立命館大学


 

立命館大学とは

立命館大学は1869年に京都に創設された伝統ある大学です。 1869年、西園寺公望が私塾立命館を創設しますがすぐに閉鎖に追い込まれます。 その後、西園寺の秘書官だった中川小十郎が1900年に夜間学校として京都法政学校を設立し、すぐに閉鎖を余儀なくされて悔しい思いをした西園寺もその設立に全力を尽くしたことで大きな発展を遂げます。 1922年に立命館大学が発足し、法律学科や経済学科を中心とする組織が誕生します。学部は増えていき、キャンパスも京都だけでなく滋賀や大阪などにもでき発展を遂げていきます。 スポーツも盛んであり、アメフトや野球、サッカーにラグビー、駅伝などで幅広い活躍を見せたりと、文武両道の大学としても有名です。

立命館大学のオススメポイント

立命館大学のおすすめは多様性にあります。 勉学の場ではあるものの、体育会系だけでなく文科系の発展も盛んです。 例えば将棋では多くのアマチュア強豪を輩出し、女流棋士も参加するなどかなりの発展を見せています。 クイズ研究会も大変有名であり、多くの有名人がここから飛び立つなど、様々な分野で輝く学生が多いのも立命館大学の多様性の象徴です。 全国から学生が集まることも多様性を支える要素になっています。 就職に強いことも特徴です。 これは東京にキャンパスがあるため、関東圏でも就職活動に強いことがその要因としてあります。 関西圏だけで強いのではなく、関東でも強いことは学生からすればありがたい話であり、視野が広がりやすいです。

立命館大学の入試のポイント

立命館大学の入試には様々な方式がありますが、基本的にはすべての学部で同じような入試問題を受けることになるため、対応に関してもこれまでの過去問を徹底して解くような形が求められます。 英語関係の学部では英語に力を入れるといったことが必要であるとともに、立命館大学を受ける人は他の大学とセットで受けていることが多いために受験慣れしていることもポイントです。 取るべきところで取ることが求められるだけでなく、問題形式に慣れて戸惑わないようにすることが大事です。 そして現代文であれば読解の効率性を上げていくことが英語でも活用されていくため、そのあたりの訓練も欠かせません。 英語と国語を得点源にするぐらいの感覚が必要です。

受験情報

立命館大学の科目・配点・偏差値・倍率・合格最低点・受験日程などの情報を学部別に記載しております。
 

立命館大学キャンパス所在地

【衣笠キャンパス】法学部・産業社会学部・国際関係学部・文学部・映像学部(京都府京都市北区等持院北町56-1) 【びわこ・くさつキャンパス】経済学部・理工学部・スポーツ健康科学部・食マネジメント学部・情報理工学部・生命科学部・薬学部(滋賀県草津市野路東1丁目1-1) 【大阪いばらきキャンパス】経営学部・政策科学部・総合心理学部(大阪府茨木市岩倉町2-150) 【朱雀キャンパス】(京都府京都市中京区西ノ京朱雀町1) 【東京キャンパス】(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー8階) 【大阪梅田キャンパス】(大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル5階・14階)  

過去問分析

index

英語(全学統一方式・学部個別配点方式) 国語(全学統一方式・学部個別配点方式) 日本史(全学統一方式) 日本史(学部個別配点方式) 世界史(全学統一方式) 世界史(学部個別配点方式) 文系数学(全学統一方式) 理系数学(全学統一方式) 物理(全学統一方式) 化学(全学統一方式)

 

英語(全学統一方式・学部個別配点方式)

2018〜2020年
問題形式マークシート
大問数5題
時間80分
和訳
英作文
その他、発音
 
大問番号内容設問数
1長文10
2長文13
3会話文8
4空欄補充8
5空欄補充・語彙10
  <傾向> 試験時間80分に対し大問5題、長文2題・文法3題で全問マークシート形式になっています。 長文は1題が本文の内容一致問題のみ、もう1題は空欄補充、語句の意味を中心とした出題になっています。 文法問題では会話文が独立した大問で出題されている他、空欄補充や語彙力を問う問題が多いです。 全学統一方式・学部個別配点方式共に形式は同じですが、題材が異なっています。   <対策> 長文については標準的なレベルですが、大問1で内容一致問題、大問2で空欄補充・語彙が問われるため本文の内容を素早く理解する速読力とともに基本的な単語・熟語についてマスターしておく必要があります。 文法については特に会話文と空欄補充問題について演習を繰り返し、文法の知識を固めておきましょう。 両方式で出題形式は同じですが題材が異なるため、積極的に過去問演習で活用していくと良いでしょう。   →index

国語(全学統一方式・学部個別配点方式)

2018〜2020年
問題形式選択・記述
大問数4題
時間80分
評論
小説
古文
漢文
 
大問番号内容設問数
1評論10
2随筆(評論)4〜5
3古文8
4漢文4
  <傾向> 試験時間80分に対し文学部は現代文1題・古文1題・漢文1題または現代文2題・古文1題、APUは現代文2題、その他の学部は現代文2題・古文1題となっています。 現代文は1題が評論、1題が随筆となることが多く漢字の読み書きや文学史といった知識問題に加え、本文の内容一致や空欄補充、抜き出し問題など多様な出題形式が特徴です。 古文では文法や語句の知識を問うものから本文の内容一致問題、記述問題で現代語訳が出題されており、漢文では漢字の知識や書き下し文も問われています。   <対策> 現代文については評論を中心に本文の論理関係を素早く正確に把握する練習を繰り返しましょう。正解の選択肢を選ぶ際は、なぜそれを選ぶのか根拠を説明できるようにしましょう。また、漢字の読み書きや文学史など知識問題も出題されているのでここでなるべく失点しないように対策をしておきましょう。 古文・漢文については基礎的な文法・古文単語・漢字・句法など知識を固めたのちに過去問などを活用して長文問題に慣れていきましょう。現代語訳では記述問題も出題されているので訳し抜けがないか確認する習慣をつけると良いでしょう。   →index

日本史(全学統一方式)

2018〜2020年
問題形式選択・記述
大問数3題
時間80分
 
大問番号内容設問数
202020192018
1原始原始〜古代原始15
2中世中世〜近世中世〜近世15〜20
3近世〜近代近世〜現代近代15〜20
  <傾向> 試験時間80分に対し大問3題、設問数は50問となっています。 例年大問1は原始時代、大問2は中近世、大問3は近現代から出題されています。分野としては文化史、そして農業など産業史が頻出になっています。史料問題も毎年出題されており、史料中の空欄補充問題など難問も散見されます。   <対策> 一部難問も見られますが、学習の基本は教科書です。太字語句はもちろん、注やコラムなどにもしっかり目を通し内容を理解しておくようにしましょう。 史料については史料集等で代表的なものについては押さえておき、過去問演習を重ねて初見の史料にも慌てないようにしておきましょう。また頻出の文化史や産業史などについては教科書に加え、より詳細な内容が掲載されている用語集なども適宜参照しましょう。 歴史用語の書き問題も出題されているため、過去問などを参考にしながら重要な歴史用語に関しては確実に書けるようにしておきましょう。   →index

日本史(学部個別配点方式)

2018〜2020年
問題形式選択・記述
大問数3題
時間80分
 
大問番号内容設問数
202020192018
1原始〜古代原始〜古代古代15
2中世中世〜近世近世15〜20
3近代近世〜近代近現代15〜20
  <傾向> 試験時間80分に対し大問3題、設問数は50問となっています。 例年大問1は原始時代、大問2は中近世、大問3は近現代から出題されています。こちらの学部個別配点方式では、文化史、そして外交関係史が頻出になっています。 史料問題も毎年出題されており、史料中の空欄補充問題など難問も散見されます。地図を用いた出題も頻出です。   <対策> 一部難問も見られますが、学習の基本は教科書です。太字語句はもちろん、注やコラムなどにもしっかり目を通し内容を理解しておくようにしましょう。 史料については史料集等で代表的なものについては押さえておき、過去問演習を重ねて初見の史料にも慌てないようにしておきましょう。また頻出の文化史や外交関係史などについては教科書に加え、より詳細な内容が掲載されている用語集なども適宜参照しましょう。地図問題対策として図説などの活用も効果的です。 歴史用語の書き問題も出題されているため、過去問等を参考にしながら重要な歴史用語に関しては確実に書けるようにしておきましょう。   →index

世界史(全学統一方式)

2018〜2020年
問題形式記述式
大問数4題
時間80分
 
大問番号内容設問数
202020192018
1中国諸王朝中国土地制度史10
2高麗史近代朝鮮・中国明代学術史10
3イスラム世界古代〜近代黒海史中世ヨーロッパ15
4中世〜現代イギリスカタルーニャ史二次大戦後のアメリカ15
  <傾向> 試験時間80分に対し大問4題、設問数は50問になっています。全問記述式になっています。 出題分野としては中国史・朝鮮史、欧米を中心とした地域史が頻出です。 全問記述式のため、特に中国史の用語については注意が必要です。   <対策> 特に中国史などにおいて一部難問が見られますが、学習の基本は教科書です。本文に加え、注やコラムなど細部までしっかり内容を理解しましょう。細かい知識については、用語集も活用して覚えていきましょう。また、問題は全て記述式であるため歴史用語を正しく書けるか常に確認しましょう。中国史では漢字用語が多く出てくるので特に注意が必要です。 また、欧米を中心に地域史・テーマ史を問う出題もあるので分野の偏りのない学習も求められます。   →index

世界史(学部個別配点方式)

2018〜2020年
問題形式記述・選択式
大問数4題
時間80分
 
大問番号内容設問数
202020192018
1古代中国明代政治史仏教史10
2中国客家史現代中国史清代社会経済史10
37世紀のユーラシアユダヤ史とパレスチナ宗教改革15
4中世〜近世ヨーロッパ文化史フランス革命と建築史近代欧米史15
  <傾向> 試験時間80分に対し大問4題、設問数は50問になっています。ほとんどが記述式で、一部が選択式になっています。 出題分野としては中国史、欧米を中心とした地域史・文化史が頻出です。記述式がほとんどのため、特に中国史の用語については注意が必要です。   <対策> 一部難問が見られますが、学習の基本は教科書です。本文に加え、注やコラムなど細部までしっかり内容を理解しましょう。細かい知識については、用語集も活用して覚えていきましょう。 また、問題は全て記述式であるため中国史・文化史を中心に歴史用語を正しく書けるか常に確認しましょう。中国史では漢字用語が多く出てくるので特に注意が必要です。 欧米を中心に地域史・テーマ史を問う出題もあるので分野の偏りのない学習も求められます。   →index

文系数学(全学統一方式)

2018〜2020年
問題形式空所補充+記述式
大問数3題(小問集合1題+総合問題2題)
総設問数30問程度
時間80分
  〇=総合問題で出題 ※=小問集合でのみ出題
内容202020192018
ⅠA数と式
確率・場合の数
整数
論理・命題
統計
ⅡB図形と方程式
図形と計量
二次関数
三角関数
指数・対数
複素数
微分積分
平面ベクトル
空間ベクトル
数列
  <傾向> 80分で小問集合1題と総合問題2題の計3題が出題されます。分野はそれほど偏りなく出題されていますが、微分積分と空間ベクトルが比較的よく取り扱われています。問題の難易度としては基本レベルを中心に一部標準レベルも出題されており、計算量がやや多い傾向にあるため、素早く処理していく必要があるでしょう。   <対策> 教科書の例題や章末問題で、基本的な公式や解法をしっかり身につけましょう。とくに立命館大学は数学的な思考力というよりは計算力が重視される傾向にあるため、重い計算や複雑な式にもひるまずに対応できる力を養っていきましょう。実際に過去問を解く中で、時間内にミスなく解ききるタイムマネジメントの訓練をしていくと良いです。   →index

理系数学(全学統一方式)

2018〜2020年
問題形式空所補充記述式
大問数4題
時間100分
  〇=総合問題で出題 ※=小問集合でのみ出題
内容202020192018
ⅠA数と式
確率・場合の数
整数
論理・命題
統計
ⅡB図形と方程式
図形と計量
二次関数
三角関数
指数・対数
複素数
微分積分
平面ベクトル
空間ベクトル
数列
極限
複素数平面
二次曲線
極座標
微分積分
  <傾向> 試験時間100分で大問4題が出題されます。回答形式は空所補充形式で、出題範囲は数学IAIIB+IIIです。中でも整数、図形と方程式、複素数平面、微分積分が頻出分野となっています。問題の難易度としては基本~標準レベルですが、計算量が多い問題が多く、時間的にはややタイトです。誘導は丁寧なので、解き進めること自体はそれほど難しくないでしょう。   <対策> 素早く正確な計算力が求められる試験です。教科書の例題等で基本的な公式や解法をマスターした後は、問題集や過去問で、身に着けた解法の定着と計算力の向上を意識して演習を積みましょう。また頻出分野である整数、複素数平面、微分積分については特に重点的に取り組んでおきましょう。数IIIは特に計算が重くなりがちなので、複雑な計算にもひるまずに取り組める力を身に着けていきましょう。   →index

物理(全学統一方式)

2018〜2020年
問題形式空所補充形式(一部マークシート)
大問数3題
時間80分
 
大問番号内容
202020192018
1力学(斜面上の台に置かれた小物体)電磁気(コンデンサー極板間の誘電体の挿入)力学(円運動する振り子、小球の斜方投射)
2電磁気(RLC回路)熱力学(断熱変化と定圧変化)熱力学(容器間の気体の移動)
3原子(原子核の崩壊によるエネルギー)力学(斜面上を滑り落ちる2物体)電磁気(RLC並列共振回路)
  <傾向> 80分で力学、電磁気から1題ずつ、および熱力学、波動、原子のうちから1題ずつの計3題が出題されます。問題形式はすべて空所補充の形になっており、答えを記述する形とマークする形が混在しています。難易度としては基本~標準レベルがメインとなっており、問題量、難易度の両面とも標準的な試験であるといえるでしょう。   <対策> 教科書の例題や章末問題を繰り返しながら、基本的な公式を定着させましょう。立命館大学の物理は物理現象の深い理解を要する問題も含まれるため、解法を暗記するのではなく毎回の設問に合わせてその場でしっかり思考することを意識して演習を積んでおきましょう。   →index

化学(全学統一方式)

2018〜2020年
問題形式記述式+マークシート方式
大問数4題
総設問数30問程度
時間80分
 
大問番号内容
202020192018
1無機・理論(炭酸ナトリウムの工業的製法)無機・理論(溶解熱、中和熱、二段階滴定)理論(気体の溶解度、ヘンリーの法則)
2理論(電離平衡、溶解度積、モール法)理論(浸透圧、コロイド)無機・理論(陰イオンの反応・性質・分離、溶解度積)
3有機・理論(水蒸気蒸留、有機化合物の構造決定)有機・理論(エステルのけん化、エステルの構造決定、高分子化合物の合成)有機・理論(有機化合物の反応、合成高分子、物質の構成比)
4有機・理論(炭化水素の異性体、エノール-ケト体の変換)有機・理論(フェノールとアルコールの性質、異性体、サリチル酸の反応)理論・有機(原子の構造、酸化還元反応、合成高分子化合物)
  <傾向> 80分で大問4題が出題される傾向が続いています。4題のうち2題は有機を絡めた問題であることが多くなっています。理論・無機・有機の各分野については大きな偏りなく出題されているため、満遍なく対策していく必要があるでしょう。難易度としては標準レベルを中心に一部応用的な問題が出題されることもあり、基礎力に比べてその場でしっかり考えられる思考力も求められます。なお、記述式はほとんど答えのみを書かせる形式で、論述問題などはありません。   <対策> 立命館大学の化学はやや発展的な問題もあるため、基礎力だけではなくその場で現象を解釈して解くための思考力も必要になってきます。そのため、教科書レベルの基礎的知識を身に着けたあとは、標準レベルの問題集に一冊取り組むと良いでしょう。また出題の割合が大きい有機化学についても、理論と絡めた総合的な問題であることが多いため、過去問や他大学の入試問題などできちんと対策をしていきましょう。   →index