こんにちは、アクシブアカデミー です。
昨日、11月1日に2021年入試(現高2生から)の大学入学共通試験における
英語外部(民間)試験導入が延期になりました。
今日は、今話題(私たち塾業界と高1・2だけ?!)の
大学入学共通テストや英語外部試験について今どうなってるのか
お伝えしていこうと思います。
【目次】
1.大学入試共通テストとは?(11月1日より前の想定)
2.英語外部(民間)試験導入が延期?最新の情報をご紹介
3.【では今の高1高2は何をしたらいいの?】
4. まとめ
1.大学入試共通テストとは?(11月1日より前の想定)
まず、そもそも大学入学共通テストって今までと何が変わるの?
ってのが高校生は一番気になりますよね。
もしかしたらそもそもまだセンターも受けたことないから
今までとの違いとかはあんまり気にならないかもしれないけど、
どんな試験(問題が出る)かは把握しておかないと受験に向けて対策しづらいのです。
さて、早速大学入試共通テストについてご説明します。
現在わかっている時点での概要をまとめると下記の内容となります。
<大学入学共通テストとは>
[名前が変わる!]
・現在実施されている「センター試験」の位置付けとして、代わりに「大学入学共通テスト」になる(センター試験はなくなる)
[問題形式]
・現在実施されている「センター試験」と同様、ほとんどはマーク式問題だが、数学と国語に記述式問題が3問ずつある
・より資料から読み取る力、などが増える予定
[英語4技能評価に資格・検定試験を活用]
・英検をはじめとする英語の外部試験で「聞く」「読む」「話す」「書く」を総合的に扱う試験の点数を大学入試に使用する
やっぱりまず気になるのは「記述問題が出る」ってことですよね!
なんでそんなものを入れるのかというと、文部科学省のホームページには下記があります。
「記述式問題の導入により、解答を選択肢の中から選ぶだけではなく、自らの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて論述したりする思考力・判断力・表現力を評価することができます。また、共通テストに記述式問題を導入することにより、高等学校に対し、「主体的・対話的で深い学び」に向けた授業改善を促していく大きなメッセージとなります。大学においても、思考力・判断力・表現力を前提とした質の高い教育が期待されます。併せて、各大学の個別選抜において、それぞれの大学の特色に応じた記述式問題を課すことにより、一層高い効果が期待されます。」
だそうです。まとめると、
- ちゃんと「他人に伝えられる力」って大事だよね
- 「他人に伝えられる力」を身につけられるように、小中高でも一方的な詰め込み授業ではなくて、生徒に発言や意見を書かせるようなさせるような授業をしてね
- それぞれの大学個別の入試でも「他人に伝えられる力」を勉強せざるおえないように記述問題を出してね
他人に正確に自分の伝えたいことを伝える力って確かに大事なのはわかるよね?
それを育てられる力を育てられるテストにしようってことですね。
っていう「国の方針はどうでもいい!」「結局記述ってことは入試が難しくなる?」
って人が多いと思うのでそこの話を。
センターは選択問題のみだったけど、「一から自分で回答書かないといけないのか〜」というのは結構プレッシャーというか難しそうだよね?
でもね、選択肢って解く人が迷うようにややこしく作るし、余計な先入観の入らない記述問題の方が案外簡単だってことも結構ある。記述だと「このポイントが書いてあれば○点」などの「部分点」もあるけど、選択肢の問題は正解以外は0点になっちゃうよね。
だから記述問題が入ることをネガティブにとらえずに、落ち着いて対策を取っていけば大丈夫ですよ!
しかしなんと、2020年度の共通テストでは記述問題は出題されないことになりました。
令和元年12月に、共通テストの記述問題において、2020年度は延期すると発表しました。その理由として、採点ミス解消などの難しさを述べています。
参考:共通テスト記述式 延期へ
詳しくは上記の記事に書かれているのでよければご覧ください。
2.英語外部(民間)試験導入が延期?最新の情報をご紹介
次に英検をはじめとする英語の外部試験で「聞く」「読む」「話す」「書く」を総合的に扱う試験の点数を大学入試に使用するようなった話をご紹介します。
英語の外部試験が導入された理由として、
今までのセンター試験だと「聞く(リスニング)」「読む(マーク式)」だけのテストだったけど、「聞く」「読む」「話す」「書く」が必要ですよねという話です。
まあ言ってることはわかるけど受験生としたら負担が増えるから嫌だよね。笑
でも、昨日延期になりました。
【11月1日の発表内容】
①来年度からの英語民間試験の導入はなし(延期)
②試験の仕組みを抜本的に見直し、5年後の令和6年度の実施に向けて改めて検討
③文部科学大臣の下に新たに検討会議を設置し、今後1年を目途に結論を出す
④<再来年1月に初めて行われる大学入学共通テストでは今のセンター試験と同じく「読む力」と「聞く力」の2つの技能を測定
⑤民間試験を活用する一部の大学を受験する場合は受験生が個別に試験を受ける必要がある
>現状通り英検などを使用する受験を受ける場合は個人での申込、受験が必要
上記4.での注意点としては、「今のセンター試験と同じく2技能を測定」とありますが、
現状の問題形式が下記のようなものが想定されています。
・文法を直接問われる問題は出題されないが、発音アクセント等は出題される可能性がある。
>英文解釈のために基本的な文法力は必要だが細かい文法事項暗記の時間は減らすべき
>リスニングのためにも正しい発音暗記は必要
・長文読解ではグラフ、ブログ、案内状などの資料を交えた問題が頻出
・長文の読むべき文章量が現センター試験よりも増える
>正確に量を読む力が必要
・筆記(リーディング)・リスニングの配点が100点:100点(1:1)
>今までのセンターは筆記200点、リスニング50点の4:1
・リスニングは問題形式は変わり、問題数増、放送文章量増、時間同じ
>総合的に難易度やや難になるのと、配点が増えるので対策時間を今より取るべき
ただ、上記の英語の問題形式や配点の変更案は、
英語外部試験導入をすること前提の大学入学共通テスト案だったので、
まだ上記問題形式や配点は変更する可能性があると私は思っています。
(現状のセンターの問題形式に近いものに戻すことも有り得る?)
もしかしたら英語だけでなく、国語の記述問題についても、なくなるかもと言う噂はあります。
とにかく、まだ固まっていませんし、そもそもいつになっても変わらなという可能性もあります。まだはっきりとした情報がわかっていないのです。
3.【では今の高1高2は何をしたらいいの?】
「どうなるかわからないから受験勉強はまだしない」というのはありえないですよね?
では現状で何をやっておいたら良いか。
英語についてお話すると、英検やるといいです。
「え?英検使わなくなるかもしれないのに?」と思う方、甘いです。笑
まず英検2級合格を目指しましょう。
その理由は、2つ。
- 英検2級合格程度の英語力はどの大学でも必要
- すでに英検を活用した入試は始まっており受験の選択肢が増える
と言うことでとっておいて損はないです。
もちろん受験料などはかかってしまいますが、そこはご家庭でご相談を…。
ただ、その採点基準は大学により様々なので気をつけてくださいね。
たとえば、
・受験資格が得られるのみ(点数は関係ない)
・英検準1級を持っていれば満点、
2級を持っていれば8割、…など
級によって得点が得られる
・スコアを点数換算する(合格だけではダメ)
など、です。
そして、英検だからと言って、英検合格が目的ではなく、
受験合格が目的であれば、参考書もわざわざ英検向けのものを買う必要はないんです。
十分市販の単語帳など、学校で使っているもので対応できるものが多いです。
過去問、リスニング、2次(面接)対策は必要ですが…。
というような情報は、アクシブアカデミーで詳しく正確な情報をゲットしてくださいね!
まずはお話だけでも。きっと有意義な時間になると思います。
ちなみにアクシブの塾生なら英検の2次対策として面接の練習までできますよ〜!
アクシブでは英語の民間試験についてまとめた記事がいくつかあります。良ければご覧ください。
4.まとめ
ここまでよんでくれてありがとう!!
今回は難しい話かも知れなかったけどどうかな?
アクシブアカデミーでは、無料で受験相談にのれるので、
この部分がわからないよーという部分があったら遠慮なく声をかけてくれたら嬉しいです。
最後に今回の内容をまとめてみよう。
① 大学入試共通テストでは、「記述問題」等を出題し、生徒たちの思考力や表現力などもテストで図ります。
② 大学入試共通テストで以前決められていた、英語の外部試験導入は延期されました。
③ 英語外部(民間)試験導入が延期されましたが、英検2級取得をおすすめします。
教育改革がすすむなか、何が正しい情報なのかわからず不安になるかもしれません。
「何を勉強すればいいの?」
とお悩みを抱える方に対して、私達アクシブアカデミーでは無料で受験相談を行っています。気になる方がいましたらお気軽にご相談ください。
[参考資料]
【大学入学者選抜改革について 文部科学省ホームページ 高大接続改革】
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