【大阪大学合格】2年越しの第一志望合格! オーストラリア留学から合格までの軌跡
なぜ大阪大学を目指したのか
大学進学を志したときに卒業後に国家資格を取れる学部が良いと考えていて、大阪大学の放射線技術科学専攻に興味を持ちました。弟が大阪大学の病院に通っていたこともあり、大阪大学はとても身近な大学だったので、大阪大学を目指すことに決めました。
アクシブアカデミーとの出会い
現役の受験が終わったあとすぐに、個別で学習スケジュールをサポートしてもらえる塾を探し始めました。インターネットを使い自宅近くで探したところ、アクシブアカデミーを見つけました。話を聞きに行って、求めているサポートをしてもらえそうだと思い入学しました。また、そのときすでに同年の8月からオーストラリアに1年間のワーキングホリデーに行くことが決まっていて、アクシブアカデミーではオンラインでの指導も可能だということから、オーストラリアで生活している間もオンラインでサポートしてくれることが良かったです。学習スケジュールをサポートしてもらえて、オンラインで面談や授業を受けられるというところで、自分にはここしかないと思いました。
コーチ目線
初めて彼がアクシブアカデミーに来て話をしたとき、1年間オーストラリアでワーキングホリデーに行くから2年後の大学受験に向けて取り組みたいと言われて、かなり驚いたことを覚えています。
今まで、2年計画で難関大を目指していきたいと言われたことはありましたが、
1年間オーストラリアに行くからというのはもちろん初めてでした。
ワーキングホリデーは2022年8月から2023年8月までの1年間で、これは帰国後の半年が勝負だと確信しました。
それまでに何をやるべきか、どのような準備をしていくかで志望校に合格するかどうかが決まってくると思ったので、まずはオーストラリアで生活する間の学習を想定して、学習計画を組み立てていったと思います。
最初の出会いから衝撃でしたが、内容が内容なだけに、これはアクシブアカデミーでしかサポート出来ないと最初から思っていました。
合格するまでの軌跡
2022年2月:大阪大学受験(現役)
2022年4月:アクシブアカデミー入学
2022年8月〜2023年7月:オーストラリアで生活
2024年2月:大阪大学受験(浪人)
現役時代
共通テストでは数学が難化した年で、D判定と微妙な結果でした。二次試験も理科が間に合っておらず、挽回出来ずに不合格となってしまいました。正直、共通テストが終わってから全然勉強しておらず、根拠のない自信を持って二次試験に挑んでしまったと思っています。現役時代は自分で勉強する内容を決めて取り組んでいましたが、性格的にもムラが出てきてしまうタイプで、自分一人だと浪人しても同じことになるだろうなと思いました。
浪人決定〜オーストラリア出発まで
共通テスト後から全然勉強出来てなかったこともあり、このまま浪人生活を始めてしまうと、きっと堕落していくと思いました。特に親元で生活すると、どうしても自分に甘くなってしまい、勉強に向かえないと直感的に思ったので、親元で生活するのではなく、場所を変えて一人で生活しながら受験勉強をすることを考えていました。
最初は日本国内で住み込みのリゾートバイトをすることを考えていましたが、親に相談したら、オーストラリアでのワーキングホリデーを提案されて、海外で生活することを決意しました。父親談「息子にはそもそも海外での生活を一度は体験してほしかったです。浪人生活をする中で、働きながら勉強するという発想は自分にはなかったのですが、息子からその相談を受けたときに、それなら国内ではなく海外で生活したらどうかと思い、ワーキングホリデーを提案しました。
自分自身も在学中にイギリスへ留学したことがあり、非常に良い経験だったと今でも思います。海外の文化に触れることで自分の世界が広がっていくと思っているので、良いタイミングだと考えていました。現役時代の反省から、学習スケジュールをサポートしてくれる塾を探していて、アクシブアカデミーと出会いました。オーストラリアに行った後もサポートを受けるかどうかは考えていませんでしたが、アクシブアカデミーはオンラインでの指導環境も整っており、オーストラリアで生活している間もサポートを受けようと思いました。
渡航前は、オーストラリアで生活するための手続きや準備などを全て自分で行っていたのと、オーストラリアに行ってからの生活もイメージしてバイトもしていたので、勉強時間はあまり取れず、アクシブアカデミーでは生活スケジュールの管理をサポートしてもらいました。
オーストラリア時代①(バイト決まるまで)
オーストラリアに行ってからはまず語学学校へ行きました。ホームステイをしながら8月〜9月の1ヶ月ほど語学学校で勉強しながら、次の移住先とバイト先を探していました。語学学校はそれなりに忙しく、オーストラリアでの生活にもまだ慣れていなかったので、なかなか勉強が出来ない日々が続きました。
次の移住先も条件に合うところが非常に少なく決めるのに難航していたのと、オーストラリアは10月ごろまで閑散期でなかなかバイト先も決まらなかったので、気持ち的にもしんどく勉強を出来る状態ではなかったと思います。
そんな中でもホームステイ先にホームステイメイトが増えることになり、彼女は日本語も英語も堪能であったため、バーに連れて行ってもらったりすることで、精神的な支えにもなりました。オーストラリアは飲酒が18歳から合法で、バーでは色々なお酒を楽しませてもらいました。特に「アップルサイダー」というビールがとてもオススメで、オーストラリアに行った際は是非試してみてほしいです。
オーストラリアで生活を始めた8月〜10月の2ヶ月ほど勉強が出来ない日々が続きましたが、移住先やバイト先が決まらなかったり、ホームステイメイトにバーへ連れて行ってもらったり、日本では出来ない経験をすることが出来て、自分の人生にとって良い期間であったと思います。
オーストラリア時代②(バイト決まった後)
上記のようになかなかバイトが決まらなかったのですが、立て続けに3つバイトが決まり、いい意味で忙しい日々がはじまりました。流石に3つ行うのは1ヶ月で断念し、残りの期間はバイトを2つに絞って生活をしていました。バイトが決まると生活リズムが安定し、家事や勉強にも良い影響があったように思います。
家事は全て自分で行い、食事も基本的に自炊をしていました。余談ですが、たまにUberEatsを頼むこともあり、便利すぎて何度も続けてしまいました…これから一人暮らしをする学生の方は大いに気をつけてもらえたらと思います。
生活スケジュールとしては、週5回ほどバイトが入っている日があり、週2回はオフでした。バイトは基本的に昼の時間か夜の時間で5時間ほどだったので、バイトのスケジュールに合わせて、勉強する時間と内容を組み立てていました。
勉強時間は大体1日3時間ほど、週で20時間前後で安定していました。自分の性格上、一度に長い時間勉強に集中出来ないので、バイトに行く前と行った後に少しずつ勉強時間を取っていました。オフの日は溜まっている家事をしないといけなかったので、オフの日でも勉強時間は一定でした。また、朝は必ず散歩に出るようにしていて、起床時間を一定にすることで生活リズムを整えられていたように思います。
勉強内容としては、2〜3ヶ月スパンで1科目に集中することを小東先生からアドバイスを受け、物理→化学→数学の順番で帰国するまでの学習計画を立ててもらいました。物理化学は苦手科目で基礎から覚え直す内容も多かったので、オーストラリアで生活する中で勉強を進めていくことも含めて、1科目に集中する勉強計画で進めたことはとてもよかったと思います。
オーストラリアで生活していた1年間は他の受験生と比べて勉強時間はとても少なかったと思いますが、限られた時間の中で集中して勉強に取り組めたことで、大きく学力を低下させることなく1年間を過ごせたと今では思っています。
帰国後〜共通テストまで
帰国後すぐに共通テスト模試があったのですが、案の定良い成績とは言えず、共通テストまでの残り5ヶ月でどれだけ学力を上げられるのか不安でした。ただ、小東先生から二次試験で挽回することと、共通テストに向けては地理に集中することをアドバイスされて、気持ちを切り替えることが出来ました。国語は不安でしたが、他の科目でカバーしようと思っていました。英語数学物理化学については二次試験の対策を行いました。特に数学物理化学はずっと授業をしてもらっていたトレーナーの人から二次試験を想定して、問題集への取り組み方や難しい問題への向き合い方を教えてもらって、徐々に過去問も解けるようになっていきました。
オーストラリアで生活しているときも定期的に生活スケジュールや勉強内容の達成度を管理してもらっていたので、帰国後も良いスケジュールでスムーズに受験勉強を始めることが出来たと思います。高校時代の学力を維持するだけの勉強しかしていなかったため模試ではあまりいい成績がとれず、これから4ヶ月でどれだけ伸ばせるのか不安だった。
特に共通テストの国語と地理は1年半ほどのブランクがあったため、今からどれだけ感覚を取り戻せるか心配だった。 →二次試験で挽回すると気持ちを切り替えて、二次試験科目と地理だけ集中しようと決めたら、 不安感が無くなった
共通テスト〜合格発表まで
共通テスト後の判定では大阪大学で無事B判定を取ることが出来ました。神戸大学ではA判定が出ていて、小東先生や両親とどちらにするか相談をしましたが、入学後の環境や学ぶことを考えて大阪大学を受験する決意をしました。二次試験に向けての勉強は英語数学物理化学どれも行ってきていましたが、物理化学は苦手だったこともあり過去問演習をスタートするのが遅れていました。
共通テスト後に物理化学の前年度の過去問を解いてみたところ、全然解けなくて困ってしまいましたが、トレーナーの先生から注力する分野を絞る対策を提案してもらって気持ちが楽になりました。英語数学はこれまでも過去問を多く解いてきていたので、直前の対策は物理と化学に多くの時間を割き、少しでも良い点数を取れるように、トレーナーの先生に細かく指導してもらいながら対策を進めていきました。
試験が終わった後は合格してるかどうか全くわかりませんでしたが、併願校で受験していた関西学院大学は既に合格していたので、受験が終わった達成感がありました。無事合格していて本当に嬉しかったですし、オーストラリアに行った1年間も含めて、2年間の大学受験生活はとても良い思い出になったと思います。
数学・英語はずっと2次試験対策をしていたため特に心配していなかったが、理科2科目は現役時代から苦手意識があり、前年度分を解いてみたところ若干の絶望。もともと好みではない科目には集中できない性格でもあり、勉強する分野を絞って対策を提案していただきありがたかった。
大阪大学に向けた対策
大阪大学に向けた英語の戦略(参考書、勉強法など)
正直オーストラリアでの生活で得た英語力はあまり受験英語には役立たなかったように思います。ただ、日常で英語を使って生活していたので速読力は上がった気がしました。単語力は常に課題でしたが、生活しているときもわからない単語があればすぐに調べる習慣がついていたので、単語帳での勉強はせず、生活の中で得た単語力に頼った受験でした。
大阪大学に向けた数学の戦略(参考書、勉強法など)
得意科目で唯一2年間勉強を続けた科目でもあります。ただ、以前は行き当たりばったりの解き方をしていて、時間がかかっていたりミスが多かったりしたのですが、トレーナーの先生との授業の中で問題を系統ごとに分析して、それに合わせて問題を解いていく解き方を教えてもらってからは、点数も安定してきてさらなる自信に繋がりました。
トレーナーコメント
引き出しの多さや発想力が彼の強みだったと思います。ただ、その解法を選んだ理由を聞くと、「なんとなく」や、「見たことがある」といった調子だったので、安定感に欠ける部分が怖い点でした。そこで、数学を分野ごとに体系化し、自分の知識を整理してもらった上で、問題を解くときに根拠を1つずつ付けることで安定感を確保し、どの問題にあたっても大丈夫というメンタルを作ってもらいました。また、阪大で出題されやすい、証明問題や初等幾何の図形問題、maxmin問題等を体系化し、多くの問題にあたってもらいました。
大阪大学に向けた物理の戦略(参考書、勉強法など)
大阪大学では力学・電磁気・原子の分野が出題されやすい傾向にあったので、この分野にかなり絞って勉強を進めていました。元々苦手科目だったこともあり、電磁気と原子の分野は理解することが難しかったので、参考書を使って公式に対する理解をなるべく深められるようにして記憶の定着に努められるようにしていました。
トレーナーコメント
数学が強いため、数式を用いた物理現象の処理が強い印象でした。一方で、定性的な理解が苦手だったので、長い間それを意識して問題を解いてもらいました。出やすい分野の中で、電磁気と原子の安定感が薄かったので、自分の解答に1つずつ理由を付ける練習とともに演習してもらいました。これにより、公式や性質に対する理解が深まり、「丸暗記」を減らして基礎を作る狙いでした。参考書は主に重要問題集でした。二次試験直前では、分野ごとに出やすい部分や、忘れていそうな部分をピックアップして解いたり思い出したりしてもらっていました。
大阪大学に向けた化学の戦略(参考書、勉強法など)
一番の苦手科目で暗記するのがとてもしんどかったです。どうしても単純暗記が苦手なので、現象の原因を理解するために教科書や資料集を読みこむようにしていました。
トレーナーコメント
膨大な暗記量を前提とした上での科目なので、まずはそこを乗り越えてもらいました。ただ、単純な暗記では問題が解けないので、分野ごとに教科書を暗記してもらい、すぐにその分野の演習をしてもらうことを意識してもらいました。また、アクティブリコールという手法を実践してもらい、暗記効率を底上げしてもらいました。アクティブリコールとは、覚えたものを実際に使いながら思い出すことで、記憶の定着に良いとされています。彼も苦手な科目であり、なかなか自分から勉強しようとはならなかったため、化学の暗記テストや問題演習を授業内で扱ったり、モチベーションを維持したりをメインで授業していました。
共通テストへの戦略(参考書、勉強法など共テのみ使用の科目)
国語は直前期に問題演習を行っただけでこれといった対策をしていません。他の科目でカバーする予定でした。地理は9月から参考書を読み込み、地理という科目の面白さを知ることが出来たことが点数が上がった要因だと思います。小東先生からも地理の点数を上げようと言われていたので、本番で最高点を取ることが出来てよかったです。
コーチ目線
約2年間の受験生活における各時期のサポート内容については上述したので、ここでは各科目の細かな戦略について書いていきたいと思います。
英語
元々苦手ではなかったことと、オーストラリアで生活することもあったので、本格的に二次試験に対して取り組んだのはオーストラリアから帰国した後です。オーストラリアでの生活でリーディングは問題ないと判断していたので、主に英文和訳と英作文への対策を行いました。
日常会話の英語ではなく受験英語を考えると、その二つで点数を高めていくためには細かい英文法に従って解答を作っていく必要があるので、その点がオーストラリアでの生活では対応出来ない部分だと考えていました。大阪大学はその二つの配点が高くなっているので、その点でもその2点に注力した学習内容としました。共通テストについてはリーディングが問題ないという判断のもと、直前に過去問演習をする程度に留めています。
数学
得意教科でトレーナーと授業をした時間が一番多かった科目です。勉強時間も一番多かったように思います。入学時には十分な能力があったため、私が彼の数学に対して取り組んだことは参考書選定と過去問スケジュールのみでした。
過去問スケジュールについては国公立大学の過去問をレベル毎にクリアしていくという形を取りましたが、大体2023年11月ごろには大阪大学にチャレンジ出来るくらいまで到達していて、かなり順調に進められた科目だったと思います。
物理
こちらは英語・数学とは違って、入学時に共通テストレベルへの到達が必要な科目でした。入学時からイメージしていた戦略だと、オーストラリアから帰国するまでに共通テストレベルをクリアすることを最重要事項とし、それに向かって学習を進めてもらいました。オーストラリアにいる間の2022年11月〜2月ごろにかけて集中的に学習へ取り組みました。
帰国後は二次試験対策を進めましたが、模試で不安定なところがあったり最後まで不安な科目ではありました。ただ、大阪大学の二次試験では60%以上の正答率があり、理科を牽引してくれた科目に成長しました。
化学
こちらも英語・数学とは違って、入学時に共通テストレベルへの到達が必要な科目でした。また、彼は暗記することがあまり好きではなく、英語数学物理化学の中では一番苦手意識のある科目でした。
こちらも物理と同様に、オーストラリアから帰国するまでに共通テストレベル(7割以上)をクリアすることを最重要事項とし、それに向かって学習を進めてもらいました。化学はオーストラリアにいる間の3月〜6月にかけて集中的に学習へ取り組みました。
帰国後も同様に二次試験を想定した学習を続けましたが、共通テストを意識した学習をもう少しできる時間があればとは思いました。どうしても苦手で好きにはなれなかったようなので、最終的には英語・数学・物理でカバー出来てよかったと思います。
その他
上述されているように、国語の学習は共通テスト前の演習のみでほとんどすることなく、英語・数学・物理・化学以外の学習は全て地理の学習に当てました。彼の志望校の場合、地理だけ配点に傾斜がかからず、素点がそのまま使えるので、他科目に比べて点数を上げることへのメリットが大きかったことも理由の一つです。
彼にもそれを伝えて、帰国後から共通テストまで取り組んでもらった結果、共通テスト本番までに大きく点数を伸ばすことが出来ました。受験後に彼とも話しましたが、地理の学習に時間をかけて点数を上げられたことは、結果的に彼の大学合格にとって非常に大きな要素だったと思います。
受験校併願校選定について
コーチコメント
2023年12月にこれまでの模試の結果も全て出揃い、最終的な併願校の選定を行い、関西学院大学建築学部としました。模試の結果を踏まえると共通テスト利用入試で十分に合格可能性があったことと、彼が大学や学部へ興味が持てるというところで選んでいます。
共通テスト後にはその点数も踏まえて、大阪大学を受けるか神戸大学を受けるかについて彼とご両親と共に検討をしました。大阪大学はB判定、神戸大学はA判定で安全を取るなら神戸大学を受けるという選択も十分に考えられるため、私から彼とご両親に提案をしています。
大阪大学は第一志望なので十分に調べてくれていましたが、神戸大学のことを彼はあまり知らなかったので、神戸大学へ実際に行ってもらったり、在籍しているトレーナーに話を聞いたりして1週間ほど検討をしました。
国公立大学に落ちてしまったときに関西学院大学へ進学することも考慮しましたが、最終的には大阪大学を受験することを決め、そこから約1ヶ月はラストスパートを頑張ってくれました。
模試結果


今だから言える受験や勉強で伝えたいこと
受験を終えての振り返り
私の浪人生活は多くの人とかけ離れたものであったと自覚していますが、この2年で得られた心の持ち方の変化はこれから生きていく上で重要になると考えています。
私が理系であるために、これからの人生の大部分を大学に入る時点で決めなければいけませんでしたが、世間では“ギャップイヤー“と称されるこの2年間で幅広く考えを巡らせることができ、大学や学部を決める手助けにもなったと考えます。
あまり自制できない性格である自分にとって、1週間を1時間ずつ、私の性格や集中できる時間の限度を考えながらスケジューリングしていただけたり、1週間に1度、成果がどうであったかヒアリングしていただけるこの塾は最適であったと改めて実感しています。
未来の受験生に伝えたいこと
勉強法
綺麗事かもしれませんが、自分の興味のあることに繋げた学習を試してみてください。1度見た事のある海外のドラマや映画を字幕で見ると、新しい発見があると同時に勉強をした気にもなれるためおすすめです。
学校との付き合い方
オーストラリアに行くことも報告していませんでした。意欲的であることも大変素晴らしいですが、関係性はそれほど長く続くものでもないためほどほどでいいです。
しかし浪人生活をしている間は、バイトなど積極的に対外思考にならない限り家族以外とのコミュニケーションが著しく減少します。自尊心を維持するためにも、新しい人間関係を築くことももちろん大切ですが困難であると思いますので、学生時代の友人との関係も大切にしていてください。
息抜き・休憩の仕方
日本はとても安全なので、ギターをかき鳴らしたり重厚なピアノが鳴り響く曲を聴きながらする夜の散歩はとても気持ちが良いものですよ。
大学別対策
科目ごとにほぼ決まった問題のフォーマットが存在するため、大学ごとの対策は非常に重要だと考えます。
例えば大阪大学の英語の場合、日本語訳・長文読解・自由英作・英訳がそれぞれ大問1つ分出題されます。この中では特に自由英作が、英語力だけではなく説得力のある日本語文を発想する国語力をも必要とするため、単純に英語を猛勉強するだけでは高得点を取ることが難しいと思います。その対策として、お題に対してある程度の分量の論理的な日本語文を瞬発的に思いつくためのトレーニングをするように、他の科目でも同様に大学ごとの対策をすることが高得点を取る第一歩であると考えます。
終わりに
親元以外の場所で受験勉強をすることは容易ではありません。実際に私も勉強時間を取れない日々もありました。しかし、特に理系の皆さんはたったの18年間で得た知識だけで将来の職業や自分の人生の生き方を決めなければなりません。決して容易なことではないと改めて思います。
もし将来のことに不安を感じているのなら、少し休むことも覚える良い機会かもしれません。オーストラリアに行くことを提案してくれたのも、出発費用を出資してくれたのも親です。いい意味で放任主義である私の親は私にとってとても居心地が良く、感謝してもしきれません。
ここまでの内容はあまり参考にならないでしょうが、多くの受験生が歩む道のりをたとえ外れてしまっても、どうにかなると漠然と考えて生きることも楽しいものであると知っていて欲しいです。そんな考え方の私にAXIVは寄り添っていただきました。とてもありがたかったです。気楽に生きてくださいね。
コーチコメント
上述の通り、彼とは非常に特殊な2年間を過ごしました。学習塾でコーチをしていて生徒指導をしているにも関わらず、彼に指導した内容の多くが勉強のことではなく、
どちらかというと新社会人に対して仕事への取り組み方を指導しているような感覚だったと思います。
特に彼がオーストラリアで生活をしていてそれをオンラインでサポートしている間は、常に自分の仕事がこれで合っているかを自問自答しながら彼との面談に臨んでいたことを覚えています。
幸いなことに彼は非常に優秀な生徒で、学習面の細かな指導が自分からは必要ないと判断出来たことが、自分の役割がこのサポートで間違っていないと思える要素だったのかなと今は思っています。
私を信じて勉強を頑張ってくれた生徒とサポートを任せてくれたご両親に感謝の気持ちでいっぱいです。非常に特殊でもう同じサポートをすることはないとは思いますが、非常に良い経験でした。オーストラリアでのご両親も含めた面談はとても楽しかったですね。大学受験お疲れ様でした。

