小問3のように手間のかかる問題もありますが、基本知識が重要になることは間違いありません。共通テストの出題形式になっても基本的な知識は重要になります。教科書や資料集を中心に基礎学力を向上させることをオススメします。

  • 第5問 グルコースに関する総合問題

一見難しく感じる問題ですが、一定量のグルコースとなっているので、片方の量が決まれば容易に残りがわかることに気がつけることが重要なポイントになります。共通テストでは、一見難しく見える問題も図やグラフを上手く読み取れば解ける問題が多くなっています。日頃から数値データをグラフ化する練習をすると理解が深まります

化学全体で重要なこと

2021年度の化学は共通テスト仕様に変わった問題が多かったので、難しく感じた受験生も少なくないと思います。中には2次試験や私立大で出題されるようなクセもありました。来年以降の予想は難しいのが本音ですが、基礎学力に「何を」「どれだけ」加えることができるかが高得点へのポイントになります。

化学の時間配分

化学の時間配分は均等にしたいところですが、あきらかに難しくなくても時間のかかる問題が出題されることが予想できます。特に計算問題で、焦りはマイナスにしかなりません。問題を解くときにあきらかに苦戦しそうな問題は、わかるようにチェックをしてから次の問題に移ることをオススメします。日頃も模試や過去問題を利用して、時間にゆとりを持った配分を計画してください。計算問題を確実に得点につなげるには、時間的なゆとりも重要です。

化学のオススメの解く順番は?

共通テストの化学を解く順番は、基本的に問題順になります。ただし、あきらかに苦戦することがわかる問題は、飛ばしても良いと思います。他の教科でも説明していますが、マークシート方式の試験では問題を飛ばすことが大きなデメリットにつながる危険性を含んでいます。仮に問題を飛ばす場合は、確実にわかるようにチェックをすることをオススメします。また、分野や単元で苦手意識のある問題であれば、大問全てをあとまわしにする方法もあります。

共通テスト 化学の目標点数

難関大学の合格を考える場合は、どの科目も80%以上を目安にする必要があります。難関国公立や難関私大は85%~90%以上がボーダーになることも少なくありません。

私立大学の「上智大」「東京理科大」「明治大」「青山学院大」「立教大」「法政大」「中央大」「関西学院大」「関西大」「同志社大」「立命館大」を目指すのであれば、80%~85%を目標にする必要があります。国立の「東京大」「京都大」「北海道大」「東北大」「名古屋大」「大阪大」「九州大」や私立の「早稲田大」「慶應大」を目指すのであれば、90%以上が必要です。

  • 化学が得意な受験生 90点以上
  • 化学が苦手な受験生 80点以上

大学入学共通テスト化学で9割を目指す!オススメの問題集と参考書!

化学の共通テスト対策の基本は、教科書と資料集を中心に対策をすすめることです。基礎学力をつける前に難関大学向けの問題を解いても実力にはなりません。ここでは、大学共通テスト化学でオススメする問題集と参考書を紹介していきます。自分の学力や志望大学に合わせて選択することをオススメします。

  • 新化学化学基礎+化学 チャート式

数学でも定番といわれているチャート式です。化学ではさほどメジャーではありませんが、参考書や用語集的な役割として重宝できる一冊になります。

  • 化学(化学基礎・化学)基礎問題精講

化学の問題集のなかでも定番の問題集です。実力に応じてシリーズがあるので徐々にレベルを上げていくことをオススメします。

  • らくらくマスター化学基礎・化学

偏差値が50程度で伸び悩んでいる受験生にオススメです。基本的な問題集と言われているものも、完全にマスターすれば確実に偏差値60は見えてきます。

  • 各社過去問題と模試

センターの過去問題や共通テストの過去問題や予想問題は受験後半で重宝します。模試の振り返り学習も苦手分野を明確にすることができるので、オススメです。

  • 他社の教科書

理科系の科目は教科書と資料集が受験対策に必要になりますが、可能な限り高校で使用している教科書に加えて他の出版社のものを利用することをオススメします。

 

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他科目の対策

国公立大学おすすめのコース

特に国公立大学志望の方は共通テストの対策が必須になります。アクシブアカデミーでは難関国公立コース」では基礎から合格できるレベルまで学力を上げることができるコースとなっています。共通テストから各大学の2次試験対策も行っています。気になる方は下記リンクをご確認ください。

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