お問い合わせはこちら
AXIV ACADEMY YouTube予備校

合格体験記

河上善

合格大学学部

名古屋大学医

医学部保健学科
看護学専攻

併願合格校
聖隷クリストファー大学(奨学生として合格)

名古屋大学の河上善です。私の高校生活や大学受験を振り返り、これから大学受験をするみなさんの力に少しでもなればと思い、勉強法や体験を伝えて行きたいと思います。

アクシブアカデミーを選んだきっかけとして、高校からの近さと兄が通っていたことです。
通いやすさというのは大切なことだと思っていて、自分は受験勉強を始めるのが遅かったので、
高校から近くにあったことは自分にとって時間を有効に使うための強い武器になったと思っています!
そして、自分の兄が過去同じくアクシブアカデミーを利用していて、間近で着々と成果を出していく姿を見ていたので、ここに対する信頼を大きく持てる理由になっていました。

憧れの兄を超えたい!
~名古屋大学E判定から大逆転~

なぜ名古屋大を目指したのか

僕は兄の影響や幼少期の経験から医療従事者になりたいと考えていました。兄が男性看護師としての道を選び、多くの人と直接関わることができる看護師という仕事に興味を持ち看護学部への進学を目指すようになりました。僕は元々は浜松医科大学の看護学部を志望していました。そこは兄が通っていた大学であり同じ道を歩めばいいと考えていました。ですが、高校2年生の頃、ある人に「兄と同じでいいの?」と言われたときまだ時間があるのに上を目指さずに終わるのはもったいないと感じたので、まずは皆に笑われてでも目標を身近で一番高い名古屋大学を志望校に変えたところから僕の大学受験が始まりました。

受験勉強を始めるまで。

僕は高校時代バレーボール部に所属しており、基本は週6で部活を行なっており、帰宅するのも早くはなかったため、部活引退まで学校の課題以外は手をつけられていない状況でした。

また今も続けていますがこの頃からランニングを週1から2回程度行うのが趣味として習慣になっていました。それは今思えば受験期のストレス発散や運動不足解消にもつながったことなので、いい趣味をみつけたなと感じています。

学校内の成績について定期試験については一年のときは120人中30から20番台、2年になってから理系文系と別れるため、自分は理系だったので、50人中の一桁順位程度でした。

勉強自体もテスト週間に課された課題を3周行うだけで、特別なことは何もしていませんでした。志望校については基本は上記にあるような浜松医科大学を志望しておりましたが、好きな漫画の影響もありお酒作りや菌による醗酵に興味を持っていたので東京農業大学の醸造学部も一つの案として検討していました。

受験勉強を始めたきっかけ

自分が受験勉強を始めたきっかけは先輩の一言でした。共通テストを行ったあとに先輩に会ったときに「もっと早くから勉強をしていたらもっと上を目指せただろうな」と言われました。それを聞いたとき少しでも早く始めることは後々自分の求める以上の結果へ繋がるだろうと強く感じたのをきっかけに英単語や基礎知識の勉強から始めました。

アクシブアカデミーとの出会い

アクシブとの最初の出会いは兄が以前通っていたことです。しかし、実際に自分が受験生として家で自主的に受験勉強を行うことの難しさに気づいたときに塾選びを始めました。そんな中なぜこのアクシブに入ることを決めたかというと、一番大きな理由は生徒の自主性を尊重してスケジュールを立ててくれることでした。自分は性格として強制されることが苦手なため、弱点や今伸びている科目を見て案を出してもらい、そこからやりたいことを選択することなどもできて、自分に合った進め方ができました。

コーチ目線

「兄に勝ちたい。」
善さんは説明会でそう言ってくれたのが私との出会いでした。私も生徒指導になるとなかなか熱くなるタイプですので、お兄さんを超えたいという善さんの熱い思いに心打たれたのを覚えています笑ただ入学時(高3 5月)の善さんの共テ得点率は全統共テ50%で判定もE判定スタートでした。

名古屋大学は共テを課す推薦に賭ける受験戦略を提案し、その合格のためにまずは共テ75%取ることを目標としました。善さんとしても二次試験の数Ⅲや理科が残り時間で名古屋大学合格レベルまで到達するのかという心配があったようで、その受験戦略がしっくりきたようです。結果として入学時の高2 1月の全統共テ50%(450点)から、高3 11月共テプレが70%(630点)、本番が75%(679点)まで伸ばし共テを使用した推薦で無事合格してくれました!

今回はそんな善さんがどのような過程でE判定からの大逆転合格を果たしたのか、熱い思いのこもった合格体験記となっておりますので是非最後までご覧ください!

名古屋大に向けた受験戦略

自分は名古屋大学へは推薦入試のみの受験と決めていました。記念受験のため等ではなく、目標が第一志望合格ではなく夢に見る看護師になるために自分に適した場所へ進むことだったことが理由になります。受験勉強を始めた時期が一般的に遅かったため二次試験まで間に合わないと一年間感じていました。入学説明時にアクシブの吉田先生に名古屋大学は推薦に絞って受験し、一般で浜松医科などを受験することを提案してもらいました。

そのため名古屋大学を二次試験まで志望校にしておくことは自分の進む道にとって必要以上にやらなければならなくなると考えていたため、自分の考えと合致し推薦入試のみの受験で名古屋大学を目指すことに決めました。

名古屋大に向けた対策

夏(8月末)までの受験戦略と対策

まず勉強習慣については毎日塾に通い一日10時間以上の勉強とスマホを使わない為にもSNSを全部消して基本的にロッカーや自分から見えないところに置くようにして使用時間を一日1時間以内としていました。

学習については基本的に0からの勉強だったため、まずは基礎知識と復習を始めました。英語に関しては単語や文法、長文の読み方など初歩的なことから実施しました。数学は黄チャートを完璧にするという気持ちでやり込み、分からない問題は解き直しをして何回も復習をしました。国語、理科科目、地理に関してはとにかく基礎を固められるよう教科書やワークを毎日見てました。夏までに基礎を固めることが重要と聞かさせていたので、このようにとにかく基礎を固めました。今思えば共テで高得点が取れたのもこの夏で身につけた基礎力が大きかったです。

秋(9月〜11月末)の受験戦略と対策

模試を何回か受けて自分の弱点が少しずつ見え始め、やってきたことが結果にも出始めたころから、自分はケアレスミスの多さからボールペンで勉強することでミスができない状況を自分で設けることで対策していました。また科目ごとの対策としては数学は発展問題や応用問題など問題のレベルをあげながら問題の解き方のコツや苦手としている問題傾向をあぶり出すことをはじめました。

化学に関しては問題をたくさん解いて復習するだけで地理も講義系資料を図やグラフ、一文一文の細かいところまで覚えるつもりで読む事を続けていました。国語と英語に関しては国語は古典のみ勉強しており、どちらもいろんな文を読んでみたり解いてみて、分からなかった事をその後調べる事を続けていました。11月からは学校でも共通テストの対策等が始まり、共通テストに照準を合わせた勉強をはじめていました。

冬・直前期(12月〜受験)の受験戦略と対策

共通テストが近づいてきて、緊張が高まる中、一回一回の問題も重みが増していき一喜一憂する余裕はないのに常に気分の移り変わりが激しい状態でした。新たな知識よりこれまでの復習がメインになって、間違える問題の数を減らす事だけを念頭に行っていました。正直対策や戦略などはなくここまでくると精神との勝負でただただ目の前にある問題を解くことだけを行っていました。共通テスト当日も邪念は捨てて捨て身で問題にのみ意識を持っていき、ただ解く事だけを意識していました。その後推薦入試のための面接の練習が始まり面接に関しては数をこなすこと以外ではどうにもならなかったと思います。

受験校併願校

私は12月上旬に聖隷クリストファー大学の奨学生入試を受験して3名しか選ばれない奨学生I(4年間の授業料を全額免除に)に選ばれました。滑り止めにトップで合格したことは共テ前の大きな自信になったので、練習のためにも共テ前に受験をしておくと良いと思います!

コーチ目線

勉強についてはとにかく「基本」に立ち返ることを徹底させました。前述した通りまず共テ高得点をとって共テ推薦で名古屋大学に合格することを考えていたため、共テ、つまり基礎の定着がかなり重要だと伝え続けていました。理科は生物と化学のセミナーは何十周とさせましたし、教科書と学校の傍用問題集をベースとして計画を立てました。

具体的には、共テは知識ではなく思考力を問われるため、教科書の文章を暗唱できるくらいまで読み込ませ、授業でそれを生徒から先生に説明させました。その癖がついてきたのか、友達にも自分の知識を披露している姿もありました笑 授業では担当のダイキ先生から『ただ公式を覚えるのではなく、どうして使うのかを考える。答えを知るんじゃなくて過程を自分で考える』と言い続けてもらっていたので、嫌でも考える癖がついたと思います。

ただ、そんな善さんもかなり苦戦したのが「読解力」でした。こちらも共テでは必要不可欠な力ですが、善さんは昔から本を読むのが嫌いだったらしく、私も頭を抱えさせられました。笑

英語の英文解釈があるように現代文も文章の構造や構成を理解する力が必要になります。指示語はどこを示しているか、接続語やディスコースマーカーから予測する力など読み方の基本を叩き込みました。現代文が伸びてから苦手だった数学の文章題など読解力を必要とする問題にも太刀打ちできるようになったと、効果を実感してくれています。また正しい読み方を知ることで読むことの楽しさに気付いたようで、合格後は看護の本を自分で買って読むほどになったそうです。受験で培った力が実生活にも活きてくるのは素敵ですね!

科目別戦略

名古屋大に向けた年間計画表

最初は基礎知識をつけるために暗記系のテキストを中心に始め、模試など多く受けるようになってからは実践的なテキストや問題集を使って問題慣れをするつけるよスタンスで進めていき、後半はテクニックや問題傾向を掴むためにも多くの問題を解くようになっていくスケジュールにコーチが設定してくれました。

コーチ目線

まずは主要教科である英語,数学,化学,生物の基礎を中心に固めました。英語は最初は「共テは文章量が多すぎて読み切ることができない!」と嘆いていました。アクシブの授業内で何が原因で点数を落としてしまっているか、どこに時間がかかってしまっているかを分析してみると、文章をなんとなくで訳してしまっていました。それぞれの文法がどんな役割なのか、つまり英文解釈の力が不足している状態でした。逆に長文の中で分からない単語はほとんどなく、文法の基礎知識は身についていました。英文解釈を実施することで、文の切れ目が分かるようになり、速読にも繋がり共テの過去問では60点以上は安定して取れるようになりました。

数学,化学,生物については、とにかく学校の傍用問題集を自分の言葉で説明できるまで完璧にしてもらい、結果として7月の第2回全統マーク模試以降は英語,数学,化学,生物は偏差値60付近を安定して取ることができています。(模試結果画像をご参照ください!)

夏以降は国語や地理などの副教科を中心に固めるとともに、演習を多めに実施し、「演習→抜けている知識を復習」というサイクルを繰り返すことで穴を作らないように意識しました。

特に共テ形式の演習は多く行い、受験直前期には全ての予備校が出版している共テ予想問題集を解ききり、「もう新たに解く問題がない!」というところまで演習を行ったことが本番の結果に繋がったと思います。

模試結果

1月には共通テスト50%程度でしたが、基礎が固まってきた夏頃から成績が上がり、共通テスト本番では679点/900点(75%)を取ったので、1年間でなんと200点以上アップした! 点数が劇的に上がったのは、英語と化学と地理で、英語は単語、化学はセミナー、地理は理解本など基礎を何周もして完璧にしたことが大きかったです。

科目別戦略

名古屋大に向けた英語の対策・参考書・勉強法

上記にもかきましたが、受験は基礎がどれだけ身についているかが大切だと考えていています。特に英語に関しては単語をひたすら固めたのを覚えています。個人的には単語帳の鉄壁は自分に合っていました。やり切るにはハードルの高いものですが、辞書のような単語量は身につけた分だけ英文やリスニングなどで困る瞬間を減らすことができます。また達成感から自信にも変わるためやればやるだけ結果にわかりやすくつながるためおすすめだと感じました。あとパラグラフリーディングの技術を身につけると文量や内容がいくら難しい問題であっても要点を掴めば全てパラグラフリーディングの中に落とし込むことができ、英語に対するハードルも下がるため、理解するのは難しいがやって損はないと思います。

名古屋大に向けた数学の対策・参考書・勉強法

自分は数学はチャートによる知識の習得と実際の過去問をやることが一番の勉強法だと考えていました。どんな問題でもチャートに載っている典型問題の複合問題であるため、基本的な問題の解き方、考え方を身につけ、その後色々な問題に手を出してみて理解度の確認などを行うことが一番大事だと思っています。そのため数学を技術やセンスで考えず、暗記科目程度に考えて多くの知識から必要な部分だけを取り出す力を磨くように頑張れば、自ずと結果はついてくると思います。

今だから言える受験や勉強で伝えたいこと

受験という体験を特別なものにしすぎないようにすることが大切だと思います。合格を目標にただ直向きに進んでいると周りが見えなくなってしまい、周りの支えに気づけなくなっていったり、自己中心的な考えになってしまいます。だからこそ普通に生活することが大切でこれまで部活をしていて運動するのが好きな人はランニングなど簡単にできることは続けるべきで、好きなことを無理に0にする必要はないです。また睡眠や食事などの生活に必要なことも無駄にしないことです。受験期は時間が欲しくなることは仕方がないことですが、生活リズムを崩すと体調を崩しかねません。実際自分も体調を崩してしまいました。現在コロナによって長い間苦しい状況になる可能性が常に隣り合わせにある中で少しでも時間がほしいときこそ、体調管理を自分で徹底することが大切です。

勉強に関してはYouTubeやネットの記事などで受験についてのものを見る機会も増えるため、いろんなことを言う人がいると思います。何が正しいかわからなくなることもあると思います。そこで大事なのは自分を持つことです。判断基準である自分にルールをイメージしておくことや周りと比べて劣っていると感じて落ち込むよりも自分と比べて成長していることに気づくことなど自分を忘れず目の前にありことを直向きにやっていくことが大切だと思います。

最後に

「自分の場合は、大きい目標があったので頑張れました。でも、思ったようにできなくてへこむということが本当にたくさんありました。いろんな人に目標を宣言して、自分でプレッシャーをかけていたので『やるしかない』と追い込まれました。それが忍耐力と継続につながったと思います」

自分みたいに始める時期が遅いとつらいことも多いし、正直不安になることはばかりだと思うけど、何か目標を持って進んでいる人は踏ん張る力も強いし、現代の進む道が多い中で青春を捨てて一年、いやそれ以上を勉強に注ぐ決断ができた時点でそれはすごいことなので胸をはって、周りではなく自分との勝負に打ち勝ってください!

コーチから

これまで多くの生徒を指導させていただきましたが、志望校に合格した生徒が共通して持っていたものがあります。それは「志望校に対する思い」です。

精神論のように聞こえるかもしれませんが、前提として大学受験は「志望校に本気で行きたい!」という思いがめちゃくちゃ大事だと考えています。いわゆる「主体性」です。

善さんは「兄を超えたい。」という明確な目標があったからこそ、諦めずに最後まで努力をし続け、合格を勝ち取ることができました。反対に志望校や目標への思いが薄い生徒は、なんとなくでしか勉強できず勉強時間や勉強の質が不安定のため、成績が伸びないことがほとんどです。

大学受験は夢や目標を実現する上で人生のターニングポイントです。行ける大学ではなく「行きたい大学」を目指しましょう。どんな将来を描きたいのか、なぜその大学に行きたいのかを明確にしてください。その芯があれば、本気で勉強を続けられます。

「やりたいことが分からない」「変わりたい」という想いがある方は、一度受験相談にお越しください。生徒一人ひとりの目標を「叶える」予備校として創立されたのが『アクシブアカデミー』です。夢に向かって頑張る高校生を全力で応援します!

変わりたい。を叶える

学習時間と学習効率を飛躍的に伸ばしたい方は、無料体験にお越しください。
担任コーチと専属トレーナーのサポートで、あなたの努力とその効果を拡張していきます。

まずは無料体験へ