やりたい研究のために、苦手な科目と向き合いつかんだ合格!
受験勉強を始めるまで
私は幼い頃から生物が好きでした。その為、中学校、高校とも生物部の強い東京農業大学第一高等学校に入学しました。生物部に入部し、グループで多摩川の鳥類層の研究を4年間行いながら、個人でメダカの視覚の実験を行ったり、海外の熱帯魚に関心を持ち論文を読み漁りました。部活の人はそれぞれ生き物の専門分野を持ち、交流の中で新しいことを多く知ることができました。そして、多くの生き物と関わりを持つことで、自分が将来大学で研究したい内容を見つけていきました。
しかし、部活に熱中するあまり勉強がおろそかになり授業に追いつくことが難しくなりました。自分がやりたい研究をするためには、大学に合格するための学力が必要だと言うことは理解していましたが、具体的なイメージがあまり湧いておらずやる気が無い状態でした。
アクシブアカデミーに通い初めて一番変わったことは?
学校の宿題以外に机に向かうことがあまりなかった自分が、自習室に行って勉強をするようになりました。 自習室は駅から近く学校帰りにも通いやすかったため、サボることがあまりありませんでした。周りにはコンビニやライフ、モスバーガーなどの飲食店が多く、長時間の自習室滞在もしやすかったです。朝7時くらいから夜10時まで空いているため、自分が行きたいと思ったときに必ず空いているのが、自分のモチベーションを維持する上で良かったです。
夏休みは、猛暑のため自宅から出ることに抵抗を覚えていましたが、コーチが2週間に一度自習室の滞在時間の目標を立ててくださり、なんとか通うことができました。しかし、冬休みは外が寒すぎ、燃え尽きになっていたため無理のない程度に通い、残りは勉強してきた量で判断してくださり、臨機応変な対応に助かりました。
また、勉強をすることの楽しさを教えて頂きました。特に苦手だった数学は、根本的な理解とイメージができておらず、良く分からない数式の計算だと捉えていました。私自身が何を理解していないのかを、曖昧な質問からくみ取りかみ砕いて教えて頂ける事で、数学の面白さを学ぶ事ができやる気が向上しました。数学以外にも化学も教えて頂き、苦手意識が少し改善されることとなりました。
アクシブアカデミーに通い初めて成績の推移を教えてください
第2回全統模試(高2)

全統プレ共通テスト模試(高3)

高校二年生の夏は全体的に成績が低かったです。特に、英語、数学の必須問題、漢文が苦手でした。 英語は今まで国語で身についていた文章力で誤魔化しながら解いていました。 そこで、英単語の暗記、文法の理解という基礎的な部分を固め、その後忘れないように繰り返し復習をしていました。 数学は得意な問題と苦手な問題に大きな差がある状態で、苦手な部分は基本的な理解から危うい状態でした。選択問題はS、総合でもBということからあまり苦手なように見えないかと思いますが、選択式の問題の時になんとか解けているだけで、記述式の模試や学校のテストは散々な結果でした。アクシブにも数学を習うため、入塾しました。先生が理解できていない部分に気づき、そこを詰めてくださることで段々と理解できるようになりました。特にこの模試では使用しませんでしたが、数学Ⅲもお勧めを受けた「ハイレベル数学Ⅲ」と先生による指導で救い上げていただきました。そして、最終的には共通テストで数学ⅠA91点数学Ⅱ79点を取ることができました。
プロコーチとの戦略授業はどうでしたか?
私は勉強から逃げようとしてしまう人間でした。アクシブに通ってからは、プロコーチと共に2週間に一度進捗の確認と学習計画の作成を行うことで、勉強から逃げることができなくなりました。また、やる気がなくなり燃え尽きかけていた時も渇を入れるなどの精神面のサポートもしてもらいました。他にも入塾目的ではなかった英語のサポートもしてくださり、英単語のテストや文法の確認を面談の際に行いました。
勉強に使っていた問題集は学校で配布された物や定番と呼ばれる物しか使っておらず、例として数学は青チャート、化学はニューグローバルのみを使っていました。持っている問題集を周回することで、少しは学力が向上しましたが定期テストや模試で伸び悩んでいました。そこで、プロコーチからオススメされた「ハイレベル数学Ⅲ・Cの完全攻略」と「化学の点数が面白いほどとれる本」を利用し、成績が上がりました。どちらも受験の最後まで使った問題集です。生徒に必要な問題集を見極めることは本人では難しく、プロコーチがいたからこそ、この問題集と出会うことができました。
受験が近づくと、進路や受験制度の決定をしなければならなくなります。自分で決めた方針でどこか不備がないかのチェックや提案を受け自分が納得できる受験方針を組むことができました。
専属トレーナーとの個別授業はどうでしたか?
個別授業という形上、サボる事が難しい環境に置かれます。授業中に質問する問題を用意しておかなければならず、事前に問題を解いて分からないところを選定しておく必要がありました。プロコーチとは異なり、短いスパンで確認を受けるため後半に詰め込んでごまかすこともできません。その為勉強する量が単純に増え、質問をまとめるためにじっくり問いと解説を読み込むため質も向上しました。
1:1の授業だから聞きたいところだけ聞くことができ、自分が理解していなかった基礎の分野も気づいて説明してくださいました。実際に受験を体験し、同じ問題集を利用していた先生もいらっしゃったため、教え方も明快でわかりやすかったです。先生と初めてお話しするときは緊張していましたが、気さくで話しやすくて助かりました。この先生方に教えて頂けて本当に良かったです
受験校の選定はどうしましたか?
自分のやりたい研究室があるかどうかで選びました。私の場合、魚類、マウスのマクロな研究に興味がありました。この基準で選んだ大学の過去問を軽く夏休みに解いてみて、相性があまりにも悪い大学を諦める形としました。12月まで粘って過去問を解いていた大学もありましたが、志望順位も問題の相性も合格の可能性も低かったので共通テスト利用だけ受けました。
また、偶然行った先輩の大学のオープンキャンパスでとても良い研究室を見つけ、志望校に追加するなどありました。その志望校には総合型選抜で受験し2次試験で落ちましたが、個人的にはとても良い経験になったと思います。オープンキャンパスに実際に行ってみて、より一層行きたくなった大学と、志望度が下がった大学があり、オープンキャンパスに行くことをオススメします。
今だから言える受験や勉強で伝えたいことやこれからの受験生へのエール
私は好きなことには夢中になれますが、それ以外のことには全く興味を持てない性格でした。その為、生物に関することは熱心に取り組むのに、社会や数学、化学の勉強については定期テスト以外全く行っていませんでした。定期テストさえも必要以下の勉強量だったと思います。高校のテストの順位は下から数えた方が早く、集団の塾に通ってみても、集団に紛れてこっそりとサボろうとする始末。中学受験にお世話になった先生にもこのまま行くと、大学受験で大変な目に遭うと予言されていました。アクシブアカデミーにお世話になってからは、コーチから逃げることもできずしっかりと勉強をできていたと思います。
受験期になると、周りからあまり思い詰めなさそうと言われやすい自分が、初めて精神的に追い詰められました。ペットの世話も最低限しかできなくなり、共テ後からは腹痛と胃痛から栄養ゼリーとうどんのみの生活をしていました。2月後半からは、やっと受験に慣れが出るようになり、体調も回復しました。初めて精神的な問題で身体に大きな影響が出たので、自分のメンタルの強弱や向き合い方を学ぶことになりました。いつも緊張しないと思っていても、実際は異なることがあるので覚悟をしていた方が良いです。周りの友人もいきなり泣き出したり、何故か涙が止まらない子もいるので精神的な拠り所を作っておくべきだと思います。
大学受験を経験して、不合格の大学も合格の大学もどちらもあります。合格したときはとても嬉しかったし、不合格の時はかなり落ち込みました。ただ、自分の実力による結果を真正面から突きつけられて、分かったことも多くありました。終わるまでは嫌な気持ちでいっぱいだったけれども、今は経験して良かったなと感じています。
コーチ目線
志野さん、上智大学理学部物質生命理工学科 合格、おめでとうございます!
入学当初は自習する習慣がほとんどなかった志野さんでしたが、少しずつ学習の習慣が身につき、気づけば勉強が当たり前のように日常の一部になっていましたね。
2週ごとにある私との戦略授業では、自習室に来る約束をし、そのたびに自習時間の記録を更新していったことが印象に残っています。特に夏休みは毎日10時間以上の勉強に取り組み、その努力が秋以降の学力向上にしっかりとつながりました。
数学が苦手で克服したいという思いで入学した志野さんが、受験直前期には数学を一番の得意科目にまで伸ばしたこと、本当に素晴らしかったです!それまでの「ただ暗記する」勉強法から、「解法や公式の理解」を重視する学習へと切り替えたことで、成績がぐんと伸びていきましたね。戦略授業で紹介した参考書や、個別授業での理解を深める指導が効果的だったと感じています。
また、生物への愛情と探究心は、ずっと一貫していて、あらゆる科目を生物と関連づけて学習していた工夫はとても印象的でした。
面談の際にも、生物の話になると目を輝かせて話してくれる姿を今でもよく覚えています。
大学では、大好きな生物の世界を存分に探求し、充実したキャンパスライフを送ってくださいね。これからのさらなる活躍を心より応援しています!

