スマホゲーム依存症part１５

こんにちは！

アクシブアカデミー 東陽町校の及川です！

今回はスマホゲーム依存症についてお話していこうと思います。

スマホゲーム依存症part１４の続きとなりますので、まだ読んでいない人はそちらを先にお読みください。

樋口進さんの著書 ”スマホゲーム依存症” を参考にお話します。

スマホゲーム依存に投薬は有効か？

ネット依存やスマホゲーム依存の治療に薬を使うことはありません。

もちろん、依存者が睡眠障害を起こしていると判断すれば睡眠導入剤を、「プレーし過ぎで頭が痛い」と訴えれば、鎮痛薬を処方することはありえます。

とはいえ、ネット依存やスマホゲーム依存への効果が証明された薬は、２０１８年時点では存在しません。

つまり、エビデンス（科学的根拠）からすると、薬物を使って治療は行えないはずなのです。

スマホゲーム依存者の中には、心の病を併発している方もいます。

例えば、ADHDとスマホゲーム依存は全く異なる病気ですが、両者は、衝動をコントロールできない、暴力的な言動をとる、朝起きられない、と言った症状がとても似ています。

スマホゲーム依存を原因とする依存行動にADHDが拍車をかけているという場合もあれば、その逆パターンも考えられます。

どちらの病気からより強い影響を受けているかを判断することは難しいですが、そうした場合には、ADHDの治療で一般的に使用されるアトモキセチン、メチルフェニデートなどの薬を服用することによって、暴力的な言動や昼夜逆転生活が緩和・改善する場合もあります。

毎日、依存者とひとつ屋根の下で向き合われているご家族の方には、これだけでも大きな負担の軽減になります。

このように、スマホゲーム依存とADHDを合併している依存者に対して、ADHDの治療薬を使うことはあります。

しかし、スマホゲーム依存そのものを改善する薬はありません。

スマホゲーム依存の治療においては、基本的に薬物治療は行わないということを覚えておいてください。

もし、スマホ（オンライン）ゲーム依存についての知見を持たない医師から、特に明確な説明がないなな投薬治療を勧められるような場合には、遠慮することなくセカンドオピニオンをとることも検討してもらいたいと思います。

スマホゲーム依存の治療プロセス

筆者が院長をつとめる久里浜医療センターでの治療プロセスです。

詳しくは久里浜医療センターのHPをご覧ください！

電話予約

受信は完全予約制なので、予約なしで受診をしようと思っても、受付をすることができません。

また、ご家族のみのご相談も受け付けています。

受診（インテークおよび診察）

来院して、診察の前に臨床心理士がお話しをうかがいます。

血液検査や整理機能検査などを実施後、ネット依存外来担当の精神科医師による診察を行います。

通院

治療方針を決定するため、脳画像検査や体力測定、心理検査などを実施します。

診察や検査の結果を踏まえて、適切な治療法を提案していきます。

NIP-久里浜医療センター独自の治療法

ネット依存やスマホゲーム依存の治療に関する久里浜医療センター独自の取り組みとしてNIP（ニップ）という活動をご紹介します。

NIPとは、「新しいアイデンティティーを発見するための治療プログラム」と考えていただければ結構です。

その狙いは

1. ネットやスマホから離れた環境で一定の時間を過ごしてもらう
2. 運動療法や作業療法に取り組みながら、体を動かす爽快感を思い出してもらう
3. 他者とのコミュニケーションスキルを磨いていく

詳しくはこちら

スマホゲーム依存に悩む家族へのアドバイス

いかがでしたでしょうか？

この他にも、「スマホ断ちツアー」や「ネット依存治療キャンプ」もあります。

次回 ”スマホゲーム依存症part１６” では最終章「スマホゲーム依存に悩む家族へのアドバイス」についてお話していきます。

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また、各学校学部学科に対応した対策、さらに一人一人に合わせた計画を作成しています！

対策を深く掘り下げ一人一人の特徴に合った対策、それを実行するための計画を一人一人と対話をしながら作り上げていきます！

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詳しくはアクシブアカデミーのHPをご覧ください！

ぜひアクシブアカデミーで一緒に頑張っていきましょう！