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白チャートIII(改訂版)の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!

参考書名
白チャートIII(改訂版)
出版社
数研出版
発売日
2018/11/1
ページ数
376
科目
数学
タイプ
問題集
レベル
基礎ランク
目安時間

こんにちは、アクシブアカデミーです。プロ講師と、東大・早慶をはじめとする難関大生によるアクシブアカデミーの分析チーム「Axiv Lab」による参考書分析です。今回は「白チャートIII(改訂版) 」を解説しています。大学受験用の参考書は、たくさんあって現状の自分の学力や志望校にどれがあっているのか選ぶのが難しいですよね。そんな方へ向けて「白チャートIII(改訂版)」を参考書のレベル、特徴、使い方、勉強法、を解説していきます!

白チャートIII(改訂版)の基本情報

参考書レベル・難易度

基礎ランク

網羅型参考書のうち、基礎から標準レベルの問題を通じて数学Ⅲ全範囲を学べる参考書です。初めて高校数学の学習をする人が教科書を理解した後問題を解き始める場合や、数学が苦手な人が定期テストなどで躓き、復習をする場合などにおすすめです。すべて理解できれば、定期テストなどで高得点を狙え、少し練習を重ねれば、大東亜帝国レベルの大学を受験できるレベルになります。

基礎の理解はその後の学習を効率よく進めるのにとても重要なので、基礎ランクと侮ることなく丁寧に学習するようにしてください。高いレベルの大学が志望校で、この参考書を使う人は、なるべく早くこの参考書を終わらせて他の参考書に進んでいく必要があります。参考書のレベルはあまり高くないので、集中して取り組み、ミスしないことを心がければ想定より早く終わらせることも可能でしょう。

白チャートIII(改訂版)の概要

網羅型参考書の代表格であるチャート式シリーズの基礎編です。初めて高校数学を学ぶ生徒や、高校数学を先取りする中学生などが使いやすい参考書です。基礎計算の方法、基礎的文章題などが丁寧に解説され、標準的な問題集では解説がつかないような計算まで説明されています。また、定期テストなどで躓いた生徒などが、教科書レベルを復習するのにも適した参考書です。高校数学は中学数学と比べ、できるようになるまでに必要な演習の量が格段に多いので、白チャートなどを使って基礎的な演習を重ねていくことが定期テストなどで高得点をとるために必要でしょう。

数学Ⅲは基礎範囲として習う内容と入試で問われる内容が比較的近いです。そのため、教科書レベルの理解が非常に重要になってきます。白チャートを完璧に理解することが入試での得点を大きく伸ばすことができるので、しっかりと取り組みましょう。

チャート式はフォーカスゴールドや問題精講シリーズと共に様々な学校や塾で指定の参考書として使われているシリーズの一つなので、自分に合っているものや、学校等での指示に合わせて一つシリーズを選び、数学Ⅰ・Aから数学Ⅱ・B、数学Ⅲまでやりこむのが良いでしょう。

白チャートIII(改訂版)はこんな生徒におすすめ

  • 初めて高校数学の学習をする生徒
  • 高校数学の先取り学習をする中学生
  • 定期テストで躓いた生徒
  • 大東亜帝国レベルの大学を目指す生徒
  • 白チャートⅠ・A、Ⅱ・Bをすでに使用している生徒

 

この参考書は、基礎レベルの問題が数学Ⅲが全範囲網羅された参考書です。すべての計算に丁寧に解説がついており、数学が苦手で、他の問題集で解答を読んでも解答の内容もよくわからない、という経験がある生徒にぜひ使ってほしい参考書です。

単元の解法をまとめたコラムなどや問題ごとに解法のポイントをまとめた「CHART&GUIDE」があるので一人でも学習を進めやすく、中学数学のうちはなんとなく問題が解けて理解できていたけれど、高校数学になって急に難しくなり、ついていけなくなったという生徒などが1から学習するのにぴったりの参考書でしょう。

また、テストで点数が取れなかった、よく理解できていないという単元だけこの参考書を使うというのも時間短縮になり、よい使い方です。基礎から復習でき、躓いている部分や理解できていない部分のみを例題を使って復習できます。

白チャートIII(改訂版)の特徴

学習が進めやすい構成

各例題には「CHART&GUIDE」が、「EXERCISES」の下には「Hint」がついており、自力で問題を解くことができなくても、ヒントを見てもう一度考えることができるようになっています。解説も省略がなく、とても細かいので一人でも学習が進めやすくなっています。

具体的なテスト対策

教科書レベルの計算などを丁寧に解説している上に、「定期試験対策演習コーナー」では定期試験に出やすい問題がまとめられており、数学が苦手な人でも定期試験で高得点を狙うために必要な演習がこの参考書一冊で可能です。

伝統的かつ広く使われているシリーズ

昔から伝統的に広く使われているシリーズなので、問題の選択もとても実践的で漏れのないものになっており、いろいろな塾や学校で指定されているシリーズです。白チャート、黄チャート、青チャート、赤チャートとレベルが分かれており、隣接したレベルの参考書の難易度がかぶっている部分もあるので、無理なく最難関までステップアップできるシリーズとなっています。

白チャートIII(改訂版)の使い方と注意点

まずは「CHART&GUIDE」を隠して問題を解いてみましょう。間違った場合にどこで間違ったのか確認できるよう、どんな基礎計算でも省略することなく解答を書くように心がけましょう。計算などの基礎範囲がほとんどなので、わからない場合にはすぐに「CHART&GUIDE」を確認して構いません。確認した後、もう一度問題を解き、解答を確認しましょう。

解答を確認する際には、必ず手を動かして自分で計算し、解答の内容をすべて納得できるまでしっかりと考えましょう。白チャートは基礎的な操作や計算がほとんどなので、あまり考えなくても自然と解けるようになるまで練習する必要があります。そのために、まずは解答の操作の意味をしっかりと理解し、ポイントをつかむことが重要です。また、数学Ⅲは数学Ⅰ・A、Ⅱ・Bに比べ、極限や微分積分などの計算自体が入試問題となることが多い範囲です。計算ミスのパターンや符号のミスを起こしやすい部分を見つけ、テスト中にミスを防ぐような工夫を考えておくことが点数アップに繋がります。また、積分などは毎日練習することで勘が磨かれ、逆にサボると感覚がすぐに失われてしまう単元です。毎日一問は積分計算に触れ、勘を鈍らせないないようにしましょう。

間違えた問題や解けなかった問題は印をつけ、すぐに例題の下のEXの問題に取り組んでみましょう。学んだ計算方法を自分で考えながら試し、うまく使えることを確認しましょう。その後時間を空けて繰り返し、考えることなく自然と解ける状態を目指します。

EXERCISESを解くときにはHintを隠して取り組み、わからなかった場合にHintを確認しましょう。EXCERCISESで躓いた問題は例題に戻り、理解できているか確認しましょう。また、章が終わった場合や、定期テスト前には「定期試験対策演習コーナー」を解いてみましょう。章の中で特に重要な項目や、テストで問われやすい項目を扱った問題がまとめられているので、章の内容がどれぐらい身についたのか確かめることができます。

白チャートは基礎範囲を扱っている参考書なので早めに終わらせて、黄チャートなどの標準範囲を扱う参考書などに移りましょう。白チャートが完璧に身についていれば、黄チャートに移っても躓くことなく進めることができるでしょう。

白チャートIII(改訂版)の分析者コメント

数学Ⅲの基礎が十分身につく参考書です。数学Ⅲは時間が足りず、最後まであまり定着できていないまま入試を迎えてしまう人も多いので、早めに勉強を始め、最後まで基礎を身につけることができていればそれだけで差をつけられるので、白チャートに取り組む人は難しい問題を解けるようになろうとするのではなく、着実に解ける問題を増やす意識で取り組みましょう。(東京大学理科一類)

 

発行部数がかなり多く、伝統的な参考書シリーズです。白チャートⅠ+Aや白チャートⅡ+Bが自分に合っていると感じたら本書に取り組むのがベストです。黄チャートや青チャートも基礎をしっかり押さえているので無理に白チャートに手を出す必要はないと思います。ですので1度手に取り内容を確認してから購入するか決めるのがよいと思います。(東京工業大学工学院)

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