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ポレポレ英文読解プロセス50の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!

参考書名
ポレポレ英文読解プロセス50
出版社
代々木ライブラリー
発売日
1993/9/15
ページ数
129
科目
英語
タイプ
英文解釈
レベル
最難関ランク
目安時間
46.5 h

こんにちは、アクシブアカデミーです。プロ講師と、東大・早慶をはじめとする難関大生によるアクシブアカデミーの分析チーム「Axiv Lab」による参考書分析です。今回は「ポレポレ英文読解プロセス50の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説! 」を解説しています。大学受験用の参考書は、たくさんあって現状の自分の学力や志望校にどれがあっているのか選ぶのが難しいですよね。そんな方へ向けて「ポレポレ英文読解プロセス50の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!」を参考書のレベル、特徴、使い方、勉強法、を解説していきます!

ポレポレ英文読解プロセス50の基本情報

参考書レベル・難易度

最難関ランク

本書をマスターすれば、東大、京大、早稲田・慶応などの最難関ランクの長文にも対応できるようになります。英文レベルはとても高いので、英語が苦手な方や英文解釈の基礎を固められていない人が最初にやるべき参考書ではありません。少なくとも、共通テスト8割以上取れるようになってから取り組むのが理想的です。共通テストで8割以上取れない人はまず「英文読解入門基本はここだ」や「読解のための英文法」シリーズなどで基礎を固めてから取り組む必要があります。本書の問題数は50問と決して多くありませんが、訳せたかどうかではなく、どうやって訳していくのかというプロセスを重視しているので、50問丁寧に取り組むことでどのような長文もスラスラ読めるようになります

習得までに必要な目安時間

46.5 時間 

英文解釈の参考書としてはそれほど多くないほうだといえるでしょう。ただし1題1題のレベルは非常に高いので、力をつけるためには丁寧に時間をじっくりかけて取り組む必要があります。英文解釈の基礎が固まっている人を想定していますが、まずはSVOCやカッコなどを書き込みながら丁寧に解いていきますその後に慣れてきたら、見たらすぐ訳が浮かぶようになるくらいまで何度も音読するどして定着させるとより効果的です。

また、この目安時間はあくまでも英文解釈の基礎を固め終わっていて、共通テスト8割以上取れることを前提としています。英文解釈の基礎ができていない英語初学者や英文解釈及び英文法の基礎に抜けがある人はこれよりもさらに時間がかかってしまうと考えてください。

ポレポレ英文読解プロセス50の概要

本書は全50題の例題からなっている英文解釈の参考書です。本書では、訳すことができたかという結果ではなくどうやって訳したか、どうしてその訳以外ではダメなのかというプロセスを重視しています。例題の順番は、「SVの発見」「句や節・共通関係の把握」「準動詞の主語」「挿入・修飾語と分の骨格の把握」「関係詞の理解」「名詞構文」「倒置」「省略」という順番になっており、読解のプロセスが自然と身につくように意識されています。解説の部分では、初めて文章を見た時にどのように読解をしていくかが丁寧に解説されています。問題を解く部分ではなく、この解説を読み、読解プロセスを理解して自分のものにしていくことがメインなので丁寧に進めていきましょう。

ポレポレ英文読解プロセス50はこんな生徒におすすめ

  • 最難関ランクの大学を目指す人
  • 英文解釈の基礎ができていて、よりレベルを向上させたい人
  • 英語を得意科目にしたい人

本書に取り組むにあたっては、英文解釈の基礎ができていることが前提となります。また対象としてるのは最難関ランクの大学を目指す人ですが、MARCHなどの難関ランクを目指している人にとっても、英語を得点源にしたい場合にはとても役に立つ参考書です。本書に取り組むことによって長文を読むスピード、理解するまでのスムーズさなどがとても上がります。本書はどうやって訳していくかというプロセスを重視するため、訳し方だけでなく読み方の学習にもなるので、重要な部分を自然と注意して読むことができるようになります。

ポレポレ英文読解プロセス50の特徴

結果ではなくプロセスを重視

本書では訳せたかどうかという結果ではなくどう訳していくのかというプロセスを重視しています。こうすることで、たまたまその例題が訳せたということを防ぎ、同じような構造の文章はすべて同じようなプロセスで読んでいくことでスラスラ読解をすることができるようになります。

丁寧な解説

解説部分では、初見の際にどのように文章を読んでいくかが、躓きやすいところを重点に丁寧に解説されています。また、本番チェックでは実際の入試ではどの部分がどのように問われたかが載っているため、読解のプロセスがどのように実際の問題に役立つかわかります。

何度も取り組むことができる

本書は50問と比較的少ない問題数のため、何度も解くことで読解のポイントを定着させていきます。また、英文自体も比較的短いものが多いので、音読して練習するのにもとても適していると言えます。何度も解きながら、最終的には音読のスピードで意味が理解できることを目指しましょう

ポレポレ英文読解プロセス50の使い方と注意点

まずは文構造を書き込むために例題をコピー、またはノートに写します。最初は自力で文構造をとり、和訳をしてみましょう。全然できなくてもいいので自分の力でやってみることが重要です。その後解答や解説をみる前に、辞書や既習の参考書などを使用してもう一度訳し直してみましょう。この部分では自分がわからなかった単語、文法などを確認していきます。どういう知識があれば、あるいはどのような勉強をすればこの問題が解けたのか考えてみましょう。

ひと通り訳し終わったら、読解のプロセスを読み、どうやって文構造を理解していくか、なぜその訳しかだめなのかを理解しましょう。読解のプロセスを読む際に重要だと思った部分には蛍光ペンを引くなど自分なりにわかりやすくしておくと復習の際に便利です。自分の訳を見直して間違っていた部分は赤ペンで訂正し、どれくらい自分の訳が正確だったか知ることでより効率的に学習することができます。

一度読解のプロセスを理解したら、もう一度例題を使って読解プロセスを再現してみましょう。その際にまたわからない部分が出たら、その部分の解説を読み直し、完璧に読解のプロセスを再現できるよう努めてください。読解のプロセスの再現が完了したら、1題につき最低でも20回程度音読をしましょう。何度も何度も音読することで、文構造が自然とわかるようになってきます。

なお、読解のプロセスはひとつひとつが独立しているものではなく、それぞれのプロセスがつながっているので、なるべく短期間で1周をすることが望ましいです。

本書の問題数は50問とそれほど多くないので、復習時間も短時間で終わります。受験本番までに何度も復習をし、本書の内容を完璧にしてしまいましょう。そうすれば、受験に出てくる英文の中で構文が入り混じっていて複雑な文もスラスラと読めるようになり、英語で他の受験生と差を広げることができます。

ポレポレ英文読解プロセス50の詳細な進め方

 

S013.0h
はしがき・本書の構成と利用法・SVの発見(1,2,3,4,参考)
S022.5h句や節、共通関係の把握①(5,6,参考,7)
S032.5h句や節、共通関係の把握②(参考,8,9,10)
S042.0h句や節、共通関係の把握③(参考,11,12,参考)
S052.5h準動詞の主語(13,14,15,参考)
S063.0h挿入、修飾語と文の骨格の把握①(16,17,18,参考)
S072.0h挿入、修飾語と文の骨格の把握②(19,20,21)
S083.0h挿入、修飾語と文の骨格の把握③(22,23,24,参考)
S093.0h挿入、修飾語と文の骨格の把握④(25,26,27,28)
S103.0h関係詞の理解①(29,参考,30,31,参考)
S113.0h関係詞の理解②(32,参考33,34,参考)
S122.0h関係詞の理解③(35,36,37)
S132.5h名詞構文(38,参考,39,40)
S143.0h倒置①(41,42,43,44)
S152.0h倒置②(45,46,47)
S162.5h省略(48,49,50,参考)
S172.5h1-25の復習
S182.5h26-50の復習

 

ポレポレ英文読解プロセス50の具体的な勉強法

本書の構成を理解する。

S01-17

  1. 読解のプロセスを書き込むため、例文をノートに書き写す。
  2. ノートに書き写した例文に構文解釈(自分の思考プロセス)を書き込む。
  3. 例文の下に全訳をする。この際、辞書・単語帳・文法書をフル活用しても良い。1題20〜30分が目安。
    ※辞書や参考書をフル活用して良いので決して諦めることなく自力で全訳することが大切
  4. 「読解プロセス」を読み文構造の理解について、なぜそうなるのかのプロセスをしっかりと理解する。
    ※自分なりに大切だと思った解説には蛍光ペンやボールペンや付箋を使い目立たせておいてS17、S18の5.0hで復習する
  5. 「訳例」を確認する。
    ※訳例と同じような訳ができているかということより、全訳までのプロセスが大切なので訳例はあくまでも参考程度に。
  6. 「参考(象マーク)」を読み読解プロセス・文法事項を確認する。
  7. 「読解のプロセス」「参考(象マーク)」を読んでも分からなかった時は、映像授業のテキストや総合英文法の教材や辞書で確認をする。解決した内容はプリントに書き込む。
    ※やっていてわからない箇所が多すぎる場合は個別授業を並走する形に変えるので、教室長か講師に連絡する。
  8. もう一度例文を読み、読解プロセスを頭の中で再現する。
  9. 「読解のプロセス」を意識しながら音読をする。

 

 

 

ポレポレ英文読解プロセス50の分析者コメント

本書は訳し方ではなく読み方を重視して書かれているので、複雑な文が数多く出る最難関ランクの受験生にとってはとても良い参考書であります。また、問題数50問で、文自体も短いので音読学習がしやすく、何度も何度も音読することで読解のプロセスを身につけていくことがきます。(早稲田大学人間科学部)

 

ひとつのポイントを重要視した読解プロセスに関する例題が複数用意されており、次第に文構造も複雑になっていくので、文構造の見抜き方についてじっくり学習することができます。難関校入試の一見読みにくそうな英文も、本書の要点を押さえておけば次第に正確に読めるようになることが大いに期待できます。(慶應義塾大学文学部)

 

 

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