倫理集中講義の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説！

『共通テスト公共,倫理集中講義(改訂版)』(25h) 

平均目安：20分/テーマ

1テーマ4ページを基本としており、テーマごとに効率的に勉強を進められる一冊。本格的な演習の前段階として取り組みたい。

『共通テスト公共,倫理集中講義(改訂版)』の進め方

第1編　公共の扉

【1】青年期・心理学・課題研究

S01　1.0h　1.公共的な空間を生きる青年のすがた～青年期の課題と現実、キャリア開発など、 2.公共的な空間を生きる存在としての人間～さまざまな人間類型論・人間観と心理学説、3.感性と理性～日本の美的概念・美意識、課題研究について

S02　0.5h　チャレンジテスト①

第2編　公共的な空間

【1】世界と日本の歴史

S03　0.5h　4.政治社会や経済社会という公共的な空間の歴史～戦後の世界や日本でおきた主な出来事

【2】政治社会を捉える歴史と理論

S04　1.0h　5.政治社会の基本的な原理～法の支配の確立と人権の保障、 6.私たちが生きている政治社会～各国の政治制度と日本の統治制度について

【3】経済社会を捉える歴史と理論

S05　1.0h　7.経済社会の基本的なしくみと歴史～市場機構と日本経済史・世界経済史、 8.支え、支えられる公共的な空間～三つの経済主体と日本銀行の役割、チャレンジテスト②

第3編　現代社会の諸問題

【1】現代社会の公共的な課題

S06　1.0h　9.現代社会の特徴と差別や偏見の克服～、10.日本社会の現状と課題～少子化・高齢化を中心に、11.公共的な空間におけるさまざまな問題～政党政治、消費者問題、食料自給問題など

S07　1.0h　12.グローバル社会の歴史とさまざまな問題～国際政治の歴史、SDGs、南北問題など、チャレンジテスト③

【2】現代社会の倫理的な課題

S08　1.0h　13.科学は生命にどこまでかかわることができるのか～生殖補助医療・再生医療・臓器移植などをめぐって、14.地球環境の危機と人間の生活、15.高度情報化社会を生きる作法～情報・メディアとのつきあい方

S09　1.0h　16.グローバル社会を生きる作法～グローバル社会における紛争と異文化理解、チャレンジテスト④

第4編　源流思想

【1】西洋の源流思想

S10　1.0h　17.哲学の誕生～自然哲学者、ソフィスト、ソクラテス、18.西洋哲学の原風景～プラトン、19.古代ギリシア哲学の発展と変容～アリストテレスとヘレニズム思想

S11　1.0h　20.もう一つの西洋哲学の原風景～ユダヤ教とキリスト教、21.聖俗一致の宗教～イスラームの思想、チャレンジテスト⑤

【2】東洋の源流思想

S12　1.0h　22.解説を求める古代インドの思想～バラモン教やジャイナ教など、23.易行による万人救済の教えと思想～ブッダの教えと仏教思想の展開、24.仏教教団の分裂と発展～上座部仏教と大乗仏教

S13　1.0h　25.乱世に咲く古代中国の思想～諸子百家と孔子、26.儒家思想の展開～孟子と荀子、27.老荘思想と儒家思想の展開～道家（老荘思想）、朱子学と陽明学

S14　0.5h　チャレンジテスト⑥

第5編　日本思想

【1】日本の古代・中世思想

S15　1.0h　28.仏教の受容から鎮護国家の仏教へ～記紀、奈良仏教、そして神仏習合、29.日本独自の仏教への礎～平安仏教と浄土信仰、30.末法の到来と他力による救済～末法思想と浄土系思想

S16　1.0h　31.自力による救済と仏国土の建設～禅宗と日蓮宗、チャレンジテスト⑦

【2】日本の近世思想

S17　1.0h　32.幕藩体制を支える教えと批判～朱子学派と陽明学派、33.日本における儒学の展開と深化～古学派、34.日本的精神を求めて～国学

S18　1.0h   35.町人としての自覚～民衆の思想、36.蘭学・洋学と幕藩体制を批判する思想～江戸中期から幕末の思想、チャレンジテスト⑧

【3】日本の近現代思想

S19　1.0h　37.日本の近代国家化を支える思想～啓蒙思想と自由民権運動、38.日本社会を支える精神の拠り所を求めて～国粋主義・国家主義とキリスト教の受容、39.早急すぎた近代化による矛盾の露呈～社会主義運動と大正デモクラシー

S20　1.0h　40.近代的自我の模索～森鷗外や夏目漱石などの文人、41.西洋思想と日本的伝統の狭間で～西田幾多郎・和辻哲郎・柳田国男など、42.軍国主義の末路と近代的自我の確立に向けて～丸山真男や小林秀雄など

S21　0.5h　チャレンジテスト⑨

第6編　西洋思想

【1】西洋の近代思想

S22　1.0h　43.西洋近代思想の幕開け～ルネサンスと宗教改革、44.伝統の保持と科学による革新～カトリック改革と科学革命、そしてモラリスト、45.新しい学問方法の模索～ベーコンとデカルト

S23　1.0h　46.市民社会と人権思想の展開～ホッブズ、ロック、ルソー、47.哲学的議論の深まり～経験論者と合理論者、そして啓蒙思想家、48.認識論の展開と人格の尊重の思想～カント

S24　1.0h　49.人間の生きている歴史や場の思想～ヘーゲル、50.個人と社会の調和を目指す思想～アダム・スミス、ベンサム、ミル、チャレンジテスト⑩

【2】西洋の現代思想

S25　1.0h　51.観念論の克服と社会変革の思想～実証主義・進化論と社会主義思想、52.理性主義・合理主義への反発～生の哲学と実存主義、53.実践的な思想と実践的な活動～プラグマティズムとヒューマニズム

S26　1.0h　54.西洋哲学の根幹を揺るがす思想～心理学と言語学、55.近代的理性の袋小路と公共性の復活～ドイツ語圏の現代思想、56.西洋中心主義や西洋的発想を批判する思想～フランス語圏の現代思想

S27　1.0h　57.公正な社会のための思想～英米語圏の現代思想、チャレンジテスト⑪

『共通テスト公共,倫理集中講義(改訂版)』の取り組み方

この参考書で重視してほしいこと

①「公共,倫理」の要点を理解し、頭の中を整理する。

②重要語句をチェックし、演習に向けた準備をする。

内容理解・暗記

①各編の最初の文章を読んで、概要を把握する。

※各テーマの大まかな内容と学ぶ際の注意点をよく読み、頭に入れてから学習をスタートする。

②各テーマの文章を最初から読み始める。赤シートを用いて重要語句をチェックしながら進める。（目安時間：5分〜8分/テーマ）

※下線がひいてある部分は重要な内容なので、声に出して理解しながら読む。

③「共通テストのツボ」を読み進める。（目安時間：3~5分）

④基礎力チェック問題を解く。右側の解答を赤シートで隠し、1問ずつ答え合わせしながら進める。（目安時間：5分〜8分/テーマ）

※①〜③で学んだ内容を頭の中で復習しながら解く。

※答え合わせの際は正誤だけでなく、なぜ間違えたか、どこを理解できていないかをよく確認して進める。

※問題の答え合わせをしたら下のルールに従って記号をつけておく。

※ここまでを各テーマ20分ほどで終わらせる。

★復習のやり方を変えて効率アップ-理解度別マーク法

問題を解いた時のチェック記号

◯：解説の通り正解できた

△（アウトプット不足）：理解してるけど間違えた

✕ （インプット不足）：知識がない、暗記できてなくて間違えた

？：解説みても理解できない → 先生に質問！

チャレンジテスト

①解答部分を赤シートで隠しながら問題に取り組む。

※すぐに答えを見つけるのではなく、一つ一つの選択肢をよく読んで、誤っている箇所を考えながら解く。

②一題が終わったらその問題の答え合わせをする。

※解答だけでなく、各選択肢の解説を読んで自分が正しく判断できていたかを復習する。

※必要に応じて本書の該当するページに戻り、知識を復習する。

※1問につき8〜10分でここまでを終わらせる。

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