今回は2019年度の関西大学の日本史を分析し具体的な参考書とともに対策法を紹介していきます。
目次
関西大学 傾向と対策 日本史
関西大学の日本史は、要求される知識のレベルとしてはおおよそセンター試験より上の段階となっています。また全ての問題が選択肢形式なので文字を書けるようになるまで覚える必要はありません。公立の良い勉強方法で多くの勉強時間を確保しましょう。
知識がなければ絶対に解けないような難問も一定数ありますが、前問と関連している問題も多いので一つ一つの知識として覚えるより、一連の流れとして体系的に覚えたほうが得点アップにつながると感じました。
例年、大問4題の出題で毎年資料問題が出題されています。
実は日本史の知識をもっていれば簡単に解ける問題なので本番までに慣れておくと高得点が狙えます。
大問ごとの分析
大問1 【中世、近代の文化史】
標準的な問題が多く、教科書レベルを確実に答えられるようにしておくことが大切だと感じました。
しかし一般の受験生では分かりようのないような100点阻止問題が存在するのでその問題が解けないからと引きずらないようにすると良いでしょう。
文化史は時代背景が色濃く現れているのでその時代の流れと一緒に抑えておくと効果的な勉強となります。
大問2 近代史の政治、外交史
30もある選択肢の中から解答を選ぶ特徴的な問題でした。
しかし基礎的な知識があればこの大問は簡単です。確実にあっている選択肢から消していき、解答を絞り込むと点数が出やすいです。
本大学は選択式の問題が多く、出題の形式も特徴的であることが多いので
事前に過去問を解いておくことが有効になってきます。
大問3 中世、近世の外交史
今年は本大問で資料問題が出てきました。
先程の繰り返しとなりますが資料問題はゆっくり考えればにほん市の知識だけでも十分解ける問題です。
何度か解くことで慣れておけば高得点が狙える分野になります。
他の受験者と差がつきやすい分野となりますのでぜひ攻略しましょう。
どうしてもわからない人は古文の基本的な知識を入れ直してみる事もおすすめです。
関西大学の日本史の対策 参考書紹介
詳説日本史 改訂版 (理解本)
歴史の流れに沿って詳しく説明されている理解本です。学校の教科書として採用されている高校が多いことも、かなり広範囲に渡って網羅されていることが伺えます。しかし、文体が少し難解で読み込むのに時間がかかりがちであることと、情報が多く細かすぎるためどこが重要なのか把握できないということもあります。勉強するとき、1周目は他の参考書などを参考にして丁寧に読み進め、2周目以降は読む速度を上げることをおすすめします。
日本史用語集 改訂版 (必携)
上の理解本においてわからない単語や深く理解したい事柄などがあったとき、こちらの参考書で意味等々確認します。調べた単語は回数ごとに色で分け、何回も調べてしまっている単語は一度時間をとってノートにまとめるなど工夫をしてみると効率が上がります。
詳説日本史図録 (必携)
日本史用語集同様理解本でわかりにくかった内容を読むことで理解する、もしくは言葉だけではイメージしづらい内容を図解を通して理解する目的で使うとよいです。より多角的な理解ができますので息抜き代わりに読みふけるのも効果的でしょう。
山川一問一答日本史 (問題集)
良問揃いの参考書です。この一冊で基礎から関関同立までの知識問題を網羅できるので教科書を一通り読み進めてから解くと良いでしょう。ただし、入試形式がこれから変わるため今後の入試に完全に対応できるかはまだ判断できません。それを差し引いてもこの問題集が知識の定着及びアウトプットに有効であることは間違いないので、広く入試対策に有効な参考書としておすすめします。
まとめ
関西大学の日本史は、
⑴大問4題で解答個数が50個、制限時間は60分です。選択式のみの問題で構成され、難易度は標準です。
⑵複数分野にまたがった出題も見受けられるので、各分野体系的に理解したうえで本番に臨みましょう。
もし今の実力に自信がなかったとしても、合格に必要な点数から逆算して計画的に勉強すれば、確実に合格へと近づくことができます。
一人で勉強するのは難しい、どう対策していいかわからない等でお困りでしたら、ぜひアクシブアカデミーまでお問い合わせください。
関西大学の学部ごと偏差値
- 文学部 56
- 外国語学部 58
- 法学部 55
- 政策創造学部 53
- 経済学部 54
- 商学部 54
- 社会学部 52〜53
- 総合情報学部 53
- 社会安全学部 51
- システム理工学部 51
- 化学生命工学部 52〜54
- 環境都市工学部 52〜53
- 人間健康学部 51
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