物理はパズルのようで楽しい!
―――東京工業大学合格おめでとうございます。受験お疲れさまでした。ズバリ大学受験を成功させる秘訣は何ですか?
「数学、物理、化学が好きだったので、勉強という感じではなくてパズルを解く感覚でやっていました。科目自体を好きだったことが一番の秘訣だったと思います」
―――中学校の頃から好きだったんですか?
「あまり言ってはいけないのですが、中学は簡単すぎて面白くないと思っていました。物理はレベルが高くなっていくとパズルみたいだったので楽しかったです」
―――どうやったら理数系に興味を持てますか?
「例えば、物理は電車に乗っている時に『今、慣性力が働いてんな』と日常の生活と結びつけます。そういうことは昔から頭の中で思っていました。あと、小学生の頃に『名探偵コナン』の本が図書館にありました。漫画ではなくて、トリックで使われている理科の法則についての内容の本です。幼い頃からそういった本を読んでいたので、興味を持てたと思います」
―――共通テストはどんな対策をしましたか?
「直前に英語を少しやっただけです」
―――理数系の共通テスト対策はほぼせず、2次試験に注力していましたよね。それで9割から満点取れたのはすごいです。
理数系の攻略方法とは?
―――理数系は参考書をたくさん解いたと思います。おすすめの参考書はありますか?
「『原点からの化学 無機化学』はめっちゃ分かりやすかったです。あと、あまり参考にならないかもしれないのですが、東京工業大学の過去問にめちゃめちゃいい問題が出ていました。正誤問題は知識の穴をついてくるような問題でした」
―――それをやることで知識が整理されそうですね。
「あと、化学の計算ミスは割とあると思うのですが、全部メンタルの問題です。化学という科目に不安があると計算ミスが増えると思います。僕も無機化学について全然覚えていない頃は割と計算ミスをしていたのですが、ちゃんと詰めて勉強したら『化学で落とすわけない』と思うようになりました。自信がついて気持ち的に計算ミスをしにくくなった経験があります。
数学は網羅系の参考書で2次関数まで終わらせれば、残りは教科書程度の知識を詰め込むだけでだいたいできるようになると思います。数列やベクトルなど、あまりにもズレているものは置いておいて、微分積分、三角関数とかも結局2次関数の応用です。網羅系の参考書で2次関数までやるだけで、ある程度伸びると思います。具体的な勉強方法は、解法を暗記するのではなくて考え方を理解することが大事です」
英語は数をこなすことが大事
―――一方で英語は苦労したと思います。英語は何が大事でしたか?
「英語のピークは夏休みでした。その時は8割くらい取れていました。問題集の長文を繰り返しずっと読んでいたので、読むスピードがめちゃめちゃ速くて、早く終わって時間が余った分、2回目を読めたので内容がしっかり入ってきていました。英語は数をこなすことが大事です」
―――受験生活できつかったことはありますか?
「一時期、勉強時間を増やそうとしたら、きつかったです。僕に合っていたのは時間で区切るより『今日一日でここまでやる』『一週間でこの参考書をここまで終わらせる』と決めることでした。それが終われば、余った時間は自由です。ノルマとかタスクを決めてやっていました」
アクシブアカデミーのおすすめポイントは?
―――エイスケ先生と面談があったと思います。どうでしたか?
「めちゃめちゃ話しやすかったです。こちらから分からないところをあまり聞かなかったのですが、質問した時にはめっちゃ調べてくれたり、資料を出してくれたりしました」
―――他にアクシブの良かったことはありますか?
「自分はもともと参考書ベースのやり方が合っていたので、計画を立ててくれたことが良かったです。特に“この日までにこれをやる”と明確になってすごく分かりやすかったです」
―――大学受験は参考書ベースがいいですよね。自分のペースで勉強できて復習もしっかりできます。受験の詳しい攻略方法を教えてくれてありがとうございました!これからも頑張ってくださいね。お疲れさまでした。