明治大学

明治大学とは

明治や明大と略される明治大学は東京都千代田区に本部を置いている私立大学ですが、本部を置くという表現からも理解できるようにキャンパスが広い上に各所に点在しているのもこの大学の特徴の一つです。
創設されるきっかけになったのは1881年にフランスの自由民権における思想について学んだ青年法律家が、近代の市民社会を担うべく優れた若者を育みたいと考えたためで、当初は小規模な学び舎が現在では東京都内に3つのキャンパスを構え、神奈川県の川崎市にも1つのキャンパスを有する程になりました。
2017年度に明治大学に出願書類を提出した出願者の数は11万3千507人にものぼり、国内に数ある大学の中で4位に位置し、学生達の間での人気ランキングでは堂々たる1位です。

 

明治大学のオススメポイント

創設者が若者将来を担う若者達を全面的にバックアップしたいという思想を強く抱いていた事もあり、明治大学には学業はもちろん学生生活を支えるための支援策が多数用意されています。
そうした思想を裏付けるのが、レポートや課題の提出の他に日頃から知識を得るために利用する図書館が挙げられ、所蔵されている書籍数が多い上に建物自体も見直され非常に快適な空間で利用できるようになりました。
気になった書物をすぐに閲覧できるよう椅子やテーブルの位置に工夫がされている他に、一切邪魔をされずに黙々と自習に励む事ができるスペースもあります。
また、明治大学は学生の数が多い事から必然的にOBの数も多く、社会に出て仕事をしている際に同じく明大の出身であるというように話が弾みます。

 

明治大学の入試のポイント

学部によっても差異がありますが、明治大学の入試でポイントになる事柄は記述と論述のバランスが良く出題される上に、選択肢から選択する問題も少量ながら見られる事です。
選択肢から選択する問題は記述や論述に比べると難易度が低いように感じられる事が多いのですが、全容を把握していなければ正解を見つけ出せないですし、途中の加点が認められないのでミスをした時のダメージは大きいです。
中でも難しいのは法学部で70字以下の論述問題が出題され、記述されている事は19世紀のドイツで起こっていた法治主義での思想の特徴や、世界人権宣言が成された時の日本の留保に纏わる内容です。
さらに、経済分野も絡めて出題されるので憲法や時事問題はテキスト以外もチェックしておきましょう。

明治大学キャンパス所在地

【駿河台キャンパス】法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部(各学部3・4年次)(東京都千代田区神田駿河台1-1)
【和泉キャンパス】法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部(各学部1・2年次)(東京都杉並区永福1-9-1)
【生田キャンパス】理工学部・農学部(神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1)
【中野キャンパス】国際日本学部・総合数理学部(東京都中野区中野4-21-1)

 

受験情報

明治大学の科目・配点・偏差値・倍率・合格最低点・受験日程などの情報を学部別に記載しております。

 

過去問分析

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英語
国語
日本史
世界史
文系数学
理系数学
物理
化学

 

 

英語

2018年〜2020年

問題形式マークシート
大問数2題(2019は3題)
時間60分
和訳
英作文
その他、発音

 

大問番号内容設問数
1長文23〜27
2長文23〜27

 

<傾向>
試験時間60分に対し長文2題が出題されています(2019年のみ3題)。

文中の単語の意味を問う問題や空欄補充問題、下線部の内容解釈問題が多く見られ本文の内容一致問題も複数出題されています。小問数が約50問とやや多めになっているので一問一問を素早くこなしていく必要があります。

 

<対策>
単語力や熟語力を直接問われる問題がかなりの数出題されているので、単語帳・熟語帳の内容を確実に覚えておく必要があります。また、長文の分量もやや長くなっているのでまとまった長さの英文を素早く読み内容を理解する力が求められています。問題集や過去問を解くなかで、常に「早く、正確に」を意識して取り組むようにしましょう。

 

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国語

2018年〜2020年

問題形式マークシート
大問数3題
時間60分
評論・随筆
小説
古文
漢文

 

大問番号内容設問数
1評論9〜10
2随筆8〜10
3古文6〜8

 

<傾向>
試験時間60分に対し、評論・随筆・古文が1題ずつ出題されています。

漢字問題が毎年出題されており、評論・随筆ともに空欄補充問題が頻出となっています。また、随筆文では本文のタイトルを選ぶ問題が毎年出ているので、本文全体の流れをよく理解する必要があります。

古文は毎年物語文が出題されており、単語の意味から文法、本文の内容一致問題と様々な角度から実力を試されます。

 

<対策>
難易度としては標準的である一方、60分で大問3題とかなり時間的余裕がありません

そのため、現代文に関しては本文を読みながら議論の流れをしっかり把握し素早く正解の選択肢を絞り込む練習が必要になります。

古文に関しては、単語の意味や文法など知識問題を確実に得点できるようにしたのち、時間制限のある中で長文問題を解く練習を繰り返し行いましょう。

 

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日本史

2018年〜2020年

問題形式マークシート
大問数4題(2019は5題)
時間60分

 

大問番号
内容
設問数
202020192018
1古代古代古代〜中世8〜9(2019は4)
2近世中世近世8〜9(2019は5)
3近代近世近代8〜9
4古代〜現代近代近現代8〜9
5近現代9(2019)

 

<傾向>
例年は60分の試験時間に対し大問4題となっています。リード文の空欄補充や正誤選択問題が多く出題されています。また時系列の並び替え問題も毎年出題されており、時代の流れについても正しく理解しておく必要があります。

 

<対策>
多くの問題は教科書レベルの知識がインプットできていれば解けるものになっていますが、正誤問題では細かい事項についての判断を問われることもあり、日本史用語集や教科書の注といった部分で知識を適宜補っていくことが必要になります。また時系列の並び替え問題もあるので、重要な事件などについては出来事の順番を頭に入れておきましょう。

対策のメインは過去問演習になると思いますが、各問題の全ての選択肢についてどの部分が正解でどの部分が間違っているのかしっかり説明できるようにしましょう。

 

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世界史

2018年〜2020年

問題形式マークシート
大問数4題
時間60分

 

大問番号
内容
設問数
202020192018
1古代中国史中国通史インド通史13
2古代ギリシャ〜中世ヨーロッパ大航海時代大航海時代、宗教改革12〜13
3産業革命・大西洋革命19世紀ヨーロッパ近現代アフリカ史12〜13
4現代アメリカ史民族自決運動現代中国ソ連11〜13

 

<傾向>
試験時間60分に対し大問4題、設問50題の形式となっています。

中国やインドなどアジアと中世〜近代ヨーロッパ、そして第二次大戦後からの出題が多く、内容も文化史、政治史、経済史と幅広くなっています。リード文の空欄を選択肢から選ぶものが多いです。

 

<対策>
時折難問も見受けられますが、多くの問題は教科書レベルの知識が身についていれば正解できるものです。よって頻出分野を中心に共通テスト・教科書レベルの知識を確実に習得し、過去問等で実践演習を積み重ねましょう。また、アフリカ史や現代史など学習が手薄になりやすい分野からの出題も見られるので、穴のない学習を心がけましょう。

 

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文系数学

2017年〜2020年

問題形式マークシート
大問数4題(小問集合1題+総合問題2題)
時間60分

 

◯=大問で総合問題として出題 ※=小問集合で出題

内容2020201920182017
ⅠA数と式
確率・場合の数
整数
論理・命題
統計
ⅡB図形と方程式
二次関数
三角関数
指数・対数
複素数
微分積分
平面ベクトル
空間ベクトル
数列

 

<傾向>
標準的な難易度の問題が多く、誘導も丁寧につくので、教科書レベルの基礎・標準問題が身についていれば無理なく解けるものが多いです。分野としてはまんべんない範囲から出題されていますが、確率、対数、微分積分からの出題が比較的多くなっています。また各分野の複合問題の出題も少なくありません。問題量としては普通かやや多めなので、計算ミスのないようスピーディに解く必要があるでしょう。

 

<対策>
教科書や標準レベルの問題集を繰り返して、典型問題を確実に解けるように身につけておきましょう。また過去問演習を通じて、分野複合問題に慣れておくことも重要です。計算量がやや多い傾向にあるので、普段の演習から素早くミスなく解くことを意識しながら、計算力を磨いておきましょう。

 

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理系数学

2017年〜2020年

問題形式マークシート
大問数4題(総合問題4題)
時間60分

※2018年までは全5題だったが、2019年以降より全4題

 

◯=大問で総合問題として出題 ※=小問集合で出題

内容2020201920182017
ⅠA数と式
確率・場合の数
整数
論理・命題
統計
ⅡB図形と方程式
二次関数
三角関数
指数・対数
複素数
微分積分
平面ベクトル
空間ベクトル
数列

極限  
複素数平面
二次曲線 
微分積分

 

<傾向>
難易度としては標準的な問題が多いですが、複数分野の融合問題もあり、出題分野はかなり数IIIに偏っています。また数IIIの中でも毎年必ず微分積分が出題されています。数IIIメインのため計算量の多い問題も多く、60分という回答時間を考えるとあまり時間的な余裕はないでししょう。

 

<対策>
教科書や標準レベルの問題集を繰り返して、典型問題を確実に解けるように身につけておきましょう。特に数IIIの分野を重点的に演習しておくとよいです。また過去問演習を通じて、分野複合問題に慣れておくことも重要です。計算量が多い傾向にあるので、普段の演習から素早くミスなく解くことを意識しながら、計算力を磨いておきましょう。

 

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物理

2017年〜2020年

問題形式マークシート
大問数3題
総設問数20問程度
時間60分

 

大問番号
内容
2020201920182017
1(力学)万有引力、ケプラーの法則剛体の静止条件ゴムひもと小球の運動糸につられた小球の運動
2(電磁気) 電磁誘導点電荷の電位と電場起電力と内部抵抗、等価回路 交流とコイル
3(波動、原子)ブラッグ反射レンズ音速の式、気柱共鳴光の屈折

 

<傾向>
大問数は3題で、力学、電磁気から1題ずつ、およびそれ以外の分野から1題という構成になっています。それ以外の分野からの出題は比較的波動分野からの出題が多くなっていますが、2020年は原子物理からの出題もあったため、全分野対策が必要です。設問数は全部で20問程度であり、問題量としてはそれほど多くはありません。すべてマークシート方式で、文章にのっとって穴埋めをしていく形式になっています。大問の前半は公式の確認などといったかなり基礎的な問題から始まりますが、後半に進むにつれ計算量が多かったり見慣れない状況を考えさせるようなやや応用的な問題となります。また交流電源や万有引力など、各分野の中でもマイナーな問題が問われることもあります

 

<対策>
基礎的な内容から応用問題まで出題されるので、幅広い対策が必要です。基礎的な内容については教科書の知識や標準的な問題を繰り返し学習することで確実に身に着けるのがよいでしょう。そのうえで大学入試に向けた標準レベルの問題集で、やや応用的・発展的な問題の演習を積みましょう。計算量として、比較的多くの文字を扱う複雑な式変形も要求されるので、問題演習を通じて計算力も鍛えることを意識しましょう。計算中に文字の次元を意識する癖をつけるとよいです。

 

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化学

2017年〜2020年

問題形式マークシート
大問数4題
総設問数30問程度
時間60分

 

大問番号
内容
2020201920182017
1理論・無機(周期表、遷移元素、立方格子、電池、pH、半減期)理論・無機(イオン化傾向、錯イオン、中和滴定、電池)理論・無機(反応熱、リン、コロイド、ダニエル電池、水銀、沈殿反応)理論・無機(結晶、凝固点降下、状態図、14族元素、ハロゲン)
2理論(水素イオン濃度、熱化学方程式、モルの体積、平衡定数)理論・無機(ナトリウム、反応熱、混合気体)理論(結晶格子、濃度、電気分解、電離平衡)理論(原子核、再結晶、pH、溶解度、酸と塩基)
3有機・理論(有機化合物の反応・構造決定、構造異性体)理論・有機(有機化合物の分解、オゾン分解)有機(アルコール、フルクトース、幾何異性体)有機(有機化合物の反応、構造異性体、オゾン分解)
4有機・理論(酵素、デンプン、ビニロン、ナイロン6)理論・有機(プラスチック、イオン交換樹脂、平均重合度、デンプン)理論・有機(単糖類、合成繊維、タンパク質)有機(高分子化合物、重合)

 

<傾向>
大問は4問、総設問数は例年30問程度です。回答時間は60分ですが、計算問題より知識を問う問題が多いので、時間内に解ききるのは難しくはありません。大問が4つに分かれていますが、すべて小問集合のような形を取っており、幅広い分野から様々な知識を問う問題が出題されています。難易度的には標準レベルですが、理論と有機、理論と無機など、複合的な問題が出題されることもあります。

 

<対策>
まずは出題頻度の高い理論と有機を重点的に復習するとよいです。教科書レベルの知識や公式から出題されることも多いですが、出題範囲が非常に幅広いので、混同しないよう一つ一つの知識を系統だてて覚えましょう。理論分野については電気分解、電池、平衡など様々な種類の問題を次々と解く必要があるので、問題を見て瞬時に公式や典型的な解き方が浮かぶようにしておくと、本番も余裕を持って取り組めるでしょう。また有機分野については、炭化水素から高分子化合物まで、こちらも幅広い知識が要求されます。特に高分子化合物は例年大問1題程度出題されるので、典型的な物質の構造式などをよく復習しておきましょう。

 

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