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共通テスト世界史Bの対策と問題傾向・時間配分まで徹底解説!


大学入学共通テストの世界史Bは、主に文系の受験生が選択する科目のひとつです。センター試験時代から暗記量の多さから、理系の受験生は避ける科目になっています。今回は、大学入学共通テスト世界史Bの対策と出題傾向に関する説明をしていきます。共通テストで世界史Bを受験する受験生は、参考にしてください。

大学入学共通テスト 世界史Bの問題の難易度と出題傾向

共通テストを利用する文系志望の受験生は、世界史Bと日本史Bのどちらかを選択することが多いと思います。どちらを選択しても覚える量の多さは相当な時間が必要です。ここでは、共通テスト世界史Bの難易度と出題傾向について説明をします。センター試験と比較をしながら考えていきます。

【共通テスト世界史Bの難易度】

  • 2020年度センター試験の平均点 63.0点
  • 2021年度共通テストの平均点 63.5点

共通テストの世界史Bは、センター試験と比較をすると難易度的には変化がなかったと考えられます。一方で、時間的に厳しいと感じる受験生も少なくなかったのではないでしょうか?問題の難易度が思ったほどではない理由は、試行調査にあった複数の正解がある出題がなかったことが大きいといえます。時間的に厳しいと感じるのは、グラフや史料などを正確に読み取れる力を求められたことが、大きな理由になっています。

【共通テスト世界史Bの出題傾向】

世界史Bの出題範囲は広いので、各時代と分野が平均的に出題されているのが特徴になります。センター試験との大きな違いは、グラフや史料を利用する問題が多いところです。西洋と東洋の政治・文化・経済の歴史を歴史資料やグラフを読み取りながら問題を解く力が必要になります。このあたりは、今後の対策にも影響があるはずです。

共通テスト 世界史Bの出題内容と配点

2021年度共通テスト世界史Bの全体的な出題傾向や難易度がわかったところで、少し細かく出題内容や配点にも注目していきます。

  • 第1問 資料と世界史上の出来事の関係
    • 配点 15点 平均点 11.4点

Aは「史記」から始皇帝死亡時の問題です。「史記」は「三国志」と同様に人気のある時代の歴史なので、知っている受験生にとっては簡単な問題のはずです。Bは、文中から時代背景や用語を見てフランス革命の時代だと解れば解ける問題です。A・B共に資料を見て、知識と合致させることを求める問題になっています

  • 第2問 世界史上の貨幣
    • 配点 18点 平均点 12.8点

Aはイギリス、Bはアジアの貨幣に関する出題です。知識として知っている受験生にとっては、容易なレベルだと思います。選択肢や文章の流れを理解できれば、全て暗記できていなくても解ける問題です。基本的にセンター試験と同様の対策が通用する内容になります。

  • 第3問 文学者やジャーナリストの作品
    • 配点 24点 平均点 18.3点

Aは「デカメロン」、Bは「日本人から見たロシア」、Cは「オーウェルの1984年」に関連する出題です。全体的に資料を読み取る力を試す内容になっています。受験生の得点率を見ると、全問の中でもっとも得点率が高いことを考えると難しい問題ではないことが予想できます

  • 第4問 国家や官僚が残した文書
    • 配点 26点 平均点 19.0点

Aは「ベルリン条約」、Bは「戦後の日本と中国の関係」、Cは「インドの英語教育」に登場する主要な人物と文書からの出題です。全体的に難易度は低めの問題になっています。共通テスト特有の資料を読み取る力を試す問題ですが、受験生の平均点を見ると決して難しくはないようです。難易度よりも時間的な焦りの方が気になります。

  • 第5問 旅と歴史
    • 配点 17点 平均点 9.2点

Aは「欧州旅行」、Bは「韓国の石碑」に関する問題です。Aは知識として知っていることが正解への近道という内容で、Bは読解力が必要な問題になります。受験生の平均点を見ると難易度が高いように思われますが、知識量以外に時間配分で苦しんだ受験生が多かったことも予想できます。

共通テスト 世界史Bの対策

共通テストの世界史Bを選択した受験生が後悔することの多くに、日本史Bを選択すればという気持ちがあります。このように考える受験生の結果はどちらも同じ結果になるはずです。確かに向き不向きはありますが、今は世界史Bで高得点を狙うことを考えてください。ここでは、共通テスト世界史Bの対策を大問別に説明していきます。

世界史B 大問別の対策と勉強方法

  • 第1問 資料と世界史上の出来事の関係

センター試験の特徴に共通テストで重要とされる資料を読み取る力を試す問題になっています。問題文の内容から解答に結びつける学力はこれまでのセンター試験同様の知識が重要です。対策の基本は、センター試験同様に教科書を中心に知識のインプットが主体になると思います。資料を読み取る力もその都度、鍛えることをオススメします。

  • 第2問 世界史上の貨幣

イギリスとアジアの貨幣に関する出題です。この問題でもグラフと年代から答えを導き出す内容になっています。世界史というと政治を中心に勉強したくなりますが、同時代の文化や経済に関しても対策をする必要があります。

  • 第3問 文学者やジャーナリストの作品

知っているかどうかで、問題のレベルに差がでてしまうはずです。資料から読み取るスタイルは、今後も増えると思うので素早く正確な判断ができるようになる必要があります。第2問と同じで、歴史背景と分野ごとの主要な事柄を覚えておくことをオススメします。特に経済と文化は資料も多いので、勉強のスケジュール管理が重要です。

  • 第4問 国家や官僚が残した文書

近代史と現代史の対策が重要だと感じさせる問題です。これまでのセンター試験でも近代史は重要でしたが、資料問題が多くなるのでより多くの知識量が必要になります。基本的な対策はセンター対策同様のインプット主体で良いですが、資料や文章を読み取る思考力や読解力をつけることが高得点につながります。

  • 第5問 旅と歴史

知識と読解力が求められる問題です。知識に関しては、これまで同様の対策が基本ですが、読解力をつけることも重要になります。共通テストは、全科目において思考力や読解力を要する出題が重要視されています。この傾向は今後更に強くなることが予想できます。

世界史B全体で重要なこと

センター試験時代の世界史Bは、とにかく知識量が得点につながりました。共通テスト対策は、資料やグラフなどを利用する問題が主力になっています。インプット重視の対策が中心だった勉強方法に加えて、資料やグラフを利用して考察力・思考力・読解力を身につける対策が重要になります。

世界史Bの時間配分

共通テストの世界史Bはセンター試験と難易度こそ変わりませんが、解答に対して求める力に若干変更点があります。時間配分も変更することをオススメします。2021年の共通テストを見ると、第5問の平均点や得点率が下がっています。問題そのものが極端に難しい印象がないので、時間的な問題点が考えられます。個々の問題に対する得意不得意があると思いますので、細かい時間配分は個人差がでるはずです。全体的にゆとりが持てるように時間を考える必要があります

世界史Bのオススメする時間配分は、各問題の配分よりも全体を考えた時間配分を身につけるようにするのが基本です。各問題の時間配分は、過去問題や演習問題を解きながら決めることになります

世界史B オススメの解く順番は?

共通テストの世界史Bを解く順番は、原則1番から順番通りに解くのが理想です。マークシート方式のテストで一番こわいのが、マークミスやマークのズレによる失点になります。世界史Bは、他の科目と比較するとどの問題から解くのが有利ということはありませんが、世界史が苦手な受験生は問題をとばしても良いと思います。どうしても苦手な問題をとばしたい場合は、薄くマークをしてミス防止対策をしておくことをオススメします。

共通テスト 世界史Bの目標点数

世界史Bは、英語・数学・国語よりも受験対策にかける時間が少なくなる受験生も多いと思います。受験校によっては、目標点を他の科目よりも低く設定することをオススメします。難関大学の合格を考える場合は、どの科目も80%以上を目安にする必要があります。難関国公立や難関私大は85%~90%以上がボーダーになることも少なくありません。

私立大学の「上智大」「東京理科大」「明治大」「青山学院大」「立教大」「法政大」「中央大」「関西学院大」「関西大」「同志社大」「立命館大」を目指すのであれば、80%~85%を目標にする必要があります。国立の「東京大」「京都大」「北海道大」「東北大」「名古屋大」「大阪大」「九州大」や私立の「早稲田大」「慶應大」を目指すのであれば、90%以上が必要です。

  • 世界史Bが得意な受験生 90点以上
  • 世界史Bが苦手な受験生 80点以上

大学入学共通テスト世界史Bで9割を目指す!オススメの問題集と参考書!

世界史Bで高得点を目指すには、教科書や資料集を中心に基礎学力を固めてから問題演習をおこないます。同時に苦手分野を克服しておくことも重要です。

  • 世界史用語集

山川出版の世界史用語集です。定番の用語集ですが、基礎から応用まで必須のアイテムになりますので利用をオススメします。

  • これならわかる!ナビゲーター世界史B

 

これならわかる!ナビゲーター世界史Bは、時代別に4冊のシリーズになっている参考書です。読みやすさ重視なので、世界史の基本版としてもオススメします。

  • 最新世界史図説タペストリー

センター試験時代も資料集は重要なアイテムでしたが、共通テストになって一層重要になることが予想できます。資料集は、各社から出版されているので、自分の好みに合う一冊を購入してください。

  • 過去問題や模試

世界史Bで高得点が取れない受験生の中には、インプットばかりでアウトプットをおろそかにしていることがあります。他の科目でも同様ですが、世界史は特に影響します。世界史では一問一答形式の問題集が推奨されることもありますが、実践演習という役割を考えると過去問題や模試の復習が理想になります。

  • 世界史Bの教科書

共通テストの世界史Bで高得点を目指す受験生は難しい参考書を求めがちですが、一番重要なことは教科書を重視することです。共通テストは、最難関大学の入試問題よりも難易度は低めです。まずは教科書の範囲を完全に理解していることが高得点への近道になります。

 

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