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やさしい高校数学IIIの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!

参考書名
やさしい高校数学IIIの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!
出版社
学研
発売日
2015/3/10
ページ数
721
科目
数学
タイプ
理解本
レベル
基礎‐標準ランク
目安時間
85.5時間

こんにちは、アクシブアカデミーです。プロ講師と、東大・早慶をはじめとする難関大生によるアクシブアカデミーの分析チーム「Axiv Lab」による参考書分析です。今回は「やさしい高校数学IIIの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説! 」を解説しています。大学受験用の参考書は、たくさんあって現状の自分の学力や志望校にどれがあっているのか選ぶのが難しいですよね。そんな方へ向けて「やさしい高校数学IIIの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!」を参考書のレベル、特徴、使い方、勉強法、を解説していきます!

やさしい高校数学Ⅲの基本情報

参考書レベル・難易度

基礎‐標準ランク

初めて高校数学を勉強する生徒が数学Ⅲを学ぶのに適した、基礎的な参考書です一つのセクションを例題と共に学び、一歩ずつ着実に進めることができます。最後まで学習することで、初めて数学Ⅲを学ぶ生徒でも、基本的な問題を解けるようになるでしょう。また、他の参考書と組み合わせて発展的な内容も学ぶことで、大東亜帝国・摂神追桃レベルの数学に対応できるようになるでしょう

やさしい高校数学Ⅲは、教科書の補助をするための参考書というよりは、教科書の代わりに読み、分野の基礎を理解するための参考書です。高校数学を始める生徒だけでなく、学校指定の教科書でつまずいた人がこれを参考に学ぶこともおすすめです。ただし、発展的な問題を解けるようになるような参考書ではないので、問題を解けるようになるには別に参考書や問題集が必要になることに注意してください。また、教科書レベルの問題がすでに解ける人には必要ない参考書でもあります。

やさしい高校数学Ⅲの習得までに必要な目安時間

85.5時間

数学ⅡBからレベルアップした数学Ⅲを学ぶので、結構な時間がかかりますが、数学Ⅲをすべて学ぶのに必要な最低限の時間でしょう。自分に必要な単元だけを学習する場合は、はるかに短い時間で終わらせることができるでしょう。難易度も教科書レベルの基礎的な参考書ですから、読めばたいていの内容は頭に入ると思われます。わかった気になるのではなく、手を動かして自分でできるようになることを意識し、基礎を大切にしっかり取り組むことが大事でしょう。数学ⅢはⅠAやⅡBと比べると非常に難解な内容になってきます。基礎をしっかり固めることが大事です。

やさしい高校数学Ⅲの概要

やさしい高校数学Ⅲは、数学Ⅲの基礎を固めるための参考書です。数学Ⅲで学ぶ各単元が細かくセクション分けされており、例題をもとに丁寧に学べます。キャラクターによる会話形式の解説と、大きくわかりやすいイラストによって学びやすくなっています。扱うのは基礎的な内容なので、すでに理解できている人には必要ありません。

数学Ⅲは数学ⅠAや数学ⅡBと比べて難解な内容に踏み込んでいきます。基礎的な部分をしっかりと理解することや典型的な問題を覚えること、各分野の関係性を理解することなどが今まで以上に求められます。やさしい高校数学Ⅲを使い学習を進めれば、発展的な内容を扱う問題や参考書などにスムーズに繋げられるでしょう。

やさしい高校数学Ⅲはこんな生徒におすすめ

  • 数学Ⅲを初めて学ぶ生徒
  • 数学Ⅲを丁寧な解説で学びたい人
  • 大東亜帝国・摂神追桃レベルの大学を目指す生徒

 

やさしい高校数学Ⅲは、名前の通り、非常に丁寧に解説されている参考書です。教科書を読んでいて、基礎的な内容なのに理解ができないという経験をしたことはありませんか?こういうときは、基礎の前提となる要素を見落としていることが多いです。やさしい高校数学Ⅲでは基礎の基礎から丁寧に解説されているので、初めて数学Ⅲを学ぶのにぴったりな参考書でしょう

 また、大東亜帝国・摂神追桃レベルの大学を目指す生徒におすすめであると書きましたが、それはあくまでも、この参考書を主な教材として大学受験に挑んだ場合の話です。やさしい高校数学Ⅲは基礎を網羅するための参考書ですから、これをもとに発展的な内容の学習へ進んでいけば、日東駒専や関関同立レベルの大学を受ける力を身につけることも可能でしょう。わからない問題が出てきた際に、基礎的な内容を復習するための一冊として持っておけば心強いはずです。

やさしい高校数学Ⅲの特徴

基礎固めに特化

初心者がつまずきやすい点を徹底的にわかりやすく解説しています。数学Ⅲは非常に難しい内容を扱いますが、基礎が重要であるというのは他の教科と変わりません。1セクションにつき1つの要素を学べるので、無理なく基礎を固められるでしょう。

親しみやすいレイアウト

数学の参考書や教科書には、数式や文字が並んでいて、それらが難しい言葉で説明されているものもあります。数学が苦手な人の中には、そのような参考書のせいで勉強することに気が進まない人もいるでしょう。

やさしい高校数学Ⅲは、イラストが豊富なため見やすく、説明も簡潔な会話形式が多いです。堅苦しい説明が苦手な人でも、ハードルを感じることなく始められる参考書となっています。

典型的な問題の網羅

やさしい高校数学Ⅲは、各セクションごとに少数の例題を扱い、1つのポイントを丁寧に学ぶようになっています。また、数学Ⅲの各分野を細かいセクションに分けているおかげで学びやすく、頻出問題を網羅しやすくなっています。

基礎的な問題を解く中で典型的なパターンを学んでおくと、難しい問題を解く際にも非常に役に立ち、発展的な内容に取り組むときもよりスムーズに学習を進められるでしょう。

やさしい高校数学Ⅲの使い方と注意点

やさしい高校数学Ⅲは、数学Ⅲを初めて学ぶ人や、基礎でつまずいた人向けの参考書です。初めて学ぶ人は最初から順に勉強し、基礎でつまずいた人はわからない分野だけ読むという使い方が良いでしょう。ただし、扱っている内容は基礎の範囲のみなので、すでに基礎が完成している生徒には必要ありません。

キャラクターの会話には、間違えやすいところ、難しいところ、大切なところなどの数学Ⅲにおける要点がちりばめられています。重要な部分を見落とさないよう、しっかり読み込みましょう。数学Ⅲは公式を覚えるだけでは難しい問題に対処していくことは難しいですし、積分などは計算練習を繰り返して慣れていくことを求められます。原理原則を理解し、行っている数学的操作がなぜ必要なのか、なぜ有効なのかなどを説明できるようになることを目指しましょう

数学Ⅲの各分野が細かくセクション分けされているので、1つ1つのセクションを学ぶのはそんなに大変ではないです。自分のペースや授業の進行度にあわせて、一度にどのくらい進めるか決めておきましょう。 1日に1〜2セクションずつ、などと決めておけば無理なく学習できるでしょう。

 この参考書では、初めて学ぶ人がつまずきやすいポイントがたくさん書かれています。こういったものに注目しながら勉強することで、そのような間違いをしないように予め意識しながら学習を進められ、また、間違えたときにも、間違えた理由を見つけやすくなります。一度学習を終えた後も、基礎的な内容や頻出問題を確認するための辞書として活用しましょう。

数学Ⅲにおいて、微分積分や極限などの分野は比較的得点源にしやすいといわれています。やさしい高校数学Ⅲで基礎をしっかり固め、他の受験生と差をつけていきましょう。

やさしい高校数学Ⅲの詳細な進め方 

平均目安:15分/1問

 

1章 平面上の曲線(32題)

S01 8.0h 例題   1-1~1-32 + サポートプリント→  Partテスト No.1-1

2章 複素数平面(29題)

S02 7.5h 例題   2-1~2-29 + サポートプリント→  Partテスト No.2-1

3章 関数(13題)

S03 3.5h 例題   3-1~3-13 + サポートプリント→  Partテスト No.3-1 

4章 極限(39題)

S04 10.0h 例題   4-1~4-39 + サポートプリント→  Partテスト No.4-1

5章 微分(18題)

S05 4.5h 例題   5-1~5-18 + サポートプリント→  Partテスト No.5-1

6章 微分法の応用(32題)

S06 8.0h 例題   6-1~6-32 + サポートプリント→  Partテスト No.6-1

7章 積分(35題)

S07 9.0h 例題   7-1~7-35 + サポートプリント→  Partテスト No.7-1

8章 積分の応用(23題)

S08 6.0h 例題   8-1~8-23 + サポートプリント→  Partテスト No.8-1

復習

S09 4.0h S01の復習

S10 4.0h S02の復習

S11 2.0h S03の復習

S12 5.0h S04の復習

S13 2.5h S05の復習

S14 4.0h S06の復習

S15 4.5h S07の復習

S16 3.0h S08の復習

S17 1.0h 修了テストNo.1-1を解く

        →不合格ならS09に戻る(時間は同じ)

  →修了テストNo.1-2

修了後に復習する場合

S09-16と同じ手順で行う

やさしい高校数学Ⅲの具体的な勉強法

S01-08

1例題:理解・解き直しまで含め15min計算

 

①説明を読み問題の解き方や考え方を理解する。

読むだけでなく必ず手を動かして、自分のやっている操作と説明を照らし合わせながら行う。

②同じ問題を解説を見ずに解く。

解けた場合は③へ進む、解けなかった場合は①へ戻る。

③サポートプリントの問題を解く(例題の番号とサポートプリントの大問番号が対応している。問題がない番号は類題がないので飛ばす)。例題1-1→大問1、例題1-2→大問2

④答え合わせをする。正解した問題も解説を読み、自分の解き方と同じか確認する。

同じ場合は一つ一つの操作をなぜ行っているのか言葉で説明できるようにする。説明できない場合は先生に確認する。解き方が違う場合は解説の解き方を理解して実際に解説の解き方で解く。

間違っていた場合は解説をよく読み理解してもう一度解く。必要であれば①と②を実施する。

 

⑤①〜④を繰り返し、各章の最後の問題まで終わったらPartテストを実施。90%で合格!

⑥Partテストで間違った問題は今一度確認して、もう一度解く。

⑦合格の場合は次のステップに進む。不合格の場合は、もう一度その単元の復習(必要に応じて掲載問題集やサポートプリントを解く)をしてPartテスト2にチャレンジする。

S09-16

①別冊の掲載問題集で問題をノートに解く。

間違えた問題はS01-08の①②を実施する。

② 必要に応じてサポートプリントの問題を解く 

S17

①修了テストで90%で合格!

②合格できなかった場合は間違った問題が該当する章を復習

やさしい高校数学Ⅲの分析者コメント

数学Ⅲの基礎を教科書以上の丁寧さで学べる参考書です。数学Ⅲは数学ⅠAや数学ⅡBよりも難しい内容が多く、つまずきやすい科目でしょう。できる限り丁寧に基礎を固めることが発展的な内容を学んでいくうえで重要です。やさしい高校数学Ⅲを用いた学習ならば、基礎から応用への橋渡しをスムーズに行えると考えられます。対話形式やイラストによる親しみやすい表現が好きな生徒におすすめです。 (東北大学工学部)

数学が苦手な人に特におすすめの参考書です。基礎から非常に丁寧に解説されているので、一人でも学習を進めやすくなっています。しかしながら入試問題を解くのに必要なテクニックなどは載っていないので、問題集などを使って演習を重ねて身につける必要はあるでしょう。(東京大学理科一類)

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